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第14話 裏切りの操言士と四分力
1.二人目(下)
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「それに、いたとしてもちょっと僕らとは違うね。何しろ僕らは七人だ。それも所属の違う七人。おまけに、パーティの理由は修行の旅ときたもんだ。さすがにセカンディアも、過去に捕まえたことのある斥候目的の少数の侵入者とまったく同じ扱いはしないだろうさ」
「のんきですね、王黎殿」
「ん~? まあね。サーディアよりは話が通じると思うよ、セカンディア王家なら」
「そっか、王黎師匠、サーディアにも侵入したことがあるんでしたっけ」
「ええっ!?」
紀更の発言を受けて、ルーカスが驚愕の声を上げた。紅雷も声は上げなかったものの、尻尾と耳をピンと立てて驚愕の感情を示す。
キフェラ集落の共同営舎で王黎からサーディア侵入経験の話を聞いた時、ルーカスと紅雷は戦闘のけがによって寝ていたため、王黎のその過去については初耳だった。
「そんなたいしたことじゃなくて、ちょーーっと忍び込んだだけだよ?」
「その話は今度詳しく聞くことになっていたな。今ならいい暇潰しになるんじゃないか」
エリックが投げやりに言うと、王黎は曖昧に笑った。
「え~、もうちょっとあとにしませんか」
「王黎殿、そんなんだから良く思わない人も出てくるんですよ」
ルーカスは脱力した。
前回の旅で、エリックとルーカスは騎士団から、王黎が裏切りの操言士でないか探れ、という密命を受けていた。結果はシロであると報告し騎士団もそれで納得したようだったが、疑われる原因を王黎自ら作っていたと知り、かけるべき言葉が見つからない。
「いや~、ほら、実際に見ないとわからないことってあるじゃない?」
かつて戦争相手だった敵国で簡易ではあるが拘束されているというのに王黎がまったく焦ったり不安になったりしないでいられるのは、経験の差だろうか。
へらへらと笑う王黎とは対照的に、紀更は深いため息をついた。
◆◇◆◇◆
「ここへ連れてこい。私がじかに話したい」
「で、ですが」
「街長、場所を借りるぞ。それと迎えの手もな。マイケル、ビリー、今すぐ街の騎士と操言士を連れ立って、パーヴァルの里へ行け。明日の朝一でその者たちを伴って里を発ち、ここへ戻ってこい。ケイトはここに残って私の警護だ」
「御意」
騎士のマイケルと操言士のビリーは、多少不服そうではあったが頷いた。しかし女性騎士のケイトは頷かなかった。
「ケイト、異論があるようだな?」
「あります。危険です」
「危険はない。彼らに、私に危害を加える意思はない」
「なぜそう言いきれるのですか」
「私を狙うのが目的であれば、パーヴァルの里で捕まるような下手は打たないだろう。仮にそうだとしても、パーヴァルで捕まる程度の者たちならたいしたことはない」
「では、彼らの目的とは?」
ケイトに問われると女性はニヤりと笑った。
「この世界の謎を……世界の変化を見極めることだ」
◆◇◆◇◆
日が暮れる頃、ロムザの街長からの返事を受け取った里長ニルケはため息をついた。
「まさか、このタイミングでロムザの街にいらっしゃるなんて」
「また突発的な視察でしょうか」
ニルケのため息を拾ったエリノが声をかける。
オリジーア人の王黎たちを拘束したのち、ニルケはまず、最寄りで最も大きな都市部であるロムザの街長宛に手紙を書き、操言の力でそれを飛ばした。手紙はすぐにロムザに届き、街長もその場で開封してくれたことだろう。そしてすぐに返事が来たわけだが、その内容はニルケの予想と違っていた。
「エリノ、迎えの騎士と操言士がこちらへ向かっています。到着次第ひとまずお休みいただいて、明日の朝一で出発です」
「里の者も同道させますか」
「それは迎えの方々の判断に任せましょう」
「里長、彼らに動きはありませんか。もしも迎えが来るまでに逃げたりしたら」
ヤースが不安げに尋ねた。
オリジーアからの侵入者を捕らえることは、戦争をしていた時代はままあったらしいが、ヤースが生まれてからは初めての事態だ。
「おとなしく、北の空き家で待機しているようです」
「見張りはマークだけでよろしいのですか」
「大丈夫でしょう。あの子も馬鹿ではありません。自分が里の中で数少ない男手の一人であることは自覚しています。自分が見張りを任されている理由も、罰だけではないと心得ているはずです」
パーヴァルの里は、セカンディアの中でも特に貧しい都市部だ。そして孤児が多い。しかもその多くは女児だ。男児は成長すると、やがて仕事を求めてもっと大きな都市部へ流出する。そうして稼ぎを得て故郷であるパーヴァルの里へ仕送りをしてくれる者もいるが、それは微々たる量で、里はいつまで経っても生きるだけで精一杯だ。
ゆえに、マークぐらいのまだ少年と言える年齢であっても、パーヴァルの里にとっては貴重な男手の一人だ。大人ではないが、完全な子供でもない。大人の男性が少ないからこそ自分が里に必要とされていることは、本人も十分自覚しているはずだ。
「エリノ、最低限の水と食事を彼らに届けなさい。明日、ロムザの街に連れていくのに倒れられては困りますからね」
「ロムザへ移送されることは伝えますか」
「明日になればわかることです。伝える必要はありません」
「わかりました」
エリノは頷くと、里長の私邸を出ていった。
◆◇◆◇◆
その夜、紀更たちは支給されたわずかな水とパンで空腹を紛らわせた。
捕らえた異国の者に手厚く施しを授けるつもりはないのだろうが、そもそもこの程度の食事がこの里の普通なのかもしれない。里の周囲のあの乾いた土では、豊かな穀物の実りなど期待できないだろう。
「マーク、僕らはとりあえず逃げないから、キミも疲れたなら寝ていいよ」
狭い空き家の中でそれぞれ身体を横たえて睡眠に入ろうとしたタイミングで、王黎はそう声をかけた。里長に言われたとおり、マークは律儀に紀更たちの見張りを続けている。交代がいないことから、このまま夜通し監視を続けるだろう。
だが、大人の王黎やユルゲンたちならいざ知らず、紀更よりも若いまだ少年の彼に不眠不休の見張りを続けさせるのはかわいそうだ。
「お前、監視対象に寝ていいと言われて寝る見張りがいると思うのか」
「ごもっともだね。でも本心だよ。キミの好きにすればいいけどさ」
王黎に言われて、マークはふんと鼻を鳴らしてそっぽを向いた。
そうして紀更たちは少し肌寒い夏の一夜を、狭い空き家の中で過ごした。
◆◇◆◇◆
うっすらと朝日が差し込み始める早朝。北の空き家付近に数人の足音が響いた。
地面を揺らすその音と衝撃、それから何人かの話し声で紀更たちは浅い眠りから目覚めた。
「マーク、来なさい」
外にいた女性に呼ばれて、目の下に隈をこしらえたマークは緩慢な動作で空き家を出る。東の空のまだ低い日光の眩しさに目を細めてから、エリノとヤースに挟まれた里長ニルケにマークは視線を向けた。
「彼らは?」
「全員います。たぶん、いま起きたかと」
「わかりました。彼らには、これからロムザの街へ移動してもらいます。マーク、あなたへの罰を終えます。帰って休んでいいですよ」
「どうなるんですか」
里長のニルケに、マークはかすれた声で尋ねた。
「ロムザの街でアイツらは」
「話を聞きたいと、そうおっしゃっているようです」
「ロムザの街長が?」
「……いいえ」
ニルケは少し間を置いてから首を横に振った。
詳しくを語らないニルケの態度に、マークは焦りと不安がつのる。
「里長、ロムザの街までオレも」
「その必要はありません。ロムザの街へは、こちらの方々が連れていきます」
ニルケはマークを制して、うしろに待機している騎士と操言士を示した。ロムザの街に常駐している騎士と操言士にしてはやけに血色のいい人物たちで、着ている装具も質の高そうなものだった。
マークは不審に思う気持ちを隠さず、ニルケに誰ですか、と問う。するとニルケは抑揚のない声で答えた。
「こちらは王都シューリトンの方々……ステファニー女王の護衛の方々です」
(ステファニー女王の!?)
予想してなかったニルケの答えに、マークの寝不足の頭は一気に覚醒した。
(なんで女王の護衛が?)
マークの驚きと不安をよそに、大人たちはいくつかの会話を重ねると小さな小屋から異邦人たちを連れ出して先導する。マークはただ、疑問だらけの表情でその光景を見つめるしかできない。
「じゃあね、マーク」
右手首にニルケの操言の力で作られた黒い半透明の輪を付けたまま、王黎はマークに笑顔で別れを告げた。ほかの仲間は黙っていたが、紀更だけは何かを言いたそうに最後までマークの表情をうかがっていた。
「なあ……あっ、おい」
「少年、近寄るな」
異邦人たちに近付こうとしたマークを、騎士の一人が制止する。その迫力にマークはぐっと息を呑んだ。
紀更たちはロムザの街から来たという騎士たちに監視されながら、一台の幌馬車にぎゅうぎゅうに押し込まれるように乗り込んだ。
「狭いですね~」
「俺たちが多すぎるんだろう」
相変わらず場の空気を読まずのんきに感想を述べる王黎に、ユルゲンが嘆息する。
操言の力の黒い輪のほかに縄で縛るなどの拘束はされなかったが、向けられるロムザの騎士たちの目は冷たく険しい。これ以上無駄口をたたくと叱責されそうだ。
「では里長殿、あとはお任せを」
「はい。また何かあればすぐに知らせます」
「行くぞ」
騎乗した騎士の掛け声によって、馬と幌馬車の列が出発する。
パーヴァルの里を去っていくその一団を、マークはニルケと共にじっと見つめていた。
「のんきですね、王黎殿」
「ん~? まあね。サーディアよりは話が通じると思うよ、セカンディア王家なら」
「そっか、王黎師匠、サーディアにも侵入したことがあるんでしたっけ」
「ええっ!?」
紀更の発言を受けて、ルーカスが驚愕の声を上げた。紅雷も声は上げなかったものの、尻尾と耳をピンと立てて驚愕の感情を示す。
キフェラ集落の共同営舎で王黎からサーディア侵入経験の話を聞いた時、ルーカスと紅雷は戦闘のけがによって寝ていたため、王黎のその過去については初耳だった。
「そんなたいしたことじゃなくて、ちょーーっと忍び込んだだけだよ?」
「その話は今度詳しく聞くことになっていたな。今ならいい暇潰しになるんじゃないか」
エリックが投げやりに言うと、王黎は曖昧に笑った。
「え~、もうちょっとあとにしませんか」
「王黎殿、そんなんだから良く思わない人も出てくるんですよ」
ルーカスは脱力した。
前回の旅で、エリックとルーカスは騎士団から、王黎が裏切りの操言士でないか探れ、という密命を受けていた。結果はシロであると報告し騎士団もそれで納得したようだったが、疑われる原因を王黎自ら作っていたと知り、かけるべき言葉が見つからない。
「いや~、ほら、実際に見ないとわからないことってあるじゃない?」
かつて戦争相手だった敵国で簡易ではあるが拘束されているというのに王黎がまったく焦ったり不安になったりしないでいられるのは、経験の差だろうか。
へらへらと笑う王黎とは対照的に、紀更は深いため息をついた。
◆◇◆◇◆
「ここへ連れてこい。私がじかに話したい」
「で、ですが」
「街長、場所を借りるぞ。それと迎えの手もな。マイケル、ビリー、今すぐ街の騎士と操言士を連れ立って、パーヴァルの里へ行け。明日の朝一でその者たちを伴って里を発ち、ここへ戻ってこい。ケイトはここに残って私の警護だ」
「御意」
騎士のマイケルと操言士のビリーは、多少不服そうではあったが頷いた。しかし女性騎士のケイトは頷かなかった。
「ケイト、異論があるようだな?」
「あります。危険です」
「危険はない。彼らに、私に危害を加える意思はない」
「なぜそう言いきれるのですか」
「私を狙うのが目的であれば、パーヴァルの里で捕まるような下手は打たないだろう。仮にそうだとしても、パーヴァルで捕まる程度の者たちならたいしたことはない」
「では、彼らの目的とは?」
ケイトに問われると女性はニヤりと笑った。
「この世界の謎を……世界の変化を見極めることだ」
◆◇◆◇◆
日が暮れる頃、ロムザの街長からの返事を受け取った里長ニルケはため息をついた。
「まさか、このタイミングでロムザの街にいらっしゃるなんて」
「また突発的な視察でしょうか」
ニルケのため息を拾ったエリノが声をかける。
オリジーア人の王黎たちを拘束したのち、ニルケはまず、最寄りで最も大きな都市部であるロムザの街長宛に手紙を書き、操言の力でそれを飛ばした。手紙はすぐにロムザに届き、街長もその場で開封してくれたことだろう。そしてすぐに返事が来たわけだが、その内容はニルケの予想と違っていた。
「エリノ、迎えの騎士と操言士がこちらへ向かっています。到着次第ひとまずお休みいただいて、明日の朝一で出発です」
「里の者も同道させますか」
「それは迎えの方々の判断に任せましょう」
「里長、彼らに動きはありませんか。もしも迎えが来るまでに逃げたりしたら」
ヤースが不安げに尋ねた。
オリジーアからの侵入者を捕らえることは、戦争をしていた時代はままあったらしいが、ヤースが生まれてからは初めての事態だ。
「おとなしく、北の空き家で待機しているようです」
「見張りはマークだけでよろしいのですか」
「大丈夫でしょう。あの子も馬鹿ではありません。自分が里の中で数少ない男手の一人であることは自覚しています。自分が見張りを任されている理由も、罰だけではないと心得ているはずです」
パーヴァルの里は、セカンディアの中でも特に貧しい都市部だ。そして孤児が多い。しかもその多くは女児だ。男児は成長すると、やがて仕事を求めてもっと大きな都市部へ流出する。そうして稼ぎを得て故郷であるパーヴァルの里へ仕送りをしてくれる者もいるが、それは微々たる量で、里はいつまで経っても生きるだけで精一杯だ。
ゆえに、マークぐらいのまだ少年と言える年齢であっても、パーヴァルの里にとっては貴重な男手の一人だ。大人ではないが、完全な子供でもない。大人の男性が少ないからこそ自分が里に必要とされていることは、本人も十分自覚しているはずだ。
「エリノ、最低限の水と食事を彼らに届けなさい。明日、ロムザの街に連れていくのに倒れられては困りますからね」
「ロムザへ移送されることは伝えますか」
「明日になればわかることです。伝える必要はありません」
「わかりました」
エリノは頷くと、里長の私邸を出ていった。
◆◇◆◇◆
その夜、紀更たちは支給されたわずかな水とパンで空腹を紛らわせた。
捕らえた異国の者に手厚く施しを授けるつもりはないのだろうが、そもそもこの程度の食事がこの里の普通なのかもしれない。里の周囲のあの乾いた土では、豊かな穀物の実りなど期待できないだろう。
「マーク、僕らはとりあえず逃げないから、キミも疲れたなら寝ていいよ」
狭い空き家の中でそれぞれ身体を横たえて睡眠に入ろうとしたタイミングで、王黎はそう声をかけた。里長に言われたとおり、マークは律儀に紀更たちの見張りを続けている。交代がいないことから、このまま夜通し監視を続けるだろう。
だが、大人の王黎やユルゲンたちならいざ知らず、紀更よりも若いまだ少年の彼に不眠不休の見張りを続けさせるのはかわいそうだ。
「お前、監視対象に寝ていいと言われて寝る見張りがいると思うのか」
「ごもっともだね。でも本心だよ。キミの好きにすればいいけどさ」
王黎に言われて、マークはふんと鼻を鳴らしてそっぽを向いた。
そうして紀更たちは少し肌寒い夏の一夜を、狭い空き家の中で過ごした。
◆◇◆◇◆
うっすらと朝日が差し込み始める早朝。北の空き家付近に数人の足音が響いた。
地面を揺らすその音と衝撃、それから何人かの話し声で紀更たちは浅い眠りから目覚めた。
「マーク、来なさい」
外にいた女性に呼ばれて、目の下に隈をこしらえたマークは緩慢な動作で空き家を出る。東の空のまだ低い日光の眩しさに目を細めてから、エリノとヤースに挟まれた里長ニルケにマークは視線を向けた。
「彼らは?」
「全員います。たぶん、いま起きたかと」
「わかりました。彼らには、これからロムザの街へ移動してもらいます。マーク、あなたへの罰を終えます。帰って休んでいいですよ」
「どうなるんですか」
里長のニルケに、マークはかすれた声で尋ねた。
「ロムザの街でアイツらは」
「話を聞きたいと、そうおっしゃっているようです」
「ロムザの街長が?」
「……いいえ」
ニルケは少し間を置いてから首を横に振った。
詳しくを語らないニルケの態度に、マークは焦りと不安がつのる。
「里長、ロムザの街までオレも」
「その必要はありません。ロムザの街へは、こちらの方々が連れていきます」
ニルケはマークを制して、うしろに待機している騎士と操言士を示した。ロムザの街に常駐している騎士と操言士にしてはやけに血色のいい人物たちで、着ている装具も質の高そうなものだった。
マークは不審に思う気持ちを隠さず、ニルケに誰ですか、と問う。するとニルケは抑揚のない声で答えた。
「こちらは王都シューリトンの方々……ステファニー女王の護衛の方々です」
(ステファニー女王の!?)
予想してなかったニルケの答えに、マークの寝不足の頭は一気に覚醒した。
(なんで女王の護衛が?)
マークの驚きと不安をよそに、大人たちはいくつかの会話を重ねると小さな小屋から異邦人たちを連れ出して先導する。マークはただ、疑問だらけの表情でその光景を見つめるしかできない。
「じゃあね、マーク」
右手首にニルケの操言の力で作られた黒い半透明の輪を付けたまま、王黎はマークに笑顔で別れを告げた。ほかの仲間は黙っていたが、紀更だけは何かを言いたそうに最後までマークの表情をうかがっていた。
「なあ……あっ、おい」
「少年、近寄るな」
異邦人たちに近付こうとしたマークを、騎士の一人が制止する。その迫力にマークはぐっと息を呑んだ。
紀更たちはロムザの街から来たという騎士たちに監視されながら、一台の幌馬車にぎゅうぎゅうに押し込まれるように乗り込んだ。
「狭いですね~」
「俺たちが多すぎるんだろう」
相変わらず場の空気を読まずのんきに感想を述べる王黎に、ユルゲンが嘆息する。
操言の力の黒い輪のほかに縄で縛るなどの拘束はされなかったが、向けられるロムザの騎士たちの目は冷たく険しい。これ以上無駄口をたたくと叱責されそうだ。
「では里長殿、あとはお任せを」
「はい。また何かあればすぐに知らせます」
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