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25.怯える君
647.かつての約束 (side会長)
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『じゃあ……カズマが僕のポーションを引き継いでよ、僕より確実にカズマの方が長く生きるだろ?
学校に残ればお前だって僕のポーションの研究くらいできるでしょ?』
「あの当時のアキラは今より刹那的な生き方をしていました。
いつ死んでもいいみたいなところがあったんですよ…
俺たちはアキラをそしてアキラのポーションをアングラの世界になんて堕としたくなかった。」
千代丸君が懐かしむように、アキラ君の話を楽しそうにしていく。
「そう、アキラにはとても腕では敵わなくてもカズマは学校に残り続けることで、その権力と財力を持ってして技術をカバーすることで、アキラのポーションを引き継ぐ約束をしたんですよ
それがアングラに行かずに、ポーションの研究を続けるアキラの条件でした。
自分の命が尽きても、自分のポーションをカズマが引き継いでくれるならっと…
カズマはそれを言われて震えて喜んでいましたよ……」
なるほど、だったらなんでカズマ君はやめてしまったんじゃ?
あの子のアキラ君のポーションの執着はものすごいじゃろうが……
「早すぎたんですよ、アキラがポーションを作れなくなるのが……
その約束をして半年と経たないうちにアキラは今までのポーションを作るのを止めてしまいました。
発病したんですよ…」
「そしてカズマが暴走したんです。
なんとかしてアキラに元のポーションを作らせようと躍起になって……
そして最後にはあんなことをしやがって」
千代丸君の眉間にシワが寄る。拉致監禁傷害罪じゃったな
今回みたいに操ってでもポーションを作らせようとでもしたのか?
「アキラはあの性格でしょ?
あの当時は今よりもプライドが高くて自分のポーションのこだわりが強かった。
そのポーションがまともに作れなくなっていくのが、本当に辛そうで見ていられなかった!
なのに…カズマはそんなアキラをひたすらに苦しめたのですよ
少しでも側にいさせて、アキラのポーションに触れさせてくれって言い続けてね!」
それはアキラ君には酷じゃな……
その当時のアキラ君がどれほど思い悩んだか、計り知れなく思える。
「あの二人はそんなことから、結局は離別するしかなかったんですよ
一緒にいればカズマがひたすらアキラを追い詰めていたから
それでも、アキラはカズマにポーションを引き継いで貰いたかったのでしょうね
ずっと信じて研究をし続けてきたのに……あいつときたら!」
なるほど、だからアキラ君はあんなにカズマ君を……
あれは縛り付けていたのではなくて、信じていたのか
カズマ君なら自分との約束を守ってくれてるっと信じていたのに、それを反故にされた悲しみだったのか
「なるほど、なかなか悲しいのう
アキラ君の気持ちもわかったわい……
これは、誰も責めれないのう
はぁ……カズマ君はこれからどうするかのう」
ワシの言葉に千代丸君とダーク君が目線を合わせると、諦めたようにお互いが苦笑いをしだす。
「会長……お願いがあるのですが
きっとあなたにしかできないし、これならきっとアキラも受け入れますから…」
学校に残ればお前だって僕のポーションの研究くらいできるでしょ?』
「あの当時のアキラは今より刹那的な生き方をしていました。
いつ死んでもいいみたいなところがあったんですよ…
俺たちはアキラをそしてアキラのポーションをアングラの世界になんて堕としたくなかった。」
千代丸君が懐かしむように、アキラ君の話を楽しそうにしていく。
「そう、アキラにはとても腕では敵わなくてもカズマは学校に残り続けることで、その権力と財力を持ってして技術をカバーすることで、アキラのポーションを引き継ぐ約束をしたんですよ
それがアングラに行かずに、ポーションの研究を続けるアキラの条件でした。
自分の命が尽きても、自分のポーションをカズマが引き継いでくれるならっと…
カズマはそれを言われて震えて喜んでいましたよ……」
なるほど、だったらなんでカズマ君はやめてしまったんじゃ?
あの子のアキラ君のポーションの執着はものすごいじゃろうが……
「早すぎたんですよ、アキラがポーションを作れなくなるのが……
その約束をして半年と経たないうちにアキラは今までのポーションを作るのを止めてしまいました。
発病したんですよ…」
「そしてカズマが暴走したんです。
なんとかしてアキラに元のポーションを作らせようと躍起になって……
そして最後にはあんなことをしやがって」
千代丸君の眉間にシワが寄る。拉致監禁傷害罪じゃったな
今回みたいに操ってでもポーションを作らせようとでもしたのか?
「アキラはあの性格でしょ?
あの当時は今よりもプライドが高くて自分のポーションのこだわりが強かった。
そのポーションがまともに作れなくなっていくのが、本当に辛そうで見ていられなかった!
なのに…カズマはそんなアキラをひたすらに苦しめたのですよ
少しでも側にいさせて、アキラのポーションに触れさせてくれって言い続けてね!」
それはアキラ君には酷じゃな……
その当時のアキラ君がどれほど思い悩んだか、計り知れなく思える。
「あの二人はそんなことから、結局は離別するしかなかったんですよ
一緒にいればカズマがひたすらアキラを追い詰めていたから
それでも、アキラはカズマにポーションを引き継いで貰いたかったのでしょうね
ずっと信じて研究をし続けてきたのに……あいつときたら!」
なるほど、だからアキラ君はあんなにカズマ君を……
あれは縛り付けていたのではなくて、信じていたのか
カズマ君なら自分との約束を守ってくれてるっと信じていたのに、それを反故にされた悲しみだったのか
「なるほど、なかなか悲しいのう
アキラ君の気持ちもわかったわい……
これは、誰も責めれないのう
はぁ……カズマ君はこれからどうするかのう」
ワシの言葉に千代丸君とダーク君が目線を合わせると、諦めたようにお互いが苦笑いをしだす。
「会長……お願いがあるのですが
きっとあなたにしかできないし、これならきっとアキラも受け入れますから…」
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