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第2章~学園動乱編~
入学式と光の勇者との邂逅
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窓から差し込む朝陽の光、小鳥のさえずりや噴水の水の音で目を覚ます。
今日はついに冒険者養成学園の入学の日だ。
この異世界へ来て約1ヵ月。
身ひとつでお金もない状態で放り出され、しまいには冒険者適正の無いはずれジョブをひいてしまう。
入学試験では盛大に恥をかき自称光の勇者クロード=アルヴェイユらにばかにされる。
それでも天職【おつかい士】はクエストをこなすだけでなく、依頼人の満足度を高める事もできればクエストクリア時の報酬にボーナスがつく。
インベントリにもボーナスがつくので俺はその能力を活かし、【山賊の隠れ家亭】でお抱えのおつかい士として働かせてもらい弁当を配達しまくった。
その結果レベルも11まであがった。
*****************************
名前:ナツヒ=ミナミ
天職:おつかい士
レベル:11
HP:90
MP:70
物理攻撃力:59(+5)
物理防御力:55(+3)
魔法攻撃力:37(+2)
魔法防御力:36(+3)
素早さ:72
運:40
【天授能力(ギフテッドアビリティ)】
雑用英雄(クエストマスタリー):クエストクリア時の報酬にボーナスがつく。依頼主の満足度や、星への貢献度により増加。
収納上手(インベントリマスタリー):インベントリにボーナスがつく。
【スキル適正】
なし
【スキル】
刀:11
体術:12
【装備】
打ち刀
冒険者の服(上)
冒険者の服(下)
*********************************
レベル10から11に上がった時にステータスの伸びが良かったが、アリナによるとレベルが高くなればなるほどレベルが1上がった時のステータス上昇量も上がるとのことだった。
10台より20台、20台より30台と10刻みでその上昇量は顕著になるとの事で、高レベルの冒険者はレベル差よりも数値的に強いということだ。
従業員のイセラによる戦闘指南をうけたこともあり、それなりに戦う事もできるようになった。
今なら、冒険者養成学園の生徒に遅れをとる事はそうそうないだろう。
なんせ卒業の目安であるレベル10に到達しているのだから。
そんな事を振り返りながら、リビングへ向かう。
するとそこには、ジューシーな肉と野菜のサンドイッチと共に置き手紙があった
そこには『冒険者養成学園入学おめでとう!これ食べて力つけていってきな!』と書いてあった。
差出人の名前が書いていないがヒルダだろう。
俺はヒルダたちの大胆に露出する肌に目を奪われたことがきっかけで、【山賊の隠れ家亭】の弁当配達をタダでやる事になった。
しかし、ヒルダたちに出会えて本当に良かったと思う。
ヒルダたちに出会っていなければ、今とは全く別の異世界生活を送っていただろう。
それはそれで楽しかったのかもしれないが、今の異世界生活に俺は心から満足している。
ハーレムだけは足りていないが、人としての優しさや心遣いは充分すぎる程にもらっている。
感謝の気持ちと共にサンドイッチを食べ終わり部屋に戻る。
冒険者養成学園から届いた荷物は、合格通知の他にもあった。それは学園の制服だ。制服なんていつぶりだろうか。
インベントリ内でアイテムを操作し制服を装備する。
白いYシャツにワインレッド色のネクタイ。羽織るのは濃紺のジャケット、左胸部分には剣と杖が交差しその周りを植物のような柄が縁取っている紋章が描かれている。下はグレーのスラックスで日本の高校と似たような恰好だ。
中身は34才のおっさんだが、外見は転移の影響で16才に戻っているので違和感無く着こなせている。
サラリーマン生活で心身がすりへっていないせいもあるのか、年齢の影響以上に若く見える。
それに、転移の際に変化した瞳の色。晴れた夏の日の蒼天を思わせるような目の色もあいまって日本にいる頃より恰好よく見える。
うん!これなら童貞っぽい言動を慎めばそれなりにモテるはずだ!
俺はヒルダたちへの感謝と、今日から始まる学園生活に胸を躍らせ従業員寮【乙女のオアシス】をあとにする。
*
――オルニア冒険者養成学園。
略称で単純に“オルニア学園”と呼ばれる学園の入学式。
その学び舎は、芝生の生える広大な敷地に石造りの重厚な建物が建っている。
学校の校舎というよりは、どこか中世ヨーロッパの神殿や城下町のような街並みで、歴史を感じさせる趣きがある。
敷地内には淡い紫色の花を咲かせている樹木が生えている。
日本の桜を思い起こさせるその花弁は、青い空の下きゃっきゃと遊ぶ妖精のように舞っており新入生の入学を祝福しているかのようだ。
冒険者養成の為の学校と聞いていたので、入学試験の時の革ベルトスキンヘッドおっさんのようないかつい人が多いかと思っていたがそうではなかった。
かといって日本の高校の入学式とも違う。
まず髪色が派手だ。俺のような黒髪はほぼいない。茶、金、緑、ピンク、青、赤、紫など様々な髪色の若者がこれからの学園生活に希望を持ったような輝いた表情で学園の門をくぐる。
人種も俺のような人間だけでなく、様々な種類の動物の獣人やエルフにドワーフ、ホビット族などがいて改めて異世界にいるという事を実感させてくれる。
そして、親御さんらしき人と連れ添っている人もいれば友人同士で来ている人もいる。
俺のように完全ぼっちで来ている人は見当たらない。
そりゃそうだよな。俺だけこの世界で1ヵ月しか過ごしていないんだもんな。
高校生当時の俺ならこの状況に寂しさや居心地の悪さのひとつでも感じただろうが、日本でサラリーマン生活を経た俺は何も気にならない。
商談や出張、面接やプレゼン。仕事は1人でやる事なんてざらにある。
そして、ランチや居酒屋、映画館、旅行にいたるまで、世にあるひと通りの事は1人で行く事に対してなんの抵抗も持たなくなり、周りからの視線も気にならなくなった。
そう、日本で生きるサラリーマンのおっさんとは1人で生きる事に対して極大の耐性を獲得する事ができるのだ。げに悲しき独身サラリーマン。
そんな俺にとっては、この程度のぼっちはノーダメージである。
俺は客観的に周りを観察して、希望に満ちながらもどこか浮足だったような入学式の雰囲気を満喫している。
すると校門へ続く通りの方が何やら騒がしくなる。
実用的で無さそうな飾り鎧を着る護衛らしき兵士を何人も引き連れている、白地に金の派手な装飾が施された馬車が校門の前に止まっていたところだった。
そこから降りてくるのは、宝箱の中身の金貨のような金髪をかきあげ、無駄にきらきらしたオーラを発生させているクロード=アルヴェイユだった。
「おおー!あれが噂の光の勇者!」
「アルヴェイユ家の神童と謳われた御方とうちのせがれが同期になれるとは!」
「きゃーー!!!!クロード様よーーー!!!!」
・・・。入学試験ぶりに会うが、改めてクロード大人気だな。
胸の奥の方で少しもやっとした気持ちが湧くのを感じながらも、なんとなく様子を見てしまう。
・・・俺もちょっと好きなのかなもしかして。
「はーーーはっはっはっ!諸君!偉大なる勇者の末裔であり“光の勇者”の再来といわれるクロード=アルヴェイユとは俺の事だ!同じ学び舎に通える事を新入生はもちろん、先輩方も光栄に思うが良い!!」
あ・・・。やっぱ無理だわ。自己顕示欲と自信の塊みたいな人間だな。
日本でもSNSでやたら自分の写真とかばかりのっけるやつは、どんなに顔の造形が整っていてもその時点で魅力を感じなかった。そんな俺にこのタイプはやはり苦手だと言う気持ちを感じざるを得ない。
しかし異世界の人たちは引くどころか拍手喝采だ。
こちらの世界もあぁいうタイプは一定数の人気があるんだな。
家柄とかの影響もあるのかもしれないな。
どちらにせよ俺が勝負する領域では無いな。早めにこの場を立ち去り入学式の会場に向かおう。
「おーー!!そこにいる黒髪の少年はもしかして平民君では無いか?」
え?俺?思わず振り返ってしまったのが失敗だった。
「やはり平民!このオルニア学園の制服を着ているという事は貴公も合格したようだな!魔法も使えないのによく合格できたものだ。オルニア学園の品位が落ちなければいいが・・・。まぁこの俺がいる限りは大丈夫だろう!貴公が教えを乞うと言うのなら魔法や冒険者の事を教えてやらなくもない!だが今はあいにく貴公のような平民に構っている時間は無いのだ。ゆくぞ!」
・・・・。いや、乞わないから大丈夫。しかもセリフが長い。よくもまぁ1人でぺらぺらと喋れるものだ。素直に関心してしまう。
しかも話しかけておいて時間が無いとかよくわからない。それに俺の事を少年とか言っていたが、お前もタメだろ。なんなら中身は俺の方がおっさんだぞ。
俺は日本のサラリーマン生活でそれなりにスルースキルも鍛えられたはずだが、こいつの突破力はなかなかのものがあるな。
ちなみに「ゆくぞ!」と言いながらクロードは颯爽と馬車の中に戻っていった。そして、馬車のまま建物の方へ向かって消えていった。一体なんの為に下りてきたんだよ・・・。
今日はついに冒険者養成学園の入学の日だ。
この異世界へ来て約1ヵ月。
身ひとつでお金もない状態で放り出され、しまいには冒険者適正の無いはずれジョブをひいてしまう。
入学試験では盛大に恥をかき自称光の勇者クロード=アルヴェイユらにばかにされる。
それでも天職【おつかい士】はクエストをこなすだけでなく、依頼人の満足度を高める事もできればクエストクリア時の報酬にボーナスがつく。
インベントリにもボーナスがつくので俺はその能力を活かし、【山賊の隠れ家亭】でお抱えのおつかい士として働かせてもらい弁当を配達しまくった。
その結果レベルも11まであがった。
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名前:ナツヒ=ミナミ
天職:おつかい士
レベル:11
HP:90
MP:70
物理攻撃力:59(+5)
物理防御力:55(+3)
魔法攻撃力:37(+2)
魔法防御力:36(+3)
素早さ:72
運:40
【天授能力(ギフテッドアビリティ)】
雑用英雄(クエストマスタリー):クエストクリア時の報酬にボーナスがつく。依頼主の満足度や、星への貢献度により増加。
収納上手(インベントリマスタリー):インベントリにボーナスがつく。
【スキル適正】
なし
【スキル】
刀:11
体術:12
【装備】
打ち刀
冒険者の服(上)
冒険者の服(下)
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レベル10から11に上がった時にステータスの伸びが良かったが、アリナによるとレベルが高くなればなるほどレベルが1上がった時のステータス上昇量も上がるとのことだった。
10台より20台、20台より30台と10刻みでその上昇量は顕著になるとの事で、高レベルの冒険者はレベル差よりも数値的に強いということだ。
従業員のイセラによる戦闘指南をうけたこともあり、それなりに戦う事もできるようになった。
今なら、冒険者養成学園の生徒に遅れをとる事はそうそうないだろう。
なんせ卒業の目安であるレベル10に到達しているのだから。
そんな事を振り返りながら、リビングへ向かう。
するとそこには、ジューシーな肉と野菜のサンドイッチと共に置き手紙があった
そこには『冒険者養成学園入学おめでとう!これ食べて力つけていってきな!』と書いてあった。
差出人の名前が書いていないがヒルダだろう。
俺はヒルダたちの大胆に露出する肌に目を奪われたことがきっかけで、【山賊の隠れ家亭】の弁当配達をタダでやる事になった。
しかし、ヒルダたちに出会えて本当に良かったと思う。
ヒルダたちに出会っていなければ、今とは全く別の異世界生活を送っていただろう。
それはそれで楽しかったのかもしれないが、今の異世界生活に俺は心から満足している。
ハーレムだけは足りていないが、人としての優しさや心遣いは充分すぎる程にもらっている。
感謝の気持ちと共にサンドイッチを食べ終わり部屋に戻る。
冒険者養成学園から届いた荷物は、合格通知の他にもあった。それは学園の制服だ。制服なんていつぶりだろうか。
インベントリ内でアイテムを操作し制服を装備する。
白いYシャツにワインレッド色のネクタイ。羽織るのは濃紺のジャケット、左胸部分には剣と杖が交差しその周りを植物のような柄が縁取っている紋章が描かれている。下はグレーのスラックスで日本の高校と似たような恰好だ。
中身は34才のおっさんだが、外見は転移の影響で16才に戻っているので違和感無く着こなせている。
サラリーマン生活で心身がすりへっていないせいもあるのか、年齢の影響以上に若く見える。
それに、転移の際に変化した瞳の色。晴れた夏の日の蒼天を思わせるような目の色もあいまって日本にいる頃より恰好よく見える。
うん!これなら童貞っぽい言動を慎めばそれなりにモテるはずだ!
俺はヒルダたちへの感謝と、今日から始まる学園生活に胸を躍らせ従業員寮【乙女のオアシス】をあとにする。
*
――オルニア冒険者養成学園。
略称で単純に“オルニア学園”と呼ばれる学園の入学式。
その学び舎は、芝生の生える広大な敷地に石造りの重厚な建物が建っている。
学校の校舎というよりは、どこか中世ヨーロッパの神殿や城下町のような街並みで、歴史を感じさせる趣きがある。
敷地内には淡い紫色の花を咲かせている樹木が生えている。
日本の桜を思い起こさせるその花弁は、青い空の下きゃっきゃと遊ぶ妖精のように舞っており新入生の入学を祝福しているかのようだ。
冒険者養成の為の学校と聞いていたので、入学試験の時の革ベルトスキンヘッドおっさんのようないかつい人が多いかと思っていたがそうではなかった。
かといって日本の高校の入学式とも違う。
まず髪色が派手だ。俺のような黒髪はほぼいない。茶、金、緑、ピンク、青、赤、紫など様々な髪色の若者がこれからの学園生活に希望を持ったような輝いた表情で学園の門をくぐる。
人種も俺のような人間だけでなく、様々な種類の動物の獣人やエルフにドワーフ、ホビット族などがいて改めて異世界にいるという事を実感させてくれる。
そして、親御さんらしき人と連れ添っている人もいれば友人同士で来ている人もいる。
俺のように完全ぼっちで来ている人は見当たらない。
そりゃそうだよな。俺だけこの世界で1ヵ月しか過ごしていないんだもんな。
高校生当時の俺ならこの状況に寂しさや居心地の悪さのひとつでも感じただろうが、日本でサラリーマン生活を経た俺は何も気にならない。
商談や出張、面接やプレゼン。仕事は1人でやる事なんてざらにある。
そして、ランチや居酒屋、映画館、旅行にいたるまで、世にあるひと通りの事は1人で行く事に対してなんの抵抗も持たなくなり、周りからの視線も気にならなくなった。
そう、日本で生きるサラリーマンのおっさんとは1人で生きる事に対して極大の耐性を獲得する事ができるのだ。げに悲しき独身サラリーマン。
そんな俺にとっては、この程度のぼっちはノーダメージである。
俺は客観的に周りを観察して、希望に満ちながらもどこか浮足だったような入学式の雰囲気を満喫している。
すると校門へ続く通りの方が何やら騒がしくなる。
実用的で無さそうな飾り鎧を着る護衛らしき兵士を何人も引き連れている、白地に金の派手な装飾が施された馬車が校門の前に止まっていたところだった。
そこから降りてくるのは、宝箱の中身の金貨のような金髪をかきあげ、無駄にきらきらしたオーラを発生させているクロード=アルヴェイユだった。
「おおー!あれが噂の光の勇者!」
「アルヴェイユ家の神童と謳われた御方とうちのせがれが同期になれるとは!」
「きゃーー!!!!クロード様よーーー!!!!」
・・・。入学試験ぶりに会うが、改めてクロード大人気だな。
胸の奥の方で少しもやっとした気持ちが湧くのを感じながらも、なんとなく様子を見てしまう。
・・・俺もちょっと好きなのかなもしかして。
「はーーーはっはっはっ!諸君!偉大なる勇者の末裔であり“光の勇者”の再来といわれるクロード=アルヴェイユとは俺の事だ!同じ学び舎に通える事を新入生はもちろん、先輩方も光栄に思うが良い!!」
あ・・・。やっぱ無理だわ。自己顕示欲と自信の塊みたいな人間だな。
日本でもSNSでやたら自分の写真とかばかりのっけるやつは、どんなに顔の造形が整っていてもその時点で魅力を感じなかった。そんな俺にこのタイプはやはり苦手だと言う気持ちを感じざるを得ない。
しかし異世界の人たちは引くどころか拍手喝采だ。
こちらの世界もあぁいうタイプは一定数の人気があるんだな。
家柄とかの影響もあるのかもしれないな。
どちらにせよ俺が勝負する領域では無いな。早めにこの場を立ち去り入学式の会場に向かおう。
「おーー!!そこにいる黒髪の少年はもしかして平民君では無いか?」
え?俺?思わず振り返ってしまったのが失敗だった。
「やはり平民!このオルニア学園の制服を着ているという事は貴公も合格したようだな!魔法も使えないのによく合格できたものだ。オルニア学園の品位が落ちなければいいが・・・。まぁこの俺がいる限りは大丈夫だろう!貴公が教えを乞うと言うのなら魔法や冒険者の事を教えてやらなくもない!だが今はあいにく貴公のような平民に構っている時間は無いのだ。ゆくぞ!」
・・・・。いや、乞わないから大丈夫。しかもセリフが長い。よくもまぁ1人でぺらぺらと喋れるものだ。素直に関心してしまう。
しかも話しかけておいて時間が無いとかよくわからない。それに俺の事を少年とか言っていたが、お前もタメだろ。なんなら中身は俺の方がおっさんだぞ。
俺は日本のサラリーマン生活でそれなりにスルースキルも鍛えられたはずだが、こいつの突破力はなかなかのものがあるな。
ちなみに「ゆくぞ!」と言いながらクロードは颯爽と馬車の中に戻っていった。そして、馬車のまま建物の方へ向かって消えていった。一体なんの為に下りてきたんだよ・・・。
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しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。
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一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。
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