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27.強くなるよ
716.学ぶ犬ジョン
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今、僕はこれまでにない程、頑張っています。
そして泣きそうなくらいに、苦しんでいます。
「ジョン君、ここの綴りが違うよ?
childはrじゃなくてlだからね?
あと複数形はsをつけるんじゃなくてchildrenだよ」
そう!冒険者資格が牙狼などの魔獣にも登録できるようになったけど
人間に友好的であること、且つ知能が中学生レベルに達していることっとあるのだ
だから、……勉強にめちゃくちゃ励み中!
ただいま、いつもの応接室でシノダ教授に勉強を教えてもらいながら、お茶を飲んでます。
「それにしても、ジョン君って算数と国語はそこそこだけど他はからっきしだったんだね?
アキラに習わなかったの?アイツに教えてもらえば一番わかりやすくない?」
「うぅ……アキラは僕が興味を示すものしか教えないし、好きなようにさせてくれてたから、それにこの前から少し教えてもらったけど、ちょっと……求めるところが高すぎて……」
この本のここからここまでを丸っと暗記してください!はいっ一時間で!とか言われるんだよ?
要求がぶっ飛んでるんだよ!!
もちろんできなくても怒ったりしないし、何回も教えてくれるけど……
言ってることの半分以上がわからない!
カズマさんが、シノダ教授の横で何か書きながら話に入ってくる。
この人も何かを勉強中らしい
「そうかな?アキラとかめちゃくちゃ教えるの上手かったけどな…
ポーション学とか、魔生物学とかわからないところ聞きまくってたけど」
「たぶん求めるところが違いすぎるんだろうね?
ジョン君がしないといけないのは基礎の基礎で、アキラ君は、もうその先を見ちゃってるからジョン君が着いていけてないんだよ!
ジョン君、とりあえず来週までにここの英単語を覚えてきてね?
算数と国語はほとんど大丈夫そうだし、理科と社会もかなり進んでるね、英語がネックなんだよね…まぁ頑張ろうね!」
シノダ教授が先週から僕の先生をしてくれている。本当に教えるのが上手いのか、スラスラと入ってくる。
それに、実はアキラに無理をさせたくないっていうのが大きい
アキラは僕の勉強になら何時間でも付き合ってくれるけど、訓練施設の打ち合わせや準備で毎日忙しくしているのに
僕の勉強に付き合わせていたら、またアキラが倒れてしまいかねないから
「アキラ君は今日も訓練施設だよね?彼も忙しそうだね、ジョン君、大丈夫だよ…そんな顔しなくても
ふふっ、すごく心配な顔をしてるよ?
番になってから心配性なのが激しくなってない?」
「う~ん、どうなんだろう?
とりあえずご飯をしっかり食べてるかが気になるのと、体調が悪くなってないかすごく気になる…
でも嫉妬心は前より落ち着いた感じがするかな?
前はアキラに近づくもの全てを噛み殺したいって思ってたこともあったから…」
「それはよかったよ、その時期のジョン君を俺は知らないけど…
まさか僕にもそうやって思ってたりは…止めておこう過ぎたことだね……」
シノダ教授が引きつった苦笑いを浮かべている。
僕はシノダ教授のことを好きだし、尊敬しているけど…
たぶんアキラが関わるなら本気で噛みにはいくけど、殺そうとは思わない
やっぱり番って丸くなったのかな?
「師匠!そういえばアキラの研究室はいつくらいに見えるのかな?
師匠はやっぱり自分でこだわりキッチン作りたいでしょ?
既存のキッチンとかは嫌ですよね?」
「そうだね、できたら自分でデザインとか機能を選びたいよね
コンロは三口欲しいし、火力とかもいじりたいし、オーブンもできたらビルトインがいいな…ギルマス…」
ソファに座っているおじいちゃんがどでかいため息をはぁ~と吐いていった。
そして泣きそうなくらいに、苦しんでいます。
「ジョン君、ここの綴りが違うよ?
childはrじゃなくてlだからね?
あと複数形はsをつけるんじゃなくてchildrenだよ」
そう!冒険者資格が牙狼などの魔獣にも登録できるようになったけど
人間に友好的であること、且つ知能が中学生レベルに達していることっとあるのだ
だから、……勉強にめちゃくちゃ励み中!
ただいま、いつもの応接室でシノダ教授に勉強を教えてもらいながら、お茶を飲んでます。
「それにしても、ジョン君って算数と国語はそこそこだけど他はからっきしだったんだね?
アキラに習わなかったの?アイツに教えてもらえば一番わかりやすくない?」
「うぅ……アキラは僕が興味を示すものしか教えないし、好きなようにさせてくれてたから、それにこの前から少し教えてもらったけど、ちょっと……求めるところが高すぎて……」
この本のここからここまでを丸っと暗記してください!はいっ一時間で!とか言われるんだよ?
要求がぶっ飛んでるんだよ!!
もちろんできなくても怒ったりしないし、何回も教えてくれるけど……
言ってることの半分以上がわからない!
カズマさんが、シノダ教授の横で何か書きながら話に入ってくる。
この人も何かを勉強中らしい
「そうかな?アキラとかめちゃくちゃ教えるの上手かったけどな…
ポーション学とか、魔生物学とかわからないところ聞きまくってたけど」
「たぶん求めるところが違いすぎるんだろうね?
ジョン君がしないといけないのは基礎の基礎で、アキラ君は、もうその先を見ちゃってるからジョン君が着いていけてないんだよ!
ジョン君、とりあえず来週までにここの英単語を覚えてきてね?
算数と国語はほとんど大丈夫そうだし、理科と社会もかなり進んでるね、英語がネックなんだよね…まぁ頑張ろうね!」
シノダ教授が先週から僕の先生をしてくれている。本当に教えるのが上手いのか、スラスラと入ってくる。
それに、実はアキラに無理をさせたくないっていうのが大きい
アキラは僕の勉強になら何時間でも付き合ってくれるけど、訓練施設の打ち合わせや準備で毎日忙しくしているのに
僕の勉強に付き合わせていたら、またアキラが倒れてしまいかねないから
「アキラ君は今日も訓練施設だよね?彼も忙しそうだね、ジョン君、大丈夫だよ…そんな顔しなくても
ふふっ、すごく心配な顔をしてるよ?
番になってから心配性なのが激しくなってない?」
「う~ん、どうなんだろう?
とりあえずご飯をしっかり食べてるかが気になるのと、体調が悪くなってないかすごく気になる…
でも嫉妬心は前より落ち着いた感じがするかな?
前はアキラに近づくもの全てを噛み殺したいって思ってたこともあったから…」
「それはよかったよ、その時期のジョン君を俺は知らないけど…
まさか僕にもそうやって思ってたりは…止めておこう過ぎたことだね……」
シノダ教授が引きつった苦笑いを浮かべている。
僕はシノダ教授のことを好きだし、尊敬しているけど…
たぶんアキラが関わるなら本気で噛みにはいくけど、殺そうとは思わない
やっぱり番って丸くなったのかな?
「師匠!そういえばアキラの研究室はいつくらいに見えるのかな?
師匠はやっぱり自分でこだわりキッチン作りたいでしょ?
既存のキッチンとかは嫌ですよね?」
「そうだね、できたら自分でデザインとか機能を選びたいよね
コンロは三口欲しいし、火力とかもいじりたいし、オーブンもできたらビルトインがいいな…ギルマス…」
ソファに座っているおじいちゃんがどでかいため息をはぁ~と吐いていった。
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