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鬼に金棒
そのなな
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「ほら、少しずつだけど柔らかくなってきてる……。素質あるんだね」
「ちげぇ、そん、もんねぇからっ。マジやめろって!」
与えられ続ける刺激と、逃げようとして暴れた分、魁の体力は奪われた。口では嫌がっていたがその足は桃太郎にしがみつくようにして巻き付いていた。そうでもしないと腰から崩れ落ちそうだったのである。
桃太郎の指が三本、ずっぽりと魁の中に収まってしまうとその憎まれ口すら弱々しくなっていた。
「も、やめろっ……はぁはぁ、なぁ、やめて、くれっ。これ以上されたら……っ♡」
「ここ、いいんだ?」
「よ、くなっい、……っ♡ よくないからっ、やめ、ろっ、ダメっ! そこ、ぜったい、ダメっっっっっ♡」
桃太郎は前立腺を指で刺激し、握ったペニスの先端を親指でひっかき、根本をキツく吸い上げた。様々な異なる刺激を一度に与えられ、魁は背を反らせ、絶頂した。どこが、どう気持ちよくてイッたのかもわからない。とにかくどこもかしこも気持ちが良かった。自分の精液が腹にこぼれ落ちていくのを虚ろな目で見ている魁のアナルに熱いものが触れた。
「む、むり。それ、はぜったい、むりだからっ」
「大丈夫、大丈夫。ほら、先端は挿ったから、後はちょっと頑張ればイケるイケる」
「っざけ、んなよっ! なんで、俺がっ!」
魁が下からにらみつけると桃太郎が一瞬止まった。魁の目に憂いを帯びた悲しい顔をした桃太郎が見えて、魁はどきりとした。これまでずっと好青年らしい爽やかな笑みをたたえていた桃太郎の初めて見る表情だった。
「運命、なんだ。お前は獣人以外の人間を見たことがあるか? ないだろう? 俺とお前だけなんだよ……。だから、俺たちはこの世で二人きりの、人間。運命の番なんだ」
桃太郎は集落で疎外感を感じていた。この旅でもずっと。それは自分以外の”人間”を一度たりとも見たことがなかったからだ。身体能力や頭脳で劣ることもない、けれどやはり彼ら獣人と自分とはなにか決定的に違うと感じていた。酒池肉林を繰り広げたとしてもそれは変わらなかったと、魁に、運命の番に出会った今ならわかる。求めていたのは同じ”人間”であることを。
桃太郎の言葉を聞いて、魁もまた自身の孤独を思い出した。喧嘩に明け暮れた日々は楽しかったがただそれだけだった。なろう系チートの小説にハマったのもここではないどこかに自分の居場所があるのではないかと夢想したからだ。手応えのない喧嘩相手に孤独感は一層増した。気付けば魁の身体から力が抜けていた。桃太郎はそれを見逃さなかった。
「ちげぇ、そん、もんねぇからっ。マジやめろって!」
与えられ続ける刺激と、逃げようとして暴れた分、魁の体力は奪われた。口では嫌がっていたがその足は桃太郎にしがみつくようにして巻き付いていた。そうでもしないと腰から崩れ落ちそうだったのである。
桃太郎の指が三本、ずっぽりと魁の中に収まってしまうとその憎まれ口すら弱々しくなっていた。
「も、やめろっ……はぁはぁ、なぁ、やめて、くれっ。これ以上されたら……っ♡」
「ここ、いいんだ?」
「よ、くなっい、……っ♡ よくないからっ、やめ、ろっ、ダメっ! そこ、ぜったい、ダメっっっっっ♡」
桃太郎は前立腺を指で刺激し、握ったペニスの先端を親指でひっかき、根本をキツく吸い上げた。様々な異なる刺激を一度に与えられ、魁は背を反らせ、絶頂した。どこが、どう気持ちよくてイッたのかもわからない。とにかくどこもかしこも気持ちが良かった。自分の精液が腹にこぼれ落ちていくのを虚ろな目で見ている魁のアナルに熱いものが触れた。
「む、むり。それ、はぜったい、むりだからっ」
「大丈夫、大丈夫。ほら、先端は挿ったから、後はちょっと頑張ればイケるイケる」
「っざけ、んなよっ! なんで、俺がっ!」
魁が下からにらみつけると桃太郎が一瞬止まった。魁の目に憂いを帯びた悲しい顔をした桃太郎が見えて、魁はどきりとした。これまでずっと好青年らしい爽やかな笑みをたたえていた桃太郎の初めて見る表情だった。
「運命、なんだ。お前は獣人以外の人間を見たことがあるか? ないだろう? 俺とお前だけなんだよ……。だから、俺たちはこの世で二人きりの、人間。運命の番なんだ」
桃太郎は集落で疎外感を感じていた。この旅でもずっと。それは自分以外の”人間”を一度たりとも見たことがなかったからだ。身体能力や頭脳で劣ることもない、けれどやはり彼ら獣人と自分とはなにか決定的に違うと感じていた。酒池肉林を繰り広げたとしてもそれは変わらなかったと、魁に、運命の番に出会った今ならわかる。求めていたのは同じ”人間”であることを。
桃太郎の言葉を聞いて、魁もまた自身の孤独を思い出した。喧嘩に明け暮れた日々は楽しかったがただそれだけだった。なろう系チートの小説にハマったのもここではないどこかに自分の居場所があるのではないかと夢想したからだ。手応えのない喧嘩相手に孤独感は一層増した。気付けば魁の身体から力が抜けていた。桃太郎はそれを見逃さなかった。
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