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三章 廻転
一.帰郷
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一月終わり。
雪が降り積もり風が冷たく吹き付ける中、翔隆は躑躅ヶ崎館を出た。
晴信は勿論、義信・四郎にもきちんと別れを告げて。
―――が、やはり淋しいのは美濃を出た時と同じである。
だが尾張に行けば、牢人ではなくなる。
この世で一番、愛おしい主君――――信長の下へ帰れるのだ!
〈信長様…!〉
名を思えば、会いたくて仕方なかった……敬愛し…心酔して止まぬ主君。
牢人となってから、今まで一日とてその名を、その姿を思わない日は無かった…。
思ったより雪は深く、焦る余り埋もれたり滑ったりしながらも進んで行く。
そして尾張に着いたのは、閏一月の十三日だった。
一年以上、ずっと離れていた懐かしい那古野城に着いたのは、未の三刻(午後三時頃)となってしまっていた。
思わず立ち尽くし、微笑んで城を見上げる。
―――とその時、城内から馬が二頭出てきた。
〈あっ…!〉
見覚えのある姿に、思わず声を上げる。
「長秀…内蔵助!!」
「!?」
呼び止められて二人は馬を止める。
そして、駆け寄ってくる懐かしい銀鼠色の髪の若者を見て驚く。
「とび―――」
「長秀…」
翔隆は、嬉しそうに丹羽五郎左衛門尉長秀(十九歳)に近寄る。
「久し振りだな」
「翔隆! 何と…見違える程、立派になったな!」
「急いでいるようだが……何かあったのか?」
尋ねると、二人は顔を見合わせ眉を寄せる。そして、佐々内蔵助(十六歳)が悔しげに言う。
「平手どのが……家老の、平手政秀どのが、自害なされたのだ!!」
「……!!」
帰国早々の、悲報である。
〈唯一人……織田家老の中で、唯一の支えであった政秀殿が…!? では…信長様も……!〉
そう考え、翔隆は何も言わずに城に入っていった。
そして本丸に向かうと、そこには塙九郎左衛門尉直政(二十二歳)と池田勝三郎(十八歳)が居た。
「お主…っ!」
「翔隆っ?!」
二人が驚いている間に、翔隆は己の所持品から笛を探し出して、
「仔細は後程!」
とだけ言い残し、瞬く間に行ってしまった。
信長は、既に平手家の屋敷を後にしていた。
〈じい…お前まで、逝ってしまったか……!!〉
ちらりと後ろを見ると、前田犬千代だけがきちんと馬を走らせ、付いてきている。
〈――――じい…!!〉
愛馬〝覇王〟は狂ったかのように速度を増し、疾風の如く走る。
「………!」
さすがに、犬千代も引き離されていった。
〈……親父といい……じいといい………二人揃って、大たわけじゃ!〉
ギリッと唇を噛み締め、目を瞑る。
信秀の厳しい顔や政秀の泣きそうな顔、優しい笑顔が走馬灯のように駆け巡る。
〈…じいは、分かっていたのだな…〉
そう思い馬を止めると、そこは清洲城側の小高い丘であった。
尾張を一望しながら、政秀の遺書を握り締める。
〈もうこの信長を自由にはしてくれぬのか…! 己がいれば〝たわけ〟を続ける、と見抜いたのか…じいっ!〉
空を見上げると、じんと胸が…目頭が、熱くなる。
信長は酒の入った瓢箪を手にし、辺り一面に振り掛けた。
「…飲め…供養の酒じゃ、親父…じい!」
トポトポと酒が流れるのと同時に、信長の頬に二筋の涙が伝う。
「…もう、この身に織田を背負えと言うのか………? もう…天下へ進めというのか、じい! ―――たわけがぁあ!!」
バシン、と鞭で木を叩く。
「何故死んだ! 苦ばかり負って…後には楽をさせてやろうものを…!!」
追い付いてきた前田犬千代は、その姿を見て言葉を失い、ただ俯いていた。
〈おいたわしや……〉
「――――分かった……それ程早う天下を治めよと言うのなら、この信長、魔王となってみせよう!! 鬼となり、魔物の王となり――――天を治めてやる!!」
信長はそう叫び、天を睨んだ。
恐らくその空には、遠く長い――――天下統一の道が見えているのだろう。
ピーロロロ…
何処からか、笛の音が響いてきた。
〈…竹千代の笛…!〉
バッと後ろを見るが、犬千代がいるだけ。
その犬千代も、笛の主を探して辺りを見回している。
半刻程、悲しげな曲が鳴り響いた。
聞き慣れないが心に染み入る音色…。
その音色が止まり、懐かしい声が聞こえたのだ。
(…なれば俺は地獄の鬼として、その案内を務めさせて頂きましょう)
〈この…声!!〉
信長も、犬千代も驚悸した。
ザザ…と木の上から若者が降り立ち、信長の側に跪く。
「………篠蔦三郎兵衛翔隆、只今戻りました」
「…もう、戻らぬかと思うていた」
「俺の帰る場所は、一つなれば…」
「――話は城で聞く。犬、帰るぞ!!」
「はっ!」
馬を返し走らせると、翔隆は平然と〝覇王〟の横を走っていく。
その主君と、親友の後ろ姿を見つめながら、犬千代は嬉し涙を浮かべていた。
那古野城に戻ると、信長らは本丸に赴く。
すると自然に濃姫、塙直政、前田犬千代、丹羽五郎左衛門長秀、佐々内蔵助、池田勝三郎達が集まった。
翔隆は御前に座り、平伏する。
信長は、少し拗ねたような口調で言う。
「…何をしていたか、申せ」
「はっ。始めは美濃におりました。濃姫様の従兄弟であられる明智光秀殿を頼り、明智城でお世話に」
「まあ十兵衛の!」
「そこで色々…築城や内政などの事を習い…道三様にもお会いしました」
「父上に?」
いちいち濃姫が口を挟むので、信長が黙って聞け、と制する。
「道三様には茶に招かれたり至しましたが、一月には美濃を出ました。それから駿河を視察し、三河に行き…そこで知り合った者の下で、農作業などをして…それから…甲斐へ…」
段々と言葉が、しどろもどろになってくる。
「………して?」
「その時…風邪を引いておりまして……倒れていた所を、助けて頂きまして…」
「甲斐源氏の武田にか」
「…はい。良くして頂きまして…お礼にと…下働きをさせて頂き…」
「嘘は、吐くなよ」
「………はい…」
さすがに、信長は誤魔化せない。
「俺は……皆、大切な方だと思っています。その…光秀も、晴信様も、同じように…」
何とか誤魔化そうとしている所から、何か重大な事をしてきた、というのが分かる。
「…何と、約束したのだ? 武田と…」
「あっ……その、道三様にも言われ、それはお断りしたのですが…その時は…一族の立場もあり…」
「はっきり申せ」
「……〝信長様以上に想う事は出来ませぬが、忠誠を誓います〟と……。何かあった折には、助勢します、と………。ですが! 本当に従うのは、信長様だけです! 決して裏切ったり、寝返ったりは至しませぬ!!」
包み隠さず、そう言った。
一気に怒りが込み上げてくるが、信長は手を上げるのをやめる。
〈…信じてしまったわしの負けか。だが、度が過ぎるようならば容赦はせぬぞ!!〉
ギロリと翔隆を睨み付けると、翔隆は真顔で頷いた。分かっているのか、いないのか…。
主君がありながら他の者に〝忠誠を誓う〟などと、常識では考えられない。
しかし、それを二人の男に言わせる程の魅力が、この〝鬼〟にあるのは事実…。
〈困ったものよ…〉
信長は苦笑して、溜め息を吐いた。
再仕官した翔隆は、突然奇妙な事を言い出した。
〝自分を、織田家の乱破としておいてくれ〟と言うのだ。
普段は近習でいいから、いざという時に情報収集や守備をやらせて欲しいというのが分かった。
信長は不承不承ながらも認め、月三貫でやらせる事とした。
それは、翔隆が人とは違うという事を承知の上での事だった…。
その夜。
信長は、久し振りに見る翔隆を、正面に立たせてまじまじと眺めた。
…小袖に袴姿……。
伸びた髪も結ってある。
いつの間にか、色々な所に筋肉も付いている。
一年と十ヶ月で、こんなにも変わるとは…。
「…男らしくなったな」
「はあ…」
としか言いようがなかった。
〈いつまで立っていればいいのだろう?〉
そう思っていると、信長が手で招き寄せる。翔隆は近付いて正座する。
「翔隆」
「はい」
「明智や武田には抱かれたか?」
「はあっ?!」
有りもしない事を聞かれて、翔隆は驚いて仰け反った。
すると、信長はズイッと顔を近付けて真顔で言う。
「真か」
「は、はい…」
「嘘は…」
「付いてません! 本当です!!」
それを聞き、信長はクッと笑って翔隆を抱き寄せたーーー。
雪が降り積もり風が冷たく吹き付ける中、翔隆は躑躅ヶ崎館を出た。
晴信は勿論、義信・四郎にもきちんと別れを告げて。
―――が、やはり淋しいのは美濃を出た時と同じである。
だが尾張に行けば、牢人ではなくなる。
この世で一番、愛おしい主君――――信長の下へ帰れるのだ!
〈信長様…!〉
名を思えば、会いたくて仕方なかった……敬愛し…心酔して止まぬ主君。
牢人となってから、今まで一日とてその名を、その姿を思わない日は無かった…。
思ったより雪は深く、焦る余り埋もれたり滑ったりしながらも進んで行く。
そして尾張に着いたのは、閏一月の十三日だった。
一年以上、ずっと離れていた懐かしい那古野城に着いたのは、未の三刻(午後三時頃)となってしまっていた。
思わず立ち尽くし、微笑んで城を見上げる。
―――とその時、城内から馬が二頭出てきた。
〈あっ…!〉
見覚えのある姿に、思わず声を上げる。
「長秀…内蔵助!!」
「!?」
呼び止められて二人は馬を止める。
そして、駆け寄ってくる懐かしい銀鼠色の髪の若者を見て驚く。
「とび―――」
「長秀…」
翔隆は、嬉しそうに丹羽五郎左衛門尉長秀(十九歳)に近寄る。
「久し振りだな」
「翔隆! 何と…見違える程、立派になったな!」
「急いでいるようだが……何かあったのか?」
尋ねると、二人は顔を見合わせ眉を寄せる。そして、佐々内蔵助(十六歳)が悔しげに言う。
「平手どのが……家老の、平手政秀どのが、自害なされたのだ!!」
「……!!」
帰国早々の、悲報である。
〈唯一人……織田家老の中で、唯一の支えであった政秀殿が…!? では…信長様も……!〉
そう考え、翔隆は何も言わずに城に入っていった。
そして本丸に向かうと、そこには塙九郎左衛門尉直政(二十二歳)と池田勝三郎(十八歳)が居た。
「お主…っ!」
「翔隆っ?!」
二人が驚いている間に、翔隆は己の所持品から笛を探し出して、
「仔細は後程!」
とだけ言い残し、瞬く間に行ってしまった。
信長は、既に平手家の屋敷を後にしていた。
〈じい…お前まで、逝ってしまったか……!!〉
ちらりと後ろを見ると、前田犬千代だけがきちんと馬を走らせ、付いてきている。
〈――――じい…!!〉
愛馬〝覇王〟は狂ったかのように速度を増し、疾風の如く走る。
「………!」
さすがに、犬千代も引き離されていった。
〈……親父といい……じいといい………二人揃って、大たわけじゃ!〉
ギリッと唇を噛み締め、目を瞑る。
信秀の厳しい顔や政秀の泣きそうな顔、優しい笑顔が走馬灯のように駆け巡る。
〈…じいは、分かっていたのだな…〉
そう思い馬を止めると、そこは清洲城側の小高い丘であった。
尾張を一望しながら、政秀の遺書を握り締める。
〈もうこの信長を自由にはしてくれぬのか…! 己がいれば〝たわけ〟を続ける、と見抜いたのか…じいっ!〉
空を見上げると、じんと胸が…目頭が、熱くなる。
信長は酒の入った瓢箪を手にし、辺り一面に振り掛けた。
「…飲め…供養の酒じゃ、親父…じい!」
トポトポと酒が流れるのと同時に、信長の頬に二筋の涙が伝う。
「…もう、この身に織田を背負えと言うのか………? もう…天下へ進めというのか、じい! ―――たわけがぁあ!!」
バシン、と鞭で木を叩く。
「何故死んだ! 苦ばかり負って…後には楽をさせてやろうものを…!!」
追い付いてきた前田犬千代は、その姿を見て言葉を失い、ただ俯いていた。
〈おいたわしや……〉
「――――分かった……それ程早う天下を治めよと言うのなら、この信長、魔王となってみせよう!! 鬼となり、魔物の王となり――――天を治めてやる!!」
信長はそう叫び、天を睨んだ。
恐らくその空には、遠く長い――――天下統一の道が見えているのだろう。
ピーロロロ…
何処からか、笛の音が響いてきた。
〈…竹千代の笛…!〉
バッと後ろを見るが、犬千代がいるだけ。
その犬千代も、笛の主を探して辺りを見回している。
半刻程、悲しげな曲が鳴り響いた。
聞き慣れないが心に染み入る音色…。
その音色が止まり、懐かしい声が聞こえたのだ。
(…なれば俺は地獄の鬼として、その案内を務めさせて頂きましょう)
〈この…声!!〉
信長も、犬千代も驚悸した。
ザザ…と木の上から若者が降り立ち、信長の側に跪く。
「………篠蔦三郎兵衛翔隆、只今戻りました」
「…もう、戻らぬかと思うていた」
「俺の帰る場所は、一つなれば…」
「――話は城で聞く。犬、帰るぞ!!」
「はっ!」
馬を返し走らせると、翔隆は平然と〝覇王〟の横を走っていく。
その主君と、親友の後ろ姿を見つめながら、犬千代は嬉し涙を浮かべていた。
那古野城に戻ると、信長らは本丸に赴く。
すると自然に濃姫、塙直政、前田犬千代、丹羽五郎左衛門長秀、佐々内蔵助、池田勝三郎達が集まった。
翔隆は御前に座り、平伏する。
信長は、少し拗ねたような口調で言う。
「…何をしていたか、申せ」
「はっ。始めは美濃におりました。濃姫様の従兄弟であられる明智光秀殿を頼り、明智城でお世話に」
「まあ十兵衛の!」
「そこで色々…築城や内政などの事を習い…道三様にもお会いしました」
「父上に?」
いちいち濃姫が口を挟むので、信長が黙って聞け、と制する。
「道三様には茶に招かれたり至しましたが、一月には美濃を出ました。それから駿河を視察し、三河に行き…そこで知り合った者の下で、農作業などをして…それから…甲斐へ…」
段々と言葉が、しどろもどろになってくる。
「………して?」
「その時…風邪を引いておりまして……倒れていた所を、助けて頂きまして…」
「甲斐源氏の武田にか」
「…はい。良くして頂きまして…お礼にと…下働きをさせて頂き…」
「嘘は、吐くなよ」
「………はい…」
さすがに、信長は誤魔化せない。
「俺は……皆、大切な方だと思っています。その…光秀も、晴信様も、同じように…」
何とか誤魔化そうとしている所から、何か重大な事をしてきた、というのが分かる。
「…何と、約束したのだ? 武田と…」
「あっ……その、道三様にも言われ、それはお断りしたのですが…その時は…一族の立場もあり…」
「はっきり申せ」
「……〝信長様以上に想う事は出来ませぬが、忠誠を誓います〟と……。何かあった折には、助勢します、と………。ですが! 本当に従うのは、信長様だけです! 決して裏切ったり、寝返ったりは至しませぬ!!」
包み隠さず、そう言った。
一気に怒りが込み上げてくるが、信長は手を上げるのをやめる。
〈…信じてしまったわしの負けか。だが、度が過ぎるようならば容赦はせぬぞ!!〉
ギロリと翔隆を睨み付けると、翔隆は真顔で頷いた。分かっているのか、いないのか…。
主君がありながら他の者に〝忠誠を誓う〟などと、常識では考えられない。
しかし、それを二人の男に言わせる程の魅力が、この〝鬼〟にあるのは事実…。
〈困ったものよ…〉
信長は苦笑して、溜め息を吐いた。
再仕官した翔隆は、突然奇妙な事を言い出した。
〝自分を、織田家の乱破としておいてくれ〟と言うのだ。
普段は近習でいいから、いざという時に情報収集や守備をやらせて欲しいというのが分かった。
信長は不承不承ながらも認め、月三貫でやらせる事とした。
それは、翔隆が人とは違うという事を承知の上での事だった…。
その夜。
信長は、久し振りに見る翔隆を、正面に立たせてまじまじと眺めた。
…小袖に袴姿……。
伸びた髪も結ってある。
いつの間にか、色々な所に筋肉も付いている。
一年と十ヶ月で、こんなにも変わるとは…。
「…男らしくなったな」
「はあ…」
としか言いようがなかった。
〈いつまで立っていればいいのだろう?〉
そう思っていると、信長が手で招き寄せる。翔隆は近付いて正座する。
「翔隆」
「はい」
「明智や武田には抱かれたか?」
「はあっ?!」
有りもしない事を聞かれて、翔隆は驚いて仰け反った。
すると、信長はズイッと顔を近付けて真顔で言う。
「真か」
「は、はい…」
「嘘は…」
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