主神の祝福

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主神の祝福

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 触手に抱きしめられながらズブズブと奥まで進まれ、内側から骨と肉が軋むような凄まじい違物感を覚える。
 しかも、受け入れた怒張が中で人間のそれとは違う妙な動きをしているような気がしてならない。
 まるで、意志を持ってヴィクトルの中を蠢き、反応する場所を探している――ような。
「驚いたか? これはヒトに似せて作っているだけの、ほかの私の一部と同じものだからな……とはいえ、お前の中に種付け出来るのはこの部分だけだが」
 その言葉にゾクっと悪寒が走った。
「……ぁっ、俺は……っ、男だぞ……っ」
 苦しい息の下で呻いた言葉に、背中に覆いかぶさる神がにっこりと微笑む。
「――女のように孕まされるかと思ったか? 流石にわたしにもそんな能力は無い……あればお前に家族を作ってやれたがな――」
 残念そうに言われながら、蠢く肉の杭に更に奥深く貫かれた。
 踊るように肉壺の中で動くそれは、後孔の最奥に自ら吸い付きながら出入りし、唾液とも精ともつかない濃い液体をドロドロと垂らし始めている。
「っ、ひ……! ……変なもん中出ししてんじゃねえよっ……っ!」
「交わるということはそういうものだろう? お前の中に、私を沢山注ぎ込まなくては……」
 返ってくる答えには全く悪びれたところがない。
 うつ伏せに縛められたまま尻を掴まれ、獣の交わるような体位で神が腰を打ち付け始める。
 パチュっ、パチュっと肌と体液の弾ける高い音が立って、鼓膜まで犯されるその恥辱すらも身体の熱を上げてゆく。
 振動が外側から感じやすい部分に響き、内部からはバアルに吸われ舐められながら汚され続け、入れたり抜かれたりする度に大量の液体が後孔からこぼれ出した。
「んぁっ! はあっ、やめ、服、汚れ……っ、おま、汚さないって……っ」
「お前の体液では、な。私のは別だ……」
 グチョッ、グチョッと派手な音を立てて好き放題に犯され、太腿まで汁まみれにされながら、それでもまたあの切ないほどに腹の奥にチリチリと疼く快感に堕ちていく。
「くそ、神のくせに嘘つきやがっ……っ、アッ、あはぁ……っ!」
 次の瞬間、ヒクッヒクッと下腹に痙攣が走り、自分が後ろを犯されながらイッてしまったのを自覚して頭が真っ白になった。
 そんなバカな――尻で、しかもこんなに早くイかされるなんて――そんな事があるはずがないのに。
 ショックで呆然としていると、神は自らを引き絞るように動いている蕩けた媚肉を愛おしそうに中から舐めずった。
「私を全身に受け入れて、お前がどんなに可愛い顔をしているか、見るといい……」
 興奮して上ずった声が背後から言い放つ。
 やがて後ろから繋がったまま、バアルがヴィクトルの腹を両腕で抱え込み、一緒に後ろへずり下がるようにシーツの上を引きずられ始めた。
 スプリングが軋む音とともに、神がその両脚を絨毯の敷かれた床に降ろす。
「えっ、な……にして……ぅっあ……!」
 両膝を後ろから抱えられ、触手の力で身体がフワッと空中に浮き上がる。
 次の瞬間、ヴィクトルを抱いて立ち上がったバアルが繋がったまま後ろを振り向き、ベッドの背後にあった大きな鏡に二人の姿を映し出した。
「……っ!」
 そこに映っている、子供に用を足させるような格好で背後から抱かれた自分は、いつも鏡で見る自分とはまるで別人のようだ。
 両腕と両脚を触手に縛られた褐色の肌の男は、蕩けたような快楽に溺れた表情でこちらを見ている。
 逞しい肉体が汗と唾液と汁にまみれ、鏡に向けてMの字に開かれた両脚の間にある性器には、細い管のような触手が深くまで入り込み、絶えず精液や先走りを貪り蠢いていた。
 信じがたいほど拡がった尻の穴はずっぽりと雄に犯されていて、身体全体を上下に揺すられながら深く突かれたり浅く擦られたりを繰り返している。
 普段はシワを寄せて小さくすぼまっている場所は、今はつるりと伸びきって白い神の雄に物欲しげに絡みつき、突かれるたびに中に注がれる体液をダラダラと垂れ流していた。
「お前の乳首を見てごらん……可愛く育っているぞ」
 バアルの言葉とともに、二つの乳首にずっと吸い付いていた触手が唾液を引いて離れる。
 解放されたそこは、すっかり赤く大きく腫れあがり、まるで熟れた女の乳首のような見た目になっていた。
 なんてことを――。
 身体を弄ばれ、怒鳴ってやりたい気分なのに、その敏感になった乳首の先に触手の肌が少し擦れただけで甘い呻きが止められなくなる。
「はぁっ……っ、うっ、ン……っ」
 今だけなのかもしれないが、身体が、完全に変えられてしまっている。
 ――神を易々と受け入れ、悦びを貪る身体に。
 バアルが腰を揺らし、益々激しい頻度で感じる場所に突き上げを加え始めた。
「んっ、ンン……っ! はあっ、やめ……っ、いっ、イッたばっかでそれはっ……!」
 身悶える身体の深奥を、益々太くなった雄で蹂躙される。
 いくら抵抗しても、結局バアルの性器に刺激を与えるだけになってしまう――。
 次第に諦観が湧き、いつからか、ヴィクトルは理性を放り出して与えられる快楽を貪り始めていた。
「はぁっ、あっ、ンン……っ、あっ、奥……そこ、ヤバい、あぁっ……っ」
 支えられた腰をくねらせて自ら突いて欲しい場所を差し出し、肌の上を走る触手の滑らかな皮膚に物欲しげに乳首を擦り付ける。
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