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32.亀裂
982.疑惑 8 (sideシバ)
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結局俺はバスターさんを詰め寄って浮気を責めることはできなくて、俺は無理矢理に押掛けてバスターさんと同棲に持ち込んだわけで…もう一ヶ月以上も俺のチンコは勃起してなくて、バスターさんを抱けてなくて…
バスターさんは最近、仕事が忙しくて帰りも遅いことが多くて、この前なんか泊りがけで出張に行っている。ご飯も食べてくることか多くなってしまって…
もうっ…仕事で疲れてるバスターさんを俺は疑いたくないのに、疑ってしまって…
本当に仕事なの?って他の人狼と楽しく過ごしてたじゃないの?って…
俺はそんなすごく卑屈な気持ちになってるのに、家でのバスターさんはずっと優しくて、俺の理想の雌みたいに可愛く甘えてくれて、会えない時間を埋めるみたいに、いっぱい構ってくれて…
俺は目をつぶるべきなのかなって、バスターさんは確実になにか隠し事をしてる。それはたぶん浮気で、お試しなんてもう言えないくらい本気の浮気なのかもしれないけど…
でも俺との生活はすごく大事にしてくれてて、俺が目をつぶっていれば、平和な日常が続いていて、バスターさんはほぼ毎日、俺の腕の中には帰ってきてくれるから
それに人狼の影をバスターさんから確実に感じたのは、あの一度きりだから、だから我慢しようって思ったんだ
もしかしたら一時的な気の迷いだったのかもしれないって、マンションの資料も捨てるつもりだったし、もう俺を追い出す気も他の人狼を囲う気もないのかもしれないって、なるべくポジティブに考えるようにしたんだ。
「ごめんなっ、今週の土曜日は休日出勤になってしまったよ…」
「今日は打ち合わせの後に、食事会があるから晩御飯はいらない、ごめんなっ…」
でもなんでそんなに申し訳なさそうに謝るの?前もそうだたっけ?俺が気にしすぎなの?
お仕事なんだからしかたないじゃん!
何か後ろめたいことがあるのかなって、勘ぐってしまって…それがまた申し訳なくて…
バスターさんと一緒に暮らしてるのに、すごく幸せなはずなのに…苦しくて…息がしづらくて…薄氷の上を静かに静かに歩くように、この生活を壊さないように暮らしている気分だった。
「シバ…ごめんなっ、今日は遅くなるから先に寝ていてくれなっ、必ず帰って来るから…本当にごめんなっ…」
その日は週末で、きっと大事な食事会とか接待なのかもしれないけど、バスターさんがいつになく申し訳なさそうに言ってきて…
もうそれがすごく胸が苦しくなってしまって、その日は在宅勤務なのをいいことに、やる仕事をさっさと終わらせてしまったら、ずっとふて寝をしていた。
もう布団を頭から被って夢の中に逃げ込むように寝れるだけ寝たら、変な時間に目が覚めてしまった…
外は真っ暗で、寝過ぎで頭が重痛いし、晩御飯なんて食べる気にもならないから、ベッドでボゥとしてたら、ガチャガチャと下の階から音がした。
よかった…バスターさんがちゃんと帰ってきてくれた。今日もホッとして、おかえりなさいって言いたくて、そしたらバスターさんは嬉しそうにただいまって言ってくれて、起きてたのか?って、待っててくれたのか?って、そして頭を撫でてもらって…
寝室の扉を開けて階段を降りていくと、俺の毛がブワリっと逆立った。下に行けば行くほど濃くなっていく人狼の雄の臭い…それは間違いなく興奮したときの臭いで…
バスターさんは帰ってすぐにシャワーに直行したようで、鞄はリビングにすら置いてなくて、廊下に置きっぱなしで…
もうっ…俺は我慢できなかった……
バスターさんは最近、仕事が忙しくて帰りも遅いことが多くて、この前なんか泊りがけで出張に行っている。ご飯も食べてくることか多くなってしまって…
もうっ…仕事で疲れてるバスターさんを俺は疑いたくないのに、疑ってしまって…
本当に仕事なの?って他の人狼と楽しく過ごしてたじゃないの?って…
俺はそんなすごく卑屈な気持ちになってるのに、家でのバスターさんはずっと優しくて、俺の理想の雌みたいに可愛く甘えてくれて、会えない時間を埋めるみたいに、いっぱい構ってくれて…
俺は目をつぶるべきなのかなって、バスターさんは確実になにか隠し事をしてる。それはたぶん浮気で、お試しなんてもう言えないくらい本気の浮気なのかもしれないけど…
でも俺との生活はすごく大事にしてくれてて、俺が目をつぶっていれば、平和な日常が続いていて、バスターさんはほぼ毎日、俺の腕の中には帰ってきてくれるから
それに人狼の影をバスターさんから確実に感じたのは、あの一度きりだから、だから我慢しようって思ったんだ
もしかしたら一時的な気の迷いだったのかもしれないって、マンションの資料も捨てるつもりだったし、もう俺を追い出す気も他の人狼を囲う気もないのかもしれないって、なるべくポジティブに考えるようにしたんだ。
「ごめんなっ、今週の土曜日は休日出勤になってしまったよ…」
「今日は打ち合わせの後に、食事会があるから晩御飯はいらない、ごめんなっ…」
でもなんでそんなに申し訳なさそうに謝るの?前もそうだたっけ?俺が気にしすぎなの?
お仕事なんだからしかたないじゃん!
何か後ろめたいことがあるのかなって、勘ぐってしまって…それがまた申し訳なくて…
バスターさんと一緒に暮らしてるのに、すごく幸せなはずなのに…苦しくて…息がしづらくて…薄氷の上を静かに静かに歩くように、この生活を壊さないように暮らしている気分だった。
「シバ…ごめんなっ、今日は遅くなるから先に寝ていてくれなっ、必ず帰って来るから…本当にごめんなっ…」
その日は週末で、きっと大事な食事会とか接待なのかもしれないけど、バスターさんがいつになく申し訳なさそうに言ってきて…
もうそれがすごく胸が苦しくなってしまって、その日は在宅勤務なのをいいことに、やる仕事をさっさと終わらせてしまったら、ずっとふて寝をしていた。
もう布団を頭から被って夢の中に逃げ込むように寝れるだけ寝たら、変な時間に目が覚めてしまった…
外は真っ暗で、寝過ぎで頭が重痛いし、晩御飯なんて食べる気にもならないから、ベッドでボゥとしてたら、ガチャガチャと下の階から音がした。
よかった…バスターさんがちゃんと帰ってきてくれた。今日もホッとして、おかえりなさいって言いたくて、そしたらバスターさんは嬉しそうにただいまって言ってくれて、起きてたのか?って、待っててくれたのか?って、そして頭を撫でてもらって…
寝室の扉を開けて階段を降りていくと、俺の毛がブワリっと逆立った。下に行けば行くほど濃くなっていく人狼の雄の臭い…それは間違いなく興奮したときの臭いで…
バスターさんは帰ってすぐにシャワーに直行したようで、鞄はリビングにすら置いてなくて、廊下に置きっぱなしで…
もうっ…俺は我慢できなかった……
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