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27.強くなるよ
722.バスターです 5 (sideバスター)
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「あら?可愛らしいピアスねぇ?
不思議な色だは…ターコイズかしら?……これって、共鳴の魔石?」
「あぁ…ははっ、恥ずかしいぃ
執着がすごいとか思われたりしますか?
最近は着けてる人ほとんどいませんもんね…」
そりゃそうだ、悪名高き呪いの魔石よ?
しかもピアスにして使うなんて…どんだけ早く体に馴染ませたかったのかしら?
「初めてなんですよ、ジョンとここまで毎日離れるのは…だから不安で……
それに恥ずかしながら、僕は人と付き合うのが初めてで…すごく、重いですよね?
僕のほうがずっと年上のはずなのに…」
耳の軟骨部分に開けられたなかなか大きめの花の形のピアスを指でチョコチョコっといじりながら
ボソボソっと耳まで赤くしながら言い訳をしていく様は、可愛い!
胸がキュンキュンしてしまうじゃないか……
当に恋をしている顔だ!
これは…私が危惧をしていたような、実験対象としてあの牙狼を見ているなんてことは絶対にないだろう!
もう惚れまくってる顔じゃないか?
ただ気になるのは……
「それって、あの牙狼君は了承して着けてるのよね?ちゃんとその副作用も理解してるのよね?」
「えぇ、もちろん、これはジョンからもらったもので…
実は貴方にあったデートの後にプロポーズをされまして
ふふっ…あのときは本当に助かりました。おかげで、しっかりと……」
そう言いながら項を見せるように、襟足の髪をかきあげていけば、くっきりとした噛み跡がついている。
はははっ…間違いなく番った跡だわ
ごちそう様っとしか言いようがない!
はにかみながらその跡を見せる姿は、自分の好きな人のことを惚気たい女子学生にすら見える。
さては…この人は、私を体のいい惚気相手にしたいのでは?っとすら思えてしまうが……
その後はもう、楽しくてしかたなかった!はにかみながら、彼の惚気話にしか思えない愚痴を聞いたり
もちろん耳のマッサージを教えたり、今年のネイルの流行カラーで盛り上がったり!もうこれは、紛うことなき女子会だ!!
「これはA印美容液の最新作で、まだ非売品なんですけど
これからの時期に保湿を考えて…」
「えぇ…A印美容液ってセレブ御用達の?
会員の紹介なしでは変えないって幻の一品じゃない♡
いいの?これを試してみちゃっていいの?」
「もちろんです。助かります!
他にも試してもらいたいものがあるんですけど…
でもまずは一つずつで、何か異変がでたらすぐに教えてください!
パッチテストも必ずしてくださいね!」
この人は冒険者が信じられないんじゃなくて、責任感がめちゃくちゃ強いんじゃないか?
さっきからアレルギーテストや使用説明を事細かにしてくれている。そういえば違法は許さないとか言ってたな…
「こんなにしてくださってありがとう~、アキラさんも忙しいんですよね?
はぁ…私なんかがこんな素敵な物を試していいのかしら?」
「何を言ってるんですか?製造者責任がありますからね?むしろ説明はしっかりとさせていただきたい!
僕の方こそお時間をいただいてしまって…すいません
しかし、なんかなんて言うのはいただけませんよ!
バスターさんは男性なのに美容に大変詳しいっという、めちゃくちゃ貴重な人材ですからね!
男性のモニターってなかなか見つからないし…いても詳しくなくて的外れな回答されるし、だから本当に助かるんです!」
やはりそうだ、この人は根っからの研究者でめちゃくちゃ真面目な人なんだな!
そこからは、喜々として美容話に花を咲かせて…美容液などを貰って、化粧もしっかりと落とさせてもらってから退室することになった。
三時間も長居をしてしまったが、すごく楽しかった!アキラさんの人となりも悪くないことがわかりほっとしたし……
いい気持ちで自分の執務室に戻れば、そんな上がった気分も沈んでいってしまった。
不思議な色だは…ターコイズかしら?……これって、共鳴の魔石?」
「あぁ…ははっ、恥ずかしいぃ
執着がすごいとか思われたりしますか?
最近は着けてる人ほとんどいませんもんね…」
そりゃそうだ、悪名高き呪いの魔石よ?
しかもピアスにして使うなんて…どんだけ早く体に馴染ませたかったのかしら?
「初めてなんですよ、ジョンとここまで毎日離れるのは…だから不安で……
それに恥ずかしながら、僕は人と付き合うのが初めてで…すごく、重いですよね?
僕のほうがずっと年上のはずなのに…」
耳の軟骨部分に開けられたなかなか大きめの花の形のピアスを指でチョコチョコっといじりながら
ボソボソっと耳まで赤くしながら言い訳をしていく様は、可愛い!
胸がキュンキュンしてしまうじゃないか……
当に恋をしている顔だ!
これは…私が危惧をしていたような、実験対象としてあの牙狼を見ているなんてことは絶対にないだろう!
もう惚れまくってる顔じゃないか?
ただ気になるのは……
「それって、あの牙狼君は了承して着けてるのよね?ちゃんとその副作用も理解してるのよね?」
「えぇ、もちろん、これはジョンからもらったもので…
実は貴方にあったデートの後にプロポーズをされまして
ふふっ…あのときは本当に助かりました。おかげで、しっかりと……」
そう言いながら項を見せるように、襟足の髪をかきあげていけば、くっきりとした噛み跡がついている。
はははっ…間違いなく番った跡だわ
ごちそう様っとしか言いようがない!
はにかみながらその跡を見せる姿は、自分の好きな人のことを惚気たい女子学生にすら見える。
さては…この人は、私を体のいい惚気相手にしたいのでは?っとすら思えてしまうが……
その後はもう、楽しくてしかたなかった!はにかみながら、彼の惚気話にしか思えない愚痴を聞いたり
もちろん耳のマッサージを教えたり、今年のネイルの流行カラーで盛り上がったり!もうこれは、紛うことなき女子会だ!!
「これはA印美容液の最新作で、まだ非売品なんですけど
これからの時期に保湿を考えて…」
「えぇ…A印美容液ってセレブ御用達の?
会員の紹介なしでは変えないって幻の一品じゃない♡
いいの?これを試してみちゃっていいの?」
「もちろんです。助かります!
他にも試してもらいたいものがあるんですけど…
でもまずは一つずつで、何か異変がでたらすぐに教えてください!
パッチテストも必ずしてくださいね!」
この人は冒険者が信じられないんじゃなくて、責任感がめちゃくちゃ強いんじゃないか?
さっきからアレルギーテストや使用説明を事細かにしてくれている。そういえば違法は許さないとか言ってたな…
「こんなにしてくださってありがとう~、アキラさんも忙しいんですよね?
はぁ…私なんかがこんな素敵な物を試していいのかしら?」
「何を言ってるんですか?製造者責任がありますからね?むしろ説明はしっかりとさせていただきたい!
僕の方こそお時間をいただいてしまって…すいません
しかし、なんかなんて言うのはいただけませんよ!
バスターさんは男性なのに美容に大変詳しいっという、めちゃくちゃ貴重な人材ですからね!
男性のモニターってなかなか見つからないし…いても詳しくなくて的外れな回答されるし、だから本当に助かるんです!」
やはりそうだ、この人は根っからの研究者でめちゃくちゃ真面目な人なんだな!
そこからは、喜々として美容話に花を咲かせて…美容液などを貰って、化粧もしっかりと落とさせてもらってから退室することになった。
三時間も長居をしてしまったが、すごく楽しかった!アキラさんの人となりも悪くないことがわかりほっとしたし……
いい気持ちで自分の執務室に戻れば、そんな上がった気分も沈んでいってしまった。
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