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25.怯える君
655.これからの話を
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あれから、やっぱり寝るとうなされちゃうことを繰り返しているけど
ちょっとずつ回数が減ってきている
うなされていたら僕がすぐに、いっぱいキスして抱きしめて大丈夫だよって撫でて起こすと、ふにゃりって笑って起きてくれる。
また寝りにつくと、再度うなされることもあるけど、そのまま静かに寝てくれることも増えきた…
うなされているせいで日中は眠そうにしていて、比較的に大人しく過ごしてくれている。本を読んだり、テレビを見たり
それでも僕と目が合えば嬉しそうに笑ってくれて、手を伸ばせばすり寄るように抱きつきに来てくれる。
よかった、心配してたように僕を拒絶なんてしないし
熱も下がってきている…このまま治ってくれたら
「うん、家に帰ってやっぱりよかったみたいだね?
だいぶ落ち着いてるね!
解熱剤なしでも熱はないし…
まだうなされはするんだよね?
ん~でも実はそろそろ、スキルと脳を切り離したいんだよねぇ
回復してはきてるみたいだから、ちょって試してみてくれる?」
五日後にシノダ教授の経過観察でやっぱり言われた!
電話ではほぼ毎日報告の電話は入れていたけど、直接あったら言われるだろうなって思っていた。
アキラの様子を見ていると、ちらりっと僕の方を不安そうに見ている。
たぶん今までの様子なら拒絶はされないと思う……
たぶん大丈夫だと思うけど……
「あぁアキラ君や、体調はだいぶよくなったかの?
ちょっと話があるんじゃが…大丈夫かのう?」
おじいちゃんがシノダ教授に許可を取っている。
えぇ?何?絶対にいいことじゃない気がするんだけど……
ほらシノダ教授も、ちょっと渋ってるじゃん!そのまま帰ってくれないかな…
「なんですか?仕事の話ですか?
それなら別に大丈夫じゃないかな?
熱も下がったし、体調も別に…ちょっと寝不足なだけで、他には何も不都合ありませんし……」
ほらっ!仕事大好きアキラが反応しちゃったじゃん!!
ここ数日は大人しくしてたのが奇跡みたいな感じだからね?
この人はポーションのことになるとワクワクしだしちゃうんだからね?
いつもの応接間に移動すると、カズマさんとマサトさんと谷口さんが待っていて
僕は苦虫を噛み潰した顔になってると思う……わかってるし、僕が言い出した事だし
「アキラ君や、カズマ君を我が社で雇うことになったんじゃよ
無職じゃと言うしな?
それに…うちの玄関ホールと君の家の修繕費を払ってもらわなきゃならんのでな?
ワシが建て替えとるからな?」
おじいちゃんが最高に悪どい顔になっている。絶対にあれは断らせない顔だ…
アキラは少し悩んだように口に手を当てて考えている。
今のところすごく冷静に見えるけど…
「カズマ君の了承は取れておるんじゃがまずは研究室の雑用から始めさせようと思う、ただ雇う前にアキラ君はどう思うか聞こうと………」
「反対です!こいつにそんなポジションは勤まりませんよ?
すぐに嫌になって、サボりだして周りに迷惑をかけて終わりますよ…
そんなのやらなくても、目に見えてる!」
さくっと切り捨てるようにアキラは言い切った。
ちょっとずつ回数が減ってきている
うなされていたら僕がすぐに、いっぱいキスして抱きしめて大丈夫だよって撫でて起こすと、ふにゃりって笑って起きてくれる。
また寝りにつくと、再度うなされることもあるけど、そのまま静かに寝てくれることも増えきた…
うなされているせいで日中は眠そうにしていて、比較的に大人しく過ごしてくれている。本を読んだり、テレビを見たり
それでも僕と目が合えば嬉しそうに笑ってくれて、手を伸ばせばすり寄るように抱きつきに来てくれる。
よかった、心配してたように僕を拒絶なんてしないし
熱も下がってきている…このまま治ってくれたら
「うん、家に帰ってやっぱりよかったみたいだね?
だいぶ落ち着いてるね!
解熱剤なしでも熱はないし…
まだうなされはするんだよね?
ん~でも実はそろそろ、スキルと脳を切り離したいんだよねぇ
回復してはきてるみたいだから、ちょって試してみてくれる?」
五日後にシノダ教授の経過観察でやっぱり言われた!
電話ではほぼ毎日報告の電話は入れていたけど、直接あったら言われるだろうなって思っていた。
アキラの様子を見ていると、ちらりっと僕の方を不安そうに見ている。
たぶん今までの様子なら拒絶はされないと思う……
たぶん大丈夫だと思うけど……
「あぁアキラ君や、体調はだいぶよくなったかの?
ちょっと話があるんじゃが…大丈夫かのう?」
おじいちゃんがシノダ教授に許可を取っている。
えぇ?何?絶対にいいことじゃない気がするんだけど……
ほらシノダ教授も、ちょっと渋ってるじゃん!そのまま帰ってくれないかな…
「なんですか?仕事の話ですか?
それなら別に大丈夫じゃないかな?
熱も下がったし、体調も別に…ちょっと寝不足なだけで、他には何も不都合ありませんし……」
ほらっ!仕事大好きアキラが反応しちゃったじゃん!!
ここ数日は大人しくしてたのが奇跡みたいな感じだからね?
この人はポーションのことになるとワクワクしだしちゃうんだからね?
いつもの応接間に移動すると、カズマさんとマサトさんと谷口さんが待っていて
僕は苦虫を噛み潰した顔になってると思う……わかってるし、僕が言い出した事だし
「アキラ君や、カズマ君を我が社で雇うことになったんじゃよ
無職じゃと言うしな?
それに…うちの玄関ホールと君の家の修繕費を払ってもらわなきゃならんのでな?
ワシが建て替えとるからな?」
おじいちゃんが最高に悪どい顔になっている。絶対にあれは断らせない顔だ…
アキラは少し悩んだように口に手を当てて考えている。
今のところすごく冷静に見えるけど…
「カズマ君の了承は取れておるんじゃがまずは研究室の雑用から始めさせようと思う、ただ雇う前にアキラ君はどう思うか聞こうと………」
「反対です!こいつにそんなポジションは勤まりませんよ?
すぐに嫌になって、サボりだして周りに迷惑をかけて終わりますよ…
そんなのやらなくても、目に見えてる!」
さくっと切り捨てるようにアキラは言い切った。
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