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第十話
伸びてきたのは堂本の長い足。つんつんと爪先で突かれると、べちょりと音が聞こえそうだ。足の裏で踏みつけられて、一瞬、さっきの課長を思い出した。あの時はかっこよく見えた堂本の足が、俺のペニスを嬲っているギャップに、興奮を隠せない。
「ぐちょぐちょだな」
堂本はそのぐちょんぐちょんをさらにぐちゃぐちゃと音を立てるようにして、器用に両足で扱きだした。Yシャツの裾から、俺の唾液でテラテラと輝いている堂本のペニスが見え隠れする。もう少しで見えそうで、見えない。
俺の視線が釘付けになっているのに気付いたのか、堂本はYシャツを少しめくった。
堂本の右手が、湿った淡い陰毛をかき分けて、少し萎えたペニスを持ち上げた。
「気になる?」
俺は舌を出して、わふわふと答える。言葉が出てこないけれど、気になって仕方ない。
くすりと笑う堂本の手がさらに下へと伸びる。ペニスの雄々しさに比べて、きれいな丸みを帯びた陰嚢はこぶりだった。ふたつを一度に持ち上げると、さらに奥へと指が伸びる。
そこは処理をしているのか、もともと無毛なのか。きれいな肌色の奥に、少し色付いた窄まりが見えた。
「気になる?」
指差されたそこが一瞬、口を開いたように見えた。
俺の腹の中のマグマがかっかと燃えていた。
堂本はまたくすりと笑って、足の力を強めた。
左右が違う動きをして、俺のペニスがぐねぐねと捏ねられる。ときおり踵が陰嚢を蹴る。足の指で先端をくすぐられ、親指で亀頭を擦られる。
あらゆる刺激に俺のペニスが脈打つたびに、堂本の窄まりも、はく、はくっとうごめく。
「挿れたい?」
指先がその息づく蕾に触れた。
俺ではその指先すらきつかったのに、やすやすと第一関節が飲み込まれていく。
前後する指がどんどん奥へと進んでいく。同じように足でしごかれ、まるで堂本の中を進んでいる気分だ。
挿れたい……。
はふはふと息を荒らげて、首を振る。
零れ落ちる涎が、顎を通り過ぎ胸元まで垂れる。お預けされている、犬のようだ。
堂本の指はいつのまにか二本になっていた。その指を中で開いて、窄まりはさらに口を大きく開けた。
あんなに拡がるのか。
あれなら、俺のこのデカブツも、挿るかもしれない。
期待して、ドクっと暴発しそうになるペニスが、締め付けられた。
「まだ、イくなよ?」
堂本の足が俺のペニスをぎりぎりと挟み込んでいた。
たしかに、お仕置きだ。
こんなに昂らされて、イかせてもらえないなんて。
セックス、出来ないなんて……。
そう思った矢先だった。
ふいに締め付けがなくなり、足蹴にされた。
俺はとっさのことにそのまま床に転がった。余計なことを考えていたから、怒られた?
がに股で寝転ぶ俺の上に、重みがのしかかる。
見上げた先には、影になって表情が見えない堂本がいた。怒ってるのかわからない。けれど、胸に押し付けられた堂本の手から緊張が伝わって、俺まで緊張で硬直した。
びちゃびちゃになっていたブリーフが脱がされ、冷たい風にさらされれる。
ひぃと小さな悲鳴を上げた俺の口を、堂本が塞いだ。熱い吐息が口の中に流し込まれ、舌が喉をくすぐる。咥内を蹂躙されて、俺はされるがままに舌の動きに没頭した。
だからすぐには気付けなかった。
一瞬、身体が軽くなった。
しかしすぐさま重みが戻ってきた。
それと同時に、俺のペニスはぬるりとしたものに触れた。
きつく締め付けられた先端が、徐々にその締め付けを突破したかと思うと、一気に根本が締め付けられた。
「きっつ……、やっぱデカイ、な……。ん、っでもはい、った……」
吐息交じりの澄んだ声が高いところから聞こえる。
ふぅとやり遂げたような溜息を洩らし、堂本がのけぞる。
俺のペニスが、堂本の中に……。
「ま、待って! 堂本っ!」
「お仕置きなんだから、せいぜい我慢しろよ?」
「そ、そうじゃなくって、あっ! う、っ……、ダメ、どうもとっ!」
慌てる俺を堂本は意にも介さず、腰を持ち上げた。亀頭まで抜かれると、また取り込まれる。
気持ちいい……っ!
けど、でも、これって……。
「イイ? 僕も、気持ちいい……。サブの、デカイのが……、奥まで、届いて、あぁっ、イイよ、サブ……」
「ダメ、どうもと、これ、ダメっ! 俺、イっちゃうから、待って、ダメっ」
「ん、僕も、イきそ……」
感じ入った様子の堂本は、俺の制止も聞かずに、自分のペニスを握った。締め付けはさらにきつくなり、俺を搾り取ろうと生き物のようにうごめく。
ダメ、無理……。これは、ガマンできない。
セックスしたら、ダメなのに。
快楽と躊躇いの狭間で、ようやく俺の脳が思い出した。
「社長、ダメっ!」
最初に決めたセーフワードだ。同じとき、二人で決めた。セックスはしないって。
もうこれセックスだけど、決めたこと守らないと。じゃないと俺、捨てられる。
もうがっつり挿っちゃってるけど。
「……は?」
中途半端な位置で俺を咥えたまま、堂本の動きがぴたりと止まった。一番いいところ、フィニッシュ直前のAVの一時停止のようだ。
「サブ、お前……」
「だって、したらダメっす。セックスしないって、決めたじゃないっすか」
「……お前は、これを、プレイだと思ってたのか?」
「え? でも俺たちって、DomとSubのパートナーで、だから……決まりは、守らないと」
そう、だよな? 俺、間違ってないよな?
「……れ」
低い声がして、堂本がすくりと立ち上がった。ぶるんと抜けた俺のペニスがだらしなく腹を這う。
「帰れ! もう、二度と来るな!」
情けなく横たわる俺を残して、堂本はふらふらと風呂場へと歩いて行ってしまった。
扉を開けた堂本は一言。
「僕は、今日――を言ったか?」
その声は小さくて、すべてを聞き取れなかったが、聞き返す前に扉は大きな音を立てて閉ざされた。
「ぐちょぐちょだな」
堂本はそのぐちょんぐちょんをさらにぐちゃぐちゃと音を立てるようにして、器用に両足で扱きだした。Yシャツの裾から、俺の唾液でテラテラと輝いている堂本のペニスが見え隠れする。もう少しで見えそうで、見えない。
俺の視線が釘付けになっているのに気付いたのか、堂本はYシャツを少しめくった。
堂本の右手が、湿った淡い陰毛をかき分けて、少し萎えたペニスを持ち上げた。
「気になる?」
俺は舌を出して、わふわふと答える。言葉が出てこないけれど、気になって仕方ない。
くすりと笑う堂本の手がさらに下へと伸びる。ペニスの雄々しさに比べて、きれいな丸みを帯びた陰嚢はこぶりだった。ふたつを一度に持ち上げると、さらに奥へと指が伸びる。
そこは処理をしているのか、もともと無毛なのか。きれいな肌色の奥に、少し色付いた窄まりが見えた。
「気になる?」
指差されたそこが一瞬、口を開いたように見えた。
俺の腹の中のマグマがかっかと燃えていた。
堂本はまたくすりと笑って、足の力を強めた。
左右が違う動きをして、俺のペニスがぐねぐねと捏ねられる。ときおり踵が陰嚢を蹴る。足の指で先端をくすぐられ、親指で亀頭を擦られる。
あらゆる刺激に俺のペニスが脈打つたびに、堂本の窄まりも、はく、はくっとうごめく。
「挿れたい?」
指先がその息づく蕾に触れた。
俺ではその指先すらきつかったのに、やすやすと第一関節が飲み込まれていく。
前後する指がどんどん奥へと進んでいく。同じように足でしごかれ、まるで堂本の中を進んでいる気分だ。
挿れたい……。
はふはふと息を荒らげて、首を振る。
零れ落ちる涎が、顎を通り過ぎ胸元まで垂れる。お預けされている、犬のようだ。
堂本の指はいつのまにか二本になっていた。その指を中で開いて、窄まりはさらに口を大きく開けた。
あんなに拡がるのか。
あれなら、俺のこのデカブツも、挿るかもしれない。
期待して、ドクっと暴発しそうになるペニスが、締め付けられた。
「まだ、イくなよ?」
堂本の足が俺のペニスをぎりぎりと挟み込んでいた。
たしかに、お仕置きだ。
こんなに昂らされて、イかせてもらえないなんて。
セックス、出来ないなんて……。
そう思った矢先だった。
ふいに締め付けがなくなり、足蹴にされた。
俺はとっさのことにそのまま床に転がった。余計なことを考えていたから、怒られた?
がに股で寝転ぶ俺の上に、重みがのしかかる。
見上げた先には、影になって表情が見えない堂本がいた。怒ってるのかわからない。けれど、胸に押し付けられた堂本の手から緊張が伝わって、俺まで緊張で硬直した。
びちゃびちゃになっていたブリーフが脱がされ、冷たい風にさらされれる。
ひぃと小さな悲鳴を上げた俺の口を、堂本が塞いだ。熱い吐息が口の中に流し込まれ、舌が喉をくすぐる。咥内を蹂躙されて、俺はされるがままに舌の動きに没頭した。
だからすぐには気付けなかった。
一瞬、身体が軽くなった。
しかしすぐさま重みが戻ってきた。
それと同時に、俺のペニスはぬるりとしたものに触れた。
きつく締め付けられた先端が、徐々にその締め付けを突破したかと思うと、一気に根本が締め付けられた。
「きっつ……、やっぱデカイ、な……。ん、っでもはい、った……」
吐息交じりの澄んだ声が高いところから聞こえる。
ふぅとやり遂げたような溜息を洩らし、堂本がのけぞる。
俺のペニスが、堂本の中に……。
「ま、待って! 堂本っ!」
「お仕置きなんだから、せいぜい我慢しろよ?」
「そ、そうじゃなくって、あっ! う、っ……、ダメ、どうもとっ!」
慌てる俺を堂本は意にも介さず、腰を持ち上げた。亀頭まで抜かれると、また取り込まれる。
気持ちいい……っ!
けど、でも、これって……。
「イイ? 僕も、気持ちいい……。サブの、デカイのが……、奥まで、届いて、あぁっ、イイよ、サブ……」
「ダメ、どうもと、これ、ダメっ! 俺、イっちゃうから、待って、ダメっ」
「ん、僕も、イきそ……」
感じ入った様子の堂本は、俺の制止も聞かずに、自分のペニスを握った。締め付けはさらにきつくなり、俺を搾り取ろうと生き物のようにうごめく。
ダメ、無理……。これは、ガマンできない。
セックスしたら、ダメなのに。
快楽と躊躇いの狭間で、ようやく俺の脳が思い出した。
「社長、ダメっ!」
最初に決めたセーフワードだ。同じとき、二人で決めた。セックスはしないって。
もうこれセックスだけど、決めたこと守らないと。じゃないと俺、捨てられる。
もうがっつり挿っちゃってるけど。
「……は?」
中途半端な位置で俺を咥えたまま、堂本の動きがぴたりと止まった。一番いいところ、フィニッシュ直前のAVの一時停止のようだ。
「サブ、お前……」
「だって、したらダメっす。セックスしないって、決めたじゃないっすか」
「……お前は、これを、プレイだと思ってたのか?」
「え? でも俺たちって、DomとSubのパートナーで、だから……決まりは、守らないと」
そう、だよな? 俺、間違ってないよな?
「……れ」
低い声がして、堂本がすくりと立ち上がった。ぶるんと抜けた俺のペニスがだらしなく腹を這う。
「帰れ! もう、二度と来るな!」
情けなく横たわる俺を残して、堂本はふらふらと風呂場へと歩いて行ってしまった。
扉を開けた堂本は一言。
「僕は、今日――を言ったか?」
その声は小さくて、すべてを聞き取れなかったが、聞き返す前に扉は大きな音を立てて閉ざされた。
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