22 / 36
第22話 記憶の旅
しおりを挟む
夏祭りの朝。
病室の窓から差し込む光はいつもと同じはずなのに、今日はまるで、この日のためだけに特別に空から届けられた、祝福のスポットライトみたいに、きらきらと輝いて見えた。
遠くからお囃子の練習の音が、風に乗って聞こえてくる。どこか間の抜けた、でも、心をどうしようもなく陽気にさせるリズムが、私の胸を優しく、少しだけくすぐったく撫でていく。
ピッ、ピッ、ピッ、という、私の命のメトロノームさえも、今日はどこか浮き足立っているように感じる、楽しげな、お祭りのリズムを刻んでいるようだ。
コンコンと、控えめなノックの音。そして、返事を待ちきれなかったかのように、勢いよく病室のドアが開いた。
「七海ちゃん、おっはよー! 見て見て見て見て、じゃーーーん!」
そこに立っていたのは、嵐みたいな私の親友、柚希ちゃんだった。その腕には、大きな、宝箱のような、美しい風呂敷包みが大切そうに抱えられている。
「今年の最新最強モデル! 七海ちゃんのために、あたしがお母さんと一緒に、三日三晩寝ずに選んだ最高の浴衣だよ!」
柚希ちゃんはそう言うと、風呂敷を解き、ベッドの上にふわりと一枚の浴衣を広げた。
それは、夜明け前のほんのりと紫がかった空のような美しい白地に、曙色と金色の、大小さまざまな金魚たちが楽しそうに、そして、命の限り優雅に泳ぎ回っている柄の、息をのむほど可愛らしい浴衣だった。
「……きれい」
私の口から、思わずため息がこぼれた。
「でしょー! さあ、着るよ! あたしが七海ちゃんを、この世で一番可愛いお姫様にしてあげる! 夏祭りに浴衣はマストだからね」
柚希ちゃんは、これから一大事業でも始めるかのように、きりりと腕まくりをして、私の支度を手伝い始めた。彼女の、いつもは少しだけ乱暴なはずの指先が、今日だけは、壊れやすいガラス細工にでも触れるかのように、驚くほど優しく、慎重だった。
ひんやりとした真新しい浴衣の生地が、病院着に慣れてしまった私の肌をそっと撫でる。その、少しだけざらりとした感触が、私に、私がまだ、この世界とちゃんと繋がっていることを教えてくれた。
賑やかで、どこまでも幸福な喧騒の中。
部屋の隅のパイプ椅子に、陽翔くんがいつの間にか座っていた。
彼はただ、静かにそこにいて、微笑むでもなく悲しむでもなく、ただ、全ての光景を、その水面のように静かな瞳に映している。
もちろん柚希ちゃんには、彼の姿は見えていない。彼女は時々、陽翔くんがいる辺りを見て、「あれ、なんかこの辺ひんやりしない? 霊的なやつ? 守護霊様かな?」なんて、的外れなことを言って、一人で鳥肌を立てているだけ。
柚希ちゃんが私の髪を、慣れない手つきで、でも、すごく、すごく丁寧に結ってくれている。柘植の櫛が、私の少しだけ細くなってしまった髪を、慈しむように梳いていく。その、優しい音を聞きながら、私は、心の中で静かに、私のたった一人の読み手に問いかけた。
――ねえ、陽翔くん。人は死んだら、本当にどこかへ行ってしまうの?
私の問いかけに、陽翔くんは、心の中で静かに応えてくれる。
――肉体は、土に還るさ。それは、どんな生き物も、どんな星も同じだ。いつか形を失って、宇宙の塵になる。でもね、その人が、その人生で紡いだ物語は、決して消えたりはしないよ。
柚希ちゃんが私の髪に、小さな金魚の形をした、赤い珊瑚のような髪飾りをそっとつけてくれる。
「よし、可愛い! 超似合ってる! 天才か、あたし! この金魚はお守りだからね。今日の七海ちゃんのこと、ちゃんと守ってくれるから」
嬉しそうな声を聞きながら、私は陽翔くんの言葉の続きを待つ。
――物語は、旅をするんだ。誰かの記憶の中を。君が、春樹くんや柚希ちゃんの心に残した言葉や、笑顔や、涙のようにね。彼らが君を思い出すたびに、君の物語は、彼らの心の中でもう一度色鮮やかに再生される。君は彼らの記憶の中で、彼らが生きている限り、永遠に生き続けるんだ。
そっか。記憶の中を旅するんだ。
なんて素敵な、終わらない旅なんだろう。私は、いびつなおにぎりの、塩辛い味を思い出す。屋上の、強すぎる日差しを思い出す。その一つひとつが、小さな、小さな光の種になって、春樹くんと柚希ちゃんの心の大地に植えられていく。
――良い物語はね、時々、それを読んだ読み手の人生を変えてしまうことさえあるんだよ」
陽翔くんの言葉が、私の心の一番深い場所に、温かい光となって染み渡っていく。
「君の、その短く、でも、誰よりも懸命に生きた物語は、きっと誰かの勇気になるはずだよ。君のその、最後の最後まで諦めなかった笑顔は、きっと誰かの光になるはずだ。君が春樹くんに、柚希ちゃんに遺すものは、悲しい思い出だけじゃない。自分の本当の気持ちを隠していた少年が、君の物語を紡ぐことで本当の自分を見つける勇気を得る。弱さを隠していた少女が、君の涙に触れることで本当の強さを知る。君の物語は終わらない。彼らの物語の一部になって、彼らの血となって、肉となって、続いていくんだ。だから胸を張って、君のクライマックスを演じるといい。君はもう、ただのか弱いヒロインなんかじゃないはずだよ。君はこれから、誰かの勇気そのものになるんだから」
その言葉を聞くと、私の心の中から、小さな恐怖のかけらがすうっと消えてなくなった。
そうだ。
私は、私の物語を完成させるんだ。
最高の、最高の最終章を、これからこの手で作り上げるんだ。
「……できた!」
柚希ちゃんの達成感に満ちた声で、私は、はっと我に返った。
「見てみなよ、七海ちゃん! 世界で一番可愛いよ!」
柚希ちゃんが、鏡を私の目の前に差し出す。
鏡の中に映った金魚柄の浴衣を着た私は、少しだけ頬はこけて、肌も青白く透き通っているけれど、自分でも見たことのないくらい少しだけ大人びて、そして、不思議なほど凛として見えた。
ただ、浴衣を着たからというだけではない。
覚悟を決めた、物語の主人公の顔をしていたからだ。
コンコン。
控えめなノックの音。
「……七海? 準備、できた?」
ドアの向こうから、春樹くんの少しだけ緊張した声が聞こえる。
柚希ちゃんがにっと笑って、舞台の幕を開けるようにドアを開けた。
「お待たせしました、書き手先生! 世界で一番美しい物語の、ヒロインのご登場ですよ!」
ドアの前に立っていた、少しだけおめかしした紺色の甚平姿の春樹くんは、私の姿を見ると、一瞬息をのんで、そして、今まで見たこともないくらい、顔を夕焼けみたいに真っ赤にした。
彼は照れくさそうに、でも、まっすぐに私の目を見つめて、右手をそっと差し伸べてくれた。その手は、少しだけ震えていた。
「……行こう、七海」
不器用だ。でも、世界で一番優しい声。
少しだけ汗をかいた、温かい手。
私はその手を強く握り返した。この手は、私の物語を未来へと運んでくれる大切な手だ。
そして私は、私の人生でこれ以上ないくらいの、満開のひまわりのような笑顔で彼に答えた。
「うん!」
――陽翔くん、見ていてね。私の、最高のエンディングを。
私の、たった一度の夏祭り。
私の、物語の最終章が幕を開けた。
病室の窓から差し込む光はいつもと同じはずなのに、今日はまるで、この日のためだけに特別に空から届けられた、祝福のスポットライトみたいに、きらきらと輝いて見えた。
遠くからお囃子の練習の音が、風に乗って聞こえてくる。どこか間の抜けた、でも、心をどうしようもなく陽気にさせるリズムが、私の胸を優しく、少しだけくすぐったく撫でていく。
ピッ、ピッ、ピッ、という、私の命のメトロノームさえも、今日はどこか浮き足立っているように感じる、楽しげな、お祭りのリズムを刻んでいるようだ。
コンコンと、控えめなノックの音。そして、返事を待ちきれなかったかのように、勢いよく病室のドアが開いた。
「七海ちゃん、おっはよー! 見て見て見て見て、じゃーーーん!」
そこに立っていたのは、嵐みたいな私の親友、柚希ちゃんだった。その腕には、大きな、宝箱のような、美しい風呂敷包みが大切そうに抱えられている。
「今年の最新最強モデル! 七海ちゃんのために、あたしがお母さんと一緒に、三日三晩寝ずに選んだ最高の浴衣だよ!」
柚希ちゃんはそう言うと、風呂敷を解き、ベッドの上にふわりと一枚の浴衣を広げた。
それは、夜明け前のほんのりと紫がかった空のような美しい白地に、曙色と金色の、大小さまざまな金魚たちが楽しそうに、そして、命の限り優雅に泳ぎ回っている柄の、息をのむほど可愛らしい浴衣だった。
「……きれい」
私の口から、思わずため息がこぼれた。
「でしょー! さあ、着るよ! あたしが七海ちゃんを、この世で一番可愛いお姫様にしてあげる! 夏祭りに浴衣はマストだからね」
柚希ちゃんは、これから一大事業でも始めるかのように、きりりと腕まくりをして、私の支度を手伝い始めた。彼女の、いつもは少しだけ乱暴なはずの指先が、今日だけは、壊れやすいガラス細工にでも触れるかのように、驚くほど優しく、慎重だった。
ひんやりとした真新しい浴衣の生地が、病院着に慣れてしまった私の肌をそっと撫でる。その、少しだけざらりとした感触が、私に、私がまだ、この世界とちゃんと繋がっていることを教えてくれた。
賑やかで、どこまでも幸福な喧騒の中。
部屋の隅のパイプ椅子に、陽翔くんがいつの間にか座っていた。
彼はただ、静かにそこにいて、微笑むでもなく悲しむでもなく、ただ、全ての光景を、その水面のように静かな瞳に映している。
もちろん柚希ちゃんには、彼の姿は見えていない。彼女は時々、陽翔くんがいる辺りを見て、「あれ、なんかこの辺ひんやりしない? 霊的なやつ? 守護霊様かな?」なんて、的外れなことを言って、一人で鳥肌を立てているだけ。
柚希ちゃんが私の髪を、慣れない手つきで、でも、すごく、すごく丁寧に結ってくれている。柘植の櫛が、私の少しだけ細くなってしまった髪を、慈しむように梳いていく。その、優しい音を聞きながら、私は、心の中で静かに、私のたった一人の読み手に問いかけた。
――ねえ、陽翔くん。人は死んだら、本当にどこかへ行ってしまうの?
私の問いかけに、陽翔くんは、心の中で静かに応えてくれる。
――肉体は、土に還るさ。それは、どんな生き物も、どんな星も同じだ。いつか形を失って、宇宙の塵になる。でもね、その人が、その人生で紡いだ物語は、決して消えたりはしないよ。
柚希ちゃんが私の髪に、小さな金魚の形をした、赤い珊瑚のような髪飾りをそっとつけてくれる。
「よし、可愛い! 超似合ってる! 天才か、あたし! この金魚はお守りだからね。今日の七海ちゃんのこと、ちゃんと守ってくれるから」
嬉しそうな声を聞きながら、私は陽翔くんの言葉の続きを待つ。
――物語は、旅をするんだ。誰かの記憶の中を。君が、春樹くんや柚希ちゃんの心に残した言葉や、笑顔や、涙のようにね。彼らが君を思い出すたびに、君の物語は、彼らの心の中でもう一度色鮮やかに再生される。君は彼らの記憶の中で、彼らが生きている限り、永遠に生き続けるんだ。
そっか。記憶の中を旅するんだ。
なんて素敵な、終わらない旅なんだろう。私は、いびつなおにぎりの、塩辛い味を思い出す。屋上の、強すぎる日差しを思い出す。その一つひとつが、小さな、小さな光の種になって、春樹くんと柚希ちゃんの心の大地に植えられていく。
――良い物語はね、時々、それを読んだ読み手の人生を変えてしまうことさえあるんだよ」
陽翔くんの言葉が、私の心の一番深い場所に、温かい光となって染み渡っていく。
「君の、その短く、でも、誰よりも懸命に生きた物語は、きっと誰かの勇気になるはずだよ。君のその、最後の最後まで諦めなかった笑顔は、きっと誰かの光になるはずだ。君が春樹くんに、柚希ちゃんに遺すものは、悲しい思い出だけじゃない。自分の本当の気持ちを隠していた少年が、君の物語を紡ぐことで本当の自分を見つける勇気を得る。弱さを隠していた少女が、君の涙に触れることで本当の強さを知る。君の物語は終わらない。彼らの物語の一部になって、彼らの血となって、肉となって、続いていくんだ。だから胸を張って、君のクライマックスを演じるといい。君はもう、ただのか弱いヒロインなんかじゃないはずだよ。君はこれから、誰かの勇気そのものになるんだから」
その言葉を聞くと、私の心の中から、小さな恐怖のかけらがすうっと消えてなくなった。
そうだ。
私は、私の物語を完成させるんだ。
最高の、最高の最終章を、これからこの手で作り上げるんだ。
「……できた!」
柚希ちゃんの達成感に満ちた声で、私は、はっと我に返った。
「見てみなよ、七海ちゃん! 世界で一番可愛いよ!」
柚希ちゃんが、鏡を私の目の前に差し出す。
鏡の中に映った金魚柄の浴衣を着た私は、少しだけ頬はこけて、肌も青白く透き通っているけれど、自分でも見たことのないくらい少しだけ大人びて、そして、不思議なほど凛として見えた。
ただ、浴衣を着たからというだけではない。
覚悟を決めた、物語の主人公の顔をしていたからだ。
コンコン。
控えめなノックの音。
「……七海? 準備、できた?」
ドアの向こうから、春樹くんの少しだけ緊張した声が聞こえる。
柚希ちゃんがにっと笑って、舞台の幕を開けるようにドアを開けた。
「お待たせしました、書き手先生! 世界で一番美しい物語の、ヒロインのご登場ですよ!」
ドアの前に立っていた、少しだけおめかしした紺色の甚平姿の春樹くんは、私の姿を見ると、一瞬息をのんで、そして、今まで見たこともないくらい、顔を夕焼けみたいに真っ赤にした。
彼は照れくさそうに、でも、まっすぐに私の目を見つめて、右手をそっと差し伸べてくれた。その手は、少しだけ震えていた。
「……行こう、七海」
不器用だ。でも、世界で一番優しい声。
少しだけ汗をかいた、温かい手。
私はその手を強く握り返した。この手は、私の物語を未来へと運んでくれる大切な手だ。
そして私は、私の人生でこれ以上ないくらいの、満開のひまわりのような笑顔で彼に答えた。
「うん!」
――陽翔くん、見ていてね。私の、最高のエンディングを。
私の、たった一度の夏祭り。
私の、物語の最終章が幕を開けた。
3
あなたにおすすめの小説
モブの私が理想語ったら主役級な彼が翌日その通りにイメチェンしてきた話……する?
待鳥園子
児童書・童話
ある日。教室の中で、自分の理想の男の子について語った澪。
けど、その篤実に同じクラスの主役級男子鷹羽日向くんが、自分が希望した理想通りにイメチェンをして来た!
……え? どうして。私の話を聞いていた訳ではなくて、偶然だよね?
何もかも、私の勘違いだよね?
信じられないことに鷹羽くんが私に告白してきたんだけど、私たちはすんなり付き合う……なんてこともなく、なんだか良くわからないことになってきて?!
【第2回きずな児童書大賞】で奨励賞受賞出来ました♡ありがとうございます!
9日間
柏木みのり
児童書・童話
サマーキャンプから友達の健太と一緒に隣の世界に迷い込んだ竜(リョウ)は文武両道の11歳。魔法との出会い。人々との出会い。初めて経験する様々な気持ち。そして究極の選択——夢か友情か。
(also @ なろう)
極甘独占欲持ち王子様は、優しくて甘すぎて。
猫菜こん
児童書・童話
私は人より目立たずに、ひっそりと生きていたい。
だから大きな伊達眼鏡で、毎日を静かに過ごしていたのに――……。
「それじゃあこの子は、俺がもらうよ。」
優しく引き寄せられ、“王子様”の腕の中に閉じ込められ。
……これは一体どういう状況なんですか!?
静かな場所が好きで大人しめな地味子ちゃん
できるだけ目立たないように過ごしたい
湖宮結衣(こみやゆい)
×
文武両道な学園の王子様
実は、好きな子を誰よりも独り占めしたがり……?
氷堂秦斗(ひょうどうかなと)
最初は【仮】のはずだった。
「結衣さん……って呼んでもいい?
だから、俺のことも名前で呼んでほしいな。」
「さっきので嫉妬したから、ちょっとだけ抱きしめられてて。」
「俺は前から結衣さんのことが好きだったし、
今もどうしようもないくらい好きなんだ。」
……でもいつの間にか、どうしようもないくらい溺れていた。
魔法少女はまだ翔べない
東 里胡
児童書・童話
第15回絵本・児童書大賞、奨励賞をいただきました、応援下さった皆様、ありがとうございます!
中学一年生のキラリが転校先で出会ったのは、キラという男の子。
キラキラコンビと名付けられた二人とクラスの仲間たちは、ケンカしたり和解をして絆を深め合うが、キラリはとある事情で一時的に転校してきただけ。
駄菓子屋を営む、おばあちゃんや仲間たちと過ごす海辺の町、ひと夏の思い出。
そこで知った自分の家にまつわる秘密にキラリも覚醒して……。
果たしてキラリの夏は、キラキラになるのか、それとも?
表紙はpixivてんぱる様にお借りしております。
四尾がつむぐえにし、そこかしこ
月芝
児童書・童話
その日、小学校に激震が走った。
憧れのキラキラ王子さまが転校する。
女子たちの嘆きはひとしお。
彼に淡い想いを抱いていたユイもまた動揺を隠せない。
だからとてどうこうする勇気もない。
うつむき複雑な気持ちを抱えたままの帰り道。
家の近所に見覚えのない小路を見つけたユイは、少し寄り道してみることにする。
まさかそんな小さな冒険が、あんなに大ごとになるなんて……。
ひょんなことから石の祠に祀られた三尾の稲荷にコンコン見込まれて、
三つのお仕事を手伝うことになったユイ。
達成すれば、なんと一つだけ何でも願い事を叶えてくれるという。
もしかしたら、もしかしちゃうかも?
そこかしこにて泡沫のごとくあらわれては消えてゆく、えにしたち。
結んで、切って、ほどいて、繋いで、笑って、泣いて。
いろんな不思議を知り、数多のえにしを目にし、触れた先にて、
はたしてユイは何を求め願うのか。
少女のちょっと不思議な冒険譚。
ここに開幕。
【完結】またたく星空の下
mazecco
児童書・童話
【第15回絵本・児童書大賞 君とのきずな児童書賞 受賞作】
※こちらはweb版(改稿前)です※
※書籍版は『初恋×星空シンバル』と改題し、web版を大幅に改稿したものです※
◇◇◇冴えない中学一年生の女の子の、部活×恋愛の青春物語◇◇◇
主人公、海茅は、フルート志望で吹奏楽部に入部したのに、オーディションに落ちてパーカッションになってしまった。しかもコンクールでは地味なシンバルを担当することに。
クラスには馴染めないし、中学生活が全然楽しくない。
そんな中、海茅は一人の女性と一人の男の子と出会う。
シンバルと、絵が好きな男の子に恋に落ちる、小さなキュンとキュッが詰まった物語。
中学生ユーチューバーの心霊スポットMAP
じゅん
児童書・童話
【第1回「きずな児童書大賞」大賞 受賞👑】
悪霊のいる場所では、居合わせた人に「霊障」を可視化させる体質を持つ「霊感少女」のアカリ(中学1年生)。
「ユーチューバーになりたい」幼なじみと、「心霊スポットMAPを作りたい」友達に巻き込まれて、心霊現象を検証することになる。
いくつか心霊スポットを回るうちに、最近増えている心霊現象の原因は、霊を悪霊化させている「ボス」のせいだとわかり――
クスっと笑えながらも、ゾッとする連作短編。
ハピネコは、ニャアと笑う
東 里胡
児童書・童話
第3回きずな児童書大賞 奨励賞受賞
目が覚めたら昨日だった。知ってる会話、見覚えのあるニュース。
二度目の今日を迎えた小学五年生のメイのもとに、空から黒ネコが落ちてきた。
人間の言葉を話し魔法を使える自称ハッピーネコのチロル。
彼は西暦2200年の未来から、逃げ出した友達ハピネコのアイルの後を追って、現代にやってきたという。
ハピネコとは、人間を幸せにするために存在する半分AIのネコ。
そのため、幸せの押し付けをするチロルに、メイは疑問を投げかける。
「幸せって、みんなそれぞれ違うでしょ? それに、誰かにしてもらうものじゃない」
「じゃあ、ボクはどうしたらいいの? メイのことを幸せにできないの?」
だけど、チロルにはどうしても人間を幸せにしなければいけないハピネコとしての使命があって……。
幼なじみのヒューガ、メイのことを嫌うミサキちゃんを巻き込みながら、チロルの友達アイルを探す日々の中で、メイ自身も幸せについて、友達について考えていく。
表紙はイラストAC様よりお借りしました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる