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28.シバという人
788.シバ 2 (sideバスター)
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カズマさんが何か演唱をして、アキラさんを掴みかかったままのシバに向かって放っていく
それは高速で放たれ、シバの脇腹に打つかり破裂して衝撃を与えているようだが、シバは歯を食いしばり苦痛の顔をすると
「ガゥヴゥゥ!!!」
大きく吠えると、部屋中がビリビリとした空気が流れ、恐怖で体が動かなくなる。
シバのスキルの威嚇だ!
「嘘っ今ので駄目なの!!クソッ…アキラ達が近すぎて大技が出せない…」
「シバさん!あんたっ、クソッ!現役舐めてたよ…ィグッ!」
シノダ教授がアキラさんを抱きしめて、シバの何度も振り下ろされる拳をその大きな肩で受けている
痛みからか、顔を歪ませるがアキラさんを守り、抱きしめている腕は揺るぎなくしっかりと抱え込んでいる。
私はなんとかシバを落ち着かせようと思っていたが
もうこれ以上は我慢ができないくて…
腕を伸ばしてシバの首根っこを掴むと、思いっきり振り上げた。
シバの体は宙を舞って反転していき、そのままローテーブルに叩きつけていった。
ガシャンッッ!!!
大きな音は、下の強化ガラスのローテーブルが駄目になったことを知る。
気に入っていた細やかな細工彫りだったが、しかたがない…
「シバ!いい加減にしなさい!!
自分より力のない、しかも無抵抗の人間に拳を振り上げるとは何事だ!!」
私の一喝で部屋にシンッとした空気が漂う
ローテーブルの上でシバが荒い呼吸を繰り返して大の字になっている
思いっきり叩きつけたから肋の数本はいってるかもしれない…
「ゔゔぅぅ…だって、許せなかった!
俺はアギラざんを…ゆるぜなかったんだよぅ!!
だっで…ジョン君にひどぃ…あんなまだ子供なのに!」
シバが私に怒鳴られて、自分こそ子供のように泣き出してしまった。まだ興奮はしているが…とりあえずもう暴れることはないだろう
「うわぁぁ!何??何が、どうなってこうなったの?えっ!アキラは大丈夫?うわぁぁ!!もしかして怪我してるの?」
ジョン君の登場によって、部屋の重苦しい雰囲気が一変していった
============
「ジョン君がシャワーは最後かな?
俺も一緒に浴びさせてね?ははっ…俺も汗だくでさ
それにしても、あの人達があんな魔法を使えるとは思っていなかったよ…
特にアキラさんには驚かされた!」
「えぇ…なるべくシャワー室は最後の方にって思っていて、ほら今の時期って抜け毛とか気になりませんか?
僕も実はアキラが魔法を使ってるの初めてみました。
使えるのは知っでたけど、すごかったですよね」
「そうだね…すごかった……
ジョン君は真面目だね、冒険者達はそんなの気にしないよ?
でもジョン君みたいな長毛種だと確かに抜け毛の量がすごいね…はははっ、シャンプーすると泡だらけだ!めちゃくちゃモコモコ!!」
シバさんは何故かすごくご機嫌みたいで、隣のシャワーを使って体を洗っていく
鼻歌でも歌いそうな勢いだ…
「俺さ…アキラさんが不気味だったんだよ、見た目と強さと態度が全然そぐわなくてね…
どこか恐ろしい雰囲気があって余裕があるのに、本人は自分は弱い弱いって言うだろ?
それがすごく不気味だった…
でも今日わかったんだよ、アキラさんは凄い人だ!しかも、俺がどんなに否定しても、あの人は凄い人なんだって…
はぁ…ジョン君が好きになるのもわかるよ!」
「えっ??何?うわっ!!痛っ…」
「えっ?何?大丈夫?あぁ…ははっ爪が引っかかっちゃったんだね?」
シバさんが変なことを言うから、驚いた拍子に爪が毛に絡んでしまった。
バレてたのか…態度に出さないようにしてたのになぁ…
さっきの悪夢でうなされまくったときに、無意識に握りしめていたからか、人差し指の爪が割れてしまっていたのだ
爪に髪が引っかかって取れなくなってしまった。
「うん、もうこれは、しかたないなぁ、俺が洗ってあげるよ!
ジョン君の毛は実は触ってみたかったんだよねぇ、へへっ…訓練生にも実はファンが多いんだよ?皆もその毛を狙ってるから気をつけてね?」
えぇ…あんまり訓練生に撫でくりまわされるのは簡便していただきたいな…アキラ以外にはあんまり触られたくないし
たまにおじさん訓練生に頭を撫でられるのはそのせいかな?
それは高速で放たれ、シバの脇腹に打つかり破裂して衝撃を与えているようだが、シバは歯を食いしばり苦痛の顔をすると
「ガゥヴゥゥ!!!」
大きく吠えると、部屋中がビリビリとした空気が流れ、恐怖で体が動かなくなる。
シバのスキルの威嚇だ!
「嘘っ今ので駄目なの!!クソッ…アキラ達が近すぎて大技が出せない…」
「シバさん!あんたっ、クソッ!現役舐めてたよ…ィグッ!」
シノダ教授がアキラさんを抱きしめて、シバの何度も振り下ろされる拳をその大きな肩で受けている
痛みからか、顔を歪ませるがアキラさんを守り、抱きしめている腕は揺るぎなくしっかりと抱え込んでいる。
私はなんとかシバを落ち着かせようと思っていたが
もうこれ以上は我慢ができないくて…
腕を伸ばしてシバの首根っこを掴むと、思いっきり振り上げた。
シバの体は宙を舞って反転していき、そのままローテーブルに叩きつけていった。
ガシャンッッ!!!
大きな音は、下の強化ガラスのローテーブルが駄目になったことを知る。
気に入っていた細やかな細工彫りだったが、しかたがない…
「シバ!いい加減にしなさい!!
自分より力のない、しかも無抵抗の人間に拳を振り上げるとは何事だ!!」
私の一喝で部屋にシンッとした空気が漂う
ローテーブルの上でシバが荒い呼吸を繰り返して大の字になっている
思いっきり叩きつけたから肋の数本はいってるかもしれない…
「ゔゔぅぅ…だって、許せなかった!
俺はアギラざんを…ゆるぜなかったんだよぅ!!
だっで…ジョン君にひどぃ…あんなまだ子供なのに!」
シバが私に怒鳴られて、自分こそ子供のように泣き出してしまった。まだ興奮はしているが…とりあえずもう暴れることはないだろう
「うわぁぁ!何??何が、どうなってこうなったの?えっ!アキラは大丈夫?うわぁぁ!!もしかして怪我してるの?」
ジョン君の登場によって、部屋の重苦しい雰囲気が一変していった
============
「ジョン君がシャワーは最後かな?
俺も一緒に浴びさせてね?ははっ…俺も汗だくでさ
それにしても、あの人達があんな魔法を使えるとは思っていなかったよ…
特にアキラさんには驚かされた!」
「えぇ…なるべくシャワー室は最後の方にって思っていて、ほら今の時期って抜け毛とか気になりませんか?
僕も実はアキラが魔法を使ってるの初めてみました。
使えるのは知っでたけど、すごかったですよね」
「そうだね…すごかった……
ジョン君は真面目だね、冒険者達はそんなの気にしないよ?
でもジョン君みたいな長毛種だと確かに抜け毛の量がすごいね…はははっ、シャンプーすると泡だらけだ!めちゃくちゃモコモコ!!」
シバさんは何故かすごくご機嫌みたいで、隣のシャワーを使って体を洗っていく
鼻歌でも歌いそうな勢いだ…
「俺さ…アキラさんが不気味だったんだよ、見た目と強さと態度が全然そぐわなくてね…
どこか恐ろしい雰囲気があって余裕があるのに、本人は自分は弱い弱いって言うだろ?
それがすごく不気味だった…
でも今日わかったんだよ、アキラさんは凄い人だ!しかも、俺がどんなに否定しても、あの人は凄い人なんだって…
はぁ…ジョン君が好きになるのもわかるよ!」
「えっ??何?うわっ!!痛っ…」
「えっ?何?大丈夫?あぁ…ははっ爪が引っかかっちゃったんだね?」
シバさんが変なことを言うから、驚いた拍子に爪が毛に絡んでしまった。
バレてたのか…態度に出さないようにしてたのになぁ…
さっきの悪夢でうなされまくったときに、無意識に握りしめていたからか、人差し指の爪が割れてしまっていたのだ
爪に髪が引っかかって取れなくなってしまった。
「うん、もうこれは、しかたないなぁ、俺が洗ってあげるよ!
ジョン君の毛は実は触ってみたかったんだよねぇ、へへっ…訓練生にも実はファンが多いんだよ?皆もその毛を狙ってるから気をつけてね?」
えぇ…あんまり訓練生に撫でくりまわされるのは簡便していただきたいな…アキラ以外にはあんまり触られたくないし
たまにおじさん訓練生に頭を撫でられるのはそのせいかな?
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