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27.強くなるよ
721.バスターです 4 (sideバスター)
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そんな俺の胸中を知ってか知らずか、次の日に、アキラさんが自分の専用執務室に私を呼び出したのだ
ノックをして部屋に入れば、壁には大量の本棚があり奥にはも扉がある。
私の部屋とは違い、応接用のソファはないようだが…
三つの机がコの字型に置かれている。
真ん中の机にアキラさんが、含みのある笑顔で座っていた。
「本日はどのようなご要件でしょうか?
申し訳ないが私も仕事が詰まっております。手短にお願いできますか?」
嘘ではない、確かに仕事がかなり忙しいのだか、それよりもこの笑顔のぱっと見ひ弱そうな少年にすら見える人物が、得体の知れなくて、あまり長く一緒にいたくなかったのが本音だ……
「そうですよね、申し訳ない……ただ僕はどうしても気になってしまったんですよ……貴方のことが……」
パチンッ!!
アキラさんが指を大きく鳴らすと、外部と遮断されたことが肌で感じる。
やばい、私はこの人が魔法が使えないとばかり思っていた…
社長の話ではアキラさんはほとんど戦えないっと、しまった!
「バスターさん、これでゆっくりとお話ができる。
外からは僕が許可を出さないと入れませんし、音も漏れません…ふふっ、ゆっくりと楽しみましょうね?」
ゆらりっと席から立ち上がると、入り口付近で固まっている俺に向かってくる。
さっきの結界魔法は無演唱だった。
並の魔法使いでは結界魔法を無演唱なぞできるはずがない…
この人は弱くなどない、それどころか底が知れないほどに強いぞ
嫌な汗を伝わせながら、拳を強く握り締めた。
「やだぁ~、このファンデすご~い!私の青髭も隠せちゃうわ!
なかなかこうは隠せないのよ?
いいはぁ~、素敵だはぁ~」
「本当ですか?カバー力を重視してみたんですよ、色味もイエローを強めにだしてみて…付けた感じとかはどうですか?」
「ん~、もう少し伸びが欲しいかしら?でもそれだとカバー力が少なくなるわよね?
薄付きだけどしっかりカバーが理想だけど、難しいわよねぇ」
「そうなんですよ、僕もこのくっきり隈を消したくていろいろ作ってるんですけど…なかなか難しい……」
そう…なぜかあれよあれよっと奥の部屋に通されれば、そこは薄いピンク色の鏡台にオシャレなクリーム色の背もたれ付き椅子が
鏡台にはありとあらゆるコスメグッズがあって、しかも私の気分を上げる用なのか色とりどりのウィッグまで用意されていて……もう気分はブチ上がりまくるわぁ!
「バスターさん、ぜひ今回はコレを試してください!ご感想を聞きたくて!」
っと渡されたのが、今回のリキッドファンデーションで……
そこからはもう、ひたすらに…楽しい時間を過ごしている。
何?コレはっ?女子会?
私の憧れてた女子会よね?
「あらっ?でもアキラさんはお髭が薄くて羨ましいは…
私なんか朝剃って、夕方には生えてくるのよ?嫌になるわぁ」
「僕は反対に髭とか生やしたい方なんですけど……胸毛とか脛毛とか憧れます。まったく生えませんから」
「あらあら?貴方は女装は趣味じゃないの?
すごく似合ってたから、あっちが本当の姿かと思っのよ?」
「あぁ…あれはジョンが喜ぶからしてるだけで、特に僕は服装にこだわりはないんですよ
でもするからには可愛く着たいじゃないですか?だから……この隈がねぇ」
ジョンっという名に胸がドキリっと跳ね上がった。あの牙狼の名前だろう、デートのときにも呼んでいたし……
そうとは知らず、椅子に座り鏡を向いている私の後ろから、立ったまま鏡を覗き込んで自分の隈をコシコシっと指で撫でている。
「それなら耳マッサージが結構効くわよ?教えてあげるからここに座ってみて頂戴な…」
今度はアキラさんを椅子に座らせて私が後ろに立つ、細くて白い首が襟足たけ長くしている髪からチラリっと見えている。
「耳を出してくれるかしら?
私が触らない方がいいかしら?
貴方……あまり触られるの苦手そうだから……」
はにかみながら、コクリっと頷かれた。やはり警戒心はかなり強そうだものね?
ノックをして部屋に入れば、壁には大量の本棚があり奥にはも扉がある。
私の部屋とは違い、応接用のソファはないようだが…
三つの机がコの字型に置かれている。
真ん中の机にアキラさんが、含みのある笑顔で座っていた。
「本日はどのようなご要件でしょうか?
申し訳ないが私も仕事が詰まっております。手短にお願いできますか?」
嘘ではない、確かに仕事がかなり忙しいのだか、それよりもこの笑顔のぱっと見ひ弱そうな少年にすら見える人物が、得体の知れなくて、あまり長く一緒にいたくなかったのが本音だ……
「そうですよね、申し訳ない……ただ僕はどうしても気になってしまったんですよ……貴方のことが……」
パチンッ!!
アキラさんが指を大きく鳴らすと、外部と遮断されたことが肌で感じる。
やばい、私はこの人が魔法が使えないとばかり思っていた…
社長の話ではアキラさんはほとんど戦えないっと、しまった!
「バスターさん、これでゆっくりとお話ができる。
外からは僕が許可を出さないと入れませんし、音も漏れません…ふふっ、ゆっくりと楽しみましょうね?」
ゆらりっと席から立ち上がると、入り口付近で固まっている俺に向かってくる。
さっきの結界魔法は無演唱だった。
並の魔法使いでは結界魔法を無演唱なぞできるはずがない…
この人は弱くなどない、それどころか底が知れないほどに強いぞ
嫌な汗を伝わせながら、拳を強く握り締めた。
「やだぁ~、このファンデすご~い!私の青髭も隠せちゃうわ!
なかなかこうは隠せないのよ?
いいはぁ~、素敵だはぁ~」
「本当ですか?カバー力を重視してみたんですよ、色味もイエローを強めにだしてみて…付けた感じとかはどうですか?」
「ん~、もう少し伸びが欲しいかしら?でもそれだとカバー力が少なくなるわよね?
薄付きだけどしっかりカバーが理想だけど、難しいわよねぇ」
「そうなんですよ、僕もこのくっきり隈を消したくていろいろ作ってるんですけど…なかなか難しい……」
そう…なぜかあれよあれよっと奥の部屋に通されれば、そこは薄いピンク色の鏡台にオシャレなクリーム色の背もたれ付き椅子が
鏡台にはありとあらゆるコスメグッズがあって、しかも私の気分を上げる用なのか色とりどりのウィッグまで用意されていて……もう気分はブチ上がりまくるわぁ!
「バスターさん、ぜひ今回はコレを試してください!ご感想を聞きたくて!」
っと渡されたのが、今回のリキッドファンデーションで……
そこからはもう、ひたすらに…楽しい時間を過ごしている。
何?コレはっ?女子会?
私の憧れてた女子会よね?
「あらっ?でもアキラさんはお髭が薄くて羨ましいは…
私なんか朝剃って、夕方には生えてくるのよ?嫌になるわぁ」
「僕は反対に髭とか生やしたい方なんですけど……胸毛とか脛毛とか憧れます。まったく生えませんから」
「あらあら?貴方は女装は趣味じゃないの?
すごく似合ってたから、あっちが本当の姿かと思っのよ?」
「あぁ…あれはジョンが喜ぶからしてるだけで、特に僕は服装にこだわりはないんですよ
でもするからには可愛く着たいじゃないですか?だから……この隈がねぇ」
ジョンっという名に胸がドキリっと跳ね上がった。あの牙狼の名前だろう、デートのときにも呼んでいたし……
そうとは知らず、椅子に座り鏡を向いている私の後ろから、立ったまま鏡を覗き込んで自分の隈をコシコシっと指で撫でている。
「それなら耳マッサージが結構効くわよ?教えてあげるからここに座ってみて頂戴な…」
今度はアキラさんを椅子に座らせて私が後ろに立つ、細くて白い首が襟足たけ長くしている髪からチラリっと見えている。
「耳を出してくれるかしら?
私が触らない方がいいかしら?
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