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一章 転生人生の幕開け

知識王アーニコ

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「知識王アーニコどうか余に力を貸してくれ」


今日は、私が「神に選ばれた知識王」と呼ばれ
始めてから約2年間たちました。
つまり、私は6歳です。

この、2年間すごく大変だった。
ミル先生から魔法を習いつつ
私に助けを求めに来た人の対応したり
まだ、学園にいく年でもないのに勧誘されたりなど。

まぁ、ある程度できることは、してきたけど

今、とんでもない状況になっている。




それは、


王が私に今、頭を下げてお願いしていること!!

「あの、王様どうして私なんかにお声を?」

そんなの、聞かなくても分かりきった事だ。
私の知識が欲しいのだろう

「それは、どうしても、余じゃ、どうにもできない事があったため、其方にこうして、頼んでいるのだ。引き受けてくれるか?」

これは、どう考えても、YESって言わないといけない奴じゃん!!上下関係考えろよ!
私に拒否権なんてもの最初から存在しないだろ
もし、「無理です」なんて言ったら最悪、
首チョンパだ!

「YES!!
じゃなかった。
えーと、王の頼みであれば、なんでも致します!!」

「そうか!!非常に助かる」

恥ずかしっ!

今、思いっきり「YES」って言っちゃったよ!
王様がそこに突っ込んでくらさなくてよかった
最悪、アーニコって王に自慢げにYESなんて言ったらしいよって広められて
アーニコ様に汚名が着せられる所だった。
これからは、気をつけよう

「それで、王様、私に頼みとはなんでしょうか?」

「それはだな。実は、余の娘の体調がここのところ、すぐれなくてな。どの医者にも相談してもわからぬと言うのだ。それで、知識王と呼ばれる其方なら何か知ってないかと思ってな」

王の娘が体調がわるい?
どっかで聞いた事がある話だな
でも、今は曖昧にしか思い出せないんだよな。
転生の影響かな?
でも、私はこれでもオタクだから
オタク魂とかで症状とか見たら
思い出すかもしれない

「なるほど、わかりました。では、一度
お時間が大丈夫な日に
王様の娘さんに、あわせていただけないでしょうか、もしかしたらわかる事があるかもしれません。」

「あぁ、わかった。では、
今すぐ余についてこい。案内する」

「はっ、かしこまりました」

うわぁ、今すぐかー、
でも王様だし、こんな感じだよね
うん!最初から分かりきった事だった!
王様が誠意をどれだけ見せたつもりでも結局は自分中心にまわっている人だよね



それにしても、王の娘か…。


この国の姫様は、一様
きみまほの登場人物だ。

しかし、きみまほの公式がキャラデザを考えるのが、めんどくさかったと言う理由で
今まで名前だけしか、出てこなかった
いわゆるモブキャラだ。

だからこそ、私は全然知らない姫のことを。


姫様ってどんな人物なんだろう?

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