きつく縛って、キスをして【2】

青森ほたる

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ショウガのお仕置き

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「尻に挿れたまま10分だ」
俊光様がちらりと自分の腕時計を見る。

「は、ぃ……」

私はただ小さく硬いものを挿入された違和感を感じながらそう返事をした。

数十秒が経ったころだろうか。じりじりと蕾に挿入されたものから熱を感じ始める。熱い。熱い。熱い。毎秒ごとにひりひりと熱を強く発する。

「ぃぅっ……っ」

小さな塊が燃え始めているような熱さが、蕾を襲う。ゆらゆらとどうしても腰が揺れる。それでも内側に突っ込まれた熱さからは逃れられない。

「と、俊光様……っ……」

すでにベッドを降りている俊光様のほうを首をまげて見やると、俊光様は右手に黒い鞭を持っていた。

短鞭(たんべん)とよばれる乗馬鞭で、四十センチくらいの細い棒の先端に平たい面がついている。

「そんなに動くと落ちるぞ。落としたら10分も最初からだな」

俊光様がその鞭の棒の部分で蕾に突っ込まれたショウガをコツコツとたたく。

思わずきゅっと蕾に力が入る……その瞬間、そこがかっと熱くなって「ぁぁっっっ」と私は大きく身を捩った。

ぽと、と小さなショウガはシーツの上に落ちる。

燃えるような熱さがその一瞬やんだことに、大きく息をついたと同時に、落としてしまった絶望感が襲う。

「ご、ごめんなさ……」
「言ったそばから」

俊光様は鞭を振り上げて、バシッとお尻に振り下ろした。

「あぁぁっっ……!!!!」
パドルとはちがう、しなりのある細い鞭で切られるような痛みが腫れたお尻に真っ直ぐに突き刺さる。

パシィィッ!!バシィィッ!!バシィィッ!!と続け様に叩かれる。
「ぃぁあっ!!あぁぁんっ!!ぃ、いやぁっ」

「しっかり尻を締めていろ」

バシィィッ!!と最後に一回叩いたあと、俊光様がまた私の足元にかがみこみ、するりと落としたショウガをまた突っ込む。

「うぅぅ……っ……」

また、ひりひりとした熱さが内壁を犯す。

10分、耐えられる気がしない。

どうやったって熱さから逃れられるわけはないのだけどそれでも揺れそうになる体を押さえ込むように、ぎゅっと目をつむる。


コツコツ、とまたショウガの先を叩かれる。

身悶えそうになったところに、いきなりひゅんっと空を切る音とともにバシィィッッと、お尻の膨らみに鞭が叩きつけられた。

「あぁぁんんんっっっ!!!!」
ぶわっと涙がこぼれたのは、叩かれた鞭の痛みだけではない。

叩かれた瞬間反射的にぎゅっとお尻に力がはいり、そのせいで蕾のなかのショウガを締め付けてしまい、内壁のかっと燃えるような熱さを強めてしまったのだ。

「た、たたくの、いやぁっぁっっ」

「お仕置きに嫌はない」
バシィィッッ!……バシィィッッ!……バシィィッッ!と、俊光様が感覚をあけながらも鞭を振り下ろす。

その度に、締め付けたくなくてもつい強制的に力がこもって、そのたびに強い灼熱感に襲われる。

「た、たくと……っ、ぎゅってなって、内側に沁みこんでっ、すごく熱いっん、ですっ」

必死になって訴える私に、俊光様は「これは落とした分のペナルティだから当然だ」と言う。

「うぅぅっ……」
「それより、お仕置き中だというのに、口答えがすぎるな。追加罰が必要か?」

「……っ……!!」

ここで、いりません……!なんて口をすべらせでもしたら、それもまた口答えにカウントされただろう。

か、かといって……。

「ごめんなさぁぃっ、ゆるしてっ、くださいぃっ」
私はぼろぼろと涙をこぼしてそう訴えるしかない。

「追加罰が必要か聞いたんだ。答えろ」
バシィィンッ、バシィィンッとまた鞭が振り下ろされる。

「あぁぁぅぅ……っ追加罰をくださぁぃぃっ」

だってそう言うしなかった。

俊光様が私の足を掴んでより一層大きく足を開くと、鞭の先を無防備なペニスにぴたりと当てた。

「ひぃ……っ」

嫌だ、嫌だ、そこを叩かれるのは、嫌……っ。

鞭がすっと離れてバシィィィィンッと真下に落ちる。
「いぃぃぃっっぁぁっっ!!!!!」

体の奥の奥まで響くみたいな痛み。同時に思いきり、腰が跳ねた。バタッとシーツの上に体を打ち付けるように横たえた私は、その瞬間、絶対にあってはならないことなのに、蕾から生姜が落としてしまった。

「ぁ……」

汗だくになった体が一気に冷えた気がした。

「と、俊光様っっ」
「千尋は、お仕置きをちゃんと最後まで受けることもできないのか」

俊光様がシーツに落ちたショウガを拾い上げる。
最悪、最悪だ。

だって、必死に我慢してたのに、鞭で叩かれたせいで……っ。

そんなこと、おそろしくて口に出せないけど。

「うつ伏せになれ」
「は、はぃっ」

いまはもう何を言われてもすぐに従うしかない。私は俊光様が片手で示したシーツの上に素早く体を横たえた。

ベッドの端に位置する、少し体を回せば床に落ちてしまうぎりぎりのところだったが、なぜそんなところへうつ伏せにさせられたのかは背中にぐっと大きな圧力がかかったことで、すぐに判明した。

俊光様が私の体を下敷きにしてそこに腰掛けたのだった。

肺が押しつぶされて息が苦しい。首をひねって背中を顧みれば、私の上に腰掛けた俊光様はその手に新たにさきほどよりひと回り大きなショウガを手にその皮を剥き始めたところだった。

正直、こんな状況でなければ、自分の上に俊光様が座るというのは、ぞくぞくするような体験だった。

なのに当然、今はそんな余裕はない。

蕾の中はすでにヒリヒリとした熱が残り、そこにすぐにまた太いショウガを突っ込まれることが確定しているこの状況では……。

またあの、逃れられない灼熱感に犯されながら耐えなければならないのだ。

「挿れるぞ」

パチィィン、と手のひらで尻を叩かれ、ぞんざいに尻たぶを掴まれて割れ目を広げられる。

「あぁぁっ……んっ」
蕾に硬いショウガの先端が押し当てられる。

先ほどより確実に太さのあるそれはわずかな抵抗感はあったものの、最終的にはするっと蕾の奥へと押し込められた。

「ひ……っ……」

ここまでにもうショウガの責めをじゅうぶんにうけた蕾のなかは、新たなじんじんとした熱をすぐさま感じ始めてしまう。

なんとか耐えなければ……と両手をぎゅっと握り締めた時だった。

蕾に挿れられたショウガをぐっと押される感覚があって、次にぐるっと回される。
「ひぃぃっっ!!」

内壁を擦りあげられて蕾のなかは、かっと燃えあがった。そしてそのまま俊光様は、ショウガを蕾の中に強く擦り付けるように、ず、っと、ず、っとショウガの出し挿れを始めた。

「ぁあっっぁああぁぁっごめんなさぁぃぃっっごめんなさぁぁいぃぃっっっ……!!!」

ドバッと汗が吹き出して、悲鳴が喉を破る。同時に浅くなった息を吸い込もうとしても肺を押しつぶされた状態では満足に呼吸ができない。

バタバタと両足が暴れるのを俊光様が見逃してくれるはずもなく、おそらく片手で蕾の中のショウガをピストンさせながら、もう一方の手でパシィッパシィッと太ももに鞭を振り下ろした。

「ひぃぃぃぃっっ」

「足を動かすな」

それならば、背中ではなく足の上に座ってくれればいいのに、そこは自力で耐えろということなのだろう。

だらだらと汗と涙が流れていく。

執拗なピストンのあとショウガはぎゅぅっと強く押し挿れられて、ぐぐぐと締まりを確認するように揺らされた。

「ぁぁぁっうっぅぅ…っ」

「これから10分だ。もう二度とやり直しさせるな」

「はぃぃっ……っ」

それからの10分は……本当に10分だったのか疑いたくなるほど永遠のような時間、蕾の中の燃えるような責め苦にじっと耐え、時々俊光様が思い出したように、ショウガをコツコツと叩いたり、また締まりを確認するようにぐるりと回されたりするのに、私は悲鳴をあげながら耐えた。
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