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第1章
魔法は使えないし死にかけるおっさん
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空には星が輝き、空気もきりりと冷える自由都市オルニアを俺は今日も駆け抜ける。
石畳の道の上には酒に酔いつぶれたのであろう、冒険者と思しき髭もじゃのドワーフが酒瓶を片手に大きく船を漕いでいる。
酒場からも魔工製品の灯りが消え、長かった夜の営業に幕を閉じようとしている。
自由都市オルニアのメインストリートを真っすぐに駆け抜け、東の門をくぐり都市外へでる。
見渡す限りの草原でところどころ灌木や高木が生え、大岩が転がっているこの平原の名は【エルレ平原】。遥か遠くには、深い青と黒の色の濃淡により山の尾根が連なっているのが確認できる。
ゲームやアニメの世界ではよくある光景のひとつなのだろうが、高層ビルが立ち並ぶ都会でサラリーマン生活を行っていた俺にとっては、この環境がある意味職場とも言える事だけで深い感慨を覚える。
ここ【エルレ平原】で俺は早朝の香草摘みクエストと、モンスター狩り兼修行を行っている。
最近は3時にフィールドの狩りポイントに到着し、朝採れの香草を摘む5時までみっちりとモンスターとの戦闘を重ねている。
今の俺の狩りの対象はレベル7のステップウルフというオオカミ型のモンスターだ。
素早い動きとその鋭い牙と爪で攻撃を繰りだしてくる。
オオカミではあるが、このステップウルフは単独行動が多く群れを成していることは少ないのが救いだ。
いつもは刀による攻撃と蹴りや拳による体術でひたすら狩っていた。
目当てはスキル値の上昇と経験値、それとたまに落とすドロップアイテム【ウルフの牙】だ。
スキル値や経験値はおつかい士のクエストクリアによる報酬と比べると雀の涙にも満たないが、なんとなく刀の扱い方や体の使い方を身に馴染ませたいのと、単純にモンスターと戦うのが楽しいというのもある。
それとドロップアイテムである【ウルフの牙】は、武器や生活用品等に加工され使用用途の幅が広く、1つ100コルトで買い取ってもらえる。
100コルトで買えるものは少ないが、500コルトでそれなりに美味しいランチを食べる事ができ、2,000コルトで冒険者用の安宿に泊まる事もできる。
そして、10,000コルト程あれば俺のレベル帯にあった武器や防具を買える金額だ。
俺はレベル10から装備できるようになる【鉄刀】を買う為に金を貯めている。
ちなみにこの世界は武器や防具に装備可能レベルが設定されており、適正レベルより強い装備をしても効果が発揮されない。
仮に伝説級の装備を手に入れても、即最強にはなれないという事だ。
【鉄刀】の価格は12,000コルトで俺の現在の所持金は3,000コルト。
なんとなく冒険者養成学園入学前までに、手にいれたいという気持ちがあるが、間に合うかどうかは微妙なとこだ。
それよりも、今日の1番の目的は魔法を覚える事だ。
ステップウルフ相手に今日こそ魔法の開花を目指す。
1匹でいるステップウルフにターゲットを定め背後から近づき、刀による一撃を加える。
「グルワゥッ!?」
いきなりの奇襲に驚き、身をひるがえしながら飛びのくステップウルフ。
その隙に、左手に魔力を貯める。
入学試験では俺には雷属性の適正があった。
恐らく小さい頃雷に撃たれたせいだろう。
左手に控えめではあるが、ぱちぱちと静電気よりもやや大きめな音でスパーク音が鳴り、雷属性の魔力がチャージされているのを感じる。
そして、手を開き魔力を放出!
・・・しようとするが、左手にチャージされていた魔力は、ぱちっというさみし気な音と共に霧散するのみだった。
逆にステップウルフが隙だらけに固まる俺の左手めがけ噛みつこうと飛び掛かってくる。
慌てて左手を引っ込め鋭い牙によるひと噛みを回避し着地の瞬間を狙い、右下段蹴りを叩き込む。
「ギャウゥゥン!!」
その勢いに耐え切れず、横倒しになるステップウルフ。
次こそはと思い魔力を再度左手にチャージ、そして放出を試みるがやはり失敗。
がくっと心の中で項垂れていると、一瞬の気のゆるみの間に右足を噛みつかれていた。
レベル差もあり一撃で致命傷にはならないがしっかりと痛みを感じる。何発も食らえばHP全損で死んでしまうだろう。
刀による斬撃を加え、ステップウルフを払いのける。
敵のHPゲージは残り4分の1程、あと1~2発で問題なく倒せる。
とどめを刺す為に間合いをつめようと思った時、
「ウォォーーン!」とステップウルフが鳴いた。
その声はまさしく遠吠えで猛烈に嫌な予感が脳内を駆け巡る。
仲間を呼ばんとするその行動を最後まで待つ義理は無い、俺は自分のパラメータの中でも1番高い素早さを活かし、一気に間合いを詰め刀による全力の袈裟斬りを見舞う。
「ギャウゥゥーン!!」
その一撃で無事に倒す事ができ、ステップウルフは光の粒となり霧散する。
しかし、安心したのもつかの間、獲物を狙わんとする低いうなり声が聞こえる。
「グルルルゥ・・。」
「ガゥゥ・・。」
「グルル・・。」
先ほど倒したステップウルフの遠吠えにより、3匹も援軍が駆けつけていた。
普段はソロ狩りなので、安全を優先し1匹ずつ戦っているが3匹同時は初になる。
1匹ずつを3回であれば、問題無く倒す事ができるが3匹同時となると勝手が変わるのは、MMOプレイヤーだった俺には容易に想像できる。
ただこのピンチは逆に雷魔法に目覚めるチャンスかもしれない。
俺にもそんなラノベやアニメのようなお約束の展開が起きるのを祈る。
やってやる!
俺はこの世界に来てから1番のピンチを感じながら、左手に魔力をチャージする。
心なしかスパーク音がいつもより大きく感じる。
これは!?
今までにない手ごたえを感じ、3匹のステップウルフを雷で焼き尽くす様をイメージしながら魔力を放出する。
ぱちっ・・・。
頭で思い描いた光景は現実になる事はなく、いつも通りに魔力は霧散しただけだった。
そしてこちらの敵意を明確に感じたステップウルフが、3匹同時に襲い掛かってきた。
やばい!これはやばい!
刀を構え迎撃を試みる。
1匹に狙いを定め、相手の走ってくる勢いを利用してカウンターの要領で、突きを繰り出す。
噛みつこうと大きく開いた口に、吸い込まれるように突きがクリーンヒットする。
HPゲージを半分程度削る事に成功する。
しかし、同時に残りの2匹から爪と牙による攻撃を喰らってしまう。
俺のHPゲージが5分の1程減る。
まずいな・・・。
インベントリに薬草を持ってきてはいるが、取り出す操作をするのに5秒くらいはかかってしまう。
今の状態で5秒間無防備でいるのは致命的だ。
1匹でも倒して数を減らさないとジリ貧だ。
先ほど突きを喰らわせた1匹に接近し斬撃を喰らわせる。
攻撃の終わりと同時に横に飛び、残りの2匹からの攻撃をかわそうと試みるが、1匹の爪による攻撃を喰らってしまう。
幸い一発目よりも浅かったが、俺のHPゲージは確実に削られている。
ノーダメージの2匹は更に追撃を加えようとこちらに迫ってくる。
一度避ける事に集中しようとも思ったが、その間にダメージを与えている1匹にも体勢を立て直されてしまうとまた3匹同時に相手をしなければいけなくなる。
数を減らす事を優先しダメージを喰らうのも覚悟で、手負いの1匹に斬撃を加える。
「ギャウウーーン!!」
なんとか1匹を倒す事に成功するが、その代償は大きく1匹が刀を持つ右手に噛みつき、もう1匹は右足に深々と噛みついてきた。
このまま体制を崩してしまったらスタン状態になりそのまま追撃を喰らい死んでしまうかもしれない。
なんとか倒れないように踏みとどまるがHPゲージは黄色になり半分を下回る。
更にかみつきは継続ダメージもあるようで、徐々にだが確実にHPゲージが目減りする。
この世界に来て初めて、いや日本での生活を含めても初めて“死”が迫ってくることを明確に感じた。
刀による斬撃でステップウルフたちを払いのけたいが、右手に噛みつかれた状態では刀をうまく振るう事ができない。
どうにかしなければ!考えろ考えろ考えろ考えろ!
俺はサラリーマン時代にもあらゆる困難に直面した。
面接の日に遅刻をかましたり、上司の悪口チャットを間違えて本人に送ってしまったり、キャバクラに行ったことが当時の彼女にバレたり、メールで取引先に提出した資料の添付ファイルが好きなアニメキャラの画像ファイルだったり、様々な問題が立ちはだかったがその全てを乗り越えてきた。
この俺なら今自分が使える武器でこの状況を打破できる何かを思いつくはずだ!
時間にしては1秒程度だろうが、時間を圧縮し脳がちぎれそうな程考える。
と、その時脳内を雷が駆け巡るように閃いてしまった。
もしかしたら、この状況を乗り越え“死”を回避できるかもしれない方法を。
石畳の道の上には酒に酔いつぶれたのであろう、冒険者と思しき髭もじゃのドワーフが酒瓶を片手に大きく船を漕いでいる。
酒場からも魔工製品の灯りが消え、長かった夜の営業に幕を閉じようとしている。
自由都市オルニアのメインストリートを真っすぐに駆け抜け、東の門をくぐり都市外へでる。
見渡す限りの草原でところどころ灌木や高木が生え、大岩が転がっているこの平原の名は【エルレ平原】。遥か遠くには、深い青と黒の色の濃淡により山の尾根が連なっているのが確認できる。
ゲームやアニメの世界ではよくある光景のひとつなのだろうが、高層ビルが立ち並ぶ都会でサラリーマン生活を行っていた俺にとっては、この環境がある意味職場とも言える事だけで深い感慨を覚える。
ここ【エルレ平原】で俺は早朝の香草摘みクエストと、モンスター狩り兼修行を行っている。
最近は3時にフィールドの狩りポイントに到着し、朝採れの香草を摘む5時までみっちりとモンスターとの戦闘を重ねている。
今の俺の狩りの対象はレベル7のステップウルフというオオカミ型のモンスターだ。
素早い動きとその鋭い牙と爪で攻撃を繰りだしてくる。
オオカミではあるが、このステップウルフは単独行動が多く群れを成していることは少ないのが救いだ。
いつもは刀による攻撃と蹴りや拳による体術でひたすら狩っていた。
目当てはスキル値の上昇と経験値、それとたまに落とすドロップアイテム【ウルフの牙】だ。
スキル値や経験値はおつかい士のクエストクリアによる報酬と比べると雀の涙にも満たないが、なんとなく刀の扱い方や体の使い方を身に馴染ませたいのと、単純にモンスターと戦うのが楽しいというのもある。
それとドロップアイテムである【ウルフの牙】は、武器や生活用品等に加工され使用用途の幅が広く、1つ100コルトで買い取ってもらえる。
100コルトで買えるものは少ないが、500コルトでそれなりに美味しいランチを食べる事ができ、2,000コルトで冒険者用の安宿に泊まる事もできる。
そして、10,000コルト程あれば俺のレベル帯にあった武器や防具を買える金額だ。
俺はレベル10から装備できるようになる【鉄刀】を買う為に金を貯めている。
ちなみにこの世界は武器や防具に装備可能レベルが設定されており、適正レベルより強い装備をしても効果が発揮されない。
仮に伝説級の装備を手に入れても、即最強にはなれないという事だ。
【鉄刀】の価格は12,000コルトで俺の現在の所持金は3,000コルト。
なんとなく冒険者養成学園入学前までに、手にいれたいという気持ちがあるが、間に合うかどうかは微妙なとこだ。
それよりも、今日の1番の目的は魔法を覚える事だ。
ステップウルフ相手に今日こそ魔法の開花を目指す。
1匹でいるステップウルフにターゲットを定め背後から近づき、刀による一撃を加える。
「グルワゥッ!?」
いきなりの奇襲に驚き、身をひるがえしながら飛びのくステップウルフ。
その隙に、左手に魔力を貯める。
入学試験では俺には雷属性の適正があった。
恐らく小さい頃雷に撃たれたせいだろう。
左手に控えめではあるが、ぱちぱちと静電気よりもやや大きめな音でスパーク音が鳴り、雷属性の魔力がチャージされているのを感じる。
そして、手を開き魔力を放出!
・・・しようとするが、左手にチャージされていた魔力は、ぱちっというさみし気な音と共に霧散するのみだった。
逆にステップウルフが隙だらけに固まる俺の左手めがけ噛みつこうと飛び掛かってくる。
慌てて左手を引っ込め鋭い牙によるひと噛みを回避し着地の瞬間を狙い、右下段蹴りを叩き込む。
「ギャウゥゥン!!」
その勢いに耐え切れず、横倒しになるステップウルフ。
次こそはと思い魔力を再度左手にチャージ、そして放出を試みるがやはり失敗。
がくっと心の中で項垂れていると、一瞬の気のゆるみの間に右足を噛みつかれていた。
レベル差もあり一撃で致命傷にはならないがしっかりと痛みを感じる。何発も食らえばHP全損で死んでしまうだろう。
刀による斬撃を加え、ステップウルフを払いのける。
敵のHPゲージは残り4分の1程、あと1~2発で問題なく倒せる。
とどめを刺す為に間合いをつめようと思った時、
「ウォォーーン!」とステップウルフが鳴いた。
その声はまさしく遠吠えで猛烈に嫌な予感が脳内を駆け巡る。
仲間を呼ばんとするその行動を最後まで待つ義理は無い、俺は自分のパラメータの中でも1番高い素早さを活かし、一気に間合いを詰め刀による全力の袈裟斬りを見舞う。
「ギャウゥゥーン!!」
その一撃で無事に倒す事ができ、ステップウルフは光の粒となり霧散する。
しかし、安心したのもつかの間、獲物を狙わんとする低いうなり声が聞こえる。
「グルルルゥ・・。」
「ガゥゥ・・。」
「グルル・・。」
先ほど倒したステップウルフの遠吠えにより、3匹も援軍が駆けつけていた。
普段はソロ狩りなので、安全を優先し1匹ずつ戦っているが3匹同時は初になる。
1匹ずつを3回であれば、問題無く倒す事ができるが3匹同時となると勝手が変わるのは、MMOプレイヤーだった俺には容易に想像できる。
ただこのピンチは逆に雷魔法に目覚めるチャンスかもしれない。
俺にもそんなラノベやアニメのようなお約束の展開が起きるのを祈る。
やってやる!
俺はこの世界に来てから1番のピンチを感じながら、左手に魔力をチャージする。
心なしかスパーク音がいつもより大きく感じる。
これは!?
今までにない手ごたえを感じ、3匹のステップウルフを雷で焼き尽くす様をイメージしながら魔力を放出する。
ぱちっ・・・。
頭で思い描いた光景は現実になる事はなく、いつも通りに魔力は霧散しただけだった。
そしてこちらの敵意を明確に感じたステップウルフが、3匹同時に襲い掛かってきた。
やばい!これはやばい!
刀を構え迎撃を試みる。
1匹に狙いを定め、相手の走ってくる勢いを利用してカウンターの要領で、突きを繰り出す。
噛みつこうと大きく開いた口に、吸い込まれるように突きがクリーンヒットする。
HPゲージを半分程度削る事に成功する。
しかし、同時に残りの2匹から爪と牙による攻撃を喰らってしまう。
俺のHPゲージが5分の1程減る。
まずいな・・・。
インベントリに薬草を持ってきてはいるが、取り出す操作をするのに5秒くらいはかかってしまう。
今の状態で5秒間無防備でいるのは致命的だ。
1匹でも倒して数を減らさないとジリ貧だ。
先ほど突きを喰らわせた1匹に接近し斬撃を喰らわせる。
攻撃の終わりと同時に横に飛び、残りの2匹からの攻撃をかわそうと試みるが、1匹の爪による攻撃を喰らってしまう。
幸い一発目よりも浅かったが、俺のHPゲージは確実に削られている。
ノーダメージの2匹は更に追撃を加えようとこちらに迫ってくる。
一度避ける事に集中しようとも思ったが、その間にダメージを与えている1匹にも体勢を立て直されてしまうとまた3匹同時に相手をしなければいけなくなる。
数を減らす事を優先しダメージを喰らうのも覚悟で、手負いの1匹に斬撃を加える。
「ギャウウーーン!!」
なんとか1匹を倒す事に成功するが、その代償は大きく1匹が刀を持つ右手に噛みつき、もう1匹は右足に深々と噛みついてきた。
このまま体制を崩してしまったらスタン状態になりそのまま追撃を喰らい死んでしまうかもしれない。
なんとか倒れないように踏みとどまるがHPゲージは黄色になり半分を下回る。
更にかみつきは継続ダメージもあるようで、徐々にだが確実にHPゲージが目減りする。
この世界に来て初めて、いや日本での生活を含めても初めて“死”が迫ってくることを明確に感じた。
刀による斬撃でステップウルフたちを払いのけたいが、右手に噛みつかれた状態では刀をうまく振るう事ができない。
どうにかしなければ!考えろ考えろ考えろ考えろ!
俺はサラリーマン時代にもあらゆる困難に直面した。
面接の日に遅刻をかましたり、上司の悪口チャットを間違えて本人に送ってしまったり、キャバクラに行ったことが当時の彼女にバレたり、メールで取引先に提出した資料の添付ファイルが好きなアニメキャラの画像ファイルだったり、様々な問題が立ちはだかったがその全てを乗り越えてきた。
この俺なら今自分が使える武器でこの状況を打破できる何かを思いつくはずだ!
時間にしては1秒程度だろうが、時間を圧縮し脳がちぎれそうな程考える。
と、その時脳内を雷が駆け巡るように閃いてしまった。
もしかしたら、この状況を乗り越え“死”を回避できるかもしれない方法を。
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