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34.二人の家に
1036.マダム来訪 (sideシバ)
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「うわっ!すごい部屋だぁ…えっ?個室なの?めちゃ夜景が綺麗だし、よく予約が取れましたね!決めたのも急でしたよね?」
「えぇ、早めの時間の時間ならって…こちらのレストランのオーナーと知り合いでね?ちょっと無理言ってお願いしたのよ、せっかくの記念のディナーなんだからね?」
着いたレストランは繁華街の高層ビルの一角にあって、もう入るのにビビっちゃうくらいの素敵なハイクラスの雰囲気のレストランで…
それでもバスターさんは慣れた様子で進んでいくから、俺も必死に格好をつけてエスコートしていった。
黒いスーツのウェイターさんに通された部屋は、まさに夜景が一望できる壁一面が大きな窓の個室で、もう絶対に一等席だった
こんなところは来るのが初めてだし、もう緊張して体に変な力が入ってしまう!
「ふふっ…そんなに緊張しないで?
二人でゆっくりするために個室にしたんだからね?さてと、お酒は何にする?やっぱりお祝いなんだからシャンパンかしら?」
「ふわぁ…はいっ!番えたお祝いの乾杯しなくちゃ!ふふっ」
バスターさんがウェイターさんからシャンパンのメニューをもらって、俺にも見せてくれるけど…何が書いてあるかすら、わからない!
なんかウニョウニョした文字と小さくふりがながふってあるけど、何がどんなお酒なのかもわからない!
「う~ん、ここらへんとかが私は飲みいわ、飲みやすいし、そんなに強くないから…シバも美味しく飲めると思うの、どうかしら?」
「えっ?ああぁ…はい!じゃあそれにしましょう!」
もうバスターさんの言葉に促されるまま、シャンパンをグラスで頼んでいった。バスターさんはお酒が強いんだし、ボトルでなくていいのかな?って思ったけど…とりあえずバスターさんがグラスでって言うからグラスにしておいた!
シャンパンが来たらチンッと高い音を鳴らしながら乾杯をして、メニューを見ながらバスターさんとアレコレと楽しく選んでいたら、コンコンっとなかなか強めなノックがして扉が開けば…なんだかキリッとした顔立ちの、頭をしっかりと結った藤色の着物に金色の帯の年配の女性が立っていた。
なんかめちゃ強そうなオーラの女性が立っていた。
「失礼いたしますわ、バスターさんお久しぶりですわね、せっかく来てくださったんですから…ちょっと挨拶をよろしいかしら?」
「あらっ?マダム、わざわざありがとうございます。お久しぶりです。
紹介しますね、私の番になりました。シバです。今回は無理を言ってすいません…」
「はじめまして、バスターさんの雄になりました。シバです。本日はありがとうございます。」
マダムっとバスターさんが呼ぶ女性は、俺のことをの頭の先から足の先までゆっくりと見ると、にこりっと柔和な笑顔を向けてきた。何?ちょっと怖いですよ…魔獣よりも迫力がありますよ…
「あらっ…バスターさんが番うっていうから、どんな方かと思いましたが、大変に可愛らしいですわね、でもお強いんですよね?
バスターさんの雄なのですから…」
「はい、ありがとうございます。バスターさんに鍛えてもらいましたので、弱くわないと自負しております。何よりバスターさんは俺の雌ですから、もしものときは死ぬ気で守るつもりです。」
俺の言葉にその柔和に笑顔の目を少し見開いて、さらにニコリっと深い笑顔になって…
「ふふっ…まぁ~変な小娘だったら即ブツブツするけど…この可愛いワンちゃんなら…まぁ…雄なら…女として負けたわけではないし…ブツブツしなくても…」
ブツブツ小さくつぶやきでいる内容が怖いです!その笑顔で低い声でブツブツ何かヤバいことを言ってるのがめちゃ怖いです!!
「それにしてもマダムはいつまでも美しいですね、私も見習いたい限りです…
本日も凛としてて素敵ですわ!」
「あらっ♡今日みたいな綺麗なバスターさんも素敵ですよ!存分に楽しんでいってくださいね?こちらは私からのお祝いですわ!」
「ありがとうございます。今後も番共々、よろしくお願いいたしますね!」
とりあえずバスターさんと一緒に頭を下げておいた!絶対に逆らっちゃいけないタイプだと俺は本能で感じ取りましたから!
「えぇ、早めの時間の時間ならって…こちらのレストランのオーナーと知り合いでね?ちょっと無理言ってお願いしたのよ、せっかくの記念のディナーなんだからね?」
着いたレストランは繁華街の高層ビルの一角にあって、もう入るのにビビっちゃうくらいの素敵なハイクラスの雰囲気のレストランで…
それでもバスターさんは慣れた様子で進んでいくから、俺も必死に格好をつけてエスコートしていった。
黒いスーツのウェイターさんに通された部屋は、まさに夜景が一望できる壁一面が大きな窓の個室で、もう絶対に一等席だった
こんなところは来るのが初めてだし、もう緊張して体に変な力が入ってしまう!
「ふふっ…そんなに緊張しないで?
二人でゆっくりするために個室にしたんだからね?さてと、お酒は何にする?やっぱりお祝いなんだからシャンパンかしら?」
「ふわぁ…はいっ!番えたお祝いの乾杯しなくちゃ!ふふっ」
バスターさんがウェイターさんからシャンパンのメニューをもらって、俺にも見せてくれるけど…何が書いてあるかすら、わからない!
なんかウニョウニョした文字と小さくふりがながふってあるけど、何がどんなお酒なのかもわからない!
「う~ん、ここらへんとかが私は飲みいわ、飲みやすいし、そんなに強くないから…シバも美味しく飲めると思うの、どうかしら?」
「えっ?ああぁ…はい!じゃあそれにしましょう!」
もうバスターさんの言葉に促されるまま、シャンパンをグラスで頼んでいった。バスターさんはお酒が強いんだし、ボトルでなくていいのかな?って思ったけど…とりあえずバスターさんがグラスでって言うからグラスにしておいた!
シャンパンが来たらチンッと高い音を鳴らしながら乾杯をして、メニューを見ながらバスターさんとアレコレと楽しく選んでいたら、コンコンっとなかなか強めなノックがして扉が開けば…なんだかキリッとした顔立ちの、頭をしっかりと結った藤色の着物に金色の帯の年配の女性が立っていた。
なんかめちゃ強そうなオーラの女性が立っていた。
「失礼いたしますわ、バスターさんお久しぶりですわね、せっかく来てくださったんですから…ちょっと挨拶をよろしいかしら?」
「あらっ?マダム、わざわざありがとうございます。お久しぶりです。
紹介しますね、私の番になりました。シバです。今回は無理を言ってすいません…」
「はじめまして、バスターさんの雄になりました。シバです。本日はありがとうございます。」
マダムっとバスターさんが呼ぶ女性は、俺のことをの頭の先から足の先までゆっくりと見ると、にこりっと柔和な笑顔を向けてきた。何?ちょっと怖いですよ…魔獣よりも迫力がありますよ…
「あらっ…バスターさんが番うっていうから、どんな方かと思いましたが、大変に可愛らしいですわね、でもお強いんですよね?
バスターさんの雄なのですから…」
「はい、ありがとうございます。バスターさんに鍛えてもらいましたので、弱くわないと自負しております。何よりバスターさんは俺の雌ですから、もしものときは死ぬ気で守るつもりです。」
俺の言葉にその柔和に笑顔の目を少し見開いて、さらにニコリっと深い笑顔になって…
「ふふっ…まぁ~変な小娘だったら即ブツブツするけど…この可愛いワンちゃんなら…まぁ…雄なら…女として負けたわけではないし…ブツブツしなくても…」
ブツブツ小さくつぶやきでいる内容が怖いです!その笑顔で低い声でブツブツ何かヤバいことを言ってるのがめちゃ怖いです!!
「それにしてもマダムはいつまでも美しいですね、私も見習いたい限りです…
本日も凛としてて素敵ですわ!」
「あらっ♡今日みたいな綺麗なバスターさんも素敵ですよ!存分に楽しんでいってくださいね?こちらは私からのお祝いですわ!」
「ありがとうございます。今後も番共々、よろしくお願いいたしますね!」
とりあえずバスターさんと一緒に頭を下げておいた!絶対に逆らっちゃいけないタイプだと俺は本能で感じ取りましたから!
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