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29.二人の時間が動き出す
799.序章
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こちらの章はほぼほぼシバ✕バスターになっております。
可愛い年下ワンコ✕ムキムキ女装癖顎割れ中年
というなかなか奇異なカップリングですが
どんとこい!大歓迎な方はどうぞお楽しみください
================
「わかった!ありがとう、シバの気持ちはすごく嬉しいよ……ただここは会社だし、できればゆっくりと話したいんだ
今日、仕事が終わったらうちに来れないか?
もしよければ、夕食でも食べながらゆっくり話させてくれ
私達はしばらく停職処分になったから、だから時間を気にせずゆっくりと話せるだろう?」
そんなことを苦笑いをしながら、少し悲しそうな顔でバスターさんは言ってくれた。
なんでそんな表情なの?俺の気持は嬉しいって言ってくれたけど…その表情って、絶対にいい返事のときのじゃないよね?
バスターさんも停職処分にさせてしまったことが申し訳ないとか、その後の引き継ぎはどうしたとか…
もう気がそぞろでまともに覚えていない
でも…俺の穴埋めにすごい人がいたのだけは覚えていた。
バスターさんの家に着いたけど、なかなか呼び鈴を押せずに扉の前で固まってしまっている。
両手にはもしもフラレたときのやけ酒用の、度数の高い酒を山程買ってきていてめちゃくちゃ重いけど
バスターさんの家は二階建てで小ぢんまりとした一軒家で、俺が下宿していたときと大まかは変わらずな外見だけど、明らかに雰囲気が変わっていて…
なんで庭に可愛い小さな花壇があるの?なんだかよくわからない色とりどりの花が咲いていし…
窓から見えるカーテンも明るい綺麗な葉っぱ柄になっていて、レースのカーテンもちらりと見えるし…
前はもっと無骨な感じで、庭なんてまったく手入れされてなかったし、カーテンも茶色一色でほとんど閉めっぱなしだった…
何?これって……女の人だよね?バスターさんって彼女いたの?まさか…俺の預かり知れぬところで結婚とか…
そのまま固まっていると、ガチャリっと扉が開いて、いつものバスターさんが、エプロンを着けていて…
「シバ…お前はそこで何をしてるんだ?
入ってくればいいだろうが…
あぁ…ありがとう、酒か?ははっ…すごい量だな?」
もうそのエプロンを見て、俺は確信しかなかった!絶対に女だ!
女がいるか……いただ!!
もしいるだったら、どうしよう…
でもいただったら、チャンスはある!もしかしたら、同棲していて、別れて、そのままのエプロンをしてるとしたら…
俺にもチャンスはある!
ドキドキしながら、家に入れば…バスターさん以外の気配はないけど、そこらかしこに女の形跡が…
なんなの?あの白くて可愛い置き時計とか、意味もなく置かれてる英語の本にドライフラワーとかあるし
ソファのクッションもなんか、パステルカラーの縁がヒラヒラのカバーがかかってるし!
全体的に柔らか~な雰囲気で、もう昔の無骨なバスター家とはまったく違って…
テーブルの上を見た瞬間に、もう、泣けてきた俺は本当に泣けてきた…
振られるんだ、確実に俺は振られるんだ!
だって、テーブルにはなんか可愛くコップにピンクと白の生花が飾ってあったから
これは絶対にいるの方だ!
こんなんバスターさんは絶対にしないでしょ!きっと彼女が気を利かせて、準備だけして外出とかしてくれて……
「お~い、シバ!ほらっ、手伝ってくれよ!
飯が冷めちゃうじゃないか、早く準備をして食べながら飲んで…さっきの話をしないか?」
やっぱりちょっと辛そうに、悲しそうな顔で言うバスターさんは白地に大きな赤の花柄のエプロンを着けていて…
ぐっと涙を飲み込んだら鼻がツーンとしてしまったけど、もう下を向いてひたすら配膳を手伝っていった。
可愛い年下ワンコ✕ムキムキ女装癖顎割れ中年
というなかなか奇異なカップリングですが
どんとこい!大歓迎な方はどうぞお楽しみください
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「わかった!ありがとう、シバの気持ちはすごく嬉しいよ……ただここは会社だし、できればゆっくりと話したいんだ
今日、仕事が終わったらうちに来れないか?
もしよければ、夕食でも食べながらゆっくり話させてくれ
私達はしばらく停職処分になったから、だから時間を気にせずゆっくりと話せるだろう?」
そんなことを苦笑いをしながら、少し悲しそうな顔でバスターさんは言ってくれた。
なんでそんな表情なの?俺の気持は嬉しいって言ってくれたけど…その表情って、絶対にいい返事のときのじゃないよね?
バスターさんも停職処分にさせてしまったことが申し訳ないとか、その後の引き継ぎはどうしたとか…
もう気がそぞろでまともに覚えていない
でも…俺の穴埋めにすごい人がいたのだけは覚えていた。
バスターさんの家に着いたけど、なかなか呼び鈴を押せずに扉の前で固まってしまっている。
両手にはもしもフラレたときのやけ酒用の、度数の高い酒を山程買ってきていてめちゃくちゃ重いけど
バスターさんの家は二階建てで小ぢんまりとした一軒家で、俺が下宿していたときと大まかは変わらずな外見だけど、明らかに雰囲気が変わっていて…
なんで庭に可愛い小さな花壇があるの?なんだかよくわからない色とりどりの花が咲いていし…
窓から見えるカーテンも明るい綺麗な葉っぱ柄になっていて、レースのカーテンもちらりと見えるし…
前はもっと無骨な感じで、庭なんてまったく手入れされてなかったし、カーテンも茶色一色でほとんど閉めっぱなしだった…
何?これって……女の人だよね?バスターさんって彼女いたの?まさか…俺の預かり知れぬところで結婚とか…
そのまま固まっていると、ガチャリっと扉が開いて、いつものバスターさんが、エプロンを着けていて…
「シバ…お前はそこで何をしてるんだ?
入ってくればいいだろうが…
あぁ…ありがとう、酒か?ははっ…すごい量だな?」
もうそのエプロンを見て、俺は確信しかなかった!絶対に女だ!
女がいるか……いただ!!
もしいるだったら、どうしよう…
でもいただったら、チャンスはある!もしかしたら、同棲していて、別れて、そのままのエプロンをしてるとしたら…
俺にもチャンスはある!
ドキドキしながら、家に入れば…バスターさん以外の気配はないけど、そこらかしこに女の形跡が…
なんなの?あの白くて可愛い置き時計とか、意味もなく置かれてる英語の本にドライフラワーとかあるし
ソファのクッションもなんか、パステルカラーの縁がヒラヒラのカバーがかかってるし!
全体的に柔らか~な雰囲気で、もう昔の無骨なバスター家とはまったく違って…
テーブルの上を見た瞬間に、もう、泣けてきた俺は本当に泣けてきた…
振られるんだ、確実に俺は振られるんだ!
だって、テーブルにはなんか可愛くコップにピンクと白の生花が飾ってあったから
これは絶対にいるの方だ!
こんなんバスターさんは絶対にしないでしょ!きっと彼女が気を利かせて、準備だけして外出とかしてくれて……
「お~い、シバ!ほらっ、手伝ってくれよ!
飯が冷めちゃうじゃないか、早く準備をして食べながら飲んで…さっきの話をしないか?」
やっぱりちょっと辛そうに、悲しそうな顔で言うバスターさんは白地に大きな赤の花柄のエプロンを着けていて…
ぐっと涙を飲み込んだら鼻がツーンとしてしまったけど、もう下を向いてひたすら配膳を手伝っていった。
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