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貴公子と騎士
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「オスカー……驚くかもしれないが、……俺が王都に向かう目的も、お前と全く同じだ……」
言葉にすると、強く体に力が漲る。
この荒廃した世界をどうにか変えようとしているのは、自分だけではないという心強さが、初めて身の内に湧いた。
「俺はある人に昔、化け物に変えられた人々を救う方法を探すことを託された……そして、生涯の目的として誓った。王を倒さなければならないと」
肌が粟立つような感動を得ながら、レオンは自分を抱くオスカーの腕を強く掴んだ。
「やはり、お前とは行動を共にする運命だったのだな。――一緒に王を倒そう」
背後で、オスカーが力強く囁く。
レオンが頷くと、彼はくすっと笑って付け加えた。
「――ふふ。実は私は、前から薄々そんな気がしていたんだ。……早く出発しなければな……もう少し眠って、まともに動けるようになれ。明日は元気に旅立てるように、私はお前の馬の世話もしておこう」
レオンの体を抱いていた腕が優しく解かれ、ベッドを軋ませてオスカーの体が離れてゆく。
暗い小屋の扉が開かれ、朝日に眩しく照らされた彼は神々しいほど美しかった。
レオンはそんな彼を、やはり神が遣わした天使なのかもしれない……と、思わずにいられなかった。
翌日から二人はまっすぐに予定のルートへと戻った。
今度は旅は順調に進み、一日で後れをどうにか取り戻して、ついに王都へと続く古い街道に出た。
目的まではあともう一息の道のりである。
夏の終わりの空は明るくなったり暗くなったりし、天気が崩れやすかったが、レオンの心は今までにない程に軽く、そして穏やかだった。
――目的を同じくする同志がいるということは、こんなにも違うものか。
そして、その相手には既に自分の秘密の一端を打ち明けてある。
それでも彼は傍に居てくれるのだ。
その事実が堪らなく嬉しい一方で、暗い影も未だ、ひたひたと後を付いてくる。
カインと交わっていることを話していないこと……オスカーに触れられると何故だか分からないが欲情してしまうこと。
これだけはどうしても話すことの出来ない重苦しい秘密として、未だ心の中の鎖に閉ざされている。
それでも表向きは、何事もなく無事に日々が過ぎた。
――街道に出て数日。
二人の馬は遂に、王都の一歩手前の古い宿場町に辿り着いた。
かつて森の外れを切り拓き発展した、二つの川の間に位置する町だ。オスカーによれば、このエルカーズ北部では唯一、人が残っている集落だということだった。
「フレイの町……かつて私の一族の屋敷のあった所だ。荒れてはいるが、魔物の襲撃にもよく耐えて、今もまだ住人が残っていたんだな……」
感慨深く話すオスカーと共に、フレイの町へ続く跳ね橋を渡る。
町は川に囲まれ、人の通るとき以外は跳ね橋を上げている。それが王都側からも森側からも魔物の侵入を防ぐ防壁となっているようだった。
跳ね橋を渡りきった場所にある重厚な落とし格子の門を潜ると、川沿いに建つ貴族の屋敷を中心とした石造りの町並みが広がっていた。
人が住んでいる家は少なそうだったが、オスカーの育ったこの異国の風景が、レオンにとっても懐かしい場所のように思えてくる。
「大分人口は少なくなっているようだが、宿もちゃんと開いているそうだ。久々にまともな場所に泊まれるな」
エルカーズ語が余り流暢でないレオンの代わりに、オスカーが町ゆく人間に話しかけ、情報を集めていた。
レオンは馬を引きながらそんな彼をぼんやりと眺めるばかりだ。
聞き慣れぬ言葉を離すオスカーは、やはりいつもそばにいる彼とは別人のように感じる。
何故か暗い気分になって、レオンは言葉少なにオスカーの後について歩いた。
やがて街の中心部にある広場にまでやって来ると、そこに行き交う人々の中から突然、一人の娘がこちらに気付いて近付いて来た。
「オスカー様! ご無事だったのですね……!」
声を上げたその娘は、十代後半くらいの年頃だろうか。
質素なドレス姿だが、明るい栗色の髪の毛を美しく結い、花のように可憐な顔立ちをしている。
「もう、3年ぶりくらいになりますか……覚えていらっしゃいますか? あなたの乳母の娘、エルゼです!」
「ああ、覚えているとも」
驚きつつも優しく答えたオスカーに、娘は感極まって両腕を広げ、彼に抱きついた。
「嬉しい……!! どれだけお帰りをお待ちしていたことか……!」
早口のエルカーズ語はよく聞き取ることが出来なかったが、その恋人同士とも思えるほど親し気な様子に、レオンの心臓にズキンと強い痛みが走った。
二人のやりとりの中に入っていくことが出来ずに固まっていると、オスカーが気付いたように少女を紹介してくれた。
「これは私の乳兄弟の妹、エルゼだ。エルゼ、私の友人のレオン・アーベルだ」
エルゼは星のように澄んだ瞳を輝かせたまま、はにかんだように微笑み、スカートの裾をつまんでこちらに可憐な挨拶をした。
華奢で、声も姿も可愛いらしく美しい、彼に似合いの娘。
その態度からは、彼女がオスカーを心から慕っている様子がとても分かる。
――そのことが、何故か分からないが、耐え難い程の胸の痛みに直結した。
オスカーはエルゼとひとしきり話した後、父親の使いでパンを買いにいくという彼女を見送った。
「――さあ、レオン。今日の宿を探そうか」
やっと、ずっと待っていた自分の事に気付いてくれた友人に、レオンは自分でも思わぬ言葉を返していた。
「――今夜、あの娘と一緒に居てやらなくてもいいのか」
オスカーが怪訝そうな顔をする。
「どういう意味だ?」
本気で分からないといった調子で聞き返され、レオンは少し苛立って言葉を返した。
「せっかく故郷に帰ってきたのだろう。俺は一人でも構わないが?」
その棘のある言い方に何かを感じ取ったのか、オスカーは宥めるように言葉を切り出した。
「何だ、それは……一人になりたいという意味か? まあ、今までずっと一緒だったし、そういう事もあるだろうな。――分かった、それなら私は別で、今夜の宿をとろう」
あっさりとそんな提案をされてしまったことに、逆に動揺した。
「っ……」
だが、オスカーはあっさりと背を向けてしまい、どんどん前に歩いて行く。
もはや後の祭りだった。
言葉にすると、強く体に力が漲る。
この荒廃した世界をどうにか変えようとしているのは、自分だけではないという心強さが、初めて身の内に湧いた。
「俺はある人に昔、化け物に変えられた人々を救う方法を探すことを託された……そして、生涯の目的として誓った。王を倒さなければならないと」
肌が粟立つような感動を得ながら、レオンは自分を抱くオスカーの腕を強く掴んだ。
「やはり、お前とは行動を共にする運命だったのだな。――一緒に王を倒そう」
背後で、オスカーが力強く囁く。
レオンが頷くと、彼はくすっと笑って付け加えた。
「――ふふ。実は私は、前から薄々そんな気がしていたんだ。……早く出発しなければな……もう少し眠って、まともに動けるようになれ。明日は元気に旅立てるように、私はお前の馬の世話もしておこう」
レオンの体を抱いていた腕が優しく解かれ、ベッドを軋ませてオスカーの体が離れてゆく。
暗い小屋の扉が開かれ、朝日に眩しく照らされた彼は神々しいほど美しかった。
レオンはそんな彼を、やはり神が遣わした天使なのかもしれない……と、思わずにいられなかった。
翌日から二人はまっすぐに予定のルートへと戻った。
今度は旅は順調に進み、一日で後れをどうにか取り戻して、ついに王都へと続く古い街道に出た。
目的まではあともう一息の道のりである。
夏の終わりの空は明るくなったり暗くなったりし、天気が崩れやすかったが、レオンの心は今までにない程に軽く、そして穏やかだった。
――目的を同じくする同志がいるということは、こんなにも違うものか。
そして、その相手には既に自分の秘密の一端を打ち明けてある。
それでも彼は傍に居てくれるのだ。
その事実が堪らなく嬉しい一方で、暗い影も未だ、ひたひたと後を付いてくる。
カインと交わっていることを話していないこと……オスカーに触れられると何故だか分からないが欲情してしまうこと。
これだけはどうしても話すことの出来ない重苦しい秘密として、未だ心の中の鎖に閉ざされている。
それでも表向きは、何事もなく無事に日々が過ぎた。
――街道に出て数日。
二人の馬は遂に、王都の一歩手前の古い宿場町に辿り着いた。
かつて森の外れを切り拓き発展した、二つの川の間に位置する町だ。オスカーによれば、このエルカーズ北部では唯一、人が残っている集落だということだった。
「フレイの町……かつて私の一族の屋敷のあった所だ。荒れてはいるが、魔物の襲撃にもよく耐えて、今もまだ住人が残っていたんだな……」
感慨深く話すオスカーと共に、フレイの町へ続く跳ね橋を渡る。
町は川に囲まれ、人の通るとき以外は跳ね橋を上げている。それが王都側からも森側からも魔物の侵入を防ぐ防壁となっているようだった。
跳ね橋を渡りきった場所にある重厚な落とし格子の門を潜ると、川沿いに建つ貴族の屋敷を中心とした石造りの町並みが広がっていた。
人が住んでいる家は少なそうだったが、オスカーの育ったこの異国の風景が、レオンにとっても懐かしい場所のように思えてくる。
「大分人口は少なくなっているようだが、宿もちゃんと開いているそうだ。久々にまともな場所に泊まれるな」
エルカーズ語が余り流暢でないレオンの代わりに、オスカーが町ゆく人間に話しかけ、情報を集めていた。
レオンは馬を引きながらそんな彼をぼんやりと眺めるばかりだ。
聞き慣れぬ言葉を離すオスカーは、やはりいつもそばにいる彼とは別人のように感じる。
何故か暗い気分になって、レオンは言葉少なにオスカーの後について歩いた。
やがて街の中心部にある広場にまでやって来ると、そこに行き交う人々の中から突然、一人の娘がこちらに気付いて近付いて来た。
「オスカー様! ご無事だったのですね……!」
声を上げたその娘は、十代後半くらいの年頃だろうか。
質素なドレス姿だが、明るい栗色の髪の毛を美しく結い、花のように可憐な顔立ちをしている。
「もう、3年ぶりくらいになりますか……覚えていらっしゃいますか? あなたの乳母の娘、エルゼです!」
「ああ、覚えているとも」
驚きつつも優しく答えたオスカーに、娘は感極まって両腕を広げ、彼に抱きついた。
「嬉しい……!! どれだけお帰りをお待ちしていたことか……!」
早口のエルカーズ語はよく聞き取ることが出来なかったが、その恋人同士とも思えるほど親し気な様子に、レオンの心臓にズキンと強い痛みが走った。
二人のやりとりの中に入っていくことが出来ずに固まっていると、オスカーが気付いたように少女を紹介してくれた。
「これは私の乳兄弟の妹、エルゼだ。エルゼ、私の友人のレオン・アーベルだ」
エルゼは星のように澄んだ瞳を輝かせたまま、はにかんだように微笑み、スカートの裾をつまんでこちらに可憐な挨拶をした。
華奢で、声も姿も可愛いらしく美しい、彼に似合いの娘。
その態度からは、彼女がオスカーを心から慕っている様子がとても分かる。
――そのことが、何故か分からないが、耐え難い程の胸の痛みに直結した。
オスカーはエルゼとひとしきり話した後、父親の使いでパンを買いにいくという彼女を見送った。
「――さあ、レオン。今日の宿を探そうか」
やっと、ずっと待っていた自分の事に気付いてくれた友人に、レオンは自分でも思わぬ言葉を返していた。
「――今夜、あの娘と一緒に居てやらなくてもいいのか」
オスカーが怪訝そうな顔をする。
「どういう意味だ?」
本気で分からないといった調子で聞き返され、レオンは少し苛立って言葉を返した。
「せっかく故郷に帰ってきたのだろう。俺は一人でも構わないが?」
その棘のある言い方に何かを感じ取ったのか、オスカーは宥めるように言葉を切り出した。
「何だ、それは……一人になりたいという意味か? まあ、今までずっと一緒だったし、そういう事もあるだろうな。――分かった、それなら私は別で、今夜の宿をとろう」
あっさりとそんな提案をされてしまったことに、逆に動揺した。
「っ……」
だが、オスカーはあっさりと背を向けてしまい、どんどん前に歩いて行く。
もはや後の祭りだった。
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