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第18話 いびつなおにぎり
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無事に柚希との仲直りを果たし、僕たちの夏は再び、以前よりもずっと力強く熱を取り戻した。
放課後になると僕たちは、毎日七海の病室に集まり、来るべき夏祭りへの壮大な作戦会議を繰り広げた。
「医者がダメって言うなら、病院ごとヘリコプターで吊り上げて、夏祭りの会場まで運んじゃえばいいんだよ!」
柚希はそう言って、本気でおもちゃのヘリコプターの設計図を描いてみせた。
僕は僕で、そんな彼女のあまりにも無謀な、しかし、どうしようもなく頼もしいアイデアを笑い飛ばしていた。そして、時には真剣に検討しながら、図書館で借りてきた、潮見ヶ丘の古い地図を広げていた。
「ここに、昔使われてた古い抜け道があるらしい。ここなら人混みを避けられるかもしれない」
僕たちの挑戦は、無謀で、本当に子供じみていて、そして、おそらくは叶わない夢だったのかもしれない。
でも、僕たちはやらなければなかった。二人で、いや三人で、同じ一つの未来を向いて、本気で戦っているのだ。その想いが、僕たちの心を強く支えていた。
そんな作戦会議の合間に、七海がふと自分のお楽しみノートを開いて、あるページをそっと指さした。
「……ねえ、二人とも。夏祭りっていうラスボスと戦う前に、まず、これを叶えたいな。今の私たちなら、きっとできると思うんだ」
そこに書かれていたのは、あまりにもささやかな、しかし、彼女にとっては尊い願いだった。
【④ 自分でにぎった、いびつな形のおにぎりを、海を見ながら食べる】
海を見ながらは、今の彼女にはまだ難しい。
でも……。
僕と柚希は顔を見合わせた。そして、どちらからともなくにっと笑った。
「よーし、任せといて! あたしが世界で一番うまい米と、ヒマラヤの岩塩を用意してやるわ!」
「それなら、僕が先生と交渉してくるよ」
僕たちの、新しいミッションが始まった。小さな、しかし、何よりも重要なミッションだ。
幸いにも、担当の武田先生と看護師さんたちは、僕たちのこのささやかな計画を、少しだけ困ったような顔をしていたが、優しい笑顔で許可してくれた。僕が、七海の精神的な安定のためには、自分で何かを成し遂げるという体験がどんな薬よりも重要だと必死に説明すると、先生は「君はいい医者になれるかもしれないな」と、僕の頭を優しく撫でてくれた。
僕たちは、病院の最上階にある、患者の家族が自由に使えるという小さな共用キッチンへと向かった。
そこは、家庭の温かい台所というよりは、理科の実験室のような雰囲気を持っていた。冷たく静まり返った、無機質な空間だった。ステンレスの調理台が、白い蛍光灯の光を冷たく反射している。漂うのは料理の温かい匂いではなく、ここでもやはり、消毒液の匂いが鼻の奥をかすめる。
だが、僕たちがそこに足を踏み入れた瞬間から、その空間は少しずつ、温かい色と、音と、匂いを帯び始めた。
柚希は熟練の料理人のようにてきぱきと手を洗い、僕が持ってきた、まだ新しい炊飯器の準備を始める。
「ハル! あんたはそこの水道で、お米を三回、心を込めて優しく研いできて! 恋人に触るみたいにね!」
柚希がニヤニヤとしながら最後の一言を付け加える。
「わ、分かった」
「えっ、ハル分かったの? 冗談だったのに……」
僕は、目一杯握った拳を柚希に見せる。
「えっ、怖い……冗談よ、早くやろうよ」
照れ隠しをしたものの顔を赤くしながら、言われた通り、ずしりと重い米袋を運び、ステンレスのボウルの中で、白い、小さな命の粒を、そっと両手で包み込むように洗った。ひんやりとした感触が心地よかった。
そして七海は。
彼女は車椅子の上から、そんな僕たちの様子を、世界で一番面白い映画でも観ているかのように、きらきらと目を輝かせて、その全てを見つめていた。
やがて、炊飯器のスイッチが入れられ、しばらくすると、無機質だったこの空間に、信じられないくらい甘く、そして温かい匂いが立ち上り始めた。
炊き立てのご飯の匂い。
それは、生きていることそのものの匂いだった。
ちんという気の抜けた音を立てて、ご飯が炊きあがる。
柚希が炊飯器の蓋を開けた瞬間、もわりと真っ白な湯気が、僕たちの顔を優しく包み込んだ。
「うわあ……!」
七海が感嘆の声を上げる。
「ハル、そこのお茶碗取って!」
柚希はしゃもじで、炊き立ての、つやつやと輝くご飯をお茶碗によそうと、ふうふうと息を吹きかけて、少しだけ冷ましてやった。
「はい、七海ちゃん。火傷しないように気をつけてね」
「うん!」
七海は小さな手で、温かいお茶碗を、生まれたての雛鳥でも受け取るかのように、そっと、大切に受け取った。そして、おぼつかない手つきで、その熱いご飯を自分の手のひらに乗せた。
「あっつ……! あちちち……!」
彼女は小さな悲鳴を上げた。あまりにも素直な、あまりにも生命力に溢れた反応に、僕と柚希は思わず声を上げて笑ってしまった。
「塩、少し手に付けると握りやすいんだよ。おまじない」
柚希が優しくアドバイスする。
七海は言われた通り、白いきらきらした塩を少しだけ手に付けると、もう一度、真剣な顔でご飯と向き合った。
ぎゅっぎゅっと、小さな手で一生懸命握る。
だがご飯粒は、彼女の言うことをなかなか聞いてはくれず、指の隙間からぽろぽろとこぼれ落ちていく。
それでも、彼女は諦めなかった。
僕と柚希はハラハラしながら、そして、どうしようもないほどの愛おしさを感じながら、ただ黙ってその光景を見守っていた。
僕たちは、決して手を出さなかった。
これは彼女の、彼女だけの、この世界で何かを自分の手で生み出すための、神聖な儀式なのだから。
そしてようやく、一つの不格好で、いびつで、少しだけ歪んだ、世界でたった一つのおにぎりが完成した。
七海は、「わあっ!」と言い、それを宝物のように両手で持ち上げた。
そして、大きな口を開けて、そのいびつな塊の先端を、ぱくりと食べた。
もぐもぐと、小さな口を一生懸命に動かす。その間彼女は、うっとりと目を閉じていた。
僕と柚希は、固唾をのんで彼女の最初の一言を待った。
やがて彼女は、全てをごくりと飲み込むと、ふうと一つ、この世の全ての幸福を吸い込んだかのような満足げな息を吐いた。
そして、僕たちの方をゆっくりと振り返ると、泣き出しそうなくらいの笑顔で、たった一言だけこう言った。
「……おいしい!」
あまりにも純粋な、心からの一言。
あまりにも美しい笑顔。
その瞬間、僕と柚希の心の中の本当に最後のわだかまりが、全て綺麗に、この炊き立てのご飯の湯気と一緒に溶けてなくなった。
僕たちはどちらからともなく、声を上げて笑っていた。心の底からの、どうしようもなく温かい、涙が出そうなくらい温かい笑いだった。
結局僕たちは、そのいびつで不格好な、塩辛くて少しだけ硬いおにぎりを、三人で分け合って食べた。
客観的に見れば、決して美味しいおにぎりではなかったのかもしれない。
でも、僕たちにとっては……。
僕たちの、壊れかけて再び一つになった心にとっては……。
世界中の、どんな三つ星レストランのご馳走よりも、ずっとおいしい味がした。
僕たちの希望と、絆と、再生の味がしたのだ。
放課後になると僕たちは、毎日七海の病室に集まり、来るべき夏祭りへの壮大な作戦会議を繰り広げた。
「医者がダメって言うなら、病院ごとヘリコプターで吊り上げて、夏祭りの会場まで運んじゃえばいいんだよ!」
柚希はそう言って、本気でおもちゃのヘリコプターの設計図を描いてみせた。
僕は僕で、そんな彼女のあまりにも無謀な、しかし、どうしようもなく頼もしいアイデアを笑い飛ばしていた。そして、時には真剣に検討しながら、図書館で借りてきた、潮見ヶ丘の古い地図を広げていた。
「ここに、昔使われてた古い抜け道があるらしい。ここなら人混みを避けられるかもしれない」
僕たちの挑戦は、無謀で、本当に子供じみていて、そして、おそらくは叶わない夢だったのかもしれない。
でも、僕たちはやらなければなかった。二人で、いや三人で、同じ一つの未来を向いて、本気で戦っているのだ。その想いが、僕たちの心を強く支えていた。
そんな作戦会議の合間に、七海がふと自分のお楽しみノートを開いて、あるページをそっと指さした。
「……ねえ、二人とも。夏祭りっていうラスボスと戦う前に、まず、これを叶えたいな。今の私たちなら、きっとできると思うんだ」
そこに書かれていたのは、あまりにもささやかな、しかし、彼女にとっては尊い願いだった。
【④ 自分でにぎった、いびつな形のおにぎりを、海を見ながら食べる】
海を見ながらは、今の彼女にはまだ難しい。
でも……。
僕と柚希は顔を見合わせた。そして、どちらからともなくにっと笑った。
「よーし、任せといて! あたしが世界で一番うまい米と、ヒマラヤの岩塩を用意してやるわ!」
「それなら、僕が先生と交渉してくるよ」
僕たちの、新しいミッションが始まった。小さな、しかし、何よりも重要なミッションだ。
幸いにも、担当の武田先生と看護師さんたちは、僕たちのこのささやかな計画を、少しだけ困ったような顔をしていたが、優しい笑顔で許可してくれた。僕が、七海の精神的な安定のためには、自分で何かを成し遂げるという体験がどんな薬よりも重要だと必死に説明すると、先生は「君はいい医者になれるかもしれないな」と、僕の頭を優しく撫でてくれた。
僕たちは、病院の最上階にある、患者の家族が自由に使えるという小さな共用キッチンへと向かった。
そこは、家庭の温かい台所というよりは、理科の実験室のような雰囲気を持っていた。冷たく静まり返った、無機質な空間だった。ステンレスの調理台が、白い蛍光灯の光を冷たく反射している。漂うのは料理の温かい匂いではなく、ここでもやはり、消毒液の匂いが鼻の奥をかすめる。
だが、僕たちがそこに足を踏み入れた瞬間から、その空間は少しずつ、温かい色と、音と、匂いを帯び始めた。
柚希は熟練の料理人のようにてきぱきと手を洗い、僕が持ってきた、まだ新しい炊飯器の準備を始める。
「ハル! あんたはそこの水道で、お米を三回、心を込めて優しく研いできて! 恋人に触るみたいにね!」
柚希がニヤニヤとしながら最後の一言を付け加える。
「わ、分かった」
「えっ、ハル分かったの? 冗談だったのに……」
僕は、目一杯握った拳を柚希に見せる。
「えっ、怖い……冗談よ、早くやろうよ」
照れ隠しをしたものの顔を赤くしながら、言われた通り、ずしりと重い米袋を運び、ステンレスのボウルの中で、白い、小さな命の粒を、そっと両手で包み込むように洗った。ひんやりとした感触が心地よかった。
そして七海は。
彼女は車椅子の上から、そんな僕たちの様子を、世界で一番面白い映画でも観ているかのように、きらきらと目を輝かせて、その全てを見つめていた。
やがて、炊飯器のスイッチが入れられ、しばらくすると、無機質だったこの空間に、信じられないくらい甘く、そして温かい匂いが立ち上り始めた。
炊き立てのご飯の匂い。
それは、生きていることそのものの匂いだった。
ちんという気の抜けた音を立てて、ご飯が炊きあがる。
柚希が炊飯器の蓋を開けた瞬間、もわりと真っ白な湯気が、僕たちの顔を優しく包み込んだ。
「うわあ……!」
七海が感嘆の声を上げる。
「ハル、そこのお茶碗取って!」
柚希はしゃもじで、炊き立ての、つやつやと輝くご飯をお茶碗によそうと、ふうふうと息を吹きかけて、少しだけ冷ましてやった。
「はい、七海ちゃん。火傷しないように気をつけてね」
「うん!」
七海は小さな手で、温かいお茶碗を、生まれたての雛鳥でも受け取るかのように、そっと、大切に受け取った。そして、おぼつかない手つきで、その熱いご飯を自分の手のひらに乗せた。
「あっつ……! あちちち……!」
彼女は小さな悲鳴を上げた。あまりにも素直な、あまりにも生命力に溢れた反応に、僕と柚希は思わず声を上げて笑ってしまった。
「塩、少し手に付けると握りやすいんだよ。おまじない」
柚希が優しくアドバイスする。
七海は言われた通り、白いきらきらした塩を少しだけ手に付けると、もう一度、真剣な顔でご飯と向き合った。
ぎゅっぎゅっと、小さな手で一生懸命握る。
だがご飯粒は、彼女の言うことをなかなか聞いてはくれず、指の隙間からぽろぽろとこぼれ落ちていく。
それでも、彼女は諦めなかった。
僕と柚希はハラハラしながら、そして、どうしようもないほどの愛おしさを感じながら、ただ黙ってその光景を見守っていた。
僕たちは、決して手を出さなかった。
これは彼女の、彼女だけの、この世界で何かを自分の手で生み出すための、神聖な儀式なのだから。
そしてようやく、一つの不格好で、いびつで、少しだけ歪んだ、世界でたった一つのおにぎりが完成した。
七海は、「わあっ!」と言い、それを宝物のように両手で持ち上げた。
そして、大きな口を開けて、そのいびつな塊の先端を、ぱくりと食べた。
もぐもぐと、小さな口を一生懸命に動かす。その間彼女は、うっとりと目を閉じていた。
僕と柚希は、固唾をのんで彼女の最初の一言を待った。
やがて彼女は、全てをごくりと飲み込むと、ふうと一つ、この世の全ての幸福を吸い込んだかのような満足げな息を吐いた。
そして、僕たちの方をゆっくりと振り返ると、泣き出しそうなくらいの笑顔で、たった一言だけこう言った。
「……おいしい!」
あまりにも純粋な、心からの一言。
あまりにも美しい笑顔。
その瞬間、僕と柚希の心の中の本当に最後のわだかまりが、全て綺麗に、この炊き立てのご飯の湯気と一緒に溶けてなくなった。
僕たちはどちらからともなく、声を上げて笑っていた。心の底からの、どうしようもなく温かい、涙が出そうなくらい温かい笑いだった。
結局僕たちは、そのいびつで不格好な、塩辛くて少しだけ硬いおにぎりを、三人で分け合って食べた。
客観的に見れば、決して美味しいおにぎりではなかったのかもしれない。
でも、僕たちにとっては……。
僕たちの、壊れかけて再び一つになった心にとっては……。
世界中の、どんな三つ星レストランのご馳走よりも、ずっとおいしい味がした。
僕たちの希望と、絆と、再生の味がしたのだ。
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