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第六章 千灯夜に願いを乗せて
17 浮気者
しおりを挟む泊まる場所が見つかったことで、弾丸ツアーになる事態を免れてほっと胸を撫で下ろす。イーサンの『新婚夫婦』発言で動揺していた呉宇軒は、部屋に着いた後も幼馴染が特に何も言わなかったので、次第にいつもの調子を取り戻しつつあった。
荷物を置いた仲間たちと合流するために広々としたフロアへ戻ると、彼らは何やら看板を囲んで騒いでいた。
古の空気が漂う古北水鎮には、撮影用の漢服を貸し出してくれる店がいくつかあるようで、彼らが囲んでいたのはその案内看板だ。
「へぇ、結構種類が豊富なんだな。浩然、お昼食べ終わったら借りてみようぜ! 二人でエモい写真撮ろ!」
時代ごとに衣装を借りられる店が異なるらしく、看板にずらりと店名が並ぶ。こういったことが大好きな呉宇軒は、さっきまでの気まずい空気もすっかり忘れて李浩然を巻き込んだ。幼馴染の頼みだけは絶対に断らない彼は、その提案に優しい眼差しで頷く。
「宝貝、私たちも写真撮りましょうよ!」
「良いね良いね! みんなで着て記念撮影しよう!」
王茗と鮑翠カップルもノリノリで、看板を見ながらどこの衣装を借りようかと熱心に話し合い始める。気の早い二人をよそに、呂子星が昼食の店を探してくれていた。
「ここのレストランも美味いみたいだが、近くに北京料理専門店があるらしいぞ」
観光地と言うだけあって飲食店は豊富だ。古い街並みの雰囲気に合う凝った宮廷料理から、手軽に食べられる軽食までありとあらゆる種類のものが食べられる。好き嫌いが激しいイーサンは、どれどれと彼の携帯を覗き込んだ。
「僕が食べられそうなものはあるか?」
「貸してやるからメニュー見てみろ」
呂子星から携帯を受け取ると、彼は専門家の意見を求めて呉宇軒の元へやって来た。
「呉宇軒、お前北京料理の修行中だったよな? 僕が食べられそうなものがあるか見てくれ」
イーサンから携帯を受け取った呉宇軒は、しょうがないなぁ、と笑いながら画面に映し出されたメニュー表をじっくり眺めた。
彼が修行中の店は少々値が張る敷居が高い店で、この観光地の店も似たような系統だ。川を見渡せるテラス席もあり、ゆったりと食事が楽しめそうないい雰囲気をしている。
「大丈夫じゃないか? 口コミも良いし、落ち着いて食べる系の店は油もちゃんと変えてるよ」
そう言って、呉宇軒は携帯を彼に返した。
回転率の早い大衆店と違い、こういった店は使う油にも気を遣っているので、油っこい料理が苦手なイーサンでも安心だ。
まだ貸し衣装選びに夢中になっている仲間たちを呼び、呉宇軒はナビを片手に意気揚々とホテルを出た。
時刻は午後一時を過ぎたところで、通り沿いにあるレストランは昼食を求める人たちで混み合っていた。人で賑わう通りを抜けると、携帯のナビに沿って細道へと足を踏み入れる。階段を上がった先には川が一望できる石造りの歩道があり、目的の店の入り口はその通りに面していた。
少々入り組んだ場所にあるせいか、通りにはあまり人が居ない。ところが店の中へ入ると楽しげな笑い声で溢れ、口コミの評判通り大層繁盛しているようだ。
「十名様ですね。席へご案内します」
テラス席がいいと伝えると、愛想のいいお姉さんが案内してくれる。一つのテーブルに五人で座り、早速大皿料理をいくつか注文した。
高い位置にあるテラス席は、穏やかに流れる川と一面に広がる紅葉が一度に楽しめる。川の向こう側にそびえる赤や黄色に色づいた山々を眺めていた王清玲は、うっとりとしたため息を吐いた。
「この席、見晴らしが良いわね。凄く綺麗」
「そうかな? 君の方が綺麗だよ」
呉宇軒が笑ってそう言うと、彼女の両隣に座った鮑翠と鮑一蓮が訳知り顔でニヤニヤする。二人して「あらあら」だとか「お熱いわね」などと口々に茶化し、悪戯な友人たちに挟まれた王清玲はたちまち顔を真っ赤にさせて俯いた。彼女が「やめてよ!」と恥ずかしそうに言うと、二人はますます面白がる。
まんまとからかうことに成功した呉宇軒が彼女たちのやり取りを笑っていると、ふと隣から突き刺さるような視線を感じる。何事かと隣を見ると、李浩然の咎めるような鋭い眼差しと目が合った。その視線からは今にも文句が聞こえてきそうだ。
普段から真面目な彼はこういった『おふざけ』を許さないが、呉宇軒にはそれだけではない気がしてならなかった。
何故なら前日の夜、彼は王清玲を気にかけているような素振りを見せていたのだ。そんなこともあって、彼女に好意を抱いているのではと疑っていた呉宇軒はすぐに謝ろうと口を開く。ところが李浩然は、彼が話し始める前に思わぬことを口にした。
「……浮気者」
拗ねたようなその声はあまりに小さく、隣に座る呉宇軒にしか聞こえなかった。父の不倫で家庭がめちゃくちゃになった彼からすると、今のは聞き捨てならない言葉だ。たちまちムッとすると、同じく不機嫌顔の幼馴染の背中を強めに叩く。
「言いがかりだろ! そんなことしてない!」
猛抗議する呉宇軒に、彼は一歩も引き下がらずに淡々とした態度で言った。
「阿軒、君は今、俺の恋人役だろう?」
たとえそれが『恋人ごっこ』だからといって、他の誰かに色目を使うなと言いたいようだ。一理ある指摘をされてぐうの音も出ず、なんの反論も思いつかない。しばらく抗議の眼差しを送っていたものの、分が悪いと踏んだ呉宇軒は悔しさに歯噛みすると、諦めたように言った。
「はいはい、分かったよ。俺が悪かった」
「もうしないで」
普段は控えめな李浩然にしては珍しく、はっきりとした口調で駄目押しする。彼がそこまで怒るとは思わず、呉宇軒はびっくりした顔で見返した。
「然然、なんか怒ってる?」
ご機嫌伺いにそう尋ねると、彼はふんとそっぽを向いてしまった。拗ねた時にたまにやることで、一度こうなってしまうと機嫌が治るまでしばらく不機嫌になった原因を蒸し返してくるのだ。
面倒臭い事態になる前に修復しようと、呉宇軒は彼の肩に手を置いて優しく揺さぶった。
「然然ってば、そんなに怒ることないだろ? いつもやってることじゃん」
呉宇軒が戸惑うのも無理はないことで、さっきのような女子へのからかいは昔から彼にとっては日常茶飯時だ。そのことは長い付き合いの李浩然も重々承知しているはずなのに、一体全体どうしたと言うのか。
腑に落ちない思いで彼の機嫌を取ろうと粘っていると、李浩然は悲しそうな声でぽつりと呟いた。
「俺たちは新婚なのに……」
よりによって蒸し返す話題はそっちかよ!とぎょっとする。せっかく忘れかけていたのに、イーサンが言った『新婚夫婦』という言葉を嫌でも思い出してしまう。
「なになに? なんか面白いこと言った?」
呉宇軒が変に動揺したせいで、向かいに居た鮑翠が何かあったと勘付いた。幸いなことに、距離が離れているお陰で今の発言自体は聞かれていなかったらしい。
訝しげな視線を向けてくる彼女に、呉宇軒は慌てて答えた。
「なんでもない! 全っっ然何もないからっ!」
大慌てでそう取り繕うと、しれっとした顔でお茶を飲む李浩然に気付き、彼を横目で睨んだ。たった今悲しそうに問題発言をしたにしては随分と余裕がある。
幼馴染の拗ねたふりにまんまと引っかかってしまった呉宇軒は、鮑翠の怪しむ視線をやり過ごしてやれやれと肩を竦め、静かに湯呑みを置いた彼に小声で話しかけた。
「お前さ、さすがに俺でも結婚後のことまでは面倒見きれないよ?」
呉宇軒が指南役を買って出たのは恋人になるまでだ。すると、李浩然は萎れた花のようにしゅんとして、これでもかと言うほど悲しそうな眼差しを向けてくる。
「駄目なのか?」
今度はこれか、と呉宇軒は心の中でため息を吐く。おねだりが通らなかった時に彼がよくやる泣き落としだ。
昔から可愛い幼馴染が悲しそうにしていると放って置けず、呉宇軒はなんでも言うことを聞いていた。そのせいで、李浩然は泣けば何とかなると思っている節がある。そして恐ろしいことに、呉宇軒は早くも彼の術中に嵌りそうになっていた。
「そんな顔したって駄目! 大体お前、新婚旅行でこの場所選ぶか?」
片手でぐいと押して悲しそうな顔を反対側へ向けさせると、呉宇軒は危うく絆されかけていた気持ちを引き締め、呆れた声で彼に尋ねる。
古北水鎮は確かに景観は素晴らしいが、観光客が多くて落ち着かない。結婚したばかりの夫婦にとって、この点は結構なマイナス要素だ。
「では、君ならどこに行きたい?」
ふと尋ねられ、呉宇軒は幼馴染がさり気なく話題を逸らしたことにも気付かず、うーん……と考え込んだ。
「そうだな……海が綺麗な場所かな。ギリシャだっけ? あの白い街並みの海が綺麗なとこ!」
「サントリーニ島だな。俺はサルデーニャ島もいいと思う」
「それイタリアだっけ? 良いよな、海でバカンスとか。いつか二人で一緒に行ってみたいな」
サルデーニャ島と言えば、向こうで人気のリゾート地だ。美しく透き通る海に降り注ぐ太陽の日差しの中、日常を忘れて彼と二人でゆっくり過ごすのも悪くない。
実家を離れてからというもの、慌ただしかった呉宇軒の生活にも時間の余裕ができて、李浩然とどこかでのんびりしたいと考える機会が増えていた。今まで忙しくて構ってやれなかった埋め合わせをしたい気持ちもある。そんな幼馴染の気持ちを知ってか知らずか、李浩然は満面の笑みで答えた。
「俺たちの新婚旅行先はヨーロッパにしよう」
「だから何でその話に戻ってくるんだよ! ループさせんな!」
今日だけでもう何回その言葉を聞いたか分からない。しつこく『新婚』の話題を擦る幼馴染をどつくと、呉宇軒はもう呆れてものも言えなくなった。
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