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第一章
1 うさぎの門番
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木の葉染まる秋。黒の森と呼ばれる広大な森林地帯ではこの時期、各地から狼族の獣人たちが群れを成して集まってくる。
森に生る林檎が黒く色づき、芳醇な香りを放つ。その甘ったるい香りに誘われて、多くの獲物たちがやってくるからだ。
この時期、黒の森のリーダーは普段は立ち入らせない縄張りを開放し、遠方の同族たちをもてなす。それが、昔からのしきたりとなっていた。
星がうっすらと瞬き始めた空の下、黒い耳をピンと立てて縄張りの中を巡回していたリュカオンは、ふと足を止めた。
いつもならこの時期は、方々からやって来た狼族のグループが獲物の取り合いをして騒がしいはずだ。それなのに、ここ最近は仲裁に入るような喧嘩もなく、森がやけに静まり返っている。
その時、遠くから慌ただしい足音が聞こえてきた。
「ボス、大変です!」
「緊急事態ですぅ!」
転がるように茂みから飛び出てきたのは、弟分のフリーとハンスだ。二人は勢い余ってリュカオンの前に倒れ込み、互いに頭をぶつけて目を回す。
そそっかしい二人を見下ろし、リュカオンは眉間にシワを寄せた。
「うるせぇな。何を騒いでやがる」
その言葉に、頭をゆらゆら揺らしながら目を回していた二人はハッと我に返る。彼らは競うように身を乗り出し、同時に口を開いた。
「アリスの箱庭の門番がクマからうさぎに変わったんです!」
「よそ者たちがアリスの箱庭に殺到してるんです!」
二人の声が重なり、リュカオンはますます眉を顰める。辛うじて聞き取れたのは『アリスの箱庭』という単語だけだ。
「ハンス、箱庭が何だって?」
好きに話させては埒が明かないと、彼は片方だけを指名した。
灰色の耳をぺたんと伏せ、ハンスが口を開く。
「門番が、うさぎに、変わったんですよぉ!」
黒の森を抜けた先にある草食獣人たちの楽園、アリスの箱庭。魔女アリスが支配するその領地は白レンガの高い壁に囲まれ、肉食獣人立ち入り禁止の聖域だ。
彼の話を聞いて、リュカオンはおおよその状況を把握できた。
「なるほど。客人たちが見当たらねぇと思ったが、どいつもこいつも勇猛なこった」
いくら中に獲物がいようとも、アリスの箱庭は不可侵領域。魔女アリスに見つかればただでは済まない。
しかし、留守中なら話は別だ。彼女は長らく留守にする時、必ず門番を置いていた。
「クマからうさぎに変わったとなりゃ、確かにちょっかいかけたくもなるか」
森の捕食者である狼族といえど、体格も力の差もあるクマの獣人に挑もうとするものはいなかった。
だが、うさぎが相手なら話は別だ。彼らにとって獲物でしかない。
どうりで森の中が静かなわけだと納得していると、ハンスが慌てて付け加えた。
「それだけじゃないんです! そのうさぎ、めっちゃ強くて……もう何人も狐んとこの病院送りになってるんですよぉ!」
か弱いうさぎに病院送りにされるとは、狼の風上にも置けない。リュカオンはハッと鼻で笑った。
「逃げるしか能がねぇうさぎのくせに、俺たち狼を返り討ちにしただって? ずいぶんと活きがいいじゃねぇか」
一体どんな手を使ったのだろう。臆病なうさぎの常識を覆す存在に俄然興味が沸いてくる。
どれくらいやるのかは知らないが、所詮はうさぎだ。リュカオンは牙を剥き、不敵に笑った。
「お前ら、生意気なうさぎの顔を拝みに行くぞ!」
黒の森のリーダーとして確かめておかなければなるまい。何より、前からあの頑丈な塀の向こうを見てみたいと思っていた。
森を駆け抜けた三人がアリスの箱庭の近くまでやってくる頃には、空には大きな満月が浮かんでいた。様子を窺うにはあつらえ向きで、彼らは茂みの影からこっそりと顔を出す。
「……居た」
鉄の門の前に人影が五つ。さっそく噂を聞きつけた狼族の群れが集まっている。彼らの中心に件のうさぎが立っていた。
月光を吸い込んだような煌めく長い髪、天に伸びる長い耳。そして、森には不釣り合いな純白の燕尾服。どこか作り物めいた、整った顔立ちの白うさぎだ。月明かりに照らされて、彼自身が淡い光を放っているような錯覚さえ覚える。
リュカオンが驚いたのはその大きさだった。うさぎの獣人は、ほとんどが成獣でも子どもより少し大きいくらいで、狼族と比べるとずっと小柄だ。
それなのに、門番のうさぎは包囲する狼たちよりも頭ひとつ分は背が高い。眼差しも鋭く、背筋を伸ばして立つ姿は凛としている。
「おいおい、ビビっちまって声も出せねぇのか?」
夜の静寂に無礼な狼の声が響く。
マナーのなっていない若い集団だろう。無謀な彼らの行動に、リュカオンは頭を抱えた。
あいつら、まさか気付いてないのか?
狼たちに囲まれた白うさぎは、彼らには目もくれず真っ直ぐに前を向いて立っている。あまりにも微動だにしないその姿は、端正な顔立ちも相まって精巧な人形のようだ。
彼らは全く相手にされていない。怯えているのではなく、脅威と思われていないのだ。
リュカオンは未だかつて、ここまで胆力のあるうさぎを見たことがなかった。
「ボス、あいつらどうします?」
薄茶色の耳をそばだてながら、フリーが指示を仰いでくる。
彼らを止めるべきか、それとも加勢しに行くか。リュカオンは少し考え、静観を選んだ。
「うさぎちゃんがどれくらいやるのか、見てやろうじゃねぇか」
禁域に手を出した彼らは罰則対象だ。それに、あの白うさぎが戦うところを一度見てみたい。
ガラの悪い若き狼たちは、うさぎの前をうろつきながらニヤニヤと笑い、圧をかけている。門の入り口はうさぎの真後ろで、彼が退かないと入れないからだ。
「無視してんじゃねぇぞ!」
痺れを切らせた一人が胸ぐらを掴もうと手を伸ばす。その瞬間、彼の体は真後ろに吹き飛んでいた。
一瞬の出来事だった。
「なっ……何しやがった!」
仲間をやられ、狼たちに動揺が走る。
油断していた彼らには見えていなかったようだが、リュカオンはしっかりとその瞬間を目撃していた。
うさぎの脚力から放たれる、恐ろしく速い蹴り。まさか瞬きの間に決着がつくとは、誰が想像できようか。
遠くまで吹き飛ばされた狼は、地面に倒れたまま微動だにしない。
「や、やっちまえ!」
狼のプライドか、それとも多勢に無勢と思ったのか。彼らは集団でうさぎに襲いかかる。
囲まれているというのに、白うさぎの表情は一切変わらなかった。彼らの動きを読んでいるかのようにひらりと身をかわし、すれ違い様に重い蹴りを喰らわせる。
その動きは優雅な舞いでも見ているかのように美しく、一挙一動に無駄がない。喧嘩慣れしているリュカオンの目を持ってしても、見事としか言いようがなかった。
「ありゃあ、確かにバケモンだな」
大勢の狼を病院送りにしているという噂は確かなようだ。門の前には、あっという間に倒れた狼の山ができていた。呻き声が聞こえるので、死んではいないようだ。
リュカオンが森の宴の主催として客人の安否確認をしていると、ハンスがぐいぐいと袖を引いてくる。あまりにも鬱陶しくて、リュカオンは彼をキッと睨んだ。
「なんだよ、怖すぎてチビっちまったのか?」
たった一人で狼の群れを壊滅させたうさぎ。そんなあり得ない光景に怯えているのだろう。
ぶるぶると震えながら指を差し、ハンスはおかしなことを言った。
「あ、あれ……こっち見てませんか?」
「かなり離れてるんだぞ? うさぎが気付くかよ」
嗅覚も聴力も、そして視力も、狼の方がずっと優れている。この距離で気付けるはずがない。
しかし、呆れ顔でうさぎに視線を向けたリュカオンは凍りついた。
倒れた狼たちに一瞥すらせず、白うさぎがこちらに顔を向けている。血のように赤い瞳が、彼らの潜む茂みを真っ直ぐに見つめているのだ。
「あ、あり得ないだろ?」
口ではそう言いながらも、リュカオンは内心恐ろしくなっていた。
あの目は確実に自分を見つめている。何故かそう思ったのだ。
「おい、一旦引くぞ!」
小声で二人に声をかけ、彼はうさぎから目を離さないまま、ゆっくりと後退を始めた。
向こうからは見えていないはずだ。それなのに、まとわりつくようなじっとりとした視線を肌に感じる。
まともにやり合って勝てる相手ではない。
あの目に見つめられた瞬間、リュカオンは直感的に悟った。あれは獲物を見つけた捕食者の目だ。
木々でうさぎが隠れると、リュカオンはうなじに感じるヒリヒリとした視線から逃れるように、森の奥へ向かって一目散に駆け出した。
森に生る林檎が黒く色づき、芳醇な香りを放つ。その甘ったるい香りに誘われて、多くの獲物たちがやってくるからだ。
この時期、黒の森のリーダーは普段は立ち入らせない縄張りを開放し、遠方の同族たちをもてなす。それが、昔からのしきたりとなっていた。
星がうっすらと瞬き始めた空の下、黒い耳をピンと立てて縄張りの中を巡回していたリュカオンは、ふと足を止めた。
いつもならこの時期は、方々からやって来た狼族のグループが獲物の取り合いをして騒がしいはずだ。それなのに、ここ最近は仲裁に入るような喧嘩もなく、森がやけに静まり返っている。
その時、遠くから慌ただしい足音が聞こえてきた。
「ボス、大変です!」
「緊急事態ですぅ!」
転がるように茂みから飛び出てきたのは、弟分のフリーとハンスだ。二人は勢い余ってリュカオンの前に倒れ込み、互いに頭をぶつけて目を回す。
そそっかしい二人を見下ろし、リュカオンは眉間にシワを寄せた。
「うるせぇな。何を騒いでやがる」
その言葉に、頭をゆらゆら揺らしながら目を回していた二人はハッと我に返る。彼らは競うように身を乗り出し、同時に口を開いた。
「アリスの箱庭の門番がクマからうさぎに変わったんです!」
「よそ者たちがアリスの箱庭に殺到してるんです!」
二人の声が重なり、リュカオンはますます眉を顰める。辛うじて聞き取れたのは『アリスの箱庭』という単語だけだ。
「ハンス、箱庭が何だって?」
好きに話させては埒が明かないと、彼は片方だけを指名した。
灰色の耳をぺたんと伏せ、ハンスが口を開く。
「門番が、うさぎに、変わったんですよぉ!」
黒の森を抜けた先にある草食獣人たちの楽園、アリスの箱庭。魔女アリスが支配するその領地は白レンガの高い壁に囲まれ、肉食獣人立ち入り禁止の聖域だ。
彼の話を聞いて、リュカオンはおおよその状況を把握できた。
「なるほど。客人たちが見当たらねぇと思ったが、どいつもこいつも勇猛なこった」
いくら中に獲物がいようとも、アリスの箱庭は不可侵領域。魔女アリスに見つかればただでは済まない。
しかし、留守中なら話は別だ。彼女は長らく留守にする時、必ず門番を置いていた。
「クマからうさぎに変わったとなりゃ、確かにちょっかいかけたくもなるか」
森の捕食者である狼族といえど、体格も力の差もあるクマの獣人に挑もうとするものはいなかった。
だが、うさぎが相手なら話は別だ。彼らにとって獲物でしかない。
どうりで森の中が静かなわけだと納得していると、ハンスが慌てて付け加えた。
「それだけじゃないんです! そのうさぎ、めっちゃ強くて……もう何人も狐んとこの病院送りになってるんですよぉ!」
か弱いうさぎに病院送りにされるとは、狼の風上にも置けない。リュカオンはハッと鼻で笑った。
「逃げるしか能がねぇうさぎのくせに、俺たち狼を返り討ちにしただって? ずいぶんと活きがいいじゃねぇか」
一体どんな手を使ったのだろう。臆病なうさぎの常識を覆す存在に俄然興味が沸いてくる。
どれくらいやるのかは知らないが、所詮はうさぎだ。リュカオンは牙を剥き、不敵に笑った。
「お前ら、生意気なうさぎの顔を拝みに行くぞ!」
黒の森のリーダーとして確かめておかなければなるまい。何より、前からあの頑丈な塀の向こうを見てみたいと思っていた。
森を駆け抜けた三人がアリスの箱庭の近くまでやってくる頃には、空には大きな満月が浮かんでいた。様子を窺うにはあつらえ向きで、彼らは茂みの影からこっそりと顔を出す。
「……居た」
鉄の門の前に人影が五つ。さっそく噂を聞きつけた狼族の群れが集まっている。彼らの中心に件のうさぎが立っていた。
月光を吸い込んだような煌めく長い髪、天に伸びる長い耳。そして、森には不釣り合いな純白の燕尾服。どこか作り物めいた、整った顔立ちの白うさぎだ。月明かりに照らされて、彼自身が淡い光を放っているような錯覚さえ覚える。
リュカオンが驚いたのはその大きさだった。うさぎの獣人は、ほとんどが成獣でも子どもより少し大きいくらいで、狼族と比べるとずっと小柄だ。
それなのに、門番のうさぎは包囲する狼たちよりも頭ひとつ分は背が高い。眼差しも鋭く、背筋を伸ばして立つ姿は凛としている。
「おいおい、ビビっちまって声も出せねぇのか?」
夜の静寂に無礼な狼の声が響く。
マナーのなっていない若い集団だろう。無謀な彼らの行動に、リュカオンは頭を抱えた。
あいつら、まさか気付いてないのか?
狼たちに囲まれた白うさぎは、彼らには目もくれず真っ直ぐに前を向いて立っている。あまりにも微動だにしないその姿は、端正な顔立ちも相まって精巧な人形のようだ。
彼らは全く相手にされていない。怯えているのではなく、脅威と思われていないのだ。
リュカオンは未だかつて、ここまで胆力のあるうさぎを見たことがなかった。
「ボス、あいつらどうします?」
薄茶色の耳をそばだてながら、フリーが指示を仰いでくる。
彼らを止めるべきか、それとも加勢しに行くか。リュカオンは少し考え、静観を選んだ。
「うさぎちゃんがどれくらいやるのか、見てやろうじゃねぇか」
禁域に手を出した彼らは罰則対象だ。それに、あの白うさぎが戦うところを一度見てみたい。
ガラの悪い若き狼たちは、うさぎの前をうろつきながらニヤニヤと笑い、圧をかけている。門の入り口はうさぎの真後ろで、彼が退かないと入れないからだ。
「無視してんじゃねぇぞ!」
痺れを切らせた一人が胸ぐらを掴もうと手を伸ばす。その瞬間、彼の体は真後ろに吹き飛んでいた。
一瞬の出来事だった。
「なっ……何しやがった!」
仲間をやられ、狼たちに動揺が走る。
油断していた彼らには見えていなかったようだが、リュカオンはしっかりとその瞬間を目撃していた。
うさぎの脚力から放たれる、恐ろしく速い蹴り。まさか瞬きの間に決着がつくとは、誰が想像できようか。
遠くまで吹き飛ばされた狼は、地面に倒れたまま微動だにしない。
「や、やっちまえ!」
狼のプライドか、それとも多勢に無勢と思ったのか。彼らは集団でうさぎに襲いかかる。
囲まれているというのに、白うさぎの表情は一切変わらなかった。彼らの動きを読んでいるかのようにひらりと身をかわし、すれ違い様に重い蹴りを喰らわせる。
その動きは優雅な舞いでも見ているかのように美しく、一挙一動に無駄がない。喧嘩慣れしているリュカオンの目を持ってしても、見事としか言いようがなかった。
「ありゃあ、確かにバケモンだな」
大勢の狼を病院送りにしているという噂は確かなようだ。門の前には、あっという間に倒れた狼の山ができていた。呻き声が聞こえるので、死んではいないようだ。
リュカオンが森の宴の主催として客人の安否確認をしていると、ハンスがぐいぐいと袖を引いてくる。あまりにも鬱陶しくて、リュカオンは彼をキッと睨んだ。
「なんだよ、怖すぎてチビっちまったのか?」
たった一人で狼の群れを壊滅させたうさぎ。そんなあり得ない光景に怯えているのだろう。
ぶるぶると震えながら指を差し、ハンスはおかしなことを言った。
「あ、あれ……こっち見てませんか?」
「かなり離れてるんだぞ? うさぎが気付くかよ」
嗅覚も聴力も、そして視力も、狼の方がずっと優れている。この距離で気付けるはずがない。
しかし、呆れ顔でうさぎに視線を向けたリュカオンは凍りついた。
倒れた狼たちに一瞥すらせず、白うさぎがこちらに顔を向けている。血のように赤い瞳が、彼らの潜む茂みを真っ直ぐに見つめているのだ。
「あ、あり得ないだろ?」
口ではそう言いながらも、リュカオンは内心恐ろしくなっていた。
あの目は確実に自分を見つめている。何故かそう思ったのだ。
「おい、一旦引くぞ!」
小声で二人に声をかけ、彼はうさぎから目を離さないまま、ゆっくりと後退を始めた。
向こうからは見えていないはずだ。それなのに、まとわりつくようなじっとりとした視線を肌に感じる。
まともにやり合って勝てる相手ではない。
あの目に見つめられた瞬間、リュカオンは直感的に悟った。あれは獲物を見つけた捕食者の目だ。
木々でうさぎが隠れると、リュカオンはうなじに感じるヒリヒリとした視線から逃れるように、森の奥へ向かって一目散に駆け出した。
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