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第三部 竜の棲む村編
59 隣の村で情報集め
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目的地である竜の村の情報を集めるべく、ロウの転移の魔道具を使い、その目的地の隣の村へ降り立った。
竜の村へ直行しなかったのは、情報集めも理由の一つだが、竜の村は転移先に選べなかったのも、もう一つの理由だ。
以前の魔物に占拠された修道院のように、強いバリアがかかっていると転移先に選べないこともある。今回は竜の強い加護があったから、転移先に選べなかったのだろうとロウは分析した。
「慎重に慎重を重ねた方が良い。力があると過信して行動すれば、いつか足元をすくわれる」
そう言ったロウは、私を見ながら、私の向こうを見ているようだった。
過去にそう強く感じたきっかけがあったのだろうか。
「頼りにしているわ。ロウ」
私の言葉を聞いたロウは、ハッとしたように私の顔を見る。
そして、ロウは雑念を払うように軽く頭を振った。
「早速、情報を集めに行こうか。手始めに村人が集まりそうな酒場だな」
「そうね」
◇
酒場は仕事を終えた村人で賑わっていた。お世辞にも広いとは言えない店内はテーブル席が並んでいて、ほぼ満席状態だった。小さな村の酒場なので、顔馴染みの客が多いようだ。
「いらっしゃいませ! 冒険者さまでいらっしゃいますか?」
酒場に入ろうとした私たちに声をかけてきた女性店員は、私たちの姿を見て、物珍しそうに目を丸くした。農夫が酒を酌み交わすような地域に根ざした酒場だから、冒険者が来ることは少なかったのだろう。
「そうだ、冒険者だ。入ってもいいか?」
「もちろんです。酔ったお客さんたちがうるさいかもしれませんが、中へどうぞ」
空いていたテーブルにロウと対面で座る。
「俺は麦酒にするが、ロザリーはどうする?」
テーブルには木の板に手書きのメニュー表があったが、それは食べ物のメニューのみだった。
麦種は飲めなくもないけれど、同じものをずっと飲むのは飽きてしまう。最初の一杯目は違うものを飲みたい。でも、そう言うと、ロウから「やっぱり味覚は子どもなんだな」と言われてしまうような気がして、ロウと同じ麦酒で妥協しようとすると……。
「他の飲み物がないか店員に聞いてみるか。すみませーん!」
喧騒で包まれた店内に、ロウの声がよく通る。
遠くのテーブルに皿を運び終えた店員さんが反応して、こちらまでやってきた。
「はい! 注文ですか?」
「ああ。麦酒以外にアルコールの種類はあるか?」
「バラ酒がありますよ。この村の特産品のバラを使ったお酒で、女性に人気です」
どうする? とロウからの視線を受けて、私は決めた。
「バラ酒でお願いします」
「麦酒とバラ酒ですね! ご注文承りました!」
元気に言った店員に、周囲から「俺たちには『ご注文承りました』とは言ってくれねえなぁ!」と野次が飛ぶ。
「あんたたちは麦酒とナッツを食べてりゃいいの!」
「こりゃ化けの皮が剥がれたぞ!」
「だって、中央の冒険者が来たんだから、よそ行きの顔ぐらいさせてよ! ……あ、口が悪くなっちゃたわ!」
周囲の客は楽しげに笑い、店員さんは恥ずかしそうに頬を染めた。
マグナルツォ王国の中央都市に冒険者ギルドはある。地方から見れば、中央の冒険者なんだな、私たち。
そんな反応に慣れているのか、ロウは臆せずに店員さんへ話し掛ける。
「店員さん。冒険の次の目的地について、見知らぬ土地のため教えてほしい」
「なんでもお答えしますよ!」
「隣の竜の村について聞きたいのだが」
ロウがそう話を切り出した途端に、店員の笑顔が固まった。
「りゅ、竜の村の……ど、どのようなことを聞きたいのでしょうか、お客さま」
動揺して、店員さんの声が裏返っている。聞かれてはいけないような、不都合でもあったのだろうか。
「竜の村は『蛮族の村』だ。旅人が通り掛かれば襲われる。悪いことは言わない。行くのはやめるんだな」
店員さんが答えるよりも早く、横で話を聞いていた男が話してくれた。世話好きな人はどこにでもいるもので、ご丁寧にも忠告してくれた。
その男の言い方はぶっきらぼうだが、情報をくれるのは助かる。
「襲われるというのは、実際にそんなことが起こったのか?」
「いや……あくまでも噂だ。だが、良い話は聞かない」
ロウが冷静に問うと、男はいささか怯んだ様子だった。しかし、悪い噂は理由もなく起こらないはずよね。
「襲われるという噂だけでは、冒険者としては行かない理由にはならないな。他にも悪い話があるのか?」
ロウはその男に視線を送ったまま、話を見極めようとさらに問い掛ける。
「いくつもある。村人は竜の血が入っていて異様な見た目をしているとか、村の湖に棲む竜神が花嫁をさらっていくとか、女児の産まれることが多いからか年ごろの村娘が外から来た旅人を誘惑するとか……特にお前さん、いい男なんだから気をつけろよ?」
「はぁ……」
情報の量と最後の一言に困惑するロウに、あくまでも噂話だけどな、と男は付け加えた。
作り話にしては出来すぎていて、いずれかは真実が混ざっているのだろうと感じる。
「止めても行くとしたら、村人の話を間に受けないことだな。同情すれば色々と狙われる」
「あの、隣の村に本当に竜はいるんでしょうか?」
話を切り上げようとした男に、私は聞く。
「俺は実際に見たことがないが……。隣の村に行ったこともないから憶測だが、大切な農作の時期に日照りで悩まされたことがある。ところが、隣の村だけ恵みの雨が降っているというのは……竜神の力だと考えたくなるな」
「そうでしたか……。ありがとうございます」
ということは……本当のところは行ってみないと分からないということね。
竜の村へ直行しなかったのは、情報集めも理由の一つだが、竜の村は転移先に選べなかったのも、もう一つの理由だ。
以前の魔物に占拠された修道院のように、強いバリアがかかっていると転移先に選べないこともある。今回は竜の強い加護があったから、転移先に選べなかったのだろうとロウは分析した。
「慎重に慎重を重ねた方が良い。力があると過信して行動すれば、いつか足元をすくわれる」
そう言ったロウは、私を見ながら、私の向こうを見ているようだった。
過去にそう強く感じたきっかけがあったのだろうか。
「頼りにしているわ。ロウ」
私の言葉を聞いたロウは、ハッとしたように私の顔を見る。
そして、ロウは雑念を払うように軽く頭を振った。
「早速、情報を集めに行こうか。手始めに村人が集まりそうな酒場だな」
「そうね」
◇
酒場は仕事を終えた村人で賑わっていた。お世辞にも広いとは言えない店内はテーブル席が並んでいて、ほぼ満席状態だった。小さな村の酒場なので、顔馴染みの客が多いようだ。
「いらっしゃいませ! 冒険者さまでいらっしゃいますか?」
酒場に入ろうとした私たちに声をかけてきた女性店員は、私たちの姿を見て、物珍しそうに目を丸くした。農夫が酒を酌み交わすような地域に根ざした酒場だから、冒険者が来ることは少なかったのだろう。
「そうだ、冒険者だ。入ってもいいか?」
「もちろんです。酔ったお客さんたちがうるさいかもしれませんが、中へどうぞ」
空いていたテーブルにロウと対面で座る。
「俺は麦酒にするが、ロザリーはどうする?」
テーブルには木の板に手書きのメニュー表があったが、それは食べ物のメニューのみだった。
麦種は飲めなくもないけれど、同じものをずっと飲むのは飽きてしまう。最初の一杯目は違うものを飲みたい。でも、そう言うと、ロウから「やっぱり味覚は子どもなんだな」と言われてしまうような気がして、ロウと同じ麦酒で妥協しようとすると……。
「他の飲み物がないか店員に聞いてみるか。すみませーん!」
喧騒で包まれた店内に、ロウの声がよく通る。
遠くのテーブルに皿を運び終えた店員さんが反応して、こちらまでやってきた。
「はい! 注文ですか?」
「ああ。麦酒以外にアルコールの種類はあるか?」
「バラ酒がありますよ。この村の特産品のバラを使ったお酒で、女性に人気です」
どうする? とロウからの視線を受けて、私は決めた。
「バラ酒でお願いします」
「麦酒とバラ酒ですね! ご注文承りました!」
元気に言った店員に、周囲から「俺たちには『ご注文承りました』とは言ってくれねえなぁ!」と野次が飛ぶ。
「あんたたちは麦酒とナッツを食べてりゃいいの!」
「こりゃ化けの皮が剥がれたぞ!」
「だって、中央の冒険者が来たんだから、よそ行きの顔ぐらいさせてよ! ……あ、口が悪くなっちゃたわ!」
周囲の客は楽しげに笑い、店員さんは恥ずかしそうに頬を染めた。
マグナルツォ王国の中央都市に冒険者ギルドはある。地方から見れば、中央の冒険者なんだな、私たち。
そんな反応に慣れているのか、ロウは臆せずに店員さんへ話し掛ける。
「店員さん。冒険の次の目的地について、見知らぬ土地のため教えてほしい」
「なんでもお答えしますよ!」
「隣の竜の村について聞きたいのだが」
ロウがそう話を切り出した途端に、店員の笑顔が固まった。
「りゅ、竜の村の……ど、どのようなことを聞きたいのでしょうか、お客さま」
動揺して、店員さんの声が裏返っている。聞かれてはいけないような、不都合でもあったのだろうか。
「竜の村は『蛮族の村』だ。旅人が通り掛かれば襲われる。悪いことは言わない。行くのはやめるんだな」
店員さんが答えるよりも早く、横で話を聞いていた男が話してくれた。世話好きな人はどこにでもいるもので、ご丁寧にも忠告してくれた。
その男の言い方はぶっきらぼうだが、情報をくれるのは助かる。
「襲われるというのは、実際にそんなことが起こったのか?」
「いや……あくまでも噂だ。だが、良い話は聞かない」
ロウが冷静に問うと、男はいささか怯んだ様子だった。しかし、悪い噂は理由もなく起こらないはずよね。
「襲われるという噂だけでは、冒険者としては行かない理由にはならないな。他にも悪い話があるのか?」
ロウはその男に視線を送ったまま、話を見極めようとさらに問い掛ける。
「いくつもある。村人は竜の血が入っていて異様な見た目をしているとか、村の湖に棲む竜神が花嫁をさらっていくとか、女児の産まれることが多いからか年ごろの村娘が外から来た旅人を誘惑するとか……特にお前さん、いい男なんだから気をつけろよ?」
「はぁ……」
情報の量と最後の一言に困惑するロウに、あくまでも噂話だけどな、と男は付け加えた。
作り話にしては出来すぎていて、いずれかは真実が混ざっているのだろうと感じる。
「止めても行くとしたら、村人の話を間に受けないことだな。同情すれば色々と狙われる」
「あの、隣の村に本当に竜はいるんでしょうか?」
話を切り上げようとした男に、私は聞く。
「俺は実際に見たことがないが……。隣の村に行ったこともないから憶測だが、大切な農作の時期に日照りで悩まされたことがある。ところが、隣の村だけ恵みの雨が降っているというのは……竜神の力だと考えたくなるな」
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