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30.新たな番
841.推し犬荒ぶる (sideバスター)
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シバの様子を見ていると、どうやら応援をしている族長候補がダークさんだったらしい
耳をぺったんこにさせて、尻尾はくるんっとさせて最大限に服従を表しながらウルウルお目々で少し興奮したようにダークさんを見つめている。
これは確かにアキラさんのいうように、推しアイドルに直接会ったファンみたいだなぁ
私としては、少々複雑な気持ちでそれを見ているが…
「…ねぇ?シバさん…貴方は番申請書をだしたらしいですね?」
ただにこやかだったダークさんの声が一変して地を這うような低く脅すような声に変わり、私の隣に立つシバを射り殺す勢で睨みつけていく…
ちょっと…これは絶対に祝福をしているような声のトーンではないし、その眼差しは殺意すら含んでいるようで
「貴方は他種族で、同性の番申請書を出したと昨日に口頭で報告を受けました。
えぇ…素晴らしい、私の考えに正に合致しています。愛に種族も性別も障害になってはいけないと、私は日頃から思っていますからね?
でも…貴方の相手は誰ですか?まさか…私の親友と番おうなんぞ思っていませんよね?」
「えっ?ちがっ…ちが…くてっ…」
「貴方がアキラに手を出したという報告も受けていますからね?
ジョン君を愛しているアキラが貴方と番うことに同意してるとは思えない…
何をしようとしてるんですか?無理矢理に番う気でしたか?
そんなの私が許すわけがない!
わかってますよね?…私にかかれば、貴方の親族ごと消すことだってできますよ?それとも正々堂々と決闘でもしますか?」
恐ろしい顔でシバを見下げながらジリジリとダークさんがにじり寄ってきて
シバが可哀想な程に震えて、涙目で小さくなっていっいて、こんなシバは見たことがなくて…
「私です!シバの番う相手は、アキラさんではなく私ですから!シバは私の雄ですから!!」
つい必死になったち叫んでしまっていた。
これ以上、シバの怯えている姿を見ていたくなくて
恐ろしい顔のままダークさんがこちらにギギギッと首だけ動かして向いてくる。無表情で目だけ爛々と輝かせる大変に狂気を感じる表情で、この顔を向けられたら確かに私でも恐ろしい…
「ダーク!勘違いしてるよ、シバさんの恋人はバスターさんだからね?
僕に手を出したっていうのは、いろいろな行き違いでね?ちょっとトラブって衝突しちゃっただけだからね?
ダークも恐ろしいこと言わないで!そんな族長顔しないで…僕はいつものいい奴のダークじゃないと嫌だよ!」
「…あぁ…私の勘違いでしたか、それは申し訳ありませんでした。
シバさんも申し訳ない、つい感情のままに威圧をしてしまいました。
同じ短毛種でシバさんくらいのムキムキなら私でもいいだろう!っと私感も入りました…許してください。」
アキラさんの言葉に、一瞬にして優しい雰囲気のダークさんの表情で、シバに深々と頭を下げて謝罪をしていく
「いえ…そんなっ、全然大丈夫です!
ダーク様に謝られるなんて…本当に本当に大丈夫ですから」
変わり身が早すぎて、こちらの方が反応が追いつかない!飼い主と調教されている犬のレベルで荒ぶるダークさんが大人しくなったぞ!
「バスターさんも申し訳ありませんでした。
まさか貴方がシバさんの番う相手だとは…
シバさんも大変に立派で屈強な雌を射止めたのですね?羨ましいかぎりです。」
自分の叫んでしまった言葉に、今更ながら顔熱くなっていくのを感じる。
私は、一体何を叫んだのだ?
耳をぺったんこにさせて、尻尾はくるんっとさせて最大限に服従を表しながらウルウルお目々で少し興奮したようにダークさんを見つめている。
これは確かにアキラさんのいうように、推しアイドルに直接会ったファンみたいだなぁ
私としては、少々複雑な気持ちでそれを見ているが…
「…ねぇ?シバさん…貴方は番申請書をだしたらしいですね?」
ただにこやかだったダークさんの声が一変して地を這うような低く脅すような声に変わり、私の隣に立つシバを射り殺す勢で睨みつけていく…
ちょっと…これは絶対に祝福をしているような声のトーンではないし、その眼差しは殺意すら含んでいるようで
「貴方は他種族で、同性の番申請書を出したと昨日に口頭で報告を受けました。
えぇ…素晴らしい、私の考えに正に合致しています。愛に種族も性別も障害になってはいけないと、私は日頃から思っていますからね?
でも…貴方の相手は誰ですか?まさか…私の親友と番おうなんぞ思っていませんよね?」
「えっ?ちがっ…ちが…くてっ…」
「貴方がアキラに手を出したという報告も受けていますからね?
ジョン君を愛しているアキラが貴方と番うことに同意してるとは思えない…
何をしようとしてるんですか?無理矢理に番う気でしたか?
そんなの私が許すわけがない!
わかってますよね?…私にかかれば、貴方の親族ごと消すことだってできますよ?それとも正々堂々と決闘でもしますか?」
恐ろしい顔でシバを見下げながらジリジリとダークさんがにじり寄ってきて
シバが可哀想な程に震えて、涙目で小さくなっていっいて、こんなシバは見たことがなくて…
「私です!シバの番う相手は、アキラさんではなく私ですから!シバは私の雄ですから!!」
つい必死になったち叫んでしまっていた。
これ以上、シバの怯えている姿を見ていたくなくて
恐ろしい顔のままダークさんがこちらにギギギッと首だけ動かして向いてくる。無表情で目だけ爛々と輝かせる大変に狂気を感じる表情で、この顔を向けられたら確かに私でも恐ろしい…
「ダーク!勘違いしてるよ、シバさんの恋人はバスターさんだからね?
僕に手を出したっていうのは、いろいろな行き違いでね?ちょっとトラブって衝突しちゃっただけだからね?
ダークも恐ろしいこと言わないで!そんな族長顔しないで…僕はいつものいい奴のダークじゃないと嫌だよ!」
「…あぁ…私の勘違いでしたか、それは申し訳ありませんでした。
シバさんも申し訳ない、つい感情のままに威圧をしてしまいました。
同じ短毛種でシバさんくらいのムキムキなら私でもいいだろう!っと私感も入りました…許してください。」
アキラさんの言葉に、一瞬にして優しい雰囲気のダークさんの表情で、シバに深々と頭を下げて謝罪をしていく
「いえ…そんなっ、全然大丈夫です!
ダーク様に謝られるなんて…本当に本当に大丈夫ですから」
変わり身が早すぎて、こちらの方が反応が追いつかない!飼い主と調教されている犬のレベルで荒ぶるダークさんが大人しくなったぞ!
「バスターさんも申し訳ありませんでした。
まさか貴方がシバさんの番う相手だとは…
シバさんも大変に立派で屈強な雌を射止めたのですね?羨ましいかぎりです。」
自分の叫んでしまった言葉に、今更ながら顔熱くなっていくのを感じる。
私は、一体何を叫んだのだ?
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