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26.そして共に
703.それは無理だよ
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目を開ける前からわかる、フワフワな感触が僕の体をきつく抱きしめてくれていて、僕の頬はへニョリっと緩んでいってしまう
目を薄っすら開ければ、やっぱり心配そうな表情のジョンが僕を抱きしめてくれていて、瞳は今にも零れ落ちそうにウルウルしている。
「ふふっ…なっ、……泣い…ゲッホッ」
忘れてた、いつものごとく声を上げすぎて声がまともに出てくれない
ジョンが目をかっ開くと、大急ぎでサイドチェストのミネラルウォーターを体を支えて飲ませてくれる
「アキラ、大丈夫?
ごめんね…最後に激しくしすぎちゃって、意識を飛ばしちゃったんだよ……
僕っ……」
「だいじょっぶ……ゴホッ……ふふっ、泣かないでよ、僕は平気だから
それに、コレっ…ふふっしっかり番えたのかな?」
首に触れると包帯が巻かれているのがわかる。項にジンっとした痛みがあって
ポーションを使わないで、消毒されている状態かな?
「うん、僕っもう……
番うときなんか……
もう泣けてきちゃって…
ごめんね、痛かったでしょ?」
耳を垂らして、シュンっとしながらも嬉しそうに目も垂れている。
「よかった…、痛くても平気だよ
それに僕もすごく満たされた気がするんだ……
あぁ…ゔぅぇ…あのっ言いにくいんだけど…」
ジョンには幸せな雰囲気のところ申し訳ないのだけど……
お腹の中のジョンが放ったものが、シクシクっと痛みだしている
今回はジョンの番うという気合のせいか、それとも大人になってきたせいか…
ジョンの放ったモノの量が多くて、何回も中に放たれたから若干お腹が張って痛みも、ひどくて……
できれば、早くいつものように掻き出してもらいたい
「あぁ…そうかっ、ふふっ…僕がいっぱい出しちゃったからね?
お風呂で出さなきゃね、それとも…そのままの方がいいのかな?
ごめんね、よくわからなくて…
本当は雄がしっかりしないといけないんだよね?」
「えっ?何が?いや…いつもみたいにやってもらえると助かるんだけど…
自分じゃ、ちょっと…今は歩けそうもないし……」
何?牙狼の番の儀式はまだあるのかな??
お腹のモノを早めに出してもらわないとピーゴロになるし、以前一回やってるだけに、できればあの苦しみは味わいたくないんだけど
「もう出しちゃっていいのかな?
しっかりと赤ちゃんはできたのかな?それとも一回じゃできない感じなの?これから何回かトライするのかな?
僕っ…わからなくて……アキラは生物学も詳しいから、教えてもらえると助かるんだけど……」
……………えっ?はぁ?何を言ってるのかな??
本気で言ってる?赤ちゃんって
完全に固まっている僕に、ジョンの表情は不安の色を濃くしていく
この顔は……本気だな……
「あのですね……ジョン……
大変に言いにくいんだけど………」
なるほど、ジョンの数日の様子がおかしかった理由がはっきりとわかった。
僕たちの関係が変わってしまうってそういうことか
ジョンは、番うと子供ができるって思ってて、父親と母親になるってことか!!
覚悟がないってしょげていたのは、父親になる覚悟かないっとことか!
確かに最近やっと親離れを決めたジョンにはその覚悟は酷だろうさ!!
「僕は……赤ちゃんは……産めないよ?」
目を薄っすら開ければ、やっぱり心配そうな表情のジョンが僕を抱きしめてくれていて、瞳は今にも零れ落ちそうにウルウルしている。
「ふふっ…なっ、……泣い…ゲッホッ」
忘れてた、いつものごとく声を上げすぎて声がまともに出てくれない
ジョンが目をかっ開くと、大急ぎでサイドチェストのミネラルウォーターを体を支えて飲ませてくれる
「アキラ、大丈夫?
ごめんね…最後に激しくしすぎちゃって、意識を飛ばしちゃったんだよ……
僕っ……」
「だいじょっぶ……ゴホッ……ふふっ、泣かないでよ、僕は平気だから
それに、コレっ…ふふっしっかり番えたのかな?」
首に触れると包帯が巻かれているのがわかる。項にジンっとした痛みがあって
ポーションを使わないで、消毒されている状態かな?
「うん、僕っもう……
番うときなんか……
もう泣けてきちゃって…
ごめんね、痛かったでしょ?」
耳を垂らして、シュンっとしながらも嬉しそうに目も垂れている。
「よかった…、痛くても平気だよ
それに僕もすごく満たされた気がするんだ……
あぁ…ゔぅぇ…あのっ言いにくいんだけど…」
ジョンには幸せな雰囲気のところ申し訳ないのだけど……
お腹の中のジョンが放ったものが、シクシクっと痛みだしている
今回はジョンの番うという気合のせいか、それとも大人になってきたせいか…
ジョンの放ったモノの量が多くて、何回も中に放たれたから若干お腹が張って痛みも、ひどくて……
できれば、早くいつものように掻き出してもらいたい
「あぁ…そうかっ、ふふっ…僕がいっぱい出しちゃったからね?
お風呂で出さなきゃね、それとも…そのままの方がいいのかな?
ごめんね、よくわからなくて…
本当は雄がしっかりしないといけないんだよね?」
「えっ?何が?いや…いつもみたいにやってもらえると助かるんだけど…
自分じゃ、ちょっと…今は歩けそうもないし……」
何?牙狼の番の儀式はまだあるのかな??
お腹のモノを早めに出してもらわないとピーゴロになるし、以前一回やってるだけに、できればあの苦しみは味わいたくないんだけど
「もう出しちゃっていいのかな?
しっかりと赤ちゃんはできたのかな?それとも一回じゃできない感じなの?これから何回かトライするのかな?
僕っ…わからなくて……アキラは生物学も詳しいから、教えてもらえると助かるんだけど……」
……………えっ?はぁ?何を言ってるのかな??
本気で言ってる?赤ちゃんって
完全に固まっている僕に、ジョンの表情は不安の色を濃くしていく
この顔は……本気だな……
「あのですね……ジョン……
大変に言いにくいんだけど………」
なるほど、ジョンの数日の様子がおかしかった理由がはっきりとわかった。
僕たちの関係が変わってしまうってそういうことか
ジョンは、番うと子供ができるって思ってて、父親と母親になるってことか!!
覚悟がないってしょげていたのは、父親になる覚悟かないっとことか!
確かに最近やっと親離れを決めたジョンにはその覚悟は酷だろうさ!!
「僕は……赤ちゃんは……産めないよ?」
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