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第23話 最後の夏祭り
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僕たちの、夏が始まった。
いや、違う。僕たちの夏は、もうずっと前から始まっていた。
でもこの夜は、間違いなく僕たちの、短く、そして、あまりにも濃密な夏の、本当の、そして、おそらくは最後の、燃え盛るようなクライマックスだった。
病院の自動ドアが、僕たちの後ろで静かに閉まる。一歩外に出た瞬間、僕たちの全身を、じっとりとした夏の夜の生温かい空気が、どこか懐かしく包み込んだ。
そして僕たちは、光と、音と、匂いの、圧倒的なまでの生命の洪水の中へと、ゆっくりと車椅子を押し進めていった。
神社の参道は、昼間の静かで厳かな顔が嘘のように、別世界の様相を呈していた。道の両脇には赤い提灯が、別の世界へと続く光の道のように、どこまでも続いている。その光が、集まった人々の顔を楽しそうに、幸せそうに照らし出していた。
「うわ……! すごい……! 人が多いよ! みんな、楽しそうに笑ってる……!」
車椅子の上で、七海が感嘆の、ため息のような声を漏らした。
僕と柚希は、小さな女王様を守る二人の騎士のように、彼女の車椅子の両脇を固めた。僕は、誰かがぶつかってこないか、絶えず周囲に気を配り、柚希は、七海が少しでも多くのものを見られるように、ゆっくりと人混みの中へと道を作っていく。
「行くよ、七海ちゃん! 遅れるな、ハル!」
柚希が、僕たちの先導を切るように叫んだ。
右も、左も、人、人、人。楽しそうな、幸せそうな笑顔の洪水。
そして、匂い。
香ばしい醤油の焦げる匂い。甘く、子供の夢をそのまま煮詰めたようなわたあめの匂い。ソースと鉄板が焼ける、食欲をどうしようもなくそそる焼きそばの匂い。
そして、音。
腹の底にずうんと響く、太鼓の力強い音。子供たちの甲高い笑い声。屋台のおじさんの威勢のいいだみ声。下駄がアスファルトを叩く、からん、ころん、という、涼やかでどこか物悲しい音。
光と、音と、匂いの、圧倒的なまでの生命の奔流に、七海はただ圧倒されていた。その大きな瞳を、これ以上ないくらい見開いて。この世界の全ての光景を、一瞬たりとも見逃すまいと、その網膜に、魂に、渇いた砂が水を吸い込むように焼き付けているかのようだった。
「まずはこれだよね! 王道中の王道!」
柚希が最初、僕たちを導いたのは、りんご飴の屋台だった。
真っ赤な、宝石のようにつやつやと輝くりんご飴。七海は、それを両手で大切そうに受け取ると、大きな口を開けて、ぱりっと小気味良い音を立ててかじりついた。
「んっ……! 甘い……! おいしい……!」
口の周りをべとべとにしながら、彼女は、心の底から幸せそうに笑った。
次に僕たちは、射的の屋台に挑戦した。
「あたしに任せとけ! 野球で鍛えた、この動体視力と集中力、なめんなよ!」
柚希はそう言って、自信満々でコルク銃を構えたが、その弾は、景品の遥か上空を、虚しく、ぽん、という、間の抜けた音を立てて飛んでいった。僕も挑戦したが、結果は同じだった。七海は、車椅子の上から、腹を抱えて、涙が出るほど笑っていた。
「二人とも、へたくそだねえ」
からからという、鈴の鳴るような笑い声が、僕たちにとっては、どんな豪華な景品よりも、ずっと、ずっと価値のある宝物だった。
叶うはずがないと、思っていた。
病室のベッドの上で指を折り、ただ、夢見るだけだった、あのノートの中のリストが。
今、この瞬間、一つ、また一つと、現実の温かい、二度と消えない思い出となって、僕たちの心に深く刻まれていく。
そして、僕たちはついにたどり着いた。
この物語の始まりの場所。
金魚すくいの屋台の前へ。
青く、淡く照らされた浅い水槽の中。たくさんの色とりどりの金魚たちが、この世の憂いなど何一つ知らないかのように、優雅に、そして、気ままに泳ぎ回っている。それはまるで、小さな空を再現したかのようだった。
「……きれい」
七海が、うっとりと呟いた。
「よし、七海ちゃん! やってみなよ!」
柚希に促されて、七海はおそるおそる、ポイと呼ばれる薄い紙でできた、あまりにも儚いすくい網を受け取った。
彼女は、車椅子からそっと手を伸ばす。
その白い、細い指先が、水面に触れる。
ポイが、ゆっくりと水中へ沈んでいく。
一匹のひときわ小さな、しかし、誰よりも鮮やかな赤い金魚が、彼女のポイに吸い寄せられるように近づいてきた。
その瞬間だった。
ぷつり、と。
あまりにもあっけなく。
彼女の希望の網は、水圧に耐えきれず破れてしまった。
金魚は何事もなかったかのように、するりと水の底へと帰っていく。
七海の小さな失望のため息が、僕の胸を締め付けた。
「……ハル」
柚希が僕を見た。その瞳には、「あんたの出番だよ、書き手先生」と浮かんでいた。
僕は頷くと、屋台のおじさんから、新しいポイを三本受け取った。
これは、ゲームじゃない。
僕の、僕たちの、絶対に負けられない戦いだ。
僕は、全ての神経を指先に集中させた。
周りの喧騒が遠ざかっていく。僕の世界には、この青い水槽と、その中を泳ぐ小さな赤い命だけしか存在しなくなった。
一本目、失敗。
二本目、失敗。
焦りが、僕の心を黒く支配する。
――大丈夫。君ならできる。君は、この物語の書き手なんだから。
どこかで、誰かの声が聞こえたような気がした。
僕は、最後のポイを、祈るように握りしめた。
そして、狙いを定めた。
七海の網をすり抜けていった、ひときわ小さな赤い金魚。
僕はそっと、水をすくい上げる。
水圧に、紙が悲鳴を上げる。
だが、僕はその悲鳴を無視した。
そして、一気に引き上げた。
ぽちゃん、と。
小さな赤い命が、僕の手の中の、水の入ったお椀で鮮やかに、力強く跳ねた。
「……やった!」
柚希の歓声。
そして、七海の息をのむ音。
屋台のおじさんが、赤い金魚を小さな水の入ったビニール袋に移してくれる。
七海はその袋を、そっと両手で受け取った。
彼女は、ビニール袋の中で必死に、そして健気に泳ぐ小さな赤い金魚を、どうしようもなく愛おしそうに見つめていた。
「……この子、なんだか私みたい」
ぽつりと呟いた。
「小さくて、弱くて……この、小さな世界から出られなくて。すぐに、いなくなっちゃいそう」
そして彼女は、僕の目をまっすぐに見て、屋上の時と同じ、穏やかで、少しだけ哀しい笑顔で微笑んだ。
「だからこの子に、私の、証をあげる」
証……。
「この子が生きている限り、私も、ここにちゃんと、いるってことにするの。……ねえ、いいでしょ?」
あまりにも切実で、あまりにも美しい、魔法の言葉。
僕は、ただ頷くことしかできなかった。
この小さな、小さな赤い命の灯火を、何があっても守り抜かなければならないという、新しい、あまりにも重い約束を刻み付けたのだ。
その瞬間。
ドン、と、遠くで空気が震えるような大きな音がした。
花火が始まった。
「やばい! 急ごう! 最高の席、取ってあるんだから!」
柚希が叫んだ。
僕たちは、一番よく見えるという、川辺の土手へと急いだ。
七海は、右手に食べかけのりんご飴を。
左手に、彼女の命の証である赤い金魚を。
小さな両手に、この短い夏の全ての宝物を握りしめて。
僕たちの夏は、クライマックスへと向かっていった。
いや、違う。僕たちの夏は、もうずっと前から始まっていた。
でもこの夜は、間違いなく僕たちの、短く、そして、あまりにも濃密な夏の、本当の、そして、おそらくは最後の、燃え盛るようなクライマックスだった。
病院の自動ドアが、僕たちの後ろで静かに閉まる。一歩外に出た瞬間、僕たちの全身を、じっとりとした夏の夜の生温かい空気が、どこか懐かしく包み込んだ。
そして僕たちは、光と、音と、匂いの、圧倒的なまでの生命の洪水の中へと、ゆっくりと車椅子を押し進めていった。
神社の参道は、昼間の静かで厳かな顔が嘘のように、別世界の様相を呈していた。道の両脇には赤い提灯が、別の世界へと続く光の道のように、どこまでも続いている。その光が、集まった人々の顔を楽しそうに、幸せそうに照らし出していた。
「うわ……! すごい……! 人が多いよ! みんな、楽しそうに笑ってる……!」
車椅子の上で、七海が感嘆の、ため息のような声を漏らした。
僕と柚希は、小さな女王様を守る二人の騎士のように、彼女の車椅子の両脇を固めた。僕は、誰かがぶつかってこないか、絶えず周囲に気を配り、柚希は、七海が少しでも多くのものを見られるように、ゆっくりと人混みの中へと道を作っていく。
「行くよ、七海ちゃん! 遅れるな、ハル!」
柚希が、僕たちの先導を切るように叫んだ。
右も、左も、人、人、人。楽しそうな、幸せそうな笑顔の洪水。
そして、匂い。
香ばしい醤油の焦げる匂い。甘く、子供の夢をそのまま煮詰めたようなわたあめの匂い。ソースと鉄板が焼ける、食欲をどうしようもなくそそる焼きそばの匂い。
そして、音。
腹の底にずうんと響く、太鼓の力強い音。子供たちの甲高い笑い声。屋台のおじさんの威勢のいいだみ声。下駄がアスファルトを叩く、からん、ころん、という、涼やかでどこか物悲しい音。
光と、音と、匂いの、圧倒的なまでの生命の奔流に、七海はただ圧倒されていた。その大きな瞳を、これ以上ないくらい見開いて。この世界の全ての光景を、一瞬たりとも見逃すまいと、その網膜に、魂に、渇いた砂が水を吸い込むように焼き付けているかのようだった。
「まずはこれだよね! 王道中の王道!」
柚希が最初、僕たちを導いたのは、りんご飴の屋台だった。
真っ赤な、宝石のようにつやつやと輝くりんご飴。七海は、それを両手で大切そうに受け取ると、大きな口を開けて、ぱりっと小気味良い音を立ててかじりついた。
「んっ……! 甘い……! おいしい……!」
口の周りをべとべとにしながら、彼女は、心の底から幸せそうに笑った。
次に僕たちは、射的の屋台に挑戦した。
「あたしに任せとけ! 野球で鍛えた、この動体視力と集中力、なめんなよ!」
柚希はそう言って、自信満々でコルク銃を構えたが、その弾は、景品の遥か上空を、虚しく、ぽん、という、間の抜けた音を立てて飛んでいった。僕も挑戦したが、結果は同じだった。七海は、車椅子の上から、腹を抱えて、涙が出るほど笑っていた。
「二人とも、へたくそだねえ」
からからという、鈴の鳴るような笑い声が、僕たちにとっては、どんな豪華な景品よりも、ずっと、ずっと価値のある宝物だった。
叶うはずがないと、思っていた。
病室のベッドの上で指を折り、ただ、夢見るだけだった、あのノートの中のリストが。
今、この瞬間、一つ、また一つと、現実の温かい、二度と消えない思い出となって、僕たちの心に深く刻まれていく。
そして、僕たちはついにたどり着いた。
この物語の始まりの場所。
金魚すくいの屋台の前へ。
青く、淡く照らされた浅い水槽の中。たくさんの色とりどりの金魚たちが、この世の憂いなど何一つ知らないかのように、優雅に、そして、気ままに泳ぎ回っている。それはまるで、小さな空を再現したかのようだった。
「……きれい」
七海が、うっとりと呟いた。
「よし、七海ちゃん! やってみなよ!」
柚希に促されて、七海はおそるおそる、ポイと呼ばれる薄い紙でできた、あまりにも儚いすくい網を受け取った。
彼女は、車椅子からそっと手を伸ばす。
その白い、細い指先が、水面に触れる。
ポイが、ゆっくりと水中へ沈んでいく。
一匹のひときわ小さな、しかし、誰よりも鮮やかな赤い金魚が、彼女のポイに吸い寄せられるように近づいてきた。
その瞬間だった。
ぷつり、と。
あまりにもあっけなく。
彼女の希望の網は、水圧に耐えきれず破れてしまった。
金魚は何事もなかったかのように、するりと水の底へと帰っていく。
七海の小さな失望のため息が、僕の胸を締め付けた。
「……ハル」
柚希が僕を見た。その瞳には、「あんたの出番だよ、書き手先生」と浮かんでいた。
僕は頷くと、屋台のおじさんから、新しいポイを三本受け取った。
これは、ゲームじゃない。
僕の、僕たちの、絶対に負けられない戦いだ。
僕は、全ての神経を指先に集中させた。
周りの喧騒が遠ざかっていく。僕の世界には、この青い水槽と、その中を泳ぐ小さな赤い命だけしか存在しなくなった。
一本目、失敗。
二本目、失敗。
焦りが、僕の心を黒く支配する。
――大丈夫。君ならできる。君は、この物語の書き手なんだから。
どこかで、誰かの声が聞こえたような気がした。
僕は、最後のポイを、祈るように握りしめた。
そして、狙いを定めた。
七海の網をすり抜けていった、ひときわ小さな赤い金魚。
僕はそっと、水をすくい上げる。
水圧に、紙が悲鳴を上げる。
だが、僕はその悲鳴を無視した。
そして、一気に引き上げた。
ぽちゃん、と。
小さな赤い命が、僕の手の中の、水の入ったお椀で鮮やかに、力強く跳ねた。
「……やった!」
柚希の歓声。
そして、七海の息をのむ音。
屋台のおじさんが、赤い金魚を小さな水の入ったビニール袋に移してくれる。
七海はその袋を、そっと両手で受け取った。
彼女は、ビニール袋の中で必死に、そして健気に泳ぐ小さな赤い金魚を、どうしようもなく愛おしそうに見つめていた。
「……この子、なんだか私みたい」
ぽつりと呟いた。
「小さくて、弱くて……この、小さな世界から出られなくて。すぐに、いなくなっちゃいそう」
そして彼女は、僕の目をまっすぐに見て、屋上の時と同じ、穏やかで、少しだけ哀しい笑顔で微笑んだ。
「だからこの子に、私の、証をあげる」
証……。
「この子が生きている限り、私も、ここにちゃんと、いるってことにするの。……ねえ、いいでしょ?」
あまりにも切実で、あまりにも美しい、魔法の言葉。
僕は、ただ頷くことしかできなかった。
この小さな、小さな赤い命の灯火を、何があっても守り抜かなければならないという、新しい、あまりにも重い約束を刻み付けたのだ。
その瞬間。
ドン、と、遠くで空気が震えるような大きな音がした。
花火が始まった。
「やばい! 急ごう! 最高の席、取ってあるんだから!」
柚希が叫んだ。
僕たちは、一番よく見えるという、川辺の土手へと急いだ。
七海は、右手に食べかけのりんご飴を。
左手に、彼女の命の証である赤い金魚を。
小さな両手に、この短い夏の全ての宝物を握りしめて。
僕たちの夏は、クライマックスへと向かっていった。
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