あるマゾヒストの呟き

多頭ってなんだろう？

SNSで多頭飼育のことを目についたから
私なりのSMにおける多頭飼育について話してみようと思います。


まず、大前提として私は多頭は嫌いです。

パートナーのSさんにもハッキリ言いました。微塵にも、他の方に心を向けてるなら別れますと。

なーんて、偉そうに言ってますけど
私はわりと浮気性です（笑）

浮気性というか、被虐に弱いというか、
マゾの欲を刺激されると、ふらふらと心が浮つきます。
そっちの水は甘いらしいぞ？で
行ってしまいそうになります。
実際、前科がないとはいえません（涙）


でも、、やっぱりね
現飼い主のSさんが与えてくれる水こそ、本当に甘くて美味しいんですよね。
何度それを痛感したことか....だから、わたし、結局のところ、彼に一途にいられるんだと思います。


話がだいぶそれましたが、
多頭の話。

私は多頭が嫌いな理由は、
私にとってSMとは恋愛でSEXで
Sさんと本気で愛を交えたいからです。

ですから、
Sさんが別のMとイチャイチャしてたら....
可愛いねなんて、他のMに囁いていたら....

ありえません！絶対に！
私だけを見ていて欲しいから、
絶対に別れてやる！
と怒り狂うでしょう。


でも...ね


Sさんと出会ってから思うのは
Sさん以上のサディストと出会ったことがないのです。

私はたくさんの“S“の人とお話ししてきましたけど、今の飼主さん以上のSには出会ったことがないし、
良いなと思ったこともありません。

とにかく、飼主さんが大好きで大好きで仕方ありません。

その飼主さんが、なんらかの理由で
他のMと関係を持つことにしたと言ったら...

果たして私は、きっぱりと諦められるでしょうか？

飼主さんが、私も変わらず可愛がると言ったら、、、、
多頭を受け入れてしまうのではないか？と思うのです。

だって、彼は私にとっては最高のサディストですから。

マゾヒストにとって一番大事なのは
男性からの一途の愛では無く
魅力ある加虐....sadism...だと、私は思っています。

飼主さんが加虐をあまりしてくれない時期は、心がいくら飼主さんにあってもマゾヒストしての欲望が抑えきれませんでした。心だけじゃ、マゾの性癖をコントロールするなんて無理です。

マゾには加虐が必要なんです。


この世には、本当の意味でのサディストは少ないです。
魅力のあるサディストに複数のMが群がってしまうのは仕方ないような気もします。


それに、被虐という面から見ても多頭というのは魅力的でもあります。

主の命令で他のマゾと絡んだりするのはもちろん、己の地位を競争させられたりするにも被虐がある。あえて最下層になりたがるマゾも多いでしょう。
そもそも“多頭の中の一人でしかない“という立場も被虐欲をそそられるでしょう。


マゾはありとあらゆる苦痛が大好きなんです。


ただし、
それは主であるサディストに絶対的な魅力があり、24時間マゾに対する絶対的なsadismが発揮できる場合に限ります。


単に女好きで、
SEXがしたい時だけ連絡が来る
セフレの関係では絶対に無理だと思います。

例え多頭であっても24時間、支配を感じさせてくれたらベストですし、
そのためにも“多頭“というのは中途半端にするべきではないと思うのです。


主に所有されてるマゾの一人であるという強い自覚をもつことで、
たとえ多頭されてたとしても、たとえ他のMと何かをしていたとしても
Mはそのサディストの支配の中にいられるのです。

だから、、、
主がこっそり他のMを飼っていたり
こっそり他のMとダイレクトメールしていたり....

そんな行動、威厳もないし、支配力もないし、そもそもsadismも何もかも感じられません。

だいたいコッソリするなんて
Mの目を気にしてる時点で
Mの方が強いですから（笑）

Mが魅力を感じるsadismとは
どんな状況においても24時間、彼のもとから離れられないという鎖だと思うのです。逃げようと思っても、決して“自分では外せない鍵“なのです。

常に幸福感や快楽を感じる関係など、なかなかないでしょう。
どんなに苦しくても、、、辛くても、、、
主から逃げられない。

多頭の状態でも逃げられない。。。。

だって主こそ最高のサディストであり、自分のマゾを満たしてくれるから。
彼の元にいるしかないんです。


それがSMにおける多頭、じゃないかなと私は思います。