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第04話 古の操言士と水の犬
1.魂と器と心(上)
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さかのぼること、十日以上前――。
団長執務室にいた操言士団団長コリン・シュトルツは、己に向かって飛んでくる操言の力の波動を感じ取り、執務室の窓を開けた。ほどなくして一通の手紙がまるで意思でもあるかのように風の流れに逆らって、空中に差し出されたコリンの手のひらへふわりと乗っかる。
(王黎……)
その手紙の差出人を確認したコリンは、ため息をついた。
昨日王都を出たばかりだというのに、早くも問題を起こしたか。それとも「特別な操言士」に何かが起きたか。良くない事態を想定しながら、コリンは手紙の封を開ける。だがそこに書かれていた内容は、コリンの心配とはまったく関係がなかった。むしろ、彼が己の務めを真面目に果たしているからこその報告だった。
コリンはすぐに、四部会の部長であるラファル守護部長とダミアン国内部長、それから副団長的な立ち位置にいる幹部操言士ジャックの三名を招集した。
「コリン団長、もしかして水の村レイトのことですか」
「ええ。たった今、守護部の師範操言士王黎から手紙を受け取ったところです」
コリンがそう言うと、守護部の部長であるラファルは苦い表情を浮かべた。
(あの野郎、まずは俺に最初に報告しろっての!)
「レイトの祈聖石が、原因不明の無効化状態にあったとのことです」
コリンは王黎からの報告をもとに、ほかの三名に状況を伝えた。
水の村レイト付近の祈聖石が、なぜか効力を失っていたこと。そのせいなのか、村の南に大量の怪魔が出現して、村の操言士および王黎が、急遽殲滅にあたったこと。
それらの情報は、レイト操言支部の操言士から国内部部長ダミアンへも、王黎の手紙と同じ手段で報告されていた。
「まず危惧すべきは、他国の間者などによる仕業なのかどうかです。ラファル、見解を」
「見解と言っても、現状では白黒つけられません。守護部の操言士が国境付近の見張りを行っていますが、侵入者がいたという報告はないですし、他国の操言士や騎士が王都に近い水の村レイトまで、我々に気付かれずに近付けるはずはないでしょう。ただ、祈聖石の効力がなんの前触れもなくいきなり自然に消えることはあり得ないはず。無効化は操言士の仕業によるもの、と考えざるを得ないでしょうね」
ラファルがそう告げると、ジャックも同意した。
「祈聖石という生活器が発明されてから何十年も経っているが、どの祈聖石も定期的に保守しており、ラファルの言うとおり祈聖石が突如効力を失うことは考えにくい。原因は人為的なもので間違いないでしょうな」
ジャックとラファルの意見を、コリンは一度自分の頭の中にとどめた。証拠がないので二人の主張はすべて推測にすぎないが、団長という立場の自分が推測をむやみに肯定することは危険だ。
「コリン団長、王黎はあなたに向けて、ほかにも何か書いてきたのでは?」
王黎の上司であるラファルは、王黎が上司の自分ではなくご丁寧にも団長であるコリンに直接手紙を出した点を踏まえて尋ねた。
「〝特別な操言士〟を連れて祈聖石巡礼の旅に出たいと、希望を述べています」
(っ……あンっのド阿呆!)
とんでもない要求を操言士団団長にじかに述べる王黎を、ラファルは胸中で罵った。
そもそも、いくら最高段位の師範の称号を得ているからといって、一介の操言士が支部長や四部会の部長を通さず、直接団長にコンタクトをとること自体、ラファルとしては遠慮してほしい行為だ。コリンもほかの操言士も、王黎がそういう型破りで自由すぎる人間だと知っているから諦め半分でどことなく許されているものの、もう少し組織の縦のつながりを慮ってほしいものだ。
「無茶を言うねえ」
齢六十を過ぎた国内部部長のダミアンは、のんびりした声で呟いた。彼は守護部ではなく国内部の操言士だが、守護部所属の操言士王黎の自由奔放さはよく知っていた。
「特別な操言士はまだ見習いの身分だ。成人済という年齢であるゆえ、一日でも早く操言院の修了試験に合格してもらいたい。そのためには、操言院に缶詰め状態であるというのが彼女のあるべき姿だと聞いていたがね?」
「そのとおりだ」
ダミアンから確認の眼差しを向けられた幹部操言士のジャックは頷いた。
「だが、師匠である操言士王黎から提言があってな。一日も早い合格のためにも、特別な操言士には休養が必要だと」
「それはまあ、わかるがねえ。王都のすぐ隣のレイトで束の間の休養をとることと旅に出ることは、まったく別の話だ」
ダミアンは、今度はコリンの方に視線を向けた。
「〝史上最年少師範操言士〟と〝特別な操言士〟。その二人の祈聖石巡礼の旅を、まさか許可するつもりですかい、コリン団長」
コリンは答えず、沈黙した。
正直なところ、悩んでいる。
王黎は、水の村レイトの祈聖石の異常を軽視していない。祈聖石が無効化された原因はいくつか推測できるが、彼が最も恐れているのは「裏切りの操言士」による犯行だ。そしてその可能性を恐れているのはコリンとて同じだ。
王黎は確かに自由人でたびたび他者を振り回すが、その知性や実力は本物だ。まだ三十歳という年齢を若いとみくびることは簡単だが、そんな風に彼を侮る者はもれなく、己の程度が低いのだと後々に思い知らされる。
(現場にいる王黎が、何かいつもと違う事態が起きていると警戒心を高めている)
コリンは黙したまま思考する。王黎は、思いついたから旅に出たいと言っているのではない。そうすることが必要だから、言っているのだ。
(でも、旅が必要な理由は祈聖石の異常のためか、それとも特別な操言士のためか)
王黎は侮れない男だ。コリンは重々そのことを知っている。彼はちゃらんぽらんな表情の下で、いくつもの考えを同時にめぐらしている。ひとつの行動でふたつも三つも成果を得ようとする。そして多くの場合、しっかりと狙い通りのものを手に入れてしまうのだ。
(祈聖石の異常、裏切りの操言士の可能性、特別な操言士との巡礼の旅……)
これまでになかった事象、何かが変わる予感。それは恐れる未来をもたらす前触れか。
コリンは揺れる思いを隠しながら決断を下した。
◆◇◆◇◆
初代操言士――。その存在について知っているのは、操言士だけではない。操言の力を持たない平和民団の子供たちも、国が運営する教育機関の「光学院」に行けば、その存在について習う機会がある。
紀更が通った光学院の教師いわく、初代操言士とは初代オリジーア王と並ぶ、偉大な人物である。初代オリジーア王と同じく、光の神様カオディリヒスから「力」を授けられた人間の一人で、のちに「操言の力」と呼ばれる神様のその力を使って、人々の暮らしをより豊かに、より便利に変え、多くの人々の助けとなり支えとなったのだ。
(その初代操言士が、このお爺さん……)
フードを目深にかぶって表情を見せない老人を、紀更は驚愕と畏敬のこもった目でまじまじと見つめた。
(じゃあ隣の人は、初代操言士とどういう関係の人なの)
老人の隣に立つ女性は髪も肌も、目の色すらも色素が薄く、まるで生気がない。少し中性的な顔立ちをしているので、もしも美少年だと紹介されたなら線の細い少年だと錯覚してしまいそうだ。オリジーアでは見慣れないデザインの服から推察するに、サーディアの民なのだろうか。
「違う……待ってください、変ですよね。どうして……どうして初代操言士が生きているんですか!? オリジーアが建国されたのは四百年以上前なのに!」
フードの老人と女性は驚く紀更には構わず、ゆったりと丸テーブルへ歩み寄り、それぞれ椅子に腰掛けた。まるで自宅の中で過ごしているような自然な所作だ。
しかし、騎士二人とユルゲン、そして王黎はその二人に気を許してはおらず、立ったまま警戒の眼差しを向けた。座ったままの紀更も、同じ目線になった老人と女性から目をそらせない。
「まあ、座りんしゃい。腹が減っておるじゃろ」
「皆さん、どうぞ食事をいただいてください」
老人がのんびりと声をかけ、女性の方も静かな声でうながす。
すると、王黎が手を伸ばしていたティーカップセットぐらいしかなかったはずのテーブルの上に、サラダの盛られた皿、パンの入った小ぶりのバスケット、食欲をそそる香ばしい焼きたてソーセージなど、立派な朝食が一瞬で出現し、一同を驚かせた。
「ええっ!?」
「これは……」
「す、すごいですねえ!」
「操言の力?」
「つくづくなんでもありだな、この場所は」
紀更は目を見開いて驚き、エリックも一言発して言葉を失う。ルーカスの声量が一番大きく、王黎は驚きはしたもののすぐに冷静さを取り戻した。そしてユルゲンは何が起きてももう驚かなくなったようで、目の前で起きた現象をすぐに受け入れた。
団長執務室にいた操言士団団長コリン・シュトルツは、己に向かって飛んでくる操言の力の波動を感じ取り、執務室の窓を開けた。ほどなくして一通の手紙がまるで意思でもあるかのように風の流れに逆らって、空中に差し出されたコリンの手のひらへふわりと乗っかる。
(王黎……)
その手紙の差出人を確認したコリンは、ため息をついた。
昨日王都を出たばかりだというのに、早くも問題を起こしたか。それとも「特別な操言士」に何かが起きたか。良くない事態を想定しながら、コリンは手紙の封を開ける。だがそこに書かれていた内容は、コリンの心配とはまったく関係がなかった。むしろ、彼が己の務めを真面目に果たしているからこその報告だった。
コリンはすぐに、四部会の部長であるラファル守護部長とダミアン国内部長、それから副団長的な立ち位置にいる幹部操言士ジャックの三名を招集した。
「コリン団長、もしかして水の村レイトのことですか」
「ええ。たった今、守護部の師範操言士王黎から手紙を受け取ったところです」
コリンがそう言うと、守護部の部長であるラファルは苦い表情を浮かべた。
(あの野郎、まずは俺に最初に報告しろっての!)
「レイトの祈聖石が、原因不明の無効化状態にあったとのことです」
コリンは王黎からの報告をもとに、ほかの三名に状況を伝えた。
水の村レイト付近の祈聖石が、なぜか効力を失っていたこと。そのせいなのか、村の南に大量の怪魔が出現して、村の操言士および王黎が、急遽殲滅にあたったこと。
それらの情報は、レイト操言支部の操言士から国内部部長ダミアンへも、王黎の手紙と同じ手段で報告されていた。
「まず危惧すべきは、他国の間者などによる仕業なのかどうかです。ラファル、見解を」
「見解と言っても、現状では白黒つけられません。守護部の操言士が国境付近の見張りを行っていますが、侵入者がいたという報告はないですし、他国の操言士や騎士が王都に近い水の村レイトまで、我々に気付かれずに近付けるはずはないでしょう。ただ、祈聖石の効力がなんの前触れもなくいきなり自然に消えることはあり得ないはず。無効化は操言士の仕業によるもの、と考えざるを得ないでしょうね」
ラファルがそう告げると、ジャックも同意した。
「祈聖石という生活器が発明されてから何十年も経っているが、どの祈聖石も定期的に保守しており、ラファルの言うとおり祈聖石が突如効力を失うことは考えにくい。原因は人為的なもので間違いないでしょうな」
ジャックとラファルの意見を、コリンは一度自分の頭の中にとどめた。証拠がないので二人の主張はすべて推測にすぎないが、団長という立場の自分が推測をむやみに肯定することは危険だ。
「コリン団長、王黎はあなたに向けて、ほかにも何か書いてきたのでは?」
王黎の上司であるラファルは、王黎が上司の自分ではなくご丁寧にも団長であるコリンに直接手紙を出した点を踏まえて尋ねた。
「〝特別な操言士〟を連れて祈聖石巡礼の旅に出たいと、希望を述べています」
(っ……あンっのド阿呆!)
とんでもない要求を操言士団団長にじかに述べる王黎を、ラファルは胸中で罵った。
そもそも、いくら最高段位の師範の称号を得ているからといって、一介の操言士が支部長や四部会の部長を通さず、直接団長にコンタクトをとること自体、ラファルとしては遠慮してほしい行為だ。コリンもほかの操言士も、王黎がそういう型破りで自由すぎる人間だと知っているから諦め半分でどことなく許されているものの、もう少し組織の縦のつながりを慮ってほしいものだ。
「無茶を言うねえ」
齢六十を過ぎた国内部部長のダミアンは、のんびりした声で呟いた。彼は守護部ではなく国内部の操言士だが、守護部所属の操言士王黎の自由奔放さはよく知っていた。
「特別な操言士はまだ見習いの身分だ。成人済という年齢であるゆえ、一日でも早く操言院の修了試験に合格してもらいたい。そのためには、操言院に缶詰め状態であるというのが彼女のあるべき姿だと聞いていたがね?」
「そのとおりだ」
ダミアンから確認の眼差しを向けられた幹部操言士のジャックは頷いた。
「だが、師匠である操言士王黎から提言があってな。一日も早い合格のためにも、特別な操言士には休養が必要だと」
「それはまあ、わかるがねえ。王都のすぐ隣のレイトで束の間の休養をとることと旅に出ることは、まったく別の話だ」
ダミアンは、今度はコリンの方に視線を向けた。
「〝史上最年少師範操言士〟と〝特別な操言士〟。その二人の祈聖石巡礼の旅を、まさか許可するつもりですかい、コリン団長」
コリンは答えず、沈黙した。
正直なところ、悩んでいる。
王黎は、水の村レイトの祈聖石の異常を軽視していない。祈聖石が無効化された原因はいくつか推測できるが、彼が最も恐れているのは「裏切りの操言士」による犯行だ。そしてその可能性を恐れているのはコリンとて同じだ。
王黎は確かに自由人でたびたび他者を振り回すが、その知性や実力は本物だ。まだ三十歳という年齢を若いとみくびることは簡単だが、そんな風に彼を侮る者はもれなく、己の程度が低いのだと後々に思い知らされる。
(現場にいる王黎が、何かいつもと違う事態が起きていると警戒心を高めている)
コリンは黙したまま思考する。王黎は、思いついたから旅に出たいと言っているのではない。そうすることが必要だから、言っているのだ。
(でも、旅が必要な理由は祈聖石の異常のためか、それとも特別な操言士のためか)
王黎は侮れない男だ。コリンは重々そのことを知っている。彼はちゃらんぽらんな表情の下で、いくつもの考えを同時にめぐらしている。ひとつの行動でふたつも三つも成果を得ようとする。そして多くの場合、しっかりと狙い通りのものを手に入れてしまうのだ。
(祈聖石の異常、裏切りの操言士の可能性、特別な操言士との巡礼の旅……)
これまでになかった事象、何かが変わる予感。それは恐れる未来をもたらす前触れか。
コリンは揺れる思いを隠しながら決断を下した。
◆◇◆◇◆
初代操言士――。その存在について知っているのは、操言士だけではない。操言の力を持たない平和民団の子供たちも、国が運営する教育機関の「光学院」に行けば、その存在について習う機会がある。
紀更が通った光学院の教師いわく、初代操言士とは初代オリジーア王と並ぶ、偉大な人物である。初代オリジーア王と同じく、光の神様カオディリヒスから「力」を授けられた人間の一人で、のちに「操言の力」と呼ばれる神様のその力を使って、人々の暮らしをより豊かに、より便利に変え、多くの人々の助けとなり支えとなったのだ。
(その初代操言士が、このお爺さん……)
フードを目深にかぶって表情を見せない老人を、紀更は驚愕と畏敬のこもった目でまじまじと見つめた。
(じゃあ隣の人は、初代操言士とどういう関係の人なの)
老人の隣に立つ女性は髪も肌も、目の色すらも色素が薄く、まるで生気がない。少し中性的な顔立ちをしているので、もしも美少年だと紹介されたなら線の細い少年だと錯覚してしまいそうだ。オリジーアでは見慣れないデザインの服から推察するに、サーディアの民なのだろうか。
「違う……待ってください、変ですよね。どうして……どうして初代操言士が生きているんですか!? オリジーアが建国されたのは四百年以上前なのに!」
フードの老人と女性は驚く紀更には構わず、ゆったりと丸テーブルへ歩み寄り、それぞれ椅子に腰掛けた。まるで自宅の中で過ごしているような自然な所作だ。
しかし、騎士二人とユルゲン、そして王黎はその二人に気を許してはおらず、立ったまま警戒の眼差しを向けた。座ったままの紀更も、同じ目線になった老人と女性から目をそらせない。
「まあ、座りんしゃい。腹が減っておるじゃろ」
「皆さん、どうぞ食事をいただいてください」
老人がのんびりと声をかけ、女性の方も静かな声でうながす。
すると、王黎が手を伸ばしていたティーカップセットぐらいしかなかったはずのテーブルの上に、サラダの盛られた皿、パンの入った小ぶりのバスケット、食欲をそそる香ばしい焼きたてソーセージなど、立派な朝食が一瞬で出現し、一同を驚かせた。
「ええっ!?」
「これは……」
「す、すごいですねえ!」
「操言の力?」
「つくづくなんでもありだな、この場所は」
紀更は目を見開いて驚き、エリックも一言発して言葉を失う。ルーカスの声量が一番大きく、王黎は驚きはしたもののすぐに冷静さを取り戻した。そしてユルゲンは何が起きてももう驚かなくなったようで、目の前で起きた現象をすぐに受け入れた。
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