サラダ

貪欲ちゃん

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水飴

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慎治はうーんと背伸びをし、頭を抑え
洗面器の方にテクテクと歩いていき南極を思わせるかの様な冷たい冷蔵庫の中に手を伸ばし飴細工のように澄んだ水に手を伸ばしコップに注いだ。
コップを机に置くと慎治はゆっくり座った。
何か考え事をしてるような目をしていた。
帰れなかった訳を話さなくてはと今になって気づいた私は慎治の前に座り話しかけた。
「昨日ごめんね。
    友達と話してたらいつの間にか話が弾んで
    それで友達の家で飲んじゃってさ......
     そこまで飲むつもりはなかったの。」
申し訳なさそうに眉を顰めて私は言う。
慎治は顔を上げてさっきのような笑みではなく軽やかな笑みを浮かべていた。
「大丈夫だよ。
   たまには息抜きも大切でしょ??」
こんな時でも気遣ってくれる慎治が私は大好きだ。
大好きだとは言いつつ涼の腕の中にすっぽりと包まれてた私は酷く安心していた。
息抜きが友人と遊ぶことでなくても......
慎治が何気に「明日は晴れるかな」と呟いた。
この言葉が耳の裏でこだました
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