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三章 廻転
二.夜伽 〜信長と、四〜 ※
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【信長との伽・四】
(男同士の性表現有ります)
信長は、久し振りに見る翔隆を、正面に立たせてまじまじと眺めた。
…小袖に袴姿……。
伸びた髪も結ってある。
いつの間にか、色々な所に筋肉も付いている。
一年と十ヶ月で、こんなにも変わるとは…。
「…男らしくなったな」
「はあ…」
としか言いようがなかった。
〈いつまで立っていればいいのだろう?〉
そう思っていると、信長が手で招き寄せる。翔隆は近付いて正座する。
「翔隆」
「はい」
「明智や武田には抱かれたか?」
「はあっ?!」
有りもしない事を聞かれて、翔隆は驚いて仰け反った。
すると、信長はズイッと顔を近付けて真顔で言う。
「誠か」
「は、はい…」
「嘘は…」
「付いてません! 本当です!!」
そう言うと同時に、激しく口付けられる。
「んん…!」
信長は舌を絡ませて、吸ったり少し噛んだりする。
それに合わせるように、翔隆も舌を絡めて、両手を信長の背中に回してぎゅっと抱き付く。
そんな求める仕草が、信長の性欲を掻き立てる。
翔隆を押し倒して角度を変えて更に激しく舌を吸ってから離し、翔隆の唇を舐める。
「は…」
翔隆は潤んだ瞳で信長を見つめる。
「じっとしておれ」
そう言い信長は翔隆の小袖と襦袢を引き摺り出しながら、耳や首筋に舌を這わせてから肩、乳首を舐めていく。
「んん…あっ」
じっとしていろと言われても、躰が勝手にビクビクと動いてしまう。
信長は翔隆の乳首をちゅうっと吸い、そこから腹の方を舐めつつ袴の紐を器用に解いていく。
〈…傷を負ったか……〉
肩口と太腿の酷い傷痕を見て、信長は少し怒りを覚える。
勝手に傷付いたのが腹立たしいのか、傷付けた者に腹が立つのかは分からないが…。
信長は太腿にある傷を舐める。
「んっ…」
ぴくりと反応するという事は、痛くは無いという事だ。
信長は少し安心しながら、内腿を舐めて褌を取る。
〈…あの陽炎とやらか…? それとも師匠とやらか?〉
考えながら、翔隆の袴を放り投げて両太腿を持って両足を上げさせると、己の腹で支えてそのままの体勢で翔隆の男根と蕾を弄る。
「あっんんぅ!」
翔隆は肩と両腕で躰を支えながらも、足を動かさないようにする。
…のだが、蕾をほぐされて男根を扱かれては足がビクビクと動いてしまい、どうにもならない。
〈ど、どうしたら………〉
快楽の中で懸命に考えて、出た答えは自分で足を持って固定する事だった。
それを見た信長は、ふっと笑って翔隆の蕾の中で激しく指を掻き回しながら、男根を舐める。
「あっ、ぁんんっ! だ、駄目そんな…」
外見はだいぶ大人っぽくなったが、こういう所は変わらない。
「舐めては悪いのか? お主は近習であろうが」
そう言って信長は翔隆の男根を咥えてしゃぶる。
「あああっ! はっ、だ…め…」
半分宙に浮かせた体勢の上、自分で両足を持ってしまっているので何も出来ない。
ひくひくと腿を震わせて耐えていると、信長に男根を扱かれて精気を出してしまう。
「んああっ!!」
出した場所が自分の躰の上なので、まだいいが…。
蕾は掻き乱されたままだ。
「んっ、もぅ…あっんんっ!!」
躰の奥が熱くて、蕾がじんじんと痺れる。気持ちいいがもどかしくて、おかしな感覚になる。
「の…信長様……もぅ……」
「ん? どうした?」
「…っ」
翔隆が真っ赤になって言葉に詰まると、信長はニヤニヤとしながら手を止める。
そして、翔隆の足を降ろしてやると、顔を近付けて言う。
「どうして、欲しいのだ…?」
「その……ご、後生ですから……い、入れて下さい…」
涙を目の端に浮かべながら言うと、信長は満足そうに笑う。
「可愛い事を言うようになったな」
そう言い信長は翔隆に軽く口付けてから、俯せにして腰を持って引き寄せると、一気に蕾に押し入れた。
「ああっ!!」
翔隆は背を仰け反らせてビクンと跳ねる。久し振りに味わう感覚に、足を震わせた。
「そう仰け反るな。挿れにくいだろうが…」
信長は笑いながら言い、更に激しく腰を動かす。
「んっあ、のぶ…はあぁっ!」
何か言おうとしても、享楽に呑まれて言葉にならない。
その内、信長はゆっくりと抜き差しをしながら、翔隆の乳首や男根を弄り始めた。
「んっ…あんんっ、やぁ…」
嫌と言う割には、そそられる嬌声だ。
「そんなに誘う声を出すな。溺れさせる気か?」
「そ、んな…つもり…はっんん!」
「久方振りなのだから、ゆっくり味わわせろ?」
信長は堪能するかのように、翔隆の敏感な部分をじっくりと触り、蕾の中の感触を愉しむ。
「うぅん、ん…」
ゆるゆると出し入れをすると、それに合わせて翔隆の蕾の中が蠢く。
「ん…そう急かすな」
「急かしてなんて…んんっ!」
信長は突く角度を変えて、奥まで挿れてまた激しく腰を動かす。
「はっ、あ、んふっ」
突かれる度に、躰の奥が痺れて快楽を感じる。
翔隆は無意識の内に、自らも腰を動かしていた。
それに対して信長は獣欲に駆られて、翔隆を抱き締めて密着し、両足を開かせて思うままに貫いた。
「あっ、はん、んっ!」
「…そのまま、わしだけを感じろ」
そう言い信長は翔隆のうなじや肩を舐めたり吸ったりしながら、ぐちゅぐちゅと翔隆の男根を扱いていく。
「ああぁっ!!」
翔隆は何も考えられずに、信長の寵愛を総て受け入れた。
【ここまで】
(男同士の性表現有ります)
信長は、久し振りに見る翔隆を、正面に立たせてまじまじと眺めた。
…小袖に袴姿……。
伸びた髪も結ってある。
いつの間にか、色々な所に筋肉も付いている。
一年と十ヶ月で、こんなにも変わるとは…。
「…男らしくなったな」
「はあ…」
としか言いようがなかった。
〈いつまで立っていればいいのだろう?〉
そう思っていると、信長が手で招き寄せる。翔隆は近付いて正座する。
「翔隆」
「はい」
「明智や武田には抱かれたか?」
「はあっ?!」
有りもしない事を聞かれて、翔隆は驚いて仰け反った。
すると、信長はズイッと顔を近付けて真顔で言う。
「誠か」
「は、はい…」
「嘘は…」
「付いてません! 本当です!!」
そう言うと同時に、激しく口付けられる。
「んん…!」
信長は舌を絡ませて、吸ったり少し噛んだりする。
それに合わせるように、翔隆も舌を絡めて、両手を信長の背中に回してぎゅっと抱き付く。
そんな求める仕草が、信長の性欲を掻き立てる。
翔隆を押し倒して角度を変えて更に激しく舌を吸ってから離し、翔隆の唇を舐める。
「は…」
翔隆は潤んだ瞳で信長を見つめる。
「じっとしておれ」
そう言い信長は翔隆の小袖と襦袢を引き摺り出しながら、耳や首筋に舌を這わせてから肩、乳首を舐めていく。
「んん…あっ」
じっとしていろと言われても、躰が勝手にビクビクと動いてしまう。
信長は翔隆の乳首をちゅうっと吸い、そこから腹の方を舐めつつ袴の紐を器用に解いていく。
〈…傷を負ったか……〉
肩口と太腿の酷い傷痕を見て、信長は少し怒りを覚える。
勝手に傷付いたのが腹立たしいのか、傷付けた者に腹が立つのかは分からないが…。
信長は太腿にある傷を舐める。
「んっ…」
ぴくりと反応するという事は、痛くは無いという事だ。
信長は少し安心しながら、内腿を舐めて褌を取る。
〈…あの陽炎とやらか…? それとも師匠とやらか?〉
考えながら、翔隆の袴を放り投げて両太腿を持って両足を上げさせると、己の腹で支えてそのままの体勢で翔隆の男根と蕾を弄る。
「あっんんぅ!」
翔隆は肩と両腕で躰を支えながらも、足を動かさないようにする。
…のだが、蕾をほぐされて男根を扱かれては足がビクビクと動いてしまい、どうにもならない。
〈ど、どうしたら………〉
快楽の中で懸命に考えて、出た答えは自分で足を持って固定する事だった。
それを見た信長は、ふっと笑って翔隆の蕾の中で激しく指を掻き回しながら、男根を舐める。
「あっ、ぁんんっ! だ、駄目そんな…」
外見はだいぶ大人っぽくなったが、こういう所は変わらない。
「舐めては悪いのか? お主は近習であろうが」
そう言って信長は翔隆の男根を咥えてしゃぶる。
「あああっ! はっ、だ…め…」
半分宙に浮かせた体勢の上、自分で両足を持ってしまっているので何も出来ない。
ひくひくと腿を震わせて耐えていると、信長に男根を扱かれて精気を出してしまう。
「んああっ!!」
出した場所が自分の躰の上なので、まだいいが…。
蕾は掻き乱されたままだ。
「んっ、もぅ…あっんんっ!!」
躰の奥が熱くて、蕾がじんじんと痺れる。気持ちいいがもどかしくて、おかしな感覚になる。
「の…信長様……もぅ……」
「ん? どうした?」
「…っ」
翔隆が真っ赤になって言葉に詰まると、信長はニヤニヤとしながら手を止める。
そして、翔隆の足を降ろしてやると、顔を近付けて言う。
「どうして、欲しいのだ…?」
「その……ご、後生ですから……い、入れて下さい…」
涙を目の端に浮かべながら言うと、信長は満足そうに笑う。
「可愛い事を言うようになったな」
そう言い信長は翔隆に軽く口付けてから、俯せにして腰を持って引き寄せると、一気に蕾に押し入れた。
「ああっ!!」
翔隆は背を仰け反らせてビクンと跳ねる。久し振りに味わう感覚に、足を震わせた。
「そう仰け反るな。挿れにくいだろうが…」
信長は笑いながら言い、更に激しく腰を動かす。
「んっあ、のぶ…はあぁっ!」
何か言おうとしても、享楽に呑まれて言葉にならない。
その内、信長はゆっくりと抜き差しをしながら、翔隆の乳首や男根を弄り始めた。
「んっ…あんんっ、やぁ…」
嫌と言う割には、そそられる嬌声だ。
「そんなに誘う声を出すな。溺れさせる気か?」
「そ、んな…つもり…はっんん!」
「久方振りなのだから、ゆっくり味わわせろ?」
信長は堪能するかのように、翔隆の敏感な部分をじっくりと触り、蕾の中の感触を愉しむ。
「うぅん、ん…」
ゆるゆると出し入れをすると、それに合わせて翔隆の蕾の中が蠢く。
「ん…そう急かすな」
「急かしてなんて…んんっ!」
信長は突く角度を変えて、奥まで挿れてまた激しく腰を動かす。
「はっ、あ、んふっ」
突かれる度に、躰の奥が痺れて快楽を感じる。
翔隆は無意識の内に、自らも腰を動かしていた。
それに対して信長は獣欲に駆られて、翔隆を抱き締めて密着し、両足を開かせて思うままに貫いた。
「あっ、はん、んっ!」
「…そのまま、わしだけを感じろ」
そう言い信長は翔隆のうなじや肩を舐めたり吸ったりしながら、ぐちゅぐちゅと翔隆の男根を扱いていく。
「ああぁっ!!」
翔隆は何も考えられずに、信長の寵愛を総て受け入れた。
【ここまで】
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