淫行の聖女 〜ムキムキの聖女様は可愛い犬がお好き〜

モスマンの娘

文字の大きさ
11 / 17

10.暗い回想 2  (sideセバス)

しおりを挟む
国に充てがわれた豪華な部屋におおきなベッドで今日もバスター様の教育が行われる。


バスター様の表情はいつも辛そうで、苦しそうで、ただひたすらに耐え、そして全てを諦めた表情をしておられる



「嫌だぁ…セバスさん、そこはぁ…あぁぉ!なんで…ひぃぃ!!ああぁぁ…いやだぁぁ!」


三ヶ月の教育のときに、バスター様の狭い蕾に細めの張り子をねじ込めば、涙と鼻水でくちゃくちゃの顔で悲鳴をあげられた。


「まって…まって……いたいいぃ!あぁあぁ!奥はいやぁぁ…!きつっっ…ひぃぃぃ!!」


半年後には三本の指を簡単に受け入れて、奥の結腸を初めて抜くことができた。白目をむいて痙攣しておられたが、その立派な聖棒からは聖液を吹き出しておられる。


バスター様の聖液に触れれば、枯れた花は蘇り、呪われ汚れた大地は浄化され、腐り落ちかけていた足すらも元に戻った。
ただ…その聖液を出す姿をみた者は、皆が顔を引きつらせ、誰一人としてバスター様を敬うことはなかった。



『あのような男が聖女などと…気持ちの悪い』

『人前で喘ぎ狂うなど、恥ずかしくないのか…』

『どこが聖なるのだ、どこが清いのだ、穢らわしい!』


バスター様にはそんな言葉は決して聞かれないようにしたが、それでも悪態はどこからか漏れいでてくる。日に日にバスター様の元気がなくなっていった。


一年もしたころ、バスター様の婚約者が決まった。
第一王子がほぼ王を継承することが決まっているので、子を作る必要がない第二王子が婚約者となったのだ


聖女のほとんどが王族と結婚し、国で大事に保護される。それは聖女の力は国力すら影響するほどに強い場合があり、その力の流出を防ぐためでもあるのだ


私はこの青年の婚約を心から祝福した。この青年には淫行系聖女は荷が重い
淫行系聖女は昔から貴族や王族との交わりを嬉々として行いその聖なる力により、交わった相手の寿命を伸ばし、国力を上げ、その時代は繁栄を極めると言われている。


ただバスター様は未だにどの王族とも、貴族とも顔をあわせず、ただひたすら豪華な部屋のベッドで私の教育により、力の開放だけを行っている。


このような軟禁されているような生活が続くよりも、誰か力のある者に愛されて、その者と幸せに暮らせるのならば、この純朴な青年は今よりも幸せになれるのではと思ったのだ


その私の望みはすぐに打ち砕かれた。
バスター様と第二王子が顔合わせのために、お茶会が開かれただが…そのときに第二王子の態度は酷いものだった。


バスター様は、綺羅びやかな刺繍を施された白いワンピースに、肩まで伸ばした髪を後にながし、薄っすらと紅を引き、少しでも綺麗に見えるようにと着飾らされて、お淑やかに座っておられるのに


第二王子は眉間を寄せ、苦々しいものを噛むように口を歪ませ、バスター様を醜悪なモノを見るような目で見ていた。


「あの、王子は普段はどのように休日をお過ごしなのですか?私は花を見たりするのが好きで……あのっ……」

「チッ!!化物がっ………」

「……あっ、すいません……」


バスター様がなんとか必死に打ち解けようとすれど、そのような蔑む言葉を吐き捨てて、ひたすらに嫌悪の表情を浮かべていた。


このような者にバスター様を委ねるなど、決して出来ないと思ったが、国家が決めた婚約は、そう簡単にはくつがえせないのだ…



しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

BL
鍛えられた肉体、高潔な魂―― それは選ばれし“供物”の条件。 山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。 見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。 誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。 心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。

大学一軍イケメンにいちご狩りに誘われた陰キャの俺、なぜかいちごじゃなくて俺が喰われたんだが(?)

子犬一 はぁて
BL
大学一軍イケメン×大学九軍陰キャ 喰われるなんて聞いてないんだが(?) 俺はただ、 いちご狩りに誘われただけだが。 なのに── 誘ってきた大学一軍イケメンの海皇(21)に なぜか俺が捕まって食われる展開に? ちょっと待てい。 意味がわからないんだが! いちご狩りから始まる ケンカップルいちゃらぶBL ※大人描写のある話はタイトルに『※』あり

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

従僕に溺愛されて逃げられない

大の字だい
BL
〈従僕攻め×強気受け〉のラブコメ主従BL! 俺様気質で傲慢、まるで王様のような大学生・煌。 その傍らには、当然のようにリンがいる。 荷物を持ち、帰り道を誘導し、誰より自然に世話を焼く姿は、周囲から「犬みたい」と呼ばれるほど。 高校卒業間近に受けた突然の告白を、煌は「犬として立派になれば考える」とはぐらかした。 けれど大学に進学しても、リンは変わらず隣にいる。 当たり前の存在だったはずなのに、最近どうも心臓がおかしい。 居なくなると落ち着かない自分が、どうしても許せない。 さらに現れた上級生の熱烈なアプローチに、リンの嫉妬は抑えきれず――。 主従なのか、恋人なのか。 境界を越えたその先で、煌は思い知らされる。 従僕の溺愛からは、絶対に逃げられない。

お兄ちゃんができた!!

くものらくえん
BL
ある日お兄ちゃんができた悠は、そのかっこよさに胸を撃ち抜かれた。 お兄ちゃんは律といい、悠を過剰にかわいがる。 「悠くんはえらい子だね。」 「よしよ〜し。悠くん、いい子いい子♡」 「ふふ、かわいいね。」 律のお兄ちゃんな甘さに逃げたり、逃げられなかったりするあまあま義兄弟ラブコメ♡ 「お兄ちゃん以外、見ないでね…♡」 ヤンデレ一途兄 律×人見知り純粋弟 悠の純愛ヤンデレラブ。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

灰かぶりの少年

うどん
BL
大きなお屋敷に仕える一人の少年。 とても美しい美貌の持ち主だが忌み嫌われ毎日被虐的な扱いをされるのであった・・・。

処理中です...