989 / 1,164
32.亀裂
985.解かれていく 2 (sideシバ)
しおりを挟む
「そのっ…怒ってないのか?さっきは私を本気で噛むくらい怒ってたじゃないか…」
「怒ってますよ?プンプンですよ?
でも安心しました。俺はずっと、バスターさんに捨てられるのが怖かったから…
だってバスターさんが何か隠し事をしてるのはわかってたから、ちょっと前に帰宅後すぐにシャワーを浴びてて、人狼の毛が服に付いてたことがあったから、そのときから疑ってたから…」
「えっ!それは結構前じゃないか?
すまない…たぶん今回の処罰の手続きでアイツの面会をしてきた日だ、アイツと一緒にいた空気が気持ち悪くて、帰宅後すぐにシャワーを浴びた日のことであってるかな?」
俺の言葉に驚きながら、バスターさんの言葉に行動の理由が解かれていく
たぶん人狼の毛は身体検査のときに付いた物だろう、拘留している罪人に会うんだ念入りにされるから毛も臭いもつくだろう
「じゃあマンションの資料はなんなんですか?人狼自治区のモノばかりでしたけど、俺が追い出されるのかと思いましたよ?」
「えっ!あのっ…違うっ、アレは…そのっ…言いたくないんだよ…でも、そんなシバを追い出す気なんてまったくなくて…」
「なら教えてくださいよ、俺は今回は本当に悩んでたんですからね!
バスターさんに捨てられるくらいなら、バスターさんに返り討ちにあって殺されたいって思うくらい悩んでたんだから、全部教えてくれないと許しませんよ!」
俺の言葉にバスターさんが泣きそうな顔になっていくけど、でも今日は引く気にはなれなくて、言葉を促すようにバスターさんの膝に手を添える。
「そんなっ、すまない…そんなに思い詰めさせて…でもっアレはっ…ちがっ…その、…私も普通じゃなくてっ…お前をっ…てもっ、……ゔぅっ、許してくれ……」
「バスターさん?大丈夫ですよ?どうしたの?あのマンションは俺を追い出す先じゃないんでしょ?他の人狼を囲うのでもないなら…俺はもう怒るようなの理由なんてないですよ?」
「違うっ、もっと…私は酷いことを…お前には知られたくないんだよぅ…嫌われて、軽蔑されてしまう!」
ハラハラとバスターさんの綺麗な青色の瞳から涙が溢れていく、こんな泣き顔ですら美しくて俺みたいにぐちゃぐちゃの鼻水だらけにならないのはすごいと感心してしまうけど…
バスターさんは話してくれない、ふるふると泣きながら首を振るだけで…
バスターさんのたどたどしい言葉を拾っていく…追い出すより、もっと酷いことで、バスターさんが普通じゃないときなら、きっと俺があのクソ優男と番ったと勘違いしているときで…
もしも…俺がバスターさんの立場だったら?もしも自分の番になる予定の相手が他の人と番ってしまったら、そしたら…
俺なら泣きついて、捨てないでって縋り付くしができないけど、もしも、バスターさんみたいに力があるなら…それなら…あぁ…そうかっ…
「もしかして…俺をあそこに、監禁するつもりだった?」
俺の言葉にビクリッと大袈裟なほど肩を跳ねさせて、俺の様子を怯えた様な目でうかがってくる。その様子は俺の言葉が間違いないと口よりも表していて…
「そうかっ…あのマンションは俺を監禁するための場所だったのか、だから人狼自治区で…なるほど、だからもういらないから捨ててたのかっ…ふふっ…そうかっ」
バスターさんがクシャリとした顔になって、ポロポロと大粒な涙を溢れさせていく、俺は大丈夫だよって伝えたくて、バスターさんを優しく優しく抱きしめていった。
「怒ってますよ?プンプンですよ?
でも安心しました。俺はずっと、バスターさんに捨てられるのが怖かったから…
だってバスターさんが何か隠し事をしてるのはわかってたから、ちょっと前に帰宅後すぐにシャワーを浴びてて、人狼の毛が服に付いてたことがあったから、そのときから疑ってたから…」
「えっ!それは結構前じゃないか?
すまない…たぶん今回の処罰の手続きでアイツの面会をしてきた日だ、アイツと一緒にいた空気が気持ち悪くて、帰宅後すぐにシャワーを浴びた日のことであってるかな?」
俺の言葉に驚きながら、バスターさんの言葉に行動の理由が解かれていく
たぶん人狼の毛は身体検査のときに付いた物だろう、拘留している罪人に会うんだ念入りにされるから毛も臭いもつくだろう
「じゃあマンションの資料はなんなんですか?人狼自治区のモノばかりでしたけど、俺が追い出されるのかと思いましたよ?」
「えっ!あのっ…違うっ、アレは…そのっ…言いたくないんだよ…でも、そんなシバを追い出す気なんてまったくなくて…」
「なら教えてくださいよ、俺は今回は本当に悩んでたんですからね!
バスターさんに捨てられるくらいなら、バスターさんに返り討ちにあって殺されたいって思うくらい悩んでたんだから、全部教えてくれないと許しませんよ!」
俺の言葉にバスターさんが泣きそうな顔になっていくけど、でも今日は引く気にはなれなくて、言葉を促すようにバスターさんの膝に手を添える。
「そんなっ、すまない…そんなに思い詰めさせて…でもっアレはっ…ちがっ…その、…私も普通じゃなくてっ…お前をっ…てもっ、……ゔぅっ、許してくれ……」
「バスターさん?大丈夫ですよ?どうしたの?あのマンションは俺を追い出す先じゃないんでしょ?他の人狼を囲うのでもないなら…俺はもう怒るようなの理由なんてないですよ?」
「違うっ、もっと…私は酷いことを…お前には知られたくないんだよぅ…嫌われて、軽蔑されてしまう!」
ハラハラとバスターさんの綺麗な青色の瞳から涙が溢れていく、こんな泣き顔ですら美しくて俺みたいにぐちゃぐちゃの鼻水だらけにならないのはすごいと感心してしまうけど…
バスターさんは話してくれない、ふるふると泣きながら首を振るだけで…
バスターさんのたどたどしい言葉を拾っていく…追い出すより、もっと酷いことで、バスターさんが普通じゃないときなら、きっと俺があのクソ優男と番ったと勘違いしているときで…
もしも…俺がバスターさんの立場だったら?もしも自分の番になる予定の相手が他の人と番ってしまったら、そしたら…
俺なら泣きついて、捨てないでって縋り付くしができないけど、もしも、バスターさんみたいに力があるなら…それなら…あぁ…そうかっ…
「もしかして…俺をあそこに、監禁するつもりだった?」
俺の言葉にビクリッと大袈裟なほど肩を跳ねさせて、俺の様子を怯えた様な目でうかがってくる。その様子は俺の言葉が間違いないと口よりも表していて…
「そうかっ…あのマンションは俺を監禁するための場所だったのか、だから人狼自治区で…なるほど、だからもういらないから捨ててたのかっ…ふふっ…そうかっ」
バスターさんがクシャリとした顔になって、ポロポロと大粒な涙を溢れさせていく、俺は大丈夫だよって伝えたくて、バスターさんを優しく優しく抱きしめていった。
0
あなたにおすすめの小説
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
【完結】 男達の性宴
蔵屋
BL
僕が通う高校の学校医望月先生に
今夜8時に来るよう、青山のホテルに
誘われた。
ホテルに来れば会場に案内すると
言われ、会場案内図を渡された。
高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を
早くも社会人扱いする両親。
僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、
東京へ飛ばして行った。
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
オッサン課長のくせに、無自覚に色気がありすぎる~ヨレヨレ上司とエリート部下、恋は仕事の延長ですか?
中岡 始
BL
「新しい営業課長は、超敏腕らしい」
そんな噂を聞いて、期待していた橘陽翔(28)。
しかし、本社に異動してきた榊圭吾(42)は――
ヨレヨレのスーツ、だるそうな関西弁、ネクタイはゆるゆる。
(……いやいや、これがウワサの敏腕課長⁉ 絶対ハズレ上司だろ)
ところが、初めての商談でその評価は一変する。
榊は巧みな話術と冷静な判断で、取引先をあっさり落としにかかる。
(仕事できる……! でも、普段がズボラすぎるんだよな)
ネクタイを締め直したり、書類のコーヒー染みを指摘したり――
なぜか陽翔は、榊の世話を焼くようになっていく。
そして気づく。
「この人、仕事中はめちゃくちゃデキるのに……なんでこんなに色気ダダ漏れなんだ?」
煙草をくゆらせる仕草。
ネクタイを緩める無防備な姿。
そのたびに、陽翔の理性は削られていく。
「俺、もう待てないんで……」
ついに陽翔は榊を追い詰めるが――
「……お前、ほんまに俺のこと好きなんか?」
攻めるエリート部下 × 無自覚な色気ダダ漏れのオッサン上司。
じわじわ迫る恋の攻防戦、始まります。
【最新話:主任補佐のくせに、年下部下に見透かされている(気がする)ー関西弁とミルクティーと、春のすこし前に恋が始まった話】
主任補佐として、ちゃんとせなあかん──
そう思っていたのに、君はなぜか、俺の“弱いとこ”ばっかり見抜いてくる。
春のすこし手前、まだ肌寒い季節。
新卒配属された年下部下・瀬戸 悠貴は、無表情で口数も少ないけれど、妙に人の感情に鋭い。
風邪気味で声がかすれた朝、佐倉 奏太は、彼にそっと差し出された「ミルクティー」に言葉を失う。
何も言わないのに、なぜか伝わってしまう。
拒むでも、求めるでもなく、ただそばにいようとするその距離感に──佐倉の心は少しずつ、ほどけていく。
年上なのに、守られるみたいで、悔しいけどうれしい。
これはまだ、恋になる“少し前”の物語。
関西弁とミルクティーに包まれた、ふたりだけの静かな始まり。
(5月14日より連載開始)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる