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22.阻む君

592.俺を憎んで  無理矢理18

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胸ぐらを掴まれて、ズルズルっと引きづられていく。


「アハハハ…、最初からこうすればよかった
…ふふふっそうだよ、俺が一番したいことすればよかったんだ
なんで気づかないかなぁ?
だからアキラにいつも怒られるんだよねぇ…ごめんねぇ」


ベッドに放り投げられるように横にされて、見上げればギラギラした血走った目に歪んだ口元のジョンが


ビイィィ!!


そろそろ体を成していなかったパジャマの前を引きちぎって、ボタンが飛んでいく。


「はぁ…ふふっ、こんな体になってたんだね?ガリガリだし傷だらけだ…
前はもう少し筋肉ついてて綺麗だったよね?

まぁいいけど!他の誰かだったら、まったく興奮もできないような体だけど……アキラだと思うと最高に興奮するよ……」


勝手なかとを言ってくれる。
好きで痩せたわけじゃないし、僕が傷だらけなのも昔から知ってることだろ?
この傷のほとんどはお前と別れる前にできたものだよ…
それとも、僕の傷なんてカズマにとってはどうでもいい記憶なのかもしれないけど


首筋の匂いを嗅ぐように鼻を擦りつけて、脇に手をかけて体の位置をベッドの上部に移動させられる。
ペチョッペチョっと乳首を舐められて、頬に優しく手を添えてなでられる


慰めるような触り方、違和感を感じる…カズマこいつは何をする気なんだ?


「ふふっ…このままアキラと一つになってしまいたい
溶け合って、そのまま消えれたらどんなに幸せだろうか……
アキラ、アキラ…俺はずっとお前に囚われたままなんだよ!頼むから……俺の気持ちをわかってよ!!」


わかるわけないだろう?
お前が僕にしてきたこと、思い出してみなよ、今現在の状況を見てみなよ!
僕達の関係はそんな甘いものじゃないし、優しくて柔らかいものじゃない!


僕がお前を許せるわけないじゃないか…
お前は今、僕の一番大切なジョンものを壊そうとしてるじゃないか!!


でもそんな言葉を出すわけにもいかないし、何よりカズマの辛そうな切なそうな顔を見るのが嫌で
ただ、顔を反らせて目を閉じていった。


「何も返事してくれないんだね、せめて罵る言葉くらい頂戴よ…
アキラはいつもそうだ、僕を受け入れてもくれないし、明確な拒絶もしてくれない…
ただ消えるように俺から遠ざかっていくんだ

あの俺達の日々がまるでなかったかのようにね、そんなの嫌だ!
………だから、せめて俺を憎んでよ!忘れないでよ、消さないでよ、あの俺達のあの幸せだった時間を」


腰を掴まれて高く上げさせられる。
そのままパジャマと下着を剥ぎ取られて下半身が無防備にされていく。
小さなカズマの演唱で、これからされることへの実感が湧き、体が知らずにカタカタと震えだした。


「ふふっ震えてるね
せめて清浄魔法はかけてあげたよ…さすがに汚いのは俺も嫌だからね?
でも最大限、痛がって泣いてよ…
初めてアキラを抱くのが、自分の体じゃないっていうのが…残念でならないけどね?」


サイドチェストから見つけてきたのか、ローションを勢り勃った自分のものにかけて僕の蕾に押し当ててくる…
僕にできるのは、動かせる左手で力の限りシーツを握りしめることだけだった。
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