夢から覚めるなら殺して〜虐待を受けてきた白狼、天才科学者はなんとか助け出すが、歪んだ性知識と無知な性知識、いつになったら幸せになれるの?

モスマンの娘

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31.番う軌跡

910.散々な週末2  (sideシバ)

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「あぁ~ん、キティたら失敗しちゃった!
惚れ薬ってお薬を手に入れたから、ほんのちょっと卵焼きの隠し味に使ったんです!
ごめんなさい…こんなことになるなんて、わざとじゃないのぅ!」


ポーションを飲んでも気持ち悪さがとれなくて、医務室のベッドでぐったりしてたらあのペキニーズ系事務員がやってきた。

キティさんて言うんですね?
人狼なのにキティ子猫ちゃんとかすごい名前ですねっとか、そんな気持ちの悪い薬を隠し味に使わないでください!っとか頭では考えるけど…言葉にする元気がない

もう本当に目の前がぐるぐる回って気持ち悪い…これは絶対に薬の変な副作用出てる…


「あぁ~ん、シバさんたら優しい!こんな酷いことしたキティに何も文句言わないなんて
しかもそんなに熱い瞳で見つめてくるなんて!
何?何?キティの魅力にクラクラなのかしら?」


違います。薬でクラクラなんです。
あと見つめてない、睨んでるの!!
貴方のそのショッキングピンクと白のレースのリボンが目にチカチカするし、リボンに付いてる鈴がチリチリうるさくて頭痛がするし…
あと貴方は臭いです。何の臭いなの?ドブ?ドブ臭いです…体臭なの?なんでこんなに臭いの?


「キティもシバさんとエッチなことしてもいいけど、ここじゃあさすがにねぇ?
だから今はコレだけね?我慢してくださいねぇ?」

いやっ!来ないで!!
貴方臭いし、鼻は低いし、愛嬌ある顔だけど口周りがブニっとしててタイプじゃない!
あと体型もちっちゃくて、小太り体型で…
たぶん最近の言い方だとマシュマロボディなのかもしれないけど、人狼としては結構モテるだろうけど、本当に好みじゃない!

俺が好きなのは…普段は眼光鋭くてきっと釣り上がってるけど、俺にだけすごく優しい瞳でとろけるようにちょっと垂れて、顎は割れてていつもは口元が涼しげできつく結ばれてるのに、俺に笑いかけるとへにゅりって緩んで…
体はもうムキムキで全身凶器みたいな見た目なのに、触るとムニッとしてて最高に気持ちいい筋肉で…
そう、バスターさんなんだよ!俺のタイプは丸っとバスターさんなの!だから止めて、触らないで!


ぐったりしている俺の顔に、その低い鼻を押し付けるように唇を突き出して近づいてくるものだから…
思わずガシりっと顔面をアイアンクロー並に掴んでいた。もうビキって音が聞こえるくらいの握力で掴んでいた。


「イダダダ!イダイィ…
シバさん痛いです!ヒドイィィ!!離してぇ!イタイィィ!」

「うるさいですよ!本当になんなんですか?
人が気持ち悪くて寝てるのに…
もう本当にありえない、女性に手を出したくないけど、貴方はありえない!何をしようとしてるんですか?」

「ちがうの!イタイイタイイタイィィ!
わかったから!ごめんなざぃぃ!!」
 

もう苛立ちのままに、払い除けるようにしてキティさんを顔を離した。俺の息もハァハァと上がっているし、キティさんは顔を抑えてしゃがんでいる。
「あぁ…痛い…あり得ないし、本当に…こっちは女なのよ」

っと小さな愚痴が聞こえるが、こっちだって具合が悪い相手を寝込みに襲うような相手に手加減はしないし、女性とは認めない!


「まぁいいわ、ふふっ…シバさんはすごくシャイなのね?ちょっとしたイタズラじゃない!おっとスリッパが脱げちゃった!」

「ぎゃぁ!!痛っ!はぁ??
なんなの!本当になんなの?止めて!!気持ち悪い…貴方は本当に気持ち悪い!!」


キティさんが今度は俺にボディ・プレスをするようにベッドに飛び込んできたのだ!
俺の体は潰されるし、痛いし重いし…貴方はかなり固太りなの?めちゃくちゃ重たいよ!
もうキティさんの体の下から抜け出そうと必死に体を引き抜こうとしてると…


「ははっ…シバ?これはどういうことなのかな?説明してくれるかな?
なんでお前はそんなところで可愛らしい女性と何をしているのかな?」
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