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25.怯える君
654.その嫉妬すら愛しいよ
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「アキラ、きっと、アキラはカズマさんに嫉妬したんだと思うよ?
ふふっ…その顔はあんまりよくわかってなかったんじゃない?」
僕の言葉に目を剥いて驚いた顔になっていく。
やっぱり理解していなかったんだな…
アキラの行動は、唐突過ぎて本当に怖かったし、びっくりしたけど!
嫉妬からの行動だと思えば可愛らしく思える
「嫉妬?アレが?すごくイライラしたんだ……あの絨毯にカズマが触れたって
思ったら。
僕達の家のあの絨毯に……とても、部屋に置いておけなかったんだ
気持ち悪くてしかたなかった……
こんなっ、頭がピキピキって鳴る感じで……」
完全に嫉妬だ!
冷静で僕に寛容すぎる思考から、嫉妬したことなかったのかな?
前は自分自身にしてたけど…あれは不快に思うくらいで終わってたから、嫉妬とも呼べない可愛いものだったかな?
そうだよく考えたら、アキラの中ではカズマさんは僕の浮気相手で、そんな二人が自分達の家を掃除したなんて……
うん、最低なことをしてしまった。
ブチギレるのもわかるな!
明日は念入りにもう一回拭き掃除をしようっと心に決めて
「ごめんなさい、僕はもうカズマさんとは二人では会わないようにするよ
アキラを不安にさせちゃうから…」
「えっ?いいよ…そこまでしてくれなくても、ジョンの行動を制限とかしたくないし…
僕が変なんだ、こんなドロドロしてグチャグチャで汚い気持ち…
嫌だな、すごく胸が苦しくて痛くて、泣けてきちゃうんだよ」
ふふっと僕が思わず我慢できなくて、笑いを漏らすと
アキラが怪訝な顔をして見てくる。
だって可笑しいんだよ…
「そうだよ?そのドロドロでグチャグチャな気持ち悪くて汚い気持ちを
僕は結構な頻度で味わってるんだよ?
シノダ教授に、カズマさんに、ヒロシさんとか相手にね?
最近なんて新しくバロンさんまで増えたんだよ!
少しは僕の気持ちわかったでしょ?」
僕の言葉に目をまんまるにして、つられたように笑ってくれた。
よかった、少し元気になってくれた。
「アキラだって、僕が嫌がる人とはあまり二人きりにはならないようにしてくれてるでしょ?
ヒロシさんとかね?
シノダ教授はしかたない…アキラのお医者さんだし…でもデートとかはもう行かないでしょ?
前に行ったのは恋敵になる前だったけど…あの時からアキラを狙ってたのかな…
カズマさんとも絶対に二人とかやめて!危なすぎるから!!
ほらっ…僕は制限しまくりだよ?
恋人なんだから、いいんだよ、それくらいは当たり前だよ!」
「本当にいいの?
僕も…嫉妬しちゃっていいのかな
ふふっ、さっきのジョンの顔も酷かったね?ごめんね…驚かせちゃったね」
「そんなの、もちろんいいよ!僕なんてぬいぐるみや過去の想い人にまで嫉妬するからね?
はぁ…気の多い恋人を持つと嫉妬が止まらなくて辛いよ!」
あははって笑って、僕に抱きついてきてくれる。
僕も負けずに抱きしめてアキラの首元にわしゃわしゃっと鼻先をこすりつければ、くすぐったそうにクスクスって笑って首を縮めていく。
「安心してね?僕が愛してるのも…こうやって触れたいって思うのもアキラだけだからね?
ふふっ…でもたまには嫉妬しちゃうアキラも可愛いけどね?」
優しく抱きしめて、耳元で呟くば嬉しそうにすり寄ってくれる。
もうこのまま、平穏な時がずっと続けばいいのにって思って止まなかった。
ふふっ…その顔はあんまりよくわかってなかったんじゃない?」
僕の言葉に目を剥いて驚いた顔になっていく。
やっぱり理解していなかったんだな…
アキラの行動は、唐突過ぎて本当に怖かったし、びっくりしたけど!
嫉妬からの行動だと思えば可愛らしく思える
「嫉妬?アレが?すごくイライラしたんだ……あの絨毯にカズマが触れたって
思ったら。
僕達の家のあの絨毯に……とても、部屋に置いておけなかったんだ
気持ち悪くてしかたなかった……
こんなっ、頭がピキピキって鳴る感じで……」
完全に嫉妬だ!
冷静で僕に寛容すぎる思考から、嫉妬したことなかったのかな?
前は自分自身にしてたけど…あれは不快に思うくらいで終わってたから、嫉妬とも呼べない可愛いものだったかな?
そうだよく考えたら、アキラの中ではカズマさんは僕の浮気相手で、そんな二人が自分達の家を掃除したなんて……
うん、最低なことをしてしまった。
ブチギレるのもわかるな!
明日は念入りにもう一回拭き掃除をしようっと心に決めて
「ごめんなさい、僕はもうカズマさんとは二人では会わないようにするよ
アキラを不安にさせちゃうから…」
「えっ?いいよ…そこまでしてくれなくても、ジョンの行動を制限とかしたくないし…
僕が変なんだ、こんなドロドロしてグチャグチャで汚い気持ち…
嫌だな、すごく胸が苦しくて痛くて、泣けてきちゃうんだよ」
ふふっと僕が思わず我慢できなくて、笑いを漏らすと
アキラが怪訝な顔をして見てくる。
だって可笑しいんだよ…
「そうだよ?そのドロドロでグチャグチャな気持ち悪くて汚い気持ちを
僕は結構な頻度で味わってるんだよ?
シノダ教授に、カズマさんに、ヒロシさんとか相手にね?
最近なんて新しくバロンさんまで増えたんだよ!
少しは僕の気持ちわかったでしょ?」
僕の言葉に目をまんまるにして、つられたように笑ってくれた。
よかった、少し元気になってくれた。
「アキラだって、僕が嫌がる人とはあまり二人きりにはならないようにしてくれてるでしょ?
ヒロシさんとかね?
シノダ教授はしかたない…アキラのお医者さんだし…でもデートとかはもう行かないでしょ?
前に行ったのは恋敵になる前だったけど…あの時からアキラを狙ってたのかな…
カズマさんとも絶対に二人とかやめて!危なすぎるから!!
ほらっ…僕は制限しまくりだよ?
恋人なんだから、いいんだよ、それくらいは当たり前だよ!」
「本当にいいの?
僕も…嫉妬しちゃっていいのかな
ふふっ、さっきのジョンの顔も酷かったね?ごめんね…驚かせちゃったね」
「そんなの、もちろんいいよ!僕なんてぬいぐるみや過去の想い人にまで嫉妬するからね?
はぁ…気の多い恋人を持つと嫉妬が止まらなくて辛いよ!」
あははって笑って、僕に抱きついてきてくれる。
僕も負けずに抱きしめてアキラの首元にわしゃわしゃっと鼻先をこすりつければ、くすぐったそうにクスクスって笑って首を縮めていく。
「安心してね?僕が愛してるのも…こうやって触れたいって思うのもアキラだけだからね?
ふふっ…でもたまには嫉妬しちゃうアキラも可愛いけどね?」
優しく抱きしめて、耳元で呟くば嬉しそうにすり寄ってくれる。
もうこのまま、平穏な時がずっと続けばいいのにって思って止まなかった。
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