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30.新たな番
877.両思い? (sideシバ)
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「ダーク様とは本当に仲が良かったんですね?見ていてすごく伝わってきます。
ダーク様があんなに楽しそうに話しているのは俺は初めて見ましたから…」
「そうですか?まぁ僕達は本当に小さい時から親友だったから…、ダークは僕のことあんなふう言ってるけど、僕こそダークには助けてもらってばかりなんですよ
ダークがいなきゃ、僕はとっくに死んでるか生きるに値しないクソみたいな人間でしたよ!」
そこまで言わなくてもって思うけど…アキラさんの自虐的な苦笑いに、きっと真実なのだと感じさせる。
あの後は諸処の細かいダーク様に報告することや、守秘義務にあたることなんかの説明をうけた。アキラさんが作った書類や説明はやっぱりすごいな、俺でもすごくわかりやすい
「僕はダークを通して良心を学んだし、ダークを通して正しい家族からの愛され方を知ったから…ダークはいつも僕の道標だった
ダークはいつも優しくて、良識的で、真っ直ぐで…沈んだり、潰れたり、曲がりくねようとする僕をそっと戻してくれるって感じのやつだった。本当に本当に、いいやつで…」
「………好きだったんですね、アキラさんも」
つい漏れた自分の言葉に、自分で驚いた。
でもアキラさんの今の表情は、すごく切なそうで昔の恋人を想うような…
その恋人を自慢しながら自分を苦しめているような…そんな自虐的な表情で
今はゆっくりと顔をあげて、目が見開かれていく
「あっ…ははっ、まいったな、そうですね…だって好きにならないわけないじゃないですが、ずっと側にいてくれたんだ、ずっと僕を守ってくれて…でも昔の話ですよ…」
「なんで?だって…ダーク様は絶対にずっとアキラさんのことを…」
なんでアキラさんはそんな切ないそうな顔をして、失恋したみたいな顔をしてるの?
ダーク様は絶対にアキラさんのことをどうしようもないくらい好きだ!
他の人と番えないくらい想ってて…
アキラさんの表情で、俺は確信していく…アキラさんもダーク様のこと好きなんだ!
絶対に絶対にこれは両思いなんじゃ…
「なんで?そんな…二人共愛し…」
「やめてくれる?アキラの古傷えぐるの!
もう話は終わったんだよね?まだ何かあるの?あるならさっさと終わらせなよ!」
銀髪の髪の長い美形なエルフがものすごく感じ悪く話を割ってきた。
この人はちょっと苦手だ、訓練所でも何かと問題を起こしてくれてる。主に色恋沙汰の
この前は思いっきり魔法弾撃たれたし…でもあの時は完全に俺が悪いけど
「大丈夫だよ、カズマ…ありがとう、
シバさん今更じゃないですか、僕にはジョンっていう番がいる、ダークなんて奥さんも子供だっている。
僕達はずっと親友でいいんですよ、僕はダークの族長になるって夢を支えて、ダークはずっと僕の幸せを願ってくれてる。その関係が丁度いいんですよ…」
「そういうことだから!はいっこれはお土産ね、あんたの厳つい大事な人と食べたら?」
机の上の書類をさっさとまとめて、封筒に入れて…小さな紙袋と一緒に持たされた。さっきのクッキーかな?
「ありがとうございます。すみません、僕も言葉が過ぎました。」
「いえ…シバさんは時々勘が鋭いから困ってしまいます。ふふっ…自分のことには鈍いのに!」
イタズラな笑みを送ってくるアキラさんに、ぐうの音も出ずに退出してきた。でも愛し合っていたなら、なんで…
自分の中のひっかかりが気になってしかたなかったけど…
ダーク様があんなに楽しそうに話しているのは俺は初めて見ましたから…」
「そうですか?まぁ僕達は本当に小さい時から親友だったから…、ダークは僕のことあんなふう言ってるけど、僕こそダークには助けてもらってばかりなんですよ
ダークがいなきゃ、僕はとっくに死んでるか生きるに値しないクソみたいな人間でしたよ!」
そこまで言わなくてもって思うけど…アキラさんの自虐的な苦笑いに、きっと真実なのだと感じさせる。
あの後は諸処の細かいダーク様に報告することや、守秘義務にあたることなんかの説明をうけた。アキラさんが作った書類や説明はやっぱりすごいな、俺でもすごくわかりやすい
「僕はダークを通して良心を学んだし、ダークを通して正しい家族からの愛され方を知ったから…ダークはいつも僕の道標だった
ダークはいつも優しくて、良識的で、真っ直ぐで…沈んだり、潰れたり、曲がりくねようとする僕をそっと戻してくれるって感じのやつだった。本当に本当に、いいやつで…」
「………好きだったんですね、アキラさんも」
つい漏れた自分の言葉に、自分で驚いた。
でもアキラさんの今の表情は、すごく切なそうで昔の恋人を想うような…
その恋人を自慢しながら自分を苦しめているような…そんな自虐的な表情で
今はゆっくりと顔をあげて、目が見開かれていく
「あっ…ははっ、まいったな、そうですね…だって好きにならないわけないじゃないですが、ずっと側にいてくれたんだ、ずっと僕を守ってくれて…でも昔の話ですよ…」
「なんで?だって…ダーク様は絶対にずっとアキラさんのことを…」
なんでアキラさんはそんな切ないそうな顔をして、失恋したみたいな顔をしてるの?
ダーク様は絶対にアキラさんのことをどうしようもないくらい好きだ!
他の人と番えないくらい想ってて…
アキラさんの表情で、俺は確信していく…アキラさんもダーク様のこと好きなんだ!
絶対に絶対にこれは両思いなんじゃ…
「なんで?そんな…二人共愛し…」
「やめてくれる?アキラの古傷えぐるの!
もう話は終わったんだよね?まだ何かあるの?あるならさっさと終わらせなよ!」
銀髪の髪の長い美形なエルフがものすごく感じ悪く話を割ってきた。
この人はちょっと苦手だ、訓練所でも何かと問題を起こしてくれてる。主に色恋沙汰の
この前は思いっきり魔法弾撃たれたし…でもあの時は完全に俺が悪いけど
「大丈夫だよ、カズマ…ありがとう、
シバさん今更じゃないですか、僕にはジョンっていう番がいる、ダークなんて奥さんも子供だっている。
僕達はずっと親友でいいんですよ、僕はダークの族長になるって夢を支えて、ダークはずっと僕の幸せを願ってくれてる。その関係が丁度いいんですよ…」
「そういうことだから!はいっこれはお土産ね、あんたの厳つい大事な人と食べたら?」
机の上の書類をさっさとまとめて、封筒に入れて…小さな紙袋と一緒に持たされた。さっきのクッキーかな?
「ありがとうございます。すみません、僕も言葉が過ぎました。」
「いえ…シバさんは時々勘が鋭いから困ってしまいます。ふふっ…自分のことには鈍いのに!」
イタズラな笑みを送ってくるアキラさんに、ぐうの音も出ずに退出してきた。でも愛し合っていたなら、なんで…
自分の中のひっかかりが気になってしかたなかったけど…
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