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第15話 異国の操言士と救出作戦
1.不安な夜(下)
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紀更を守ることが、自分の役目だったはずなのに。襲ってくる怪魔にだけ対処していればいいと、油断した。まさか怪魔ではなく、人間の手が紀更の身に伸びるなんて。オリジーアではなくセカンディアという異国の地にいるという状況のせいで、操言士を誘拐しているピラーオルドへの警戒心が薄くなってしまっていた。
「あたしのせいです」
「いいえ、紅雷さん。わたくしたちパーティは一蓮托生。誰か一人のせいではありませんわ。全員の責任です」
「でも!」
「どうか落ち着いて。その腕のミサンガにふれましょう」
最美に言われて、紅雷は紀更からもらったミサンガにふれた。すると、そこに込められた紀更の操言の力がほんのりとあたたかく感じられて、今にも溢れそうだった紅雷の涙はゆっくりと止まった。
「それは紀更様からいただいたものですわね」
「そうです。セカンディアの始海の塔にいた時に、紀更様が編んでくれたんです」
「飛び上がるほどに嬉しいですよね、自分の操言士からの贈り物は」
「最美さんも、そのチョーカーは師匠さんからの贈り物なんですか」
「ええ」
首に巻いているチョーカーにはめ込まれた柘榴石を、最美は愛おしそうに指先でなでた。
定期的に、王黎が操言の力を込めて保守している柘榴石。それを身に着けているということは、常に自分の操言士が傍にいるも同然だ。それは言従士にとって嬉しくて安心できる、強い心の支えだ。
「これを首に巻いていると、わたくしは我が君の物であると証明されている気がして、嬉しくて死んでしまいそうです。間違いなく、わたくしは我が君の所有物なのだと」
「わかります。あたしも、このミサンガを身に着けることで、間違いなく紀更様の言従士なんだ、って思えて嬉しいです。あたしはミズイヌだから、最美さんのチョーカーみたいに首輪でもよかったかも」
最美の恍惚とした表情を見上げて、紅雷は小さく笑った。
思えば、このパーティに最美がいてくれてよかったと思う。言従士という言葉も知らず、操言士についてもそう詳しく知らなかった紅雷が、「操言士紀更」の言従士としてこれまでやって来られたのは、最美という言従士のお手本が近くにいてくれたからだ。
「最美さんも、師匠さんと離れている時は不安でしょう?」
「ええ、とても。我が君が無事かどうか、それを思うととても眠る気にはなれませんわね」
「そう! そっちなんですよね! 自分が、というより、紀更様が無事かなーって」
「自分の身はどうなっても構わないですものね」
「あたし、言従士って幸せだと思うんです。だって、こんなにも迷いなく自分のすべてを捧げられるんですよ? しかもその相手は、迷って悩んで立ち止まる時もあるけど、いつだってひたむきに頑張る人で」
「自分ではない誰かのために……国に生きるすべての人のために、いつだってその身を尽くそうとする操言士。誇りに思いますわね、そんな方を身近で支えられることを」
「そうなんです! どうしてあたしたちの感覚って、わかってもらえないんですかね」
紅雷はしょぼんとした表情になった。
紀更に頼られて、紀更に命じられて、紀更のために働けることはとても嬉しいことなのに。その感覚は、どうも言従士ではない人には理解しがたいものがある。紀更の両親がわかりやすい例だ。自分の娘を様付けで呼ぶ紅雷のことを、どこか距離をとって見ていた。紀更の幼馴染のサムにしたって、紅雷のことを「紀更の言従士」としてどこまで理解できていたか。結局、「言従士紅雷」のことを淡々と受け入れてくれたのは、操言士団守護部のラファルやミッチェルたち、つまり身内だ。
「言従士でない方には、違う形でそういうものがあるのでしょう」
「違う形?」
「自分の生まれてきた理由、生きる理由、ここに存在する意義。それらがないわけではありません。ただ形が違うから、きっと互いに理解しにくいだけですわ。毎日焼きたてのパンを焼くことこそ自分の使命だと感ずる人もいれば、長い時間をかけて巨大な橋を建設することが使命だと思う人もいます。その形の見た目や、その色を表現する言葉は違いますが、きっと本質は一緒です。生きる理由、心を尽くしたい相手、もしくは何か。それらと出会えた喜び、そして失うことへの恐れ。言従士にとっての操言士のようなものは、きっと誰しも持っているのです」
「じゃあ、傭兵さんにとってのそれは、あたしと同じで紀更様なのかなあ」
ここ数日で確実に紀更との距離を詰めた黒髪の傭兵を脳裏に描いて、紅雷は呟いた。思わずため息も出てしまう。
紀更が攫われたことに動揺しているのは紅雷だけではない。師匠の王黎や護衛騎士のエリックたちもそうだが、ユルゲンはかなり感情的に動揺している。けれど、その苛立ちや怒りを必死で抑えている。裏を返せば、それほどユルゲンにとって紀更は大事な存在なのだろう。護衛の仕事がどうとか、そういうビジネスライクなことはもうとっくに飛び越えて、関係なくなっているに違いない。今の彼は、惚れた女を奪われて怒り狂う寸前の獣も同然なのだろう。
「水の村レイトで合流した時から紀更様とユルゲン様を見ていますが、そうですね。今ではすっかり、という感じですわね。紅雷さんにとっては面白くないかもしれませんが」
「あたし、最美さんたちが羨ましいな、って思うこともあります。師匠さんと最美さんは操言士と言従士で、しかも恋人同士でしょう? 特別な関係が二倍になってるみたいで……でも、じゃああたしは紀更様の恋人になりたいかって考えると、それは違うんです。あたしは紀更様の恋人になりたいんじゃなくて、やっぱり言従士として、操言士である紀更様の役に立ちたい。言従士の立場から、紀更様に幸せになってほしいって思う。だから、紀更様と傭兵さんが恋人同士なのは……うーん、完全に受け入れたくはないんですけど、でもそれが紀更様の幸せなら……」
邪魔をするつもりも反対するつもりもない。ただ、紀更の隣は言従士の自分の居場所だと思っているから、たまにユルゲンに噛み付くぐらいは許してほしいかもしれない。
「紅雷さんは立派な言従士です。必ず紀更様を助けましょう」
最美はふんわりとほほ笑んだ。紅雷も、最美に力強く頷く。
(あたしにとって大事な人、傭兵さんにとって大事な人……)
それが重なったからといって、紅雷の役目が変わるわけではない。ユルゲンがいとしい人を助けたいと思うように、紅雷だって大事な人を助けたい。そのためにも、しっかり休息をとって体調を万全にすることが必要だ。
紅雷と最美は、小さくなっていく客室の明灯器の灯りの中で寝台に横たわり、静かに目を閉じた。
◆◇◆◇◆
「本当なんですか。あなたは、コリン団長の息子さん?」
親子であると知ったうえで見てみれば、確かにあまり感情の変化を映さない目はコリンに似ている気がする。だが、コリンに息子がいるだなんて聞いたことがない。王黎をはじめ、これまでに出会ったどの操言士も、そんなことは一言も話題に出さなかった。
「ちなみに父は知らない。母は未婚で俺を産み、一人で俺を育てた」
「そんな……どうしてコリン団長の息子さんがピラーオルドに!?」
それは疑問というよりも、憤りとやるせなさだった。操言士団団長の息子なら、オリジーアにとって操言士がどれだけ必要な存在か、重々理解しているはずだ。ピラーオルドがオリジーアに対して、そして操言士に対してしていることに怒りを覚えないのだろうか。
「俺はオリジーアという国に……正確には平和民団に、心底嫌気が差したんだ。特に華族なんて呼ばれている奴らをな。皆殺しにしたいくらい憎く思っている」
「えっ!?」
「だが一人ではできそうにないから国を裏切った。今ではピラーオルドの極東幹部だ」
「極東幹部……」
「西方幹部の馬龍とは何度か顔を合わせているだろう? 北方幹部ライオス、中央幹部アンジャリとも。そこで寝ているのは東方幹部の奈月だ。そして、もうすぐここに来るのが南方幹部のカギソ」
「どうして……」
アーサーはやはり何か変だ。やけに容易に身の上話をしてくれる。そしてそれだけではなく、ピラーオルドの内情をもらしている。まるで手品の種明かしをするように。それを紀更に伝える必要などないはずなのに。
彼は暇潰しと言ったが、紀更の心を揺るがすようなことを伝えて紀更の反応をうかがっているとも言った。ならば、アーサーの思惑に乗せられて取り乱してはいけない。そう思うのだが、ピラーオルドについて知ることのできるまたとない好機に、紀更は平常心ではいられなかった。
「あたしのせいです」
「いいえ、紅雷さん。わたくしたちパーティは一蓮托生。誰か一人のせいではありませんわ。全員の責任です」
「でも!」
「どうか落ち着いて。その腕のミサンガにふれましょう」
最美に言われて、紅雷は紀更からもらったミサンガにふれた。すると、そこに込められた紀更の操言の力がほんのりとあたたかく感じられて、今にも溢れそうだった紅雷の涙はゆっくりと止まった。
「それは紀更様からいただいたものですわね」
「そうです。セカンディアの始海の塔にいた時に、紀更様が編んでくれたんです」
「飛び上がるほどに嬉しいですよね、自分の操言士からの贈り物は」
「最美さんも、そのチョーカーは師匠さんからの贈り物なんですか」
「ええ」
首に巻いているチョーカーにはめ込まれた柘榴石を、最美は愛おしそうに指先でなでた。
定期的に、王黎が操言の力を込めて保守している柘榴石。それを身に着けているということは、常に自分の操言士が傍にいるも同然だ。それは言従士にとって嬉しくて安心できる、強い心の支えだ。
「これを首に巻いていると、わたくしは我が君の物であると証明されている気がして、嬉しくて死んでしまいそうです。間違いなく、わたくしは我が君の所有物なのだと」
「わかります。あたしも、このミサンガを身に着けることで、間違いなく紀更様の言従士なんだ、って思えて嬉しいです。あたしはミズイヌだから、最美さんのチョーカーみたいに首輪でもよかったかも」
最美の恍惚とした表情を見上げて、紅雷は小さく笑った。
思えば、このパーティに最美がいてくれてよかったと思う。言従士という言葉も知らず、操言士についてもそう詳しく知らなかった紅雷が、「操言士紀更」の言従士としてこれまでやって来られたのは、最美という言従士のお手本が近くにいてくれたからだ。
「最美さんも、師匠さんと離れている時は不安でしょう?」
「ええ、とても。我が君が無事かどうか、それを思うととても眠る気にはなれませんわね」
「そう! そっちなんですよね! 自分が、というより、紀更様が無事かなーって」
「自分の身はどうなっても構わないですものね」
「あたし、言従士って幸せだと思うんです。だって、こんなにも迷いなく自分のすべてを捧げられるんですよ? しかもその相手は、迷って悩んで立ち止まる時もあるけど、いつだってひたむきに頑張る人で」
「自分ではない誰かのために……国に生きるすべての人のために、いつだってその身を尽くそうとする操言士。誇りに思いますわね、そんな方を身近で支えられることを」
「そうなんです! どうしてあたしたちの感覚って、わかってもらえないんですかね」
紅雷はしょぼんとした表情になった。
紀更に頼られて、紀更に命じられて、紀更のために働けることはとても嬉しいことなのに。その感覚は、どうも言従士ではない人には理解しがたいものがある。紀更の両親がわかりやすい例だ。自分の娘を様付けで呼ぶ紅雷のことを、どこか距離をとって見ていた。紀更の幼馴染のサムにしたって、紅雷のことを「紀更の言従士」としてどこまで理解できていたか。結局、「言従士紅雷」のことを淡々と受け入れてくれたのは、操言士団守護部のラファルやミッチェルたち、つまり身内だ。
「言従士でない方には、違う形でそういうものがあるのでしょう」
「違う形?」
「自分の生まれてきた理由、生きる理由、ここに存在する意義。それらがないわけではありません。ただ形が違うから、きっと互いに理解しにくいだけですわ。毎日焼きたてのパンを焼くことこそ自分の使命だと感ずる人もいれば、長い時間をかけて巨大な橋を建設することが使命だと思う人もいます。その形の見た目や、その色を表現する言葉は違いますが、きっと本質は一緒です。生きる理由、心を尽くしたい相手、もしくは何か。それらと出会えた喜び、そして失うことへの恐れ。言従士にとっての操言士のようなものは、きっと誰しも持っているのです」
「じゃあ、傭兵さんにとってのそれは、あたしと同じで紀更様なのかなあ」
ここ数日で確実に紀更との距離を詰めた黒髪の傭兵を脳裏に描いて、紅雷は呟いた。思わずため息も出てしまう。
紀更が攫われたことに動揺しているのは紅雷だけではない。師匠の王黎や護衛騎士のエリックたちもそうだが、ユルゲンはかなり感情的に動揺している。けれど、その苛立ちや怒りを必死で抑えている。裏を返せば、それほどユルゲンにとって紀更は大事な存在なのだろう。護衛の仕事がどうとか、そういうビジネスライクなことはもうとっくに飛び越えて、関係なくなっているに違いない。今の彼は、惚れた女を奪われて怒り狂う寸前の獣も同然なのだろう。
「水の村レイトで合流した時から紀更様とユルゲン様を見ていますが、そうですね。今ではすっかり、という感じですわね。紅雷さんにとっては面白くないかもしれませんが」
「あたし、最美さんたちが羨ましいな、って思うこともあります。師匠さんと最美さんは操言士と言従士で、しかも恋人同士でしょう? 特別な関係が二倍になってるみたいで……でも、じゃああたしは紀更様の恋人になりたいかって考えると、それは違うんです。あたしは紀更様の恋人になりたいんじゃなくて、やっぱり言従士として、操言士である紀更様の役に立ちたい。言従士の立場から、紀更様に幸せになってほしいって思う。だから、紀更様と傭兵さんが恋人同士なのは……うーん、完全に受け入れたくはないんですけど、でもそれが紀更様の幸せなら……」
邪魔をするつもりも反対するつもりもない。ただ、紀更の隣は言従士の自分の居場所だと思っているから、たまにユルゲンに噛み付くぐらいは許してほしいかもしれない。
「紅雷さんは立派な言従士です。必ず紀更様を助けましょう」
最美はふんわりとほほ笑んだ。紅雷も、最美に力強く頷く。
(あたしにとって大事な人、傭兵さんにとって大事な人……)
それが重なったからといって、紅雷の役目が変わるわけではない。ユルゲンがいとしい人を助けたいと思うように、紅雷だって大事な人を助けたい。そのためにも、しっかり休息をとって体調を万全にすることが必要だ。
紅雷と最美は、小さくなっていく客室の明灯器の灯りの中で寝台に横たわり、静かに目を閉じた。
◆◇◆◇◆
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親子であると知ったうえで見てみれば、確かにあまり感情の変化を映さない目はコリンに似ている気がする。だが、コリンに息子がいるだなんて聞いたことがない。王黎をはじめ、これまでに出会ったどの操言士も、そんなことは一言も話題に出さなかった。
「ちなみに父は知らない。母は未婚で俺を産み、一人で俺を育てた」
「そんな……どうしてコリン団長の息子さんがピラーオルドに!?」
それは疑問というよりも、憤りとやるせなさだった。操言士団団長の息子なら、オリジーアにとって操言士がどれだけ必要な存在か、重々理解しているはずだ。ピラーオルドがオリジーアに対して、そして操言士に対してしていることに怒りを覚えないのだろうか。
「俺はオリジーアという国に……正確には平和民団に、心底嫌気が差したんだ。特に華族なんて呼ばれている奴らをな。皆殺しにしたいくらい憎く思っている」
「えっ!?」
「だが一人ではできそうにないから国を裏切った。今ではピラーオルドの極東幹部だ」
「極東幹部……」
「西方幹部の馬龍とは何度か顔を合わせているだろう? 北方幹部ライオス、中央幹部アンジャリとも。そこで寝ているのは東方幹部の奈月だ。そして、もうすぐここに来るのが南方幹部のカギソ」
「どうして……」
アーサーはやはり何か変だ。やけに容易に身の上話をしてくれる。そしてそれだけではなく、ピラーオルドの内情をもらしている。まるで手品の種明かしをするように。それを紀更に伝える必要などないはずなのに。
彼は暇潰しと言ったが、紀更の心を揺るがすようなことを伝えて紀更の反応をうかがっているとも言った。ならば、アーサーの思惑に乗せられて取り乱してはいけない。そう思うのだが、ピラーオルドについて知ることのできるまたとない好機に、紀更は平常心ではいられなかった。
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