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第11話 無声の操言士と二人の動揺
2.長老(中)
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「私は後天的に操言の力を授かりました。どうしてなんでしょう。どうして……だって、操言の力を持っているかいないかは生まれた時に決まっているはずなのに。どうして一年前に私が? 〝特別な操言士〟はほかには誰もいないんですか。操言の力って何なんですか。操言士って……初代操言士はどんな人だったんですか。神様から力をもらった初代の王って、それは操言士とは呼ばないんですか。ああ、そう……」
考えるよりも先に口が動く。自分の口が発した言葉で気付きを得る。
「光の神様カオディリヒスから初代オリジーア王は力を授かったんですよね? その力は操言の力とは別なんですか。初代王や初代操言士のほかに神様から力をもらった人は……後天的に操言士になった人はいたんじゃないんでしょうか。何が……この国ができた時、初代王と初代操言士が生きていた時、何があったんですか。操言士という存在はどうして生まれたんですか」
どうして自分は後天的に力を授かったのか。そこから疑問はどんどん派生していく。
どうして、なぜ、理由は? そしてその疑問はスタート地点に回帰する。
「タクトさん、教えてください。この国の始まり……操言士の始まりを」
始海の塔にいたクォンとラルーカは、確かに紀更の知らないことを教えてくれた。しかし疑問が解消したというよりも、新たな謎が増えただけだった。そして王都になら答えがあるかもしれないと期待し、王都中央図書館にも行ってみたが結局答えは得られなかった。
しかし、操言士鳳山が自分の命と引き換えに守ってくれた資料があるカルディッシュになら、紀更の知りたいことの答えがあるかもしれない。
「初代操言士はどうして……」
この大陸で最初に操言士になった人。初めて操言士と呼ばれた人。
光の神様カオディリヒスから力を授かるとは、どんな心地なのだろう。その力をすぐに使えたのだろうか。その人はどうやって操言士になっていったのだろう。どんな操言士だったのだろう。それを知れば、自分が後天的に操言の力を授かった理由が、わかるかもしれない。紀更はすがるような目でタクトを見た。
「あら。おじいちゃん、どうしたの」
紀更の問いにタクトが沈黙していると、ずっと微動だにすらしなかったムクトルが突然自分の膝をたたき始めた。
「お話ししたいのね。ちょっと待ってね」
ムクトルの様子に気付いたエレノアが立ち上がり、壁に備え付けられている棚から大きな木の板を持ってくる。そこには板と同じサイズの紙が貼り付けられており、紙には日常会話でよく使われる文字や単語が小さく書かれていた。
エレノアは、その木の板をムクトルの眼前に差し出す。するとムクトルはとても八十八歳には思えない機敏な動きで、紙に書かれた文字や単語を次々に指し示した。
「初代、操言士……不明……名前、すらない」
ムクトルが指差す単語を、喋れないムクトルに代わってエレノアが読み上げる。それはムクトルが紀更に伝えたいことのようだった。
「初代、レバ王と……齢、近く……だが、資料ない……ロゴイエマレス、も……苦労」
「ロゴイエマレス? 『空白の物語』の作者の?」
紀更は反応したが、エレノアは自分の人差し指を鼻に当てて紀更を制した。
「おじいちゃんが言いたいことを全部言うまではちょっと待っていてくださいね。おじいちゃん、続きを」
エレノアにうながされて、ムクトルの指は動き続けた。
「レバ王、と……面識は、あった……だが、王家、関わり、薄く……王家の、資料にも、記……されない。代わり、王都……離れる、初代操言士……気配。子も、いた」
(初代操言士の子供……フォスニアの初代女王、ザンドラさんのことかしら)
今度は口を挟まないように、紀更は心の中で、始海の塔のラルーカが教えてくれた初代操言士の娘の名を呟いた。
「なぜ、ない……時代か。本人、そうした……または、誰かが、消した」
(消した?)
「歴史、残さない……不都合」
(そっか。偽史みたいに後世に残ると不都合だから、なかったことにされた可能性があるのね)
「ロゴイエマレス……どこで、知る」
ムクトルの手が止まる。感情の読めないしわくちゃの顔が、紀更をじっと見つめて静止した。ほぼ閉じられている状態の細目の向こうに小さく輝く瞳が、紀更の答えを心待ちにしているようだ。
「えっと」
エレノアの制止もないので、紀更はショルダーバッグから小さな本、『空白の物語Ⅰ』を取り出してタクトに手渡した。
「これは王都中央図書館の蔵書だね。紀更さんは入館を許可されたのかい? どうしてこの本がいまここにあるのかな」
「えっと、修了試験に合格するために、王黎師匠の同期の雛菊さんが特別に講師になってくださって、それで、私が初代操言士に興味があると言ったら自分の本来の勤め先の図書館のことを教えてくださったんです。入館申請はイレーヌ様が手続きをしてくださって……図書館に行ったら、リカルドさんがこの本を見せてくれたんです。ロゴイエマレスのことも教えてくださいました。地理や歴史の本を書いた人だと。リカルドさんは、なぜか私にこの本を持っていてほしいそうで……お断りしたんですけど。それで、あの、えっと、カルディッシュの図書室にこの本を置けないかと」
大量の情報を、紀更は一度に説明する。しかしリカルドの真意がわからない身としては、自分でも何を言っているのか支離滅裂に感じ、しどろもどろになってしまった。
そんな内容でも満足したらしく、ムクトルの指先はまたしなやかに動き始めた。
「ロゴイエマレス……鳳山師匠、前、時代……本、手紙、有意義……自分、思う……彼、操言士、疑惑。ロゴイエマレスは鳳山殿よりも前の時代に生きていた方で、本や手紙など、鳳山殿が歴史を研究するのにとても有意義な資料を残してくれたそうです。それから、ロゴイエマレスは操言士だったのではと」
ムクトルの示す単語のつながりを読み取り、エレノアは補完するように解説した。
「空白、物語……不思議な、本。Ⅰ、ある……ほか、ない……彼、なぜこれ……作る、何か、伝える……望み……後世」
(リカルドさんいわく、『空白の物語』はロゴイエマレスが書いた唯一のお話。つまり彼は、物語を書くのが生業だったわけじゃない。地理や歴史の本を多く残した人が、わざわざ書いた〝お話〟。何か意味があって、何かを後世に伝えたくて書いた?)
ムクトルが言わんとしていることを、紀更は胸の内で読み解く。
「紀更、持つ……リカルド、正しい」
「え?」
思わぬことをムクトルが主張したので、紀更の目は点になった。
「特別、操言士……歴史、ない、人……歴史、そのもの」
(過去に例のない〝特別な操言士〟の私は、歴史そのものだと?)
ムクトルの手がふいに止まる。ムクトルの口角が力の限り上につり上がり、とても嬉しそうな笑みを作った。
「紀更さん」
手を止めたムクトルに代わり、エレノアが紀更に語りかける。
「私は長老の孫なんです。物心ついた頃から、おじいちゃんとはこうやって、この板を使って会話をしていました。そして鳳山殿のこともよく聞きました。過去に何が起きたのか、それが今を生きている私たちにどう関係しているのか、どうすれば私たち子や孫の世代がより幸せに生きられるのか。そのことを常に考えている、優しいお人だったと」
紀更は神妙な表情でエレノアの言葉に聞き入った。
「今を知ることは過去を知ること。そして過去を知ることは未来を知ることです。紀更さんは、なぜか後天的に操言の力を授かった不思議な女の子。そんなあなたを〝特別な操言士〟と必要以上に呼び分けて揶揄したり区別したりする人が、少なからずいたと思います」
紀更という名前ではなく、「特別な操言士」という記号で呼んでくる人たち。
エレノアの言うとおり、そうやって紀更を記号で呼んだり見たりする人たちは揶揄、侮蔑、あるいは一定の線引きをして紀更を遠ざけたい気持ちを持っていた。そうして遠ざけられ、心無い言葉を浴びせられる紀更の気持ちなど想像することもなく。
「ですが、過去を学び未来を思う私たちからすれば、あなたは宝。この時代を照らす、まさに光です」
「私が、光? そんな……そんなこと」
「あなたが後天的に操言の力を授かったことには、きっと深い意味があるはずです。歴史的な意味、そして何か大きな使命が。あなたはもしかしたらこの国を……いえ、世界を変える。そんな特別な女の子なのかもしれません」
エレノアの声を聞くのと同時に、紀更の頭の中ではラルーカの言葉がよみがえった。
考えるよりも先に口が動く。自分の口が発した言葉で気付きを得る。
「光の神様カオディリヒスから初代オリジーア王は力を授かったんですよね? その力は操言の力とは別なんですか。初代王や初代操言士のほかに神様から力をもらった人は……後天的に操言士になった人はいたんじゃないんでしょうか。何が……この国ができた時、初代王と初代操言士が生きていた時、何があったんですか。操言士という存在はどうして生まれたんですか」
どうして自分は後天的に力を授かったのか。そこから疑問はどんどん派生していく。
どうして、なぜ、理由は? そしてその疑問はスタート地点に回帰する。
「タクトさん、教えてください。この国の始まり……操言士の始まりを」
始海の塔にいたクォンとラルーカは、確かに紀更の知らないことを教えてくれた。しかし疑問が解消したというよりも、新たな謎が増えただけだった。そして王都になら答えがあるかもしれないと期待し、王都中央図書館にも行ってみたが結局答えは得られなかった。
しかし、操言士鳳山が自分の命と引き換えに守ってくれた資料があるカルディッシュになら、紀更の知りたいことの答えがあるかもしれない。
「初代操言士はどうして……」
この大陸で最初に操言士になった人。初めて操言士と呼ばれた人。
光の神様カオディリヒスから力を授かるとは、どんな心地なのだろう。その力をすぐに使えたのだろうか。その人はどうやって操言士になっていったのだろう。どんな操言士だったのだろう。それを知れば、自分が後天的に操言の力を授かった理由が、わかるかもしれない。紀更はすがるような目でタクトを見た。
「あら。おじいちゃん、どうしたの」
紀更の問いにタクトが沈黙していると、ずっと微動だにすらしなかったムクトルが突然自分の膝をたたき始めた。
「お話ししたいのね。ちょっと待ってね」
ムクトルの様子に気付いたエレノアが立ち上がり、壁に備え付けられている棚から大きな木の板を持ってくる。そこには板と同じサイズの紙が貼り付けられており、紙には日常会話でよく使われる文字や単語が小さく書かれていた。
エレノアは、その木の板をムクトルの眼前に差し出す。するとムクトルはとても八十八歳には思えない機敏な動きで、紙に書かれた文字や単語を次々に指し示した。
「初代、操言士……不明……名前、すらない」
ムクトルが指差す単語を、喋れないムクトルに代わってエレノアが読み上げる。それはムクトルが紀更に伝えたいことのようだった。
「初代、レバ王と……齢、近く……だが、資料ない……ロゴイエマレス、も……苦労」
「ロゴイエマレス? 『空白の物語』の作者の?」
紀更は反応したが、エレノアは自分の人差し指を鼻に当てて紀更を制した。
「おじいちゃんが言いたいことを全部言うまではちょっと待っていてくださいね。おじいちゃん、続きを」
エレノアにうながされて、ムクトルの指は動き続けた。
「レバ王、と……面識は、あった……だが、王家、関わり、薄く……王家の、資料にも、記……されない。代わり、王都……離れる、初代操言士……気配。子も、いた」
(初代操言士の子供……フォスニアの初代女王、ザンドラさんのことかしら)
今度は口を挟まないように、紀更は心の中で、始海の塔のラルーカが教えてくれた初代操言士の娘の名を呟いた。
「なぜ、ない……時代か。本人、そうした……または、誰かが、消した」
(消した?)
「歴史、残さない……不都合」
(そっか。偽史みたいに後世に残ると不都合だから、なかったことにされた可能性があるのね)
「ロゴイエマレス……どこで、知る」
ムクトルの手が止まる。感情の読めないしわくちゃの顔が、紀更をじっと見つめて静止した。ほぼ閉じられている状態の細目の向こうに小さく輝く瞳が、紀更の答えを心待ちにしているようだ。
「えっと」
エレノアの制止もないので、紀更はショルダーバッグから小さな本、『空白の物語Ⅰ』を取り出してタクトに手渡した。
「これは王都中央図書館の蔵書だね。紀更さんは入館を許可されたのかい? どうしてこの本がいまここにあるのかな」
「えっと、修了試験に合格するために、王黎師匠の同期の雛菊さんが特別に講師になってくださって、それで、私が初代操言士に興味があると言ったら自分の本来の勤め先の図書館のことを教えてくださったんです。入館申請はイレーヌ様が手続きをしてくださって……図書館に行ったら、リカルドさんがこの本を見せてくれたんです。ロゴイエマレスのことも教えてくださいました。地理や歴史の本を書いた人だと。リカルドさんは、なぜか私にこの本を持っていてほしいそうで……お断りしたんですけど。それで、あの、えっと、カルディッシュの図書室にこの本を置けないかと」
大量の情報を、紀更は一度に説明する。しかしリカルドの真意がわからない身としては、自分でも何を言っているのか支離滅裂に感じ、しどろもどろになってしまった。
そんな内容でも満足したらしく、ムクトルの指先はまたしなやかに動き始めた。
「ロゴイエマレス……鳳山師匠、前、時代……本、手紙、有意義……自分、思う……彼、操言士、疑惑。ロゴイエマレスは鳳山殿よりも前の時代に生きていた方で、本や手紙など、鳳山殿が歴史を研究するのにとても有意義な資料を残してくれたそうです。それから、ロゴイエマレスは操言士だったのではと」
ムクトルの示す単語のつながりを読み取り、エレノアは補完するように解説した。
「空白、物語……不思議な、本。Ⅰ、ある……ほか、ない……彼、なぜこれ……作る、何か、伝える……望み……後世」
(リカルドさんいわく、『空白の物語』はロゴイエマレスが書いた唯一のお話。つまり彼は、物語を書くのが生業だったわけじゃない。地理や歴史の本を多く残した人が、わざわざ書いた〝お話〟。何か意味があって、何かを後世に伝えたくて書いた?)
ムクトルが言わんとしていることを、紀更は胸の内で読み解く。
「紀更、持つ……リカルド、正しい」
「え?」
思わぬことをムクトルが主張したので、紀更の目は点になった。
「特別、操言士……歴史、ない、人……歴史、そのもの」
(過去に例のない〝特別な操言士〟の私は、歴史そのものだと?)
ムクトルの手がふいに止まる。ムクトルの口角が力の限り上につり上がり、とても嬉しそうな笑みを作った。
「紀更さん」
手を止めたムクトルに代わり、エレノアが紀更に語りかける。
「私は長老の孫なんです。物心ついた頃から、おじいちゃんとはこうやって、この板を使って会話をしていました。そして鳳山殿のこともよく聞きました。過去に何が起きたのか、それが今を生きている私たちにどう関係しているのか、どうすれば私たち子や孫の世代がより幸せに生きられるのか。そのことを常に考えている、優しいお人だったと」
紀更は神妙な表情でエレノアの言葉に聞き入った。
「今を知ることは過去を知ること。そして過去を知ることは未来を知ることです。紀更さんは、なぜか後天的に操言の力を授かった不思議な女の子。そんなあなたを〝特別な操言士〟と必要以上に呼び分けて揶揄したり区別したりする人が、少なからずいたと思います」
紀更という名前ではなく、「特別な操言士」という記号で呼んでくる人たち。
エレノアの言うとおり、そうやって紀更を記号で呼んだり見たりする人たちは揶揄、侮蔑、あるいは一定の線引きをして紀更を遠ざけたい気持ちを持っていた。そうして遠ざけられ、心無い言葉を浴びせられる紀更の気持ちなど想像することもなく。
「ですが、過去を学び未来を思う私たちからすれば、あなたは宝。この時代を照らす、まさに光です」
「私が、光? そんな……そんなこと」
「あなたが後天的に操言の力を授かったことには、きっと深い意味があるはずです。歴史的な意味、そして何か大きな使命が。あなたはもしかしたらこの国を……いえ、世界を変える。そんな特別な女の子なのかもしれません」
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