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19..胸のホールを埋めてください 2

468.何をねだるの?  (sideシノダ教授)

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帰ってきた二人はまぁ対照的!
ニコニコ笑顔で何個かの紙袋を引っさげたアキラに、憔悴しきってはいるが口元は微妙に笑っているシノダ教授だ…
…アキラ何したの?



「…いやぁやられたよ、まさか、アレが目的とか思わなかった
スナックの方が安かったかもしれない」



ブツブツつぶやくシノダ教授
本当に何したの?



「何いってるんですか?ちゃんと代替品差し上げたでしょ?
もうアレは使わないでくださいよ!」








最初にアキラ君が指定してきた場所はオフィス街
えっ?デートだよね?



「えっと?ここでいいの?ここは何かの会社だよね?
えっ?何買わされるの?土地?証券?」



「違いますよ!僕をなんだと思ってるんですか?
こちらで紹介したい人がいるんですよ!

そんなに怯えなくていいですよ、僕の同ゼミのヤツでね身分もしっかりしてるし、それこそ問題が露見したら共倒れです」



一本路地を入った古いビルの3階に連れていかれて、内心ビビリまくっている。
明らかに健全な会社があるようなところではない…アングラ感がすごい



扉を開けると、所狭しと棚が置いてあり机が一つあるだけの事務所だった



「おぉアキラ!よく来たな、久しぶり…うわっなんか痩せたんじゃない?
足とかめちゃほっそり綺麗じゃん!
絶対領域がマブシィネェ

アハハ、シノダ教授ですよね?話は伺っています。はじめまして、千代丸といいます。」



棚の奥からのそりと人の良さそうなかなり恰幅のいい青年が現れた、年的にはアキラ君とかわらないか少し上くらいか

笑顔が柔らかくてたっぷりした丸いフォルムが、無条件に人を和ませる



そんな得な見た目とは裏腹に
差し出された手を強く握り返せば、かなりの力でさらに返される
うん…けっこう君は強いねぇ



「お千代さんこそまた太ったんじゃない?その腹はヤバイよ
昔はかっこよかったのになぁ、ムキムキだったんですよ
とりあえずこの机いいかな?
お構いなく~!
お茶なら自分で入れるから」



アキラ君は奥からパイプ椅子を3個持ってきて俺に座るように勧め

もう知った顔とばかりに、さっさと奥の水場を好きに使い、お茶を入れて戻ってくる



千代丸君は机にペンとビジネス手帳に地図を広げて何かわからない表を何枚か出しだす



「さてと!お話しましょうか?シノダ教授?」
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