526 / 1,158
20.胸のホールを埋めてください 3
521.逃避行前の惨劇 (side会長)
しおりを挟む
アキラ君の話を聞いて、体が動かなくなってしまったが…頭だけは妙に冷静に回る
確かにアキラ君の言うことには辻褄があっている
多重人格ならばステータスも少し変わるじゃろうし、仕事の仕方も違うじゃろう…
今のアキラ君が嫉妬したのも、自分自身を別の誰かと認識したからか?
人格が違えば、ジョン君への愛し方も変わるじゃろう…
じゅが性格はほとんど変わってないよいに思えるが…
そんなものか?普通は二重人格となれば少しは変わらないじゃろうか?
自分の理想的な性格になるもんじゃないのか?
それこそコンプレックスがたくさんあるアキラ君なら尚更に!
確かに母性的な面は強くなったように感じたが、それはジョン君に出会ったからで…
たぶん出会わなければ、今のアキラ君とほとんど変わらなかったんじゃないか?
出会ったばかりのアキラ君も大変に理論的に攻撃的だった…
それこそ、この前のワシ等に対峙したときの今のアキラ君のように…
「違うの?……やっぱり今のアキラは僕のアキラじゃないってことなの?」
ジョン君の言葉に思考が遮られる
アキラ君は俯いたまま聞いている
その表情は諦めきったような…
判決を待つ罪人のような…
怯えを含む表情で
「じゃあどこなの?僕のアキラはどこにいるの?
お前は誰なんだよ!
僕のアキラに何をしたんだよ!!」
興奮したジョン君が叫び、アキラ君の胸ぐらん掴み締め上げる、心から憎いっという表情で
「いかん!ジョン君、やめなさい!!
この子もアキラ君なんじゃよ!
お前さんのアキラ君はこの子の一部だったってことじゃ!
落ち着きなさい…
頼むから!そんなことしたら、いかん!!」
ワシが慌ててジョン君に覆いかぶさりその腕を外そうとするが…
「アハハ…、それが正解だよ!
ジョン君、僕が君のアキラに地獄みたいな現実を押し付けて
体が治っていらなくなったから消したんだ!
利用するだけ利用して、美味しいとかろだけ獲ろうとしてたんだよ!!
君のアキラに成り代わろうとしたんだよ…
そのまま許さないで!いっそ殺してよ…それこそ最高の最後が迎えれる!!
僕が本当の戦犯だよ!ほらっ…早く絞め殺すなり、喰い殺すなりしてくれよ!!」
「やめんか!アキラ君も…
ジョン君を煽らんでくれ!!田中も手伝え!」
ジョン君がアキラ君を力任せに投げ飛ばした
一瞬息を飲んだが、ジーザスがしっかりと受け止めていて
すぐにジョン君に意識を戻す
「なんで?わからない……わからないよ!
僕のアキラは?
誰を信じればいいの?
アキラはどこ?僕のアキラはどこにいるの?」
ワシと田中が暴れるジョン君を抑え付けるが…
ジョン君の悲痛な叫び声に思わずワシの視界が歪む…
バンッ!!
扉が勢いよく開く音がして、目線を上げれば
アキラ君とジーザスがいない……
「っ……ジーザス?アキラ君を……お前!!」
すぐに車が猛スピードで発車する音がする
「ジーザス!!?アキラ君をどうする気じゃ?」
届くとは思えないが、力の限り叫ばずにはいられなかった
確かにアキラ君の言うことには辻褄があっている
多重人格ならばステータスも少し変わるじゃろうし、仕事の仕方も違うじゃろう…
今のアキラ君が嫉妬したのも、自分自身を別の誰かと認識したからか?
人格が違えば、ジョン君への愛し方も変わるじゃろう…
じゅが性格はほとんど変わってないよいに思えるが…
そんなものか?普通は二重人格となれば少しは変わらないじゃろうか?
自分の理想的な性格になるもんじゃないのか?
それこそコンプレックスがたくさんあるアキラ君なら尚更に!
確かに母性的な面は強くなったように感じたが、それはジョン君に出会ったからで…
たぶん出会わなければ、今のアキラ君とほとんど変わらなかったんじゃないか?
出会ったばかりのアキラ君も大変に理論的に攻撃的だった…
それこそ、この前のワシ等に対峙したときの今のアキラ君のように…
「違うの?……やっぱり今のアキラは僕のアキラじゃないってことなの?」
ジョン君の言葉に思考が遮られる
アキラ君は俯いたまま聞いている
その表情は諦めきったような…
判決を待つ罪人のような…
怯えを含む表情で
「じゃあどこなの?僕のアキラはどこにいるの?
お前は誰なんだよ!
僕のアキラに何をしたんだよ!!」
興奮したジョン君が叫び、アキラ君の胸ぐらん掴み締め上げる、心から憎いっという表情で
「いかん!ジョン君、やめなさい!!
この子もアキラ君なんじゃよ!
お前さんのアキラ君はこの子の一部だったってことじゃ!
落ち着きなさい…
頼むから!そんなことしたら、いかん!!」
ワシが慌ててジョン君に覆いかぶさりその腕を外そうとするが…
「アハハ…、それが正解だよ!
ジョン君、僕が君のアキラに地獄みたいな現実を押し付けて
体が治っていらなくなったから消したんだ!
利用するだけ利用して、美味しいとかろだけ獲ろうとしてたんだよ!!
君のアキラに成り代わろうとしたんだよ…
そのまま許さないで!いっそ殺してよ…それこそ最高の最後が迎えれる!!
僕が本当の戦犯だよ!ほらっ…早く絞め殺すなり、喰い殺すなりしてくれよ!!」
「やめんか!アキラ君も…
ジョン君を煽らんでくれ!!田中も手伝え!」
ジョン君がアキラ君を力任せに投げ飛ばした
一瞬息を飲んだが、ジーザスがしっかりと受け止めていて
すぐにジョン君に意識を戻す
「なんで?わからない……わからないよ!
僕のアキラは?
誰を信じればいいの?
アキラはどこ?僕のアキラはどこにいるの?」
ワシと田中が暴れるジョン君を抑え付けるが…
ジョン君の悲痛な叫び声に思わずワシの視界が歪む…
バンッ!!
扉が勢いよく開く音がして、目線を上げれば
アキラ君とジーザスがいない……
「っ……ジーザス?アキラ君を……お前!!」
すぐに車が猛スピードで発車する音がする
「ジーザス!!?アキラ君をどうする気じゃ?」
届くとは思えないが、力の限り叫ばずにはいられなかった
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
344
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる