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帝冠より大切なもの
運命の翼
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――その夜、敷物がぐっしょりと濡れてしまったせいで、二人は毛布だけにくるまり、一層に身を寄せ合って眠ることになってしまった。
「ふふふ……っ。イドリス……もらした」
「もっ……お前と一緒にするな……!!」
額に頭突きしてやると、頭を押さえておかしそうにラファトが笑いだす。
強い腕に抱き締められて雨のような口付けを顔中に受けながら、イドリスはふと考えてしまった。
赤子のようになってしまったラファトは、色々なしがらみがなくなったせいか、以前よりもずっと素直で、何より幸せそうだ。
――もう、いっそ帝国に戻らずに……このまま二人で誰もいない場所へ行き、共に暮らしても良いのではないだろうか……?
そんなことを考えてしまった矢先に、ラファトが囁いてくる。
「ここに、いる……」
光る下腹をラファトにそっと撫でられて、ハッとした。
「そうだな。――……俺はこの赤子の為に、ここに来たのだった……」
この子を一生日陰の存在にする訳にはいかない。
やはり、ラファトの記憶を取り戻す為に、帝都には必ず戻らねばなければ……。
――でも今は少しだけ、幸福に溺れていよう。
優しい抱擁に酔いしれて目を閉じ、その夜から朝にかけて、イドリスは心地よい疲れで深く深く眠った。
やっと目が覚めたのは、もはや昼近くになってからだ。
洞穴の中まで差し込んだ眩しい光に目をこすり、毛布の中を見ると、ラファトの姿がない。
「……っ!?」
驚いて跳ね起きて、自分が全裸になっていることに気付き、昨日さらした痴態を思い出した。
「……遂にやってしまった……」
今更冷静になりながら、昨夜捨てたままの衣服を素早く身に付け、洞穴の外に出る。
そこには相変わらずサキルが大人しく待っていたが、加えていつもと異なる光景があった。
ラファトが穏やかな笑顔でサキルの頭のすぐそばに立ち、彼の大きな顎を撫で回している。
サキルは上機嫌で頭を上げ、ぐるぐると喉から音を漏らしていた。
「ラファト、お前――ドラゴンが平気になったのか!?」
驚いて尋ねると、ラファトが不思議そうに首を傾げた。
だがすぐに笑顔になり、歩いてきてイドリスの身体に抱きついてくる。
「イドリス、起きた」
イドリスはラファトの肩を無理矢理に掴んで引き離した。
「ラファト。ドラゴンが平気になったのなら、今すぐに出発するぞ。お前の故郷に帰らなければ――」
言い聞かせるうちに、みるみるラファトの表情が恐怖に歪んでゆく。
「――こわい」
その言葉で遂にイドリスは彼の心の中にある真意に思い当たった。
この男は、サキル自身を怖がっていたのではなかった。
いや、最初はそうだったのかもしれないが、彼が一番恐れていたのは――ここを離れて見も知らぬ場所へ連れて行かれることだったのだ。
もしかすると、記憶がないにも関わらず、行った先で待っている諸々の出来事を、失った過去を、無意識に恐れているのかもしれない――。
イドリスはラファトの背中を優しく撫で、懇々と言い聞かせた。
「分かった、お前の言いたいことは……。では、帰らない。サキルに乗る練習だけだ。――サキルに乗って、一緒に、山裾まで散歩に行こう?」
目尻に涙を滲ませながら、うなだれたラファトが頷く。
話す方はなかなか出てこないが、聞く方は大体、遜色なく伝わっていることが分かってきた。
「では、あの垂れ下がっている金属を掴んでドラゴンに乗れ。俺が手伝ってやるから」
身体を離すと、相手は言われた通りにあぶみを掴んだ。
尻を押して補助してやったが、それも殆ど要らないほどにラファトの身体には騎竜術が染み付いていて、羽根のように身軽に鞍の上におさまった。
イドリスは手綱を取る為に前に乗り、後ろのラファトにしっかりと言い聞かせる。
「お前は、俺にぴったりとくっついて、腹にしっかり捕まっておけ。油断すると落ちるぞ」
ラファトの表情が明るくなり、うんうんと二度頷いた。
「では、行くか」
サキルは二人を乗せたまま鉤爪の足で山の斜面を駆け、最後に崖を踏み切って翼を大きく広げた。
一気に山の気流に乗り、天高く舞い上がる。
ごく近い真っ青な空と、世界の全てを優しく輝かせるような春の日差し。
雪を冠した峻厳な北の山々、遠くに小さく見えるアルスバーンの北の砦、近くを群れをなして飛んでゆく渡り鳥と、静かな深い森……旋回しながら、一つ一つをラファトに見せてゆく。
そしていつしか振り返ると、ラファトは白い頬に宝石のような涙をこぼし、静かに泣いていた。
「きれい……」
その純粋な言葉に頷き、腹に回された彼の手にそっと自分の手を重ねる。
「――ラファト、ドラゴンの飛行は素晴らしいだろう。……覚えてはいないだろうが、お前が俺に教えてくれたのだ……」
ラファトは何も答えずに、ただ、イドリスの肩に頬を寄せてくる。
イドリスは森の果て、遠く祖国の方角を眺め、彼の頭を撫でた。
「……お前が教えてくれたのは、ドラゴンの乗り方だけではない。故郷の森と泉がどんなに素晴らしいものか――お前に出会ったからこそ、俺にはやっと分かった。……分かっていたつもりで、ちっとも分かっていなかったのだ……だから俺は、国を失ってしまった……」
深い胸の痛みを感じながら、独り言のように呟く。
「もしも今の俺がアルスバーンの王になれたなら、もっと……。……いや、今更か……」
寂しく笑い、言葉を飲み込んだ。
ラファトが後ろからイドリスを抱きしめながら、遠慮がちに尋ねてくる。
「……イドリス、かえりたい……?」
何とも答えられず、瞼を伏せた。
「帰るも、帰らないも、お前のしたいようにしていい。……敵に追われたとしても、俺が赤子もお前も守ればいい話だ。――ただ……」
イドリスは遠く北の砦の付近を睨んだ。
その周囲の空をドラゴンが数頭、飛び回っているのが見える。
行きには見なかったことを考えると、どう考えても追っ手だろう。
「海を渡って、この大陸は逃れなければならないかもしれないな……」
そうなれば、故郷の景色はもう二度と見ることもなく、サキルとも別れることになるだろう。
ラファトは複雑な表情をしているイドリスの様子をずっと見つめていたが、突然、風音に負けぬしっかりとした声を発した。
「いっしょにかえる。……まもる……あかごと、イドリス……!」
「……!?」
手綱を操りながら、イドリスの紫の瞳に涙がどっと溢れた。
「お前っ、あんなに……泣くほど怖がっていたくせに……」
「もう、こわくない」
子供っぽくも凛々しい表情になって、ラファトが首を横に振る。
「本当に? ……三日はドラゴンに乗るのだぞ……」
「だいじょうぶ……いっしょなら……」
後ろから包み込むように抱き締められて、初めて一緒にドラゴンに乗った時のことを思い出した。
どこまでも空を上昇しながら感じた、あの安心感と高揚――。
あの時から既に、このようになる運命は決まっていたのだろう。
「ラファト、」
ありがとう、と続けようとしたその時、ラファトがイドリスの黒髪に口付けながら、囁いた。
「……わたしの、いちばん、たいせつ……イドリス……」
ラファトの勇気も、その言葉も、全てが眩い光のようになって、イドリスの胸を溢れるような幸福で満たしてゆく。
止まらない涙を風に飛ばしながら、イドリスは心から微笑み、ラファトに告白した。
「ありがとう……ありがとう――ラファト……。……ああ……愛している……」
「ふふふ……っ。イドリス……もらした」
「もっ……お前と一緒にするな……!!」
額に頭突きしてやると、頭を押さえておかしそうにラファトが笑いだす。
強い腕に抱き締められて雨のような口付けを顔中に受けながら、イドリスはふと考えてしまった。
赤子のようになってしまったラファトは、色々なしがらみがなくなったせいか、以前よりもずっと素直で、何より幸せそうだ。
――もう、いっそ帝国に戻らずに……このまま二人で誰もいない場所へ行き、共に暮らしても良いのではないだろうか……?
そんなことを考えてしまった矢先に、ラファトが囁いてくる。
「ここに、いる……」
光る下腹をラファトにそっと撫でられて、ハッとした。
「そうだな。――……俺はこの赤子の為に、ここに来たのだった……」
この子を一生日陰の存在にする訳にはいかない。
やはり、ラファトの記憶を取り戻す為に、帝都には必ず戻らねばなければ……。
――でも今は少しだけ、幸福に溺れていよう。
優しい抱擁に酔いしれて目を閉じ、その夜から朝にかけて、イドリスは心地よい疲れで深く深く眠った。
やっと目が覚めたのは、もはや昼近くになってからだ。
洞穴の中まで差し込んだ眩しい光に目をこすり、毛布の中を見ると、ラファトの姿がない。
「……っ!?」
驚いて跳ね起きて、自分が全裸になっていることに気付き、昨日さらした痴態を思い出した。
「……遂にやってしまった……」
今更冷静になりながら、昨夜捨てたままの衣服を素早く身に付け、洞穴の外に出る。
そこには相変わらずサキルが大人しく待っていたが、加えていつもと異なる光景があった。
ラファトが穏やかな笑顔でサキルの頭のすぐそばに立ち、彼の大きな顎を撫で回している。
サキルは上機嫌で頭を上げ、ぐるぐると喉から音を漏らしていた。
「ラファト、お前――ドラゴンが平気になったのか!?」
驚いて尋ねると、ラファトが不思議そうに首を傾げた。
だがすぐに笑顔になり、歩いてきてイドリスの身体に抱きついてくる。
「イドリス、起きた」
イドリスはラファトの肩を無理矢理に掴んで引き離した。
「ラファト。ドラゴンが平気になったのなら、今すぐに出発するぞ。お前の故郷に帰らなければ――」
言い聞かせるうちに、みるみるラファトの表情が恐怖に歪んでゆく。
「――こわい」
その言葉で遂にイドリスは彼の心の中にある真意に思い当たった。
この男は、サキル自身を怖がっていたのではなかった。
いや、最初はそうだったのかもしれないが、彼が一番恐れていたのは――ここを離れて見も知らぬ場所へ連れて行かれることだったのだ。
もしかすると、記憶がないにも関わらず、行った先で待っている諸々の出来事を、失った過去を、無意識に恐れているのかもしれない――。
イドリスはラファトの背中を優しく撫で、懇々と言い聞かせた。
「分かった、お前の言いたいことは……。では、帰らない。サキルに乗る練習だけだ。――サキルに乗って、一緒に、山裾まで散歩に行こう?」
目尻に涙を滲ませながら、うなだれたラファトが頷く。
話す方はなかなか出てこないが、聞く方は大体、遜色なく伝わっていることが分かってきた。
「では、あの垂れ下がっている金属を掴んでドラゴンに乗れ。俺が手伝ってやるから」
身体を離すと、相手は言われた通りにあぶみを掴んだ。
尻を押して補助してやったが、それも殆ど要らないほどにラファトの身体には騎竜術が染み付いていて、羽根のように身軽に鞍の上におさまった。
イドリスは手綱を取る為に前に乗り、後ろのラファトにしっかりと言い聞かせる。
「お前は、俺にぴったりとくっついて、腹にしっかり捕まっておけ。油断すると落ちるぞ」
ラファトの表情が明るくなり、うんうんと二度頷いた。
「では、行くか」
サキルは二人を乗せたまま鉤爪の足で山の斜面を駆け、最後に崖を踏み切って翼を大きく広げた。
一気に山の気流に乗り、天高く舞い上がる。
ごく近い真っ青な空と、世界の全てを優しく輝かせるような春の日差し。
雪を冠した峻厳な北の山々、遠くに小さく見えるアルスバーンの北の砦、近くを群れをなして飛んでゆく渡り鳥と、静かな深い森……旋回しながら、一つ一つをラファトに見せてゆく。
そしていつしか振り返ると、ラファトは白い頬に宝石のような涙をこぼし、静かに泣いていた。
「きれい……」
その純粋な言葉に頷き、腹に回された彼の手にそっと自分の手を重ねる。
「――ラファト、ドラゴンの飛行は素晴らしいだろう。……覚えてはいないだろうが、お前が俺に教えてくれたのだ……」
ラファトは何も答えずに、ただ、イドリスの肩に頬を寄せてくる。
イドリスは森の果て、遠く祖国の方角を眺め、彼の頭を撫でた。
「……お前が教えてくれたのは、ドラゴンの乗り方だけではない。故郷の森と泉がどんなに素晴らしいものか――お前に出会ったからこそ、俺にはやっと分かった。……分かっていたつもりで、ちっとも分かっていなかったのだ……だから俺は、国を失ってしまった……」
深い胸の痛みを感じながら、独り言のように呟く。
「もしも今の俺がアルスバーンの王になれたなら、もっと……。……いや、今更か……」
寂しく笑い、言葉を飲み込んだ。
ラファトが後ろからイドリスを抱きしめながら、遠慮がちに尋ねてくる。
「……イドリス、かえりたい……?」
何とも答えられず、瞼を伏せた。
「帰るも、帰らないも、お前のしたいようにしていい。……敵に追われたとしても、俺が赤子もお前も守ればいい話だ。――ただ……」
イドリスは遠く北の砦の付近を睨んだ。
その周囲の空をドラゴンが数頭、飛び回っているのが見える。
行きには見なかったことを考えると、どう考えても追っ手だろう。
「海を渡って、この大陸は逃れなければならないかもしれないな……」
そうなれば、故郷の景色はもう二度と見ることもなく、サキルとも別れることになるだろう。
ラファトは複雑な表情をしているイドリスの様子をずっと見つめていたが、突然、風音に負けぬしっかりとした声を発した。
「いっしょにかえる。……まもる……あかごと、イドリス……!」
「……!?」
手綱を操りながら、イドリスの紫の瞳に涙がどっと溢れた。
「お前っ、あんなに……泣くほど怖がっていたくせに……」
「もう、こわくない」
子供っぽくも凛々しい表情になって、ラファトが首を横に振る。
「本当に? ……三日はドラゴンに乗るのだぞ……」
「だいじょうぶ……いっしょなら……」
後ろから包み込むように抱き締められて、初めて一緒にドラゴンに乗った時のことを思い出した。
どこまでも空を上昇しながら感じた、あの安心感と高揚――。
あの時から既に、このようになる運命は決まっていたのだろう。
「ラファト、」
ありがとう、と続けようとしたその時、ラファトがイドリスの黒髪に口付けながら、囁いた。
「……わたしの、いちばん、たいせつ……イドリス……」
ラファトの勇気も、その言葉も、全てが眩い光のようになって、イドリスの胸を溢れるような幸福で満たしてゆく。
止まらない涙を風に飛ばしながら、イドリスは心から微笑み、ラファトに告白した。
「ありがとう……ありがとう――ラファト……。……ああ……愛している……」
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