17 / 30
第06話 教えて? 主任のような大人になるために(中)
聡介とおうちデートをしていた週末が終わり、平日になる。上半期もあと二週間ほどで終わるので、まほろは社会人になってからやっと半年が経つ。新しい業務は進め方がわからなくていまだに緊張するし、見たことのない品の注文データを見ると、在庫があるか、納期に間に合うか、正しく配送できるか、とにかく心配になってしまう。けれども、メンターの明美に言われたとおり、一度ですべてを覚えようとはせず、定型業務なのか非定型業務なのか、そうした視点で整理することをなるべく意識した。
決算課の聡介は相変わらず同じフロアにいるが、パーティションがあるために彼の姿を見かけることはあまり多くない。しかし、お手洗いに立った廊下ですれ違った時などは、軽く会釈をしただけだというのに妙に胸がドキドキとした。
(そういえば、伊達主任っていつも違うタイピンだなあ……)
自分のデスクに戻り、システム画面で新しい受注伝票の作成作業をしながらまほろはふと思った。
すれ違うだけでも緊張してしまうので、会社ではあまり聡介の顔をまじまじと見ることができない。そんなまほろの視線は、聡介の顔よりも少し下、胸元あたりに集まることが多い。そして、そこにあるネクタイのタイピン――タイバーは、なかなか同じものを見たことがないように思う。
(タイピン……あれ、そういえば……)
まほろはふと、あることを思い出してデスクの引き出しを開けようとした。しかしそのタイミングで課長に呼ばれてしまい、引き出しを開けることなく立ち上がる。そして戻ってきた頃には、課長から頼まれた件の受注データを探すのに必死になり、聡介のタイバーのことは忘れてしまったのだった。
◆◇◆◇◆
「やっ……」
「嫌ですか?」
まほろの小さな吐息を拾った聡介はすぐに尋ねた。
二人とも淡々と仕事をこなし、退勤後から就寝直前まで、少しばかりメッセージアプリで会話をする。そんな平日が過ぎて、再び週末がくる。
その週の土曜日、今度は聡介がまほろの部屋にやって来た。聡介の部屋と違って狭い1Kのまほろの部屋に、身体の大きな聡介がゆったりとくつろげるスペースはあまりない。いつも自分が座っている、小さなテレビの前の安物の座椅子にどうにか座ってもらったが、ローテーブルもあるので聡介は窮屈そうだった。
聡介は動画配信サービスのサブスクリプションに入っていたので、聡介の自宅では映画などが気軽に見られた。しかし、大学を出て一人暮らしを始めたばかりの社会人一年目のまほろにそんな贅沢をする金銭的余裕はなく、せっかく来てもらったのに聡介を楽しませる娯楽があまり家の中にない。これなら、出費は痛いがなるべくお金のかからない方法で外デートをした方がよかったかもしれない。まほろは聡介にそう謝ったが、聡介「何をするかより、まほろと一緒にいられるかどうか。それが俺にとっては大事なんです。だから、そんな申し訳なさそうな顔をしないでください」と言って苦笑した。
結婚しよう、それが早いなら同棲しよう。聡介が勢いよくそう提案したことがあったが、それは意外と、地に足の着いていないふわふわの発想というわけではないのかもしれない。結婚にしろ同棲にしろ、共通しているのは「生活基盤を同じにする」ということだが、それは赤の他人である恋人と同じ速度で同じ安定の中で共に過ごすためには欠かせない方法だ。外での簡単なデートとジャンクセックスをするだけの、元カレとの関係のような恋人付き合いでいいのならば生活基盤を同じにする必要はまったくないが、聡介とはそういう関係ではいたくない。もっと明確に、二人でくつろげる共通の場所が欲しい。まほろは漠然とそう感じた。
今までは両親や姉という束縛、圧力があったが、今はそれがない。だからこそ、自分が心から安心できる居場所を――聡介と二人で過ごす場所を欲することができているのかもしれない。まほろはそんな風に思えるようになった自分を褒めてあげたい気持ちになった。
とはいえ、物理的に狭い空間はどうやっても狭い。広がることはない。
そこでソファ代わりに聡介はまほろのベッドに遠慮がちに乗り上げたのだが、ほかにはっきりとすることもないせいで、聡介の手のひらは今日もまた、まほろの身体をさわり始めた。そして今日は、一通り服の上からまほろの身体をまさぐると、聡介はまほろに服を脱ぐように言った。ブラジャーとパンティは脱がなくてもいいと言ったが、聡介は自分も半袖を脱いで上半身は裸になった。
時々ジムに行くくらいだ、と聡介は言っていたが、それにしてはなかなか肉付きのいい身体をしていたので、まほろはあまり見てはいけない、と思いつつもちらり、ちらりと聡介の大胸筋や腹筋に視線を向けてしまった。
そして、ベッドの上で聡介に背後から抱きしめられたまほろは、再び聡介の手で全身を愛撫された。先週は服越しだったその手付きは意気揚々と、しかしじっくりと、まほろの素肌の上をすべっていく。そしてその手のひらがパンティ越しに秘部をさすると、まほろは少しばかり拒否するように身をよじってしまったのだった。
「嫌、では……ないんですけど……」
「なら、さわらせてください。大丈夫、まだ直接はさわりませんから」
聡介はそう言うと、まほろと緩慢にキスをしながら、手のひらを何度も前後に行ったり来たりさせた。まほろは自分の手をどうしたものかと思い、聡介の太ももの上に乗せる。ズボン越しにふれた聡介の太ももはやたらと硬くて、おそらくそこもほどよく筋肉がついているのだろうと思われた。
「ここ、ふにふにとやわらかくてかわいいですね」
――こしゅ、こしゅ。
「ぅんっ……」
聡介の指が、パンティ越しにまほろの肉花びらをさすったり、軽く押したりする。恥ずかしい場所をさわられていると思うと、まほろは愛道の奥に蜜の感触を覚えた。
そうやって時折、耳元で卑猥な実況をされながらも絶えず陰核をこすられ続けたまほろは、腰を浮かせて背中をのけぞらせ、やや弱いながらもじんわりとした絶頂をむかえたのだった。
◆◇◆◇◆
決算課の聡介は相変わらず同じフロアにいるが、パーティションがあるために彼の姿を見かけることはあまり多くない。しかし、お手洗いに立った廊下ですれ違った時などは、軽く会釈をしただけだというのに妙に胸がドキドキとした。
(そういえば、伊達主任っていつも違うタイピンだなあ……)
自分のデスクに戻り、システム画面で新しい受注伝票の作成作業をしながらまほろはふと思った。
すれ違うだけでも緊張してしまうので、会社ではあまり聡介の顔をまじまじと見ることができない。そんなまほろの視線は、聡介の顔よりも少し下、胸元あたりに集まることが多い。そして、そこにあるネクタイのタイピン――タイバーは、なかなか同じものを見たことがないように思う。
(タイピン……あれ、そういえば……)
まほろはふと、あることを思い出してデスクの引き出しを開けようとした。しかしそのタイミングで課長に呼ばれてしまい、引き出しを開けることなく立ち上がる。そして戻ってきた頃には、課長から頼まれた件の受注データを探すのに必死になり、聡介のタイバーのことは忘れてしまったのだった。
◆◇◆◇◆
「やっ……」
「嫌ですか?」
まほろの小さな吐息を拾った聡介はすぐに尋ねた。
二人とも淡々と仕事をこなし、退勤後から就寝直前まで、少しばかりメッセージアプリで会話をする。そんな平日が過ぎて、再び週末がくる。
その週の土曜日、今度は聡介がまほろの部屋にやって来た。聡介の部屋と違って狭い1Kのまほろの部屋に、身体の大きな聡介がゆったりとくつろげるスペースはあまりない。いつも自分が座っている、小さなテレビの前の安物の座椅子にどうにか座ってもらったが、ローテーブルもあるので聡介は窮屈そうだった。
聡介は動画配信サービスのサブスクリプションに入っていたので、聡介の自宅では映画などが気軽に見られた。しかし、大学を出て一人暮らしを始めたばかりの社会人一年目のまほろにそんな贅沢をする金銭的余裕はなく、せっかく来てもらったのに聡介を楽しませる娯楽があまり家の中にない。これなら、出費は痛いがなるべくお金のかからない方法で外デートをした方がよかったかもしれない。まほろは聡介にそう謝ったが、聡介「何をするかより、まほろと一緒にいられるかどうか。それが俺にとっては大事なんです。だから、そんな申し訳なさそうな顔をしないでください」と言って苦笑した。
結婚しよう、それが早いなら同棲しよう。聡介が勢いよくそう提案したことがあったが、それは意外と、地に足の着いていないふわふわの発想というわけではないのかもしれない。結婚にしろ同棲にしろ、共通しているのは「生活基盤を同じにする」ということだが、それは赤の他人である恋人と同じ速度で同じ安定の中で共に過ごすためには欠かせない方法だ。外での簡単なデートとジャンクセックスをするだけの、元カレとの関係のような恋人付き合いでいいのならば生活基盤を同じにする必要はまったくないが、聡介とはそういう関係ではいたくない。もっと明確に、二人でくつろげる共通の場所が欲しい。まほろは漠然とそう感じた。
今までは両親や姉という束縛、圧力があったが、今はそれがない。だからこそ、自分が心から安心できる居場所を――聡介と二人で過ごす場所を欲することができているのかもしれない。まほろはそんな風に思えるようになった自分を褒めてあげたい気持ちになった。
とはいえ、物理的に狭い空間はどうやっても狭い。広がることはない。
そこでソファ代わりに聡介はまほろのベッドに遠慮がちに乗り上げたのだが、ほかにはっきりとすることもないせいで、聡介の手のひらは今日もまた、まほろの身体をさわり始めた。そして今日は、一通り服の上からまほろの身体をまさぐると、聡介はまほろに服を脱ぐように言った。ブラジャーとパンティは脱がなくてもいいと言ったが、聡介は自分も半袖を脱いで上半身は裸になった。
時々ジムに行くくらいだ、と聡介は言っていたが、それにしてはなかなか肉付きのいい身体をしていたので、まほろはあまり見てはいけない、と思いつつもちらり、ちらりと聡介の大胸筋や腹筋に視線を向けてしまった。
そして、ベッドの上で聡介に背後から抱きしめられたまほろは、再び聡介の手で全身を愛撫された。先週は服越しだったその手付きは意気揚々と、しかしじっくりと、まほろの素肌の上をすべっていく。そしてその手のひらがパンティ越しに秘部をさすると、まほろは少しばかり拒否するように身をよじってしまったのだった。
「嫌、では……ないんですけど……」
「なら、さわらせてください。大丈夫、まだ直接はさわりませんから」
聡介はそう言うと、まほろと緩慢にキスをしながら、手のひらを何度も前後に行ったり来たりさせた。まほろは自分の手をどうしたものかと思い、聡介の太ももの上に乗せる。ズボン越しにふれた聡介の太ももはやたらと硬くて、おそらくそこもほどよく筋肉がついているのだろうと思われた。
「ここ、ふにふにとやわらかくてかわいいですね」
――こしゅ、こしゅ。
「ぅんっ……」
聡介の指が、パンティ越しにまほろの肉花びらをさすったり、軽く押したりする。恥ずかしい場所をさわられていると思うと、まほろは愛道の奥に蜜の感触を覚えた。
そうやって時折、耳元で卑猥な実況をされながらも絶えず陰核をこすられ続けたまほろは、腰を浮かせて背中をのけぞらせ、やや弱いながらもじんわりとした絶頂をむかえたのだった。
◆◇◆◇◆
あなたにおすすめの小説
クラスメイトの王子様系女子をナンパから助けたら。
桜庭かなめ
恋愛
高校2年生の白石洋平のクラスには、藤原千弦という女子生徒がいる。千弦は美人でスタイルが良く、凛々しく落ち着いた雰囲気もあるため「王子様」と言われて人気が高い。千弦とは教室で挨拶したり、バイト先で接客したりする程度の関わりだった。
とある日の放課後。バイトから帰る洋平は、駅前で男2人にナンパされている千弦を見つける。普段は落ち着いている千弦が脚を震わせていることに気付き、洋平は千弦をナンパから助けた。そのときに洋平に見せた笑顔は普段みんなに見せる美しいものではなく、とても可愛らしいものだった。
ナンパから助けたことをきっかけに、洋平は千弦との関わりが増えていく。
お礼にと放課後にアイスを食べたり、昼休みに一緒にお昼ご飯を食べたり、お互いの家に遊びに行ったり。クラスメイトの王子様系女子との温かくて甘い青春ラブコメディ!
※特別編4が完結しました!(2026.2.22)
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、いいね、感想などお待ちしております。
**俺、東大院生の実験対象にされてた。**同居している美人家庭教師のやばい秘密
まさき
恋愛
俺は今、東大院生の実験対象になっている。
ある雨の夜、アパートの前にずぶ濡れの美女が立っていた。
「家庭教師です。住まわせてください」
突然すぎる申し出に困惑しながらも、なぜか断れなかった。
桐島咲楽、東大大学院生。成績は天才、料理は壊滅的、距離感はおかしい。毎日転ぶ、焦がす、なぜか距離が近い。そのくせ授業は鬼のように丁寧で、俺のことを誰よりもよく見ていた。
偏差値42だった俺の成績は、気づけば上がっていた。でも、それより気になることがある。
咲楽さんが、研究ノートに何かを書いている。「被験者」という文字が、見えた気がした。
距離が近いのは、データのためか。褒めてくれるのは、実験のためか。でも、あの顔は。あの声は。
「データじゃなくて、私がそう思っています」
嘘をついているような顔じゃなかった。
偏差値42の俺に、東大院生の美女が押しかけてきた。ドタバタな毎日の中で、俺の心臓が休まる暇がない。これはドキドキなのか、心配なのか。それとも、もう恋なのか。
不器用な天才と、鈍感な高校生の、やばい同居生活。
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
白衣とブラックチョコレート
宇佐田琴美
ライト文芸
辛い境遇とハンディキャップを乗り越え、この春晴れて新人看護師となった雨宮雛子(アマミヤ ヒナコ)は、激務の8A病棟へと配属される。
そこでプリセプター(教育係)となったのは、イケメンで仕事も出来るけどちょっと変わった男性看護師、桜井恭平(サクライ キョウヘイ)。
その他、初めて担当する終末期の少年、心優しい美人な先輩、頼りになる同期達、猫かぶりのモンスターペイシェント、腹黒だけど天才のドクター……。
それぞれ癖の強い人々との関わりで、雛子は人として、看護師として成長を遂げていく。
やがて雛子の中に芽生えた小さな恋心。でも恭平には、忘れられない人がいて─────……?
仕事に邁進する二人を結ぶのは師弟愛?
それとも─────。
おっちょこちょいな新人と、そんな彼女を厳しくも溺愛する教育係のドタバタ時々シリアスな医療物ラブ?ストーリー!!
ドSでキュートな後輩においしくいただかれちゃいました!?
春音優月
恋愛
いつも失敗ばかりの美優は、少し前まで同じ部署だった四つ年下のドSな後輩のことが苦手だった。いつも辛辣なことばかり言われるし、なんだか完璧過ぎて隙がないし、後輩なのに美優よりも早く出世しそうだったから。
しかし、そんなドSな後輩が美優の仕事を手伝うために自宅にくることになり、さらにはずっと好きだったと告白されて———。
美優は彼のことを恋愛対象として見たことは一度もなかったはずなのに、意外とキュートな一面のある後輩になんだか絆されてしまって……?
2021.08.13
ワケあり上司とヒミツの共有
咲良緋芽
恋愛
部署も違う、顔見知りでもない。
でも、社内で有名な津田部長。
ハンサム&クールな出で立ちが、
女子社員のハートを鷲掴みにしている。
接点なんて、何もない。
社内の廊下で、2、3度すれ違った位。
だから、
私が津田部長のヒミツを知ったのは、
偶然。
社内の誰も気が付いていないヒミツを
私は知ってしまった。
「どどど、どうしよう……!!」
私、美園江奈は、このヒミツを守れるの…?
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
あまやかしても、いいですか?
藤川巴/智江千佳子
恋愛
結婚相手は会社の王子様。
「俺ね、ダメなんだ」
「あーもう、キスしたい」
「それこそだめです」
甘々(しすぎる)男子×冷静(に見えるだけ)女子の
契約結婚生活とはこれいかに。