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第19話 カメラに写る君の笑顔
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夏祭りへの無謀な挑戦計画を水面下で着々と進めながらも、僕たちはまず、今、この瞬間にできることを一つひとつ、大切に叶えていくことにした。
次に七海がやりたいと言ったことは、みんなで写真を撮ること。
あまりにもシンプルだ。しかし、今の僕たちにとっては、何よりも重い意味を持つその願いを叶えるために、僕は、何年も意図的に開けるのを避けてきた、物置の重い扉を開けていた。
むわりとした、埃とカビと、そして僕の知らない過去の匂いたち。薄暗い闇の中で、古びた革のケースを探し当てた。
それは、僕が生まれる前にいなくなってしまった、顔も知らない父が遺したたった一つの形見。一台の、古いフィルムカメラだった。
母は言っていた。
「あなたのお父さんはね、言葉は少なかったけど、世界で一番優しい写真を撮る人だったのよ」
ずしりと重い金属の感触。ひんやりとした硝子のレンズ。カビ臭い革のケースの匂い。それは、僕の知らない、父の匂いがした。
部屋に戻ると、説明書を何度も読み返しながら、震える手で、新しい三十六枚撮りのフィルムをカメラに装填した。クローゼットの暗闇の中で光を遮断して。これが、七海の願いを叶える神聖な儀式なのだ。
カチリと裏蓋を閉める。
ジー、ガチャン。
フィルムを巻き上げる、アナログな機械の音。デジタルカメラのように簡単に撮り直しはできない。失敗は許されない。たった三十六回だけのシャッター。
この、限られたフィルムの中に、僕は、君の一瞬を閉じ込める。
重い決意を胸に、父の魂が宿るカメラをそっとカバンにしまった。
撮影の舞台は、僕たちが初めて出会った、病院の屋上以外には考えられなかった。
武田先生に、僕と柚希が深々と頭を下げてお願いすると、先生は一瞬だけ全てを悟ったような悲しい顔をしたが、「一時間だけだよ。七海ちゃんに、絶対に無理はさせないように」と許可をくれた。
数週間ぶりに、屋上の重い鉄の扉を開ける。
夏の暴力的なまでの日差しと、むせ返るような熱風が僕たちを出迎えた。眼下には潮見ヶ丘の町が、作られたミニチュアのように広がっている。
「よーし! それじゃあこれより、第一回天野七海を世界一可愛く撮るぞ選手権を開催いたしまーす!」
柚希が監督気取りで高らかに宣言した。その手には、どこから持ってきたのか、病室の真っ白なシーツが旗のように握られている。
「あたしは照明さん兼、監督兼、総合プロデューサーね! ハルはもちろんカメラマン! 七海ちゃんはもちろん主演女優!」
柚希は、その白いシーツをレフ板代わりだと言ってぶんぶんと振り回しながら、七海の周りを楽しそうに、そして、どこか必死に走り回っている。
「七海ちゃん、もっと笑って! そう、いいよ、可愛いよー! 今の笑顔、国宝級!」
「柚希ちゃん、くすぐったいよー! 目が開けられない!」
七海は、太陽の光を全身で浴びて、心の底から楽しそうに笑い声を上げていた。その笑顔は、病気の影など微塵も感じさせない、生命力そのものに満ち溢れていた。
僕はそんな二人から少しだけ離れた場所で、父のカメラを祈るように構えた。
ファインダーをそっと覗き込む。
その小さな世界、四角い窓を覗いた瞬間、周りの賑やかな世界が、すうっと遠ざかっていった。
僕の世界には、レンズの向こうの君だけしかいなくなった。
僕はピントリングをつまみ、呼吸を止め、ミリ単位でゆっくりと回す。
最初はぼんやりとしていた君の輪郭が、少しずつ、少しずつ鮮明になっていく。
風にふわりと舞う、君の柔らかな髪の一本一本。日差しを浴びて透き通るような、白い肌のきめ細やかさ。そして、無邪気にこちらを見て笑う、大きな、大きな瞳の中に映る、小さな僕の姿。
ファインダー越しの君は、いつもよりずっと儚く見えた。
少しでも目を離したら、この強すぎる夏の光の中に溶けて消えてしまいそうな、そんな危ういほどの神々しい美しさをまとっていた。
この一瞬を、永遠に閉じ込めたい。
この、小さな四角い箱の中に、君というかけがえのない存在を永遠に封じ込めたい。
僕は祈るような気持ちで、そっと息を止めた。
そして、シャッターを切った。
カシャッ。
少しだけ大きな金属の音が、僕の心臓に直接響いた。
その後も、夢中でシャッターを切り続けた。
柚希監督の無茶な要求に応えて、七海がおどけたポーズを取る。僕もそんな二人を笑いながら、フィルムという記憶の断片に、一枚一枚大切に焼き付けていく。
そして、最後の一枚。
「よし、最後は三人で撮るよ! 最大のクライマックスシーン!」
柚希が、カメラをフェンスの上に、ハンカチを敷いて固定する。
セルフタイマーの、小さな銀色のレバーを、ぎいと目一杯引く。
ジジジジジジジ……。
時限爆弾のようなどこか物悲しい機械音が、僕たちの、最後のかけがえのない十秒を刻み始めた。
「わーっ! 急いで! 乗り遅れるなー!」
僕たちは慌てて、カメラの前に三人で駆け寄った。
狭い画角の中に、無理やり肩をぎゅうぎゅうに寄せ合う。
右に柚希。左に七海。僕が真ん中。
柚希の汗と太陽の匂い。七海のシャンプーと清潔な石鹸の匂い。
僕たちはレンズに向かって、精一杯の、これ以上ないくらいの最高の笑顔を作った。
そして。
カシャッという、ひときわ大きなシャッター音が、僕たちの短い夏を切り取って、夏の青い空に高らかに響き渡った。
撮影が終わり、僕たちは、屋上の隅にあるベンチに座って少しだけ休んでいた。
やりきったという満足感と心地よい疲労感が、僕たちを優しく包んでいた。
しばらく、そうして黙って眼下の町を眺めていた後、七海がぽつりと呟いた。
「……ちゃんと、写ってるかな」
その声は、遠い未来の誰かに問いかけているような、不思議な響きをしていた。
「写ってるよ。きっと、今までで一番の笑顔で、三人とも」
僕がそう答えると、七海は「そっか」と、心からの安堵と喜びが混じった、美しい笑顔で微笑んだ。
そして続けた。
当たり前の世界の真理でも語るかのように。あまりにも穏やかに。
「……じゃあ、もし私がいなくなっても、写真の中ではずっと、ずっと三人で笑っていられるね。永遠に」
あまりにも無垢で、あまりにも残酷な真実の言葉。
その一言で、さっきまであれほどきらきらと輝いていたはずの夏の強い日差しが、急に色を失ったように冷たく、そして、悲しい色に感じられた。
僕と柚希は言葉を失った。
どんな言葉を返せばいいのか、分からなかった。「そんなこと言うなよ」なんて、安っぽい嘘の言葉はとても言えなかった。
それは彼女が、毎日毎日たった一人で、その小さな身体で、向き合い続けている、あまりにも重い現実だったから。
僕と柚希は、ただ黙って七海の両側で、彼女のあまりにも小さな肩を抱きしめることもできずに、ただ、そこに座っていることしかできなかった。
僕の手の中にある父のカメラ。
気付いてしまったんだ。このカメラは、思い出を記録するための道具ではなかったということに。
それは、いつか必ずやってくる、喪失という巨大な絶望に抗うための、僕たちのたった一つの、あまりにもか弱い手段に過ぎなかったのだ。
そのずしりとした重みが、僕の、僕たちの、運命の重さそのもののように感じられた。
次に七海がやりたいと言ったことは、みんなで写真を撮ること。
あまりにもシンプルだ。しかし、今の僕たちにとっては、何よりも重い意味を持つその願いを叶えるために、僕は、何年も意図的に開けるのを避けてきた、物置の重い扉を開けていた。
むわりとした、埃とカビと、そして僕の知らない過去の匂いたち。薄暗い闇の中で、古びた革のケースを探し当てた。
それは、僕が生まれる前にいなくなってしまった、顔も知らない父が遺したたった一つの形見。一台の、古いフィルムカメラだった。
母は言っていた。
「あなたのお父さんはね、言葉は少なかったけど、世界で一番優しい写真を撮る人だったのよ」
ずしりと重い金属の感触。ひんやりとした硝子のレンズ。カビ臭い革のケースの匂い。それは、僕の知らない、父の匂いがした。
部屋に戻ると、説明書を何度も読み返しながら、震える手で、新しい三十六枚撮りのフィルムをカメラに装填した。クローゼットの暗闇の中で光を遮断して。これが、七海の願いを叶える神聖な儀式なのだ。
カチリと裏蓋を閉める。
ジー、ガチャン。
フィルムを巻き上げる、アナログな機械の音。デジタルカメラのように簡単に撮り直しはできない。失敗は許されない。たった三十六回だけのシャッター。
この、限られたフィルムの中に、僕は、君の一瞬を閉じ込める。
重い決意を胸に、父の魂が宿るカメラをそっとカバンにしまった。
撮影の舞台は、僕たちが初めて出会った、病院の屋上以外には考えられなかった。
武田先生に、僕と柚希が深々と頭を下げてお願いすると、先生は一瞬だけ全てを悟ったような悲しい顔をしたが、「一時間だけだよ。七海ちゃんに、絶対に無理はさせないように」と許可をくれた。
数週間ぶりに、屋上の重い鉄の扉を開ける。
夏の暴力的なまでの日差しと、むせ返るような熱風が僕たちを出迎えた。眼下には潮見ヶ丘の町が、作られたミニチュアのように広がっている。
「よーし! それじゃあこれより、第一回天野七海を世界一可愛く撮るぞ選手権を開催いたしまーす!」
柚希が監督気取りで高らかに宣言した。その手には、どこから持ってきたのか、病室の真っ白なシーツが旗のように握られている。
「あたしは照明さん兼、監督兼、総合プロデューサーね! ハルはもちろんカメラマン! 七海ちゃんはもちろん主演女優!」
柚希は、その白いシーツをレフ板代わりだと言ってぶんぶんと振り回しながら、七海の周りを楽しそうに、そして、どこか必死に走り回っている。
「七海ちゃん、もっと笑って! そう、いいよ、可愛いよー! 今の笑顔、国宝級!」
「柚希ちゃん、くすぐったいよー! 目が開けられない!」
七海は、太陽の光を全身で浴びて、心の底から楽しそうに笑い声を上げていた。その笑顔は、病気の影など微塵も感じさせない、生命力そのものに満ち溢れていた。
僕はそんな二人から少しだけ離れた場所で、父のカメラを祈るように構えた。
ファインダーをそっと覗き込む。
その小さな世界、四角い窓を覗いた瞬間、周りの賑やかな世界が、すうっと遠ざかっていった。
僕の世界には、レンズの向こうの君だけしかいなくなった。
僕はピントリングをつまみ、呼吸を止め、ミリ単位でゆっくりと回す。
最初はぼんやりとしていた君の輪郭が、少しずつ、少しずつ鮮明になっていく。
風にふわりと舞う、君の柔らかな髪の一本一本。日差しを浴びて透き通るような、白い肌のきめ細やかさ。そして、無邪気にこちらを見て笑う、大きな、大きな瞳の中に映る、小さな僕の姿。
ファインダー越しの君は、いつもよりずっと儚く見えた。
少しでも目を離したら、この強すぎる夏の光の中に溶けて消えてしまいそうな、そんな危ういほどの神々しい美しさをまとっていた。
この一瞬を、永遠に閉じ込めたい。
この、小さな四角い箱の中に、君というかけがえのない存在を永遠に封じ込めたい。
僕は祈るような気持ちで、そっと息を止めた。
そして、シャッターを切った。
カシャッ。
少しだけ大きな金属の音が、僕の心臓に直接響いた。
その後も、夢中でシャッターを切り続けた。
柚希監督の無茶な要求に応えて、七海がおどけたポーズを取る。僕もそんな二人を笑いながら、フィルムという記憶の断片に、一枚一枚大切に焼き付けていく。
そして、最後の一枚。
「よし、最後は三人で撮るよ! 最大のクライマックスシーン!」
柚希が、カメラをフェンスの上に、ハンカチを敷いて固定する。
セルフタイマーの、小さな銀色のレバーを、ぎいと目一杯引く。
ジジジジジジジ……。
時限爆弾のようなどこか物悲しい機械音が、僕たちの、最後のかけがえのない十秒を刻み始めた。
「わーっ! 急いで! 乗り遅れるなー!」
僕たちは慌てて、カメラの前に三人で駆け寄った。
狭い画角の中に、無理やり肩をぎゅうぎゅうに寄せ合う。
右に柚希。左に七海。僕が真ん中。
柚希の汗と太陽の匂い。七海のシャンプーと清潔な石鹸の匂い。
僕たちはレンズに向かって、精一杯の、これ以上ないくらいの最高の笑顔を作った。
そして。
カシャッという、ひときわ大きなシャッター音が、僕たちの短い夏を切り取って、夏の青い空に高らかに響き渡った。
撮影が終わり、僕たちは、屋上の隅にあるベンチに座って少しだけ休んでいた。
やりきったという満足感と心地よい疲労感が、僕たちを優しく包んでいた。
しばらく、そうして黙って眼下の町を眺めていた後、七海がぽつりと呟いた。
「……ちゃんと、写ってるかな」
その声は、遠い未来の誰かに問いかけているような、不思議な響きをしていた。
「写ってるよ。きっと、今までで一番の笑顔で、三人とも」
僕がそう答えると、七海は「そっか」と、心からの安堵と喜びが混じった、美しい笑顔で微笑んだ。
そして続けた。
当たり前の世界の真理でも語るかのように。あまりにも穏やかに。
「……じゃあ、もし私がいなくなっても、写真の中ではずっと、ずっと三人で笑っていられるね。永遠に」
あまりにも無垢で、あまりにも残酷な真実の言葉。
その一言で、さっきまであれほどきらきらと輝いていたはずの夏の強い日差しが、急に色を失ったように冷たく、そして、悲しい色に感じられた。
僕と柚希は言葉を失った。
どんな言葉を返せばいいのか、分からなかった。「そんなこと言うなよ」なんて、安っぽい嘘の言葉はとても言えなかった。
それは彼女が、毎日毎日たった一人で、その小さな身体で、向き合い続けている、あまりにも重い現実だったから。
僕と柚希は、ただ黙って七海の両側で、彼女のあまりにも小さな肩を抱きしめることもできずに、ただ、そこに座っていることしかできなかった。
僕の手の中にある父のカメラ。
気付いてしまったんだ。このカメラは、思い出を記録するための道具ではなかったということに。
それは、いつか必ずやってくる、喪失という巨大な絶望に抗うための、僕たちのたった一つの、あまりにもか弱い手段に過ぎなかったのだ。
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