12 / 22
第一章 産声
第十一話 premonición de amor
しおりを挟む
ある冬の日のこと。
全日本を終えると、もう冬のイメージが一層強くなっていき、12月5日の今日はもう冬真っ盛り。空は雲ひとつない晴天でも、息をすると一気に白くなり、耳が悴む。僕は冬という季節があまり好きではない。
この日は1限目にに撰択言語の必修科目があるので当然出席。僕は第二外国語をスペイン語とした。
この学校は1学年の12月から2学年の3月まで第二外国語が必修である。
火曜一限からあるとかめんどくさいなと思いながら講堂に入る。
「どんな人がいるんだろう。」
緊張しながら席に着く。後ろから3番目。
隣に誰か人が座る。確認したいが、緊張している今の僕には90度左に向くことすらできない。
そんなこんなしてるうちに、教授が来た。
ロレンソ教授「¡Bienvenidos, señoras y señores!(ようこそ!みなさん!)今日からスペイン語をお教えするLorenzo(ロレンソ)です。」
どうやら火曜日の教授はスペイン人のロレンソ教授。金曜日の3限目に必修がある教授は日本人の教授だそう。
ロレンソ教授「記念すべき第1回目の授業は簡単な自己紹介ができるようにしましょう。」
「スペイン語で私の名前は〇〇です。という時にはMe llama Lorenzo.と言います。」
「じゃぁ、1番前の君、自分の名前と共に言いなさい。」
生徒「Me llama Honma Fuuya.」
「?本馬、本馬楓弥!あいつもスペイン語選んだんだ。」
少しやる気というか、スペイン語を学ぶことに価値、意味が出た。
ロレンソ教授「うーん。いいですね。今の代名詞、Meを直接目的格といいます。このように、スペイン語は主格、直接目的格、間接目的格、再帰格の4つです。」
「今回の授業は主格です。主格の一人称、私を表すのはyoです。ですがYoはあまり使いません。私は~です。の時に使うときにはyo soy、略してsoyを使いましょう。」
「ではみなさん、隣の席の方と自分の名前を言ってみましょう!」
僕は恥ずかしがり屋なので初対面でこういうことはあまりできない。嫌悪感よりも羞恥心の方が多い。
ゆっくりとカクカクしながら隣の人と目が合う。どこかで記憶のある女性。
「Soy Yokohama Kaito.」
「Soy Shirataki Kae.」
白築、白築佳衣!この人は4月の時にいた隣の席のあの。睨んできた野郎。
顔をまた戻す。ゆっくりではなく、早く。
ロレンソ教授「どうですか。言えましたか?」
ロレンソ教授「では今回の授業はこれで終わりです。Que tenga un buen día. Hasta la vista.(ご機嫌ようさようなら)。」
授業が終わると教室から抜け出す。急いで自販機へ駆ける。喉が渇いてたというより、あの空気、気まずすぎて逃げ出したかったのだ。隠しのために自販機へ寄った。
140円のスポーツドリンクを買うと後ろには白築がいた。
白築「あ、よろしく。」
「う、うん。よろしく。」
最初はこんな感じだった。ふと、白築の顔を見ると、少しばかり、顔が赤かった。
教室へ戻る。
本馬「あ、横浜じゃん!お前もスペイン語なんだ。」
「うん。本馬が指された時に分かってびっくりしたわ。本馬がいて良かった。心の余裕ができたw」
本馬「なんだよ心の余裕って。ってか顔、赤いぞ。冬なのに。大丈夫?」
「え、本当!?あ、もう2限目始まるから、じゃあねー」
席に着き急いでスポドリをゴクっと一気に飲んだ或る日。
「はぁやっぱり冬は好きじゃない。」
全日本を終えると、もう冬のイメージが一層強くなっていき、12月5日の今日はもう冬真っ盛り。空は雲ひとつない晴天でも、息をすると一気に白くなり、耳が悴む。僕は冬という季節があまり好きではない。
この日は1限目にに撰択言語の必修科目があるので当然出席。僕は第二外国語をスペイン語とした。
この学校は1学年の12月から2学年の3月まで第二外国語が必修である。
火曜一限からあるとかめんどくさいなと思いながら講堂に入る。
「どんな人がいるんだろう。」
緊張しながら席に着く。後ろから3番目。
隣に誰か人が座る。確認したいが、緊張している今の僕には90度左に向くことすらできない。
そんなこんなしてるうちに、教授が来た。
ロレンソ教授「¡Bienvenidos, señoras y señores!(ようこそ!みなさん!)今日からスペイン語をお教えするLorenzo(ロレンソ)です。」
どうやら火曜日の教授はスペイン人のロレンソ教授。金曜日の3限目に必修がある教授は日本人の教授だそう。
ロレンソ教授「記念すべき第1回目の授業は簡単な自己紹介ができるようにしましょう。」
「スペイン語で私の名前は〇〇です。という時にはMe llama Lorenzo.と言います。」
「じゃぁ、1番前の君、自分の名前と共に言いなさい。」
生徒「Me llama Honma Fuuya.」
「?本馬、本馬楓弥!あいつもスペイン語選んだんだ。」
少しやる気というか、スペイン語を学ぶことに価値、意味が出た。
ロレンソ教授「うーん。いいですね。今の代名詞、Meを直接目的格といいます。このように、スペイン語は主格、直接目的格、間接目的格、再帰格の4つです。」
「今回の授業は主格です。主格の一人称、私を表すのはyoです。ですがYoはあまり使いません。私は~です。の時に使うときにはyo soy、略してsoyを使いましょう。」
「ではみなさん、隣の席の方と自分の名前を言ってみましょう!」
僕は恥ずかしがり屋なので初対面でこういうことはあまりできない。嫌悪感よりも羞恥心の方が多い。
ゆっくりとカクカクしながら隣の人と目が合う。どこかで記憶のある女性。
「Soy Yokohama Kaito.」
「Soy Shirataki Kae.」
白築、白築佳衣!この人は4月の時にいた隣の席のあの。睨んできた野郎。
顔をまた戻す。ゆっくりではなく、早く。
ロレンソ教授「どうですか。言えましたか?」
ロレンソ教授「では今回の授業はこれで終わりです。Que tenga un buen día. Hasta la vista.(ご機嫌ようさようなら)。」
授業が終わると教室から抜け出す。急いで自販機へ駆ける。喉が渇いてたというより、あの空気、気まずすぎて逃げ出したかったのだ。隠しのために自販機へ寄った。
140円のスポーツドリンクを買うと後ろには白築がいた。
白築「あ、よろしく。」
「う、うん。よろしく。」
最初はこんな感じだった。ふと、白築の顔を見ると、少しばかり、顔が赤かった。
教室へ戻る。
本馬「あ、横浜じゃん!お前もスペイン語なんだ。」
「うん。本馬が指された時に分かってびっくりしたわ。本馬がいて良かった。心の余裕ができたw」
本馬「なんだよ心の余裕って。ってか顔、赤いぞ。冬なのに。大丈夫?」
「え、本当!?あ、もう2限目始まるから、じゃあねー」
席に着き急いでスポドリをゴクっと一気に飲んだ或る日。
「はぁやっぱり冬は好きじゃない。」
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
百合系サキュバスにモテてしまっていると言う話
釧路太郎
キャラ文芸
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。
文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。
そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。
工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。
むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。
“特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。
工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。
兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。
工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。
スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。
零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。
かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。
ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる