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31.番う軌跡
911.散々な週末 3 (sideシバ)
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最悪だ!最悪のタイミングをバスターさんが入ってきた。
バスターさんの言葉に頭が真っ白になる。
俺はキティさんに跨られて、体を引き抜こうと必死に藻掻いていて、その手はキティさんの太ももで…キティさんは俺の丁度、腰当たりを跨いでいて…………これは傍から見たら騎乗位状態だ…
「あらぁ~所長!すいません…
ちょっと二人で盛り上がっちゃって!
もう、シバさんったら激しいんだがら!!」
「はぁ?意味がわからない!何なの?貴方は?
違うんです。バスターさん、俺は本当に何も…全然、この人とは!」
「あらあら、恥ずかしがり屋ねぇ
見つかっちゃったんだから、しかたないじゃない?そんな無駄な言い訳しなくても…私達はこんな関係なんで!よろしくお願いしますぅ~」
本当に何が目的なの?このアマは!
引っ叩きたい!本当に引っ叩きたい!!
女性だからってなんでも許されると思うなよ!
もう憤りが抑えられないけど、今はそれよりバスターさんの反応が恐ろしくて…
誤解してる?絶対に怒ってるよね?ピクッピクッと笑顔の口元が痙攣しているのか見える…
怒りを含んでいた目が、見下すように冷たくなっていって…失望された?嘘っ…ヤバい…
「わかった。そういう関係なんだな!
理解したよ、ただここは職場だからな?
社会人ならそこらへんはわきまえるように!
キティさん、とりあえず急ぎの書類を早く用意してくれないか?
今日はシバがダークさんのところに行けなくなったからな、私が代わりに届けることになってることはご存知ですよね?
シバはまだ具合が悪そうだな、大人しくしているように!動けるようになったら、今日は帰ってもらって結構だ、家でゆっくり療養するように!」
眼光鋭く睨みをきかせたままバスターさんが俺たちに言い捨てる…
そういう関係って、バスターさんなんで?わかってるでしょ?そんな…浮気とか俺は絶対にしないし、俺の恋人はバスターさんで、愛してるのもバスターさんだけなのに…
「はぁ~い、すぐに用意します!
じゃあ、シバさん…また今度楽しいことしましょうね?」
「あっ…待ってください!バスターさん…俺は、本当に…バスターさん!」
「シバ!とりあえず、今は何も話す必要はないから、しっかりと休んでおきなさい!」
もうバスターさんがふいっと顔を反らせてキティさんと二人で医務室から出ていってしまって、俺は一人取り残されて…もう涙が溢れそうなのを必死に耐えるしかできなくて
バスターさんが…だって、この前信じてるって言ってくれたのに、バスターさんが…キティさんと行っちゃって…
グチャグチャの気持ちのまま家に戻って、晩御飯の準備をしようとしたけど、何も手を付けれなくて、食材を台所に並べてダラダラでてくる涙と鼻水をもう垂れ流しで…
「ただいま、シバ?何をしてるんだ?私は休んでおくようにって言っただろう?
体調は大丈夫なのか?ほらっ…キッチンで立ってないでこっちのソファに座って!
晩御飯は簡単なものを買ってきたから、消化に良い物にはしたが、シバが食べれるものはあるかな?」
「ゔゔぇぇ…ばずだーしゃん!ごかいだから…俺はあのアマと何もじでないからぁ!!」
バスターさんに声をかけられて、帰ってきたことに気づく、最初にかけられた言葉は優しい言葉で、眼差しもいつも俺に向けてくれる優しいモノで…
俺は安心して、バスターさんに飛びつくみたいに抱きついていって…
「ははっ、そんなことわかってるよ?
シバは嵌められただけだろう?ちゃんと理解しているよ?
あのキティって職員はなかなかだな…
ふふっ、まったく…私のシバに手を出したことは許せないなぁ…」
「ゔゔぇぇ…バスターしゃん、よかった…俺っ、捨てられるっておもっだぁ…俺は本当にバスターしゃんだけだから!」
縋り付く俺の頭を優しく優しく撫でてくれるけど、それでもどこかピリッとした空気を纏っていて…これはっバスターさん怒ってる
バスターさんの言葉に頭が真っ白になる。
俺はキティさんに跨られて、体を引き抜こうと必死に藻掻いていて、その手はキティさんの太ももで…キティさんは俺の丁度、腰当たりを跨いでいて…………これは傍から見たら騎乗位状態だ…
「あらぁ~所長!すいません…
ちょっと二人で盛り上がっちゃって!
もう、シバさんったら激しいんだがら!!」
「はぁ?意味がわからない!何なの?貴方は?
違うんです。バスターさん、俺は本当に何も…全然、この人とは!」
「あらあら、恥ずかしがり屋ねぇ
見つかっちゃったんだから、しかたないじゃない?そんな無駄な言い訳しなくても…私達はこんな関係なんで!よろしくお願いしますぅ~」
本当に何が目的なの?このアマは!
引っ叩きたい!本当に引っ叩きたい!!
女性だからってなんでも許されると思うなよ!
もう憤りが抑えられないけど、今はそれよりバスターさんの反応が恐ろしくて…
誤解してる?絶対に怒ってるよね?ピクッピクッと笑顔の口元が痙攣しているのか見える…
怒りを含んでいた目が、見下すように冷たくなっていって…失望された?嘘っ…ヤバい…
「わかった。そういう関係なんだな!
理解したよ、ただここは職場だからな?
社会人ならそこらへんはわきまえるように!
キティさん、とりあえず急ぎの書類を早く用意してくれないか?
今日はシバがダークさんのところに行けなくなったからな、私が代わりに届けることになってることはご存知ですよね?
シバはまだ具合が悪そうだな、大人しくしているように!動けるようになったら、今日は帰ってもらって結構だ、家でゆっくり療養するように!」
眼光鋭く睨みをきかせたままバスターさんが俺たちに言い捨てる…
そういう関係って、バスターさんなんで?わかってるでしょ?そんな…浮気とか俺は絶対にしないし、俺の恋人はバスターさんで、愛してるのもバスターさんだけなのに…
「はぁ~い、すぐに用意します!
じゃあ、シバさん…また今度楽しいことしましょうね?」
「あっ…待ってください!バスターさん…俺は、本当に…バスターさん!」
「シバ!とりあえず、今は何も話す必要はないから、しっかりと休んでおきなさい!」
もうバスターさんがふいっと顔を反らせてキティさんと二人で医務室から出ていってしまって、俺は一人取り残されて…もう涙が溢れそうなのを必死に耐えるしかできなくて
バスターさんが…だって、この前信じてるって言ってくれたのに、バスターさんが…キティさんと行っちゃって…
グチャグチャの気持ちのまま家に戻って、晩御飯の準備をしようとしたけど、何も手を付けれなくて、食材を台所に並べてダラダラでてくる涙と鼻水をもう垂れ流しで…
「ただいま、シバ?何をしてるんだ?私は休んでおくようにって言っただろう?
体調は大丈夫なのか?ほらっ…キッチンで立ってないでこっちのソファに座って!
晩御飯は簡単なものを買ってきたから、消化に良い物にはしたが、シバが食べれるものはあるかな?」
「ゔゔぇぇ…ばずだーしゃん!ごかいだから…俺はあのアマと何もじでないからぁ!!」
バスターさんに声をかけられて、帰ってきたことに気づく、最初にかけられた言葉は優しい言葉で、眼差しもいつも俺に向けてくれる優しいモノで…
俺は安心して、バスターさんに飛びつくみたいに抱きついていって…
「ははっ、そんなことわかってるよ?
シバは嵌められただけだろう?ちゃんと理解しているよ?
あのキティって職員はなかなかだな…
ふふっ、まったく…私のシバに手を出したことは許せないなぁ…」
「ゔゔぇぇ…バスターしゃん、よかった…俺っ、捨てられるっておもっだぁ…俺は本当にバスターしゃんだけだから!」
縋り付く俺の頭を優しく優しく撫でてくれるけど、それでもどこかピリッとした空気を纏っていて…これはっバスターさん怒ってる
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