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第2章~学園動乱編~
強さや勇気について悩むおっさん
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粗野×下品×卑猥。女性から嫌われるであろうことを全て兼ね備えている冒険者。
隣のエリスが小刻みに震えているのがわかる。
そりゃ怖いよなと思いエリスの表情を見ると、怯えているかと思いきや形の良い唇をぎゅっと結び眦をつりあげている。
怒ってらっしゃる!?
気が強いのか、正義感ゆえなのかこういった物言いは許せない質らしい。
しかし、冒険者たちが言うように冒険者ギルドはアイアンランク以上のクエストがメインになる場所であり、彼らが言う通りひよっこ以下である学生が来るような場所では無いのだろう。
しかもここにいる冒険者は皆レベル10以上あると考えた方がいい。
現に下品な冒険者たちの首元にもアイアン製のプレートがつけられている。
ここで変に事を荒立てたり、彼らに目をつけられるのは後々のことを考えても得策じゃない。
俺が見てきたアニメとかだと、ここでこいつら倒せるんだけどな・・・。俺が来た異世界は意外と甘くない。
ここで戦ったとしてもまず勝てない。もし言い負かせたりしてこの場で言葉による勝利を収めたとしても目をつけられりしたら、あとあと街中でエリスを危険にさらしてしまう。
さらに俺たちはオルニア学園の生徒だとバレてしまっているので、ここは穏便に済ませるしかない。
エリスが何かを言い出すよりも早く俺が行動をおこさなければ。
「ひっ!すみません!すぐでます!!!!」
精一杯怯えているふりをして、エリスの手をひきそそくさと冒険者ギルドを出る。
「げははははは!だっせぇ!!!!なんだありゃ!!!あそこまでだせぇやつは久しぶりに見たぜ!!!おーーい姉ちゃん男が欲しくなったら俺らがいつでも相手してやるからなーーー!!」
俺の態度を見て、奴らは満足したのだろう心底楽しそうに笑っている。
これであの場で乱闘になることもなく奴らのヘイトが俺たちに向くことも回避でき、エリスに危険が及ぶことはひとまず無くなったと言っていいだろう。
「ナツヒ君・・・。」
エリスはなんとも言えない表情で、俺が引いている手を見つめている。
成り行きとは言え、いきなり手を繋いでしまったのはまずかったかもしれない。
「あ・・・。ごめん。」
慌てて手を離すがエリスの表情は、照れている訳でもなく嫌がる訳でもその心の内を伺い知ることが難しい。
「とりあえずエリスが無事で良かった。嫌な思いをさせちゃってごめん。次からは制服で冒険者ギルドには行かないようにしないとな。」
「・・・うん。助けてくれてありがとう。」
言葉とは裏腹にその表情は曇っている。何かが腑に落ちないといった表情だ。
「どうした?なにかあった?」
「ううん。助けてくれたのは嬉しいしナツヒ君の優しさもわかるけど、あいつらにあんな風に言われて私は悔しかった。ナツヒ君がバカにされているように感じてさ。いくら相手が強そうで怖くても時には立ち向かう勇気も必要だと思う。」
なるほど。エリスは自分の身体を揶揄されたことよりも、俺がバカにされたことに対して怒っていたのか。
そして恐らく同じくらい、一切立ち向かおうとしなかった俺にも思う部分はあるのかもしれない。
俺は大切な人に危害が及ばないように、どんなにださく見えたとしても謝ることができるのが本当の強さだと思う。
対してエリスは立ち向かう勇気も必要だと言う。
俺にとっては立ち向かう場では無かっただけのことだが、エリスに対してこの場で論理的に自分の意見を伝えるのもなんとなく違う気がした。
それに勇気というものをエリスやクロード達よりも俺が持っているかはわからない。
「うん、そうだよね、俺の為に怒ってくれてありがとう。それに頼りなくてごめん。」
「えっ!ううん、私の方こそごめん。助けてもらったのになんか偉そうに話しちゃって。」
改めて相手のことを考えて素直に謝れるエリスは素敵な子だと思う。
今日の出来事で俺はさらに男としての魅力が無いとエリスから思われてしまった気がするが、仲良くしてもらえているだけありがたい。
帰り道が心配だからエリスを学生寮まで送ると申し出るが、大丈夫だと断られギルド前で解散することになった。
そりゃ自分より弱そうな男に家まで送ると言われても素直にうんとは言えないよな。
今日の出来事があった日ならなおさらだ。
仕方なくギルド前でエリスと解散して俺は帰宅し、自室のベッドで改めてさっきまでの出来事を振り返ってみる。
エリスは根がまっすぐで優しい子だから俺を嫌いにはなっていないだろうが、情けなく戦えない男だという認識は芽生えてしまっていると思う。
そして、そのような男はエリスの求める理想の男性像とも違うし、ひょっとしたら俺が目指す英雄とも違うのかもしれない。
俺はエリスに危害が及ばないことを第一優先に考えて行動した結果、その目論見は達成することができた。
だが、感情的な部分の結果はこの通り。
これも日本と異世界ゆえのギャップなのか。はたまた日本でもおっさん世代と若者なら同じようなことが起きたのか。
俺は34歳の知識をフル稼働させるも明確な答えをだせずにいた。
だが、知識をもって答えを導きだせなくても経験をもって知っていることがある。
このような出来事に関しては考えても無駄なことだ。もう起きてしまったことは何も変わらない。
悩むだけ無駄なので別の事を考えるか寝るに限る。
冒険者の中にもやはりあの手の粗暴な輩はいる。今日は自分の強さと相手の強さを考えた結果、撤退をするという戦略しかとれなかった。これは疑い用のない事実だ。
戦略の幅を広げる為にも、レベルが高いに越したことは無い。この世界で唯一に近い俺の大きなアドバンテージである、クエストマスタリーを最大限活用してレベルを上げるべきだ。
まずはレベル20台を目指したいところだ。
粗暴な冒険者に対する今後の対策の次は、エリスと2人で挑むことになったゴブリン退治のクエストについて考えることにした。
先日アリナから聞いた話だと、エルレ平原東の洞窟にいるゴブリンたちはレベル5程度とのこと。
レベル11のパラメータと装備を手に入れた俺と、ザ・ホープリッパーと渡り合っていたエリスであれば余裕すぎる程のアドバンテージを保てているはず。
後は薬草や毒消し草と麻痺直しなどの状態異常回復のアイテムをそろえて、俺自身とエリスに持たせる。
それ以外には現在わかっている情報は無いので、現地に赴くのみだ。
心配なのは、敵の数だが慎重に進んで無理そうなら即退散。
クエスト当日のことを考えながら俺は眠りについた。
*
翌日学園に行き、エリスにこちらから話しかける。
「おはようエリス!明日はクエストよろしくな。」
「あ、ナツヒ君おはよう!うん、楽しみにしてる!」
とりあえず昨日のなんとなく気まずい雰囲気は払拭されたはずだ。
人間関係における気まずさとは、お互いのことを読み合ってしまうが故に生まれることが多い。
こちらから話かけることによって、「俺は昨日のことをもう気にしていないよ。」ということは伝わったはずだ。
今日の目的を終え、冒険者となる為の様々な授業ののち放課後を迎える。
ちなみに座学である精霊学の授業中に、外から何かを破壊するような大きな音と「はーーはっはっは!」という高笑いに教師の怒鳴り声と、女生徒の黄色い歓声が聞こえてきたが意識の外に追いやった。
「それじゃエリス明日7時にオルニア東の門の前で!」
「うん!また明日ね!」
エリスと明日の待ち合わせの約束をして、俺は薬草など必要なアイテムの買い出しを済ませる。
この日は【山賊の隠れ家亭】の弁当配達のバイトもあったので、しっかりとおつかいクエストもこなす。
おつかいクエストでも地味にコルトや経験値をもらえているのでありがたい。
ヒルダのまかないを食べ【乙女のオアシス】に帰宅しシャワーを浴び明日に備え早めに寝る。
――いよいよ明日は本格的なクエストだ。自身初となる冒険者ギルドから発行されたクエストをエリスと一緒に挑戦する。
明日の冒険に想いを馳せながら俺は眠りについた。
隣のエリスが小刻みに震えているのがわかる。
そりゃ怖いよなと思いエリスの表情を見ると、怯えているかと思いきや形の良い唇をぎゅっと結び眦をつりあげている。
怒ってらっしゃる!?
気が強いのか、正義感ゆえなのかこういった物言いは許せない質らしい。
しかし、冒険者たちが言うように冒険者ギルドはアイアンランク以上のクエストがメインになる場所であり、彼らが言う通りひよっこ以下である学生が来るような場所では無いのだろう。
しかもここにいる冒険者は皆レベル10以上あると考えた方がいい。
現に下品な冒険者たちの首元にもアイアン製のプレートがつけられている。
ここで変に事を荒立てたり、彼らに目をつけられるのは後々のことを考えても得策じゃない。
俺が見てきたアニメとかだと、ここでこいつら倒せるんだけどな・・・。俺が来た異世界は意外と甘くない。
ここで戦ったとしてもまず勝てない。もし言い負かせたりしてこの場で言葉による勝利を収めたとしても目をつけられりしたら、あとあと街中でエリスを危険にさらしてしまう。
さらに俺たちはオルニア学園の生徒だとバレてしまっているので、ここは穏便に済ませるしかない。
エリスが何かを言い出すよりも早く俺が行動をおこさなければ。
「ひっ!すみません!すぐでます!!!!」
精一杯怯えているふりをして、エリスの手をひきそそくさと冒険者ギルドを出る。
「げははははは!だっせぇ!!!!なんだありゃ!!!あそこまでだせぇやつは久しぶりに見たぜ!!!おーーい姉ちゃん男が欲しくなったら俺らがいつでも相手してやるからなーーー!!」
俺の態度を見て、奴らは満足したのだろう心底楽しそうに笑っている。
これであの場で乱闘になることもなく奴らのヘイトが俺たちに向くことも回避でき、エリスに危険が及ぶことはひとまず無くなったと言っていいだろう。
「ナツヒ君・・・。」
エリスはなんとも言えない表情で、俺が引いている手を見つめている。
成り行きとは言え、いきなり手を繋いでしまったのはまずかったかもしれない。
「あ・・・。ごめん。」
慌てて手を離すがエリスの表情は、照れている訳でもなく嫌がる訳でもその心の内を伺い知ることが難しい。
「とりあえずエリスが無事で良かった。嫌な思いをさせちゃってごめん。次からは制服で冒険者ギルドには行かないようにしないとな。」
「・・・うん。助けてくれてありがとう。」
言葉とは裏腹にその表情は曇っている。何かが腑に落ちないといった表情だ。
「どうした?なにかあった?」
「ううん。助けてくれたのは嬉しいしナツヒ君の優しさもわかるけど、あいつらにあんな風に言われて私は悔しかった。ナツヒ君がバカにされているように感じてさ。いくら相手が強そうで怖くても時には立ち向かう勇気も必要だと思う。」
なるほど。エリスは自分の身体を揶揄されたことよりも、俺がバカにされたことに対して怒っていたのか。
そして恐らく同じくらい、一切立ち向かおうとしなかった俺にも思う部分はあるのかもしれない。
俺は大切な人に危害が及ばないように、どんなにださく見えたとしても謝ることができるのが本当の強さだと思う。
対してエリスは立ち向かう勇気も必要だと言う。
俺にとっては立ち向かう場では無かっただけのことだが、エリスに対してこの場で論理的に自分の意見を伝えるのもなんとなく違う気がした。
それに勇気というものをエリスやクロード達よりも俺が持っているかはわからない。
「うん、そうだよね、俺の為に怒ってくれてありがとう。それに頼りなくてごめん。」
「えっ!ううん、私の方こそごめん。助けてもらったのになんか偉そうに話しちゃって。」
改めて相手のことを考えて素直に謝れるエリスは素敵な子だと思う。
今日の出来事で俺はさらに男としての魅力が無いとエリスから思われてしまった気がするが、仲良くしてもらえているだけありがたい。
帰り道が心配だからエリスを学生寮まで送ると申し出るが、大丈夫だと断られギルド前で解散することになった。
そりゃ自分より弱そうな男に家まで送ると言われても素直にうんとは言えないよな。
今日の出来事があった日ならなおさらだ。
仕方なくギルド前でエリスと解散して俺は帰宅し、自室のベッドで改めてさっきまでの出来事を振り返ってみる。
エリスは根がまっすぐで優しい子だから俺を嫌いにはなっていないだろうが、情けなく戦えない男だという認識は芽生えてしまっていると思う。
そして、そのような男はエリスの求める理想の男性像とも違うし、ひょっとしたら俺が目指す英雄とも違うのかもしれない。
俺はエリスに危害が及ばないことを第一優先に考えて行動した結果、その目論見は達成することができた。
だが、感情的な部分の結果はこの通り。
これも日本と異世界ゆえのギャップなのか。はたまた日本でもおっさん世代と若者なら同じようなことが起きたのか。
俺は34歳の知識をフル稼働させるも明確な答えをだせずにいた。
だが、知識をもって答えを導きだせなくても経験をもって知っていることがある。
このような出来事に関しては考えても無駄なことだ。もう起きてしまったことは何も変わらない。
悩むだけ無駄なので別の事を考えるか寝るに限る。
冒険者の中にもやはりあの手の粗暴な輩はいる。今日は自分の強さと相手の強さを考えた結果、撤退をするという戦略しかとれなかった。これは疑い用のない事実だ。
戦略の幅を広げる為にも、レベルが高いに越したことは無い。この世界で唯一に近い俺の大きなアドバンテージである、クエストマスタリーを最大限活用してレベルを上げるべきだ。
まずはレベル20台を目指したいところだ。
粗暴な冒険者に対する今後の対策の次は、エリスと2人で挑むことになったゴブリン退治のクエストについて考えることにした。
先日アリナから聞いた話だと、エルレ平原東の洞窟にいるゴブリンたちはレベル5程度とのこと。
レベル11のパラメータと装備を手に入れた俺と、ザ・ホープリッパーと渡り合っていたエリスであれば余裕すぎる程のアドバンテージを保てているはず。
後は薬草や毒消し草と麻痺直しなどの状態異常回復のアイテムをそろえて、俺自身とエリスに持たせる。
それ以外には現在わかっている情報は無いので、現地に赴くのみだ。
心配なのは、敵の数だが慎重に進んで無理そうなら即退散。
クエスト当日のことを考えながら俺は眠りについた。
*
翌日学園に行き、エリスにこちらから話しかける。
「おはようエリス!明日はクエストよろしくな。」
「あ、ナツヒ君おはよう!うん、楽しみにしてる!」
とりあえず昨日のなんとなく気まずい雰囲気は払拭されたはずだ。
人間関係における気まずさとは、お互いのことを読み合ってしまうが故に生まれることが多い。
こちらから話かけることによって、「俺は昨日のことをもう気にしていないよ。」ということは伝わったはずだ。
今日の目的を終え、冒険者となる為の様々な授業ののち放課後を迎える。
ちなみに座学である精霊学の授業中に、外から何かを破壊するような大きな音と「はーーはっはっは!」という高笑いに教師の怒鳴り声と、女生徒の黄色い歓声が聞こえてきたが意識の外に追いやった。
「それじゃエリス明日7時にオルニア東の門の前で!」
「うん!また明日ね!」
エリスと明日の待ち合わせの約束をして、俺は薬草など必要なアイテムの買い出しを済ませる。
この日は【山賊の隠れ家亭】の弁当配達のバイトもあったので、しっかりとおつかいクエストもこなす。
おつかいクエストでも地味にコルトや経験値をもらえているのでありがたい。
ヒルダのまかないを食べ【乙女のオアシス】に帰宅しシャワーを浴び明日に備え早めに寝る。
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