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31.番う軌跡
935.嫉妬すら包んで (sideバスター)
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「うわ…コレはすごいですねっ、アキラさんってこんなに可愛らしくなるんだ…うわぁぁ…もう本当に女性って感じだ…」
シバにダーク様に渡した写真の画像をスマホで見せれば、若干引きぎみな感じで見ている。ヤキモチを妬かないですむが、以外な反応にちょっと不安になってしまう。
「シバはその…女装とかはやはり引いてしまうのか?私のは大丈夫なんだよな?その…女装自体にってことで…」
「バスターさんはより美しいバスターさんになるじゃないですか!色っぽくて、艶っぽくて最高に美しくなるから大好きです!!
でもアキラさんの場合は、なんか女性になっちゃうみたいで…なんか不安になります。確かに可愛らしいとは思うけど、いつものアキラさんの方が俺は安心するかな…優しくて、優秀で、格好良くて…アキラさん!って感じがするから…」
なるほど、大変にシバらしい返答に合点がいく。シバは女装というくくりじゃなく、人としてを重視しているんだろう
アキラさん自身を慕っているシバにとっては可愛らしい姿はアキラさんらしくなく、不安になるのだろう、そしてそれが表しているのは…
「ふふっ…ありがとう、シバはいつも私を安心させる言葉をくれるな、少しだけ…ほんの少しだけ不安だったんだよ」
「えっ?何がですか?不安って…何か俺ってまたやらかしてましたか?」
私の言葉にまた心配しだしたシバに頬がゆるんでしまう、シバの私とアキラさんの女装への感じ方の違いが表すのは
アキラさんは同僚として、仕事仲間として、上司として、そんな対象として慕っているから、シバはアキラさんの女装に不安になるのだろう、そして私には、雌として、恋人として、番う対象として見てくれていて…
「大丈夫だよ、ちょっとだけな…シバがアキラさんのことを好きなんじゃいかって思ってたんだよ、すごくシバは慕っているだろう?」
「えっ?俺が?アキラさんを!……あぁ、素敵な方だとは思います。優秀だし、優しいし、強いし、スマートで…でもっこの言い方は失礼かもしれないけど、俺の好みじゃないです。」
シバの直接的すぎる言葉に笑いが漏れてしまう、確かに私を好いてくれているシバの好みにはアキラさんはかけ離れているだろう…
私の屈強で筋肉質な体型は細身で華奢なアキラさんとは相反している。
「笑わないでくださいよ!素敵な方だから惹かれない訳ではないけど、恋愛的な好きには絶対にならないです。俺はバスターさんがいい、バスターさんじゃなきゃ駄目なんですから!」
「あぁ、ありがとう…わかっているよ、だから私もすごく安心できるんだ、シバが私だけを愛してくれてるのがしっかりと伝わっているから」
「そういうバスターさんこそ…アキラさんと仲が良いし…付き合う前なんて、俺はアキラさんにヤキモチ焼きまくってましたからね!嫉妬しまくってましたからね!」
「はっ?いや…そうかな?仕事関係以外では女装仲間みたいな感じで、まったくお互いが恋愛対象じゃないぞ?だいたい二人っきりだと新作コスメの話とか、美容関係の話で盛り上がったりしていて…」
何故か口先を尖らせているシバは、ちょっと不貞腐れているみたいで、そんなにアキラさんとのことを疑っていたのだろうか…本当になんて可愛いんだから
ご機嫌を取るべく、スリスリと頬をすりよせて後ろから抱きしめていけば…
「むぅ~、今晩相手してくれるなら機嫌治します。夜ご飯もバスターさんの好きなお魚メニューにしてあげます。」
「ふふっ…わかったよ、それじゃあ早く晩御飯を食べてしまおうか?せっかくの週末なんだから、ゆっくり楽しみたいしな?」
「はい!晩御飯はもう用意してあるので、オーブンで焼くだけですから、チャッチャと作れますからね?ふふっ…今晩もいっぱい可愛いバスターさんを見せてくださいね!」
最高の笑顔に誘われるままに、手を引かれてリビングに歩を進めていった。
シバにダーク様に渡した写真の画像をスマホで見せれば、若干引きぎみな感じで見ている。ヤキモチを妬かないですむが、以外な反応にちょっと不安になってしまう。
「シバはその…女装とかはやはり引いてしまうのか?私のは大丈夫なんだよな?その…女装自体にってことで…」
「バスターさんはより美しいバスターさんになるじゃないですか!色っぽくて、艶っぽくて最高に美しくなるから大好きです!!
でもアキラさんの場合は、なんか女性になっちゃうみたいで…なんか不安になります。確かに可愛らしいとは思うけど、いつものアキラさんの方が俺は安心するかな…優しくて、優秀で、格好良くて…アキラさん!って感じがするから…」
なるほど、大変にシバらしい返答に合点がいく。シバは女装というくくりじゃなく、人としてを重視しているんだろう
アキラさん自身を慕っているシバにとっては可愛らしい姿はアキラさんらしくなく、不安になるのだろう、そしてそれが表しているのは…
「ふふっ…ありがとう、シバはいつも私を安心させる言葉をくれるな、少しだけ…ほんの少しだけ不安だったんだよ」
「えっ?何がですか?不安って…何か俺ってまたやらかしてましたか?」
私の言葉にまた心配しだしたシバに頬がゆるんでしまう、シバの私とアキラさんの女装への感じ方の違いが表すのは
アキラさんは同僚として、仕事仲間として、上司として、そんな対象として慕っているから、シバはアキラさんの女装に不安になるのだろう、そして私には、雌として、恋人として、番う対象として見てくれていて…
「大丈夫だよ、ちょっとだけな…シバがアキラさんのことを好きなんじゃいかって思ってたんだよ、すごくシバは慕っているだろう?」
「えっ?俺が?アキラさんを!……あぁ、素敵な方だとは思います。優秀だし、優しいし、強いし、スマートで…でもっこの言い方は失礼かもしれないけど、俺の好みじゃないです。」
シバの直接的すぎる言葉に笑いが漏れてしまう、確かに私を好いてくれているシバの好みにはアキラさんはかけ離れているだろう…
私の屈強で筋肉質な体型は細身で華奢なアキラさんとは相反している。
「笑わないでくださいよ!素敵な方だから惹かれない訳ではないけど、恋愛的な好きには絶対にならないです。俺はバスターさんがいい、バスターさんじゃなきゃ駄目なんですから!」
「あぁ、ありがとう…わかっているよ、だから私もすごく安心できるんだ、シバが私だけを愛してくれてるのがしっかりと伝わっているから」
「そういうバスターさんこそ…アキラさんと仲が良いし…付き合う前なんて、俺はアキラさんにヤキモチ焼きまくってましたからね!嫉妬しまくってましたからね!」
「はっ?いや…そうかな?仕事関係以外では女装仲間みたいな感じで、まったくお互いが恋愛対象じゃないぞ?だいたい二人っきりだと新作コスメの話とか、美容関係の話で盛り上がったりしていて…」
何故か口先を尖らせているシバは、ちょっと不貞腐れているみたいで、そんなにアキラさんとのことを疑っていたのだろうか…本当になんて可愛いんだから
ご機嫌を取るべく、スリスリと頬をすりよせて後ろから抱きしめていけば…
「むぅ~、今晩相手してくれるなら機嫌治します。夜ご飯もバスターさんの好きなお魚メニューにしてあげます。」
「ふふっ…わかったよ、それじゃあ早く晩御飯を食べてしまおうか?せっかくの週末なんだから、ゆっくり楽しみたいしな?」
「はい!晩御飯はもう用意してあるので、オーブンで焼くだけですから、チャッチャと作れますからね?ふふっ…今晩もいっぱい可愛いバスターさんを見せてくださいね!」
最高の笑顔に誘われるままに、手を引かれてリビングに歩を進めていった。
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