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指導
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俺は何食わぬ顔をして、菅原と向かい合う形で二人の間に立った。
すると、菅原は目に見えて狼狽した表情でうつむいた。おそらく俺が悪事を咎めようとしていると思ってるようだ。まあ、そりゃそうだろうな。一応俺教師だし。
窓の外を確認するふりをして背後を確認すると、女は携帯に目を落としてニュースを確認している。どうやらこちらへの興味は失ったらしい。
そのままうつむいている菅原のつむじを見下ろしていると、目的の駅に到着した。
女が降りてこないのを確認してから、しばらく並んで歩き、菅原に声をかけた。
「安心しろ。別に誰にも言わんから」
「えっ、あ、あの……」
「だがあれはやめとけ。最近は第三者も目を光らせてるし、もし捕まらなくても同級生や保護者や教師に見つかったら終わりだぞ。世間は意外と狭い」
「は、はい……」
「一応聞くが、いつからやってたんだ?」
「……三ヶ月前から」
「何回くらいやったんだ?」
「三十回くらい」
三ヶ月で三十回か……新人にしちゃまあまあな数だな。いや、待て……。
「お前、全部登校中にやったのか?」
「ち、違います……下校中も……」
「…………」
それはたいして変わらんと思う。まあ、ばれてないことを祈ろう。一応捕まってはいないしな。
とにかく、本題はここからだ。
「なあ、菅原。お前我慢はできそうにないのか?」
「さ、最初は興味本位だったんです……友達の家でお姉さんのお尻にたまたま手が当たって……でも何も言われなくて……その時の気持ちよさが忘れられなくて……」
「そうか。だがな、今まではたまたま上手くいったかもしれないが、今後も大丈夫とは限らない。現にお前は俺に見つかったし、あのOLは多分お前を警察に突き出すつもりだったと思うぞ。あれは美人だが相当気が強そうだ」
俺の言葉に肩をびくつかせた。よしよし、いい感じだ。
「もう一回聞くが菅原……お前、どうしても我慢できそうもないか?」
「多分……無理かも」
「そうか。じゃあいい方法を教えてやる。今日の放課後俺に時間を貸せ」
「え?」
「安心しろ、悪いようにはしない。お前が性癖と折り合いつけれるように俺が手伝ってやる」
「は、はい……」
菅原は自信なさげに頷いた。
どうやら俺はかなり運がいいようだ。
これはうまいこといけば、かなり役立つ協力者を得られるかもしれない。
もしかしたらこれまで以上に安全にやりたい放題できるかもしれない。それが学校内であろうとも……。
俺は期待に胸を膨らませながら、菅原を慰めるように肩を優しく叩いた。
すると、菅原は目に見えて狼狽した表情でうつむいた。おそらく俺が悪事を咎めようとしていると思ってるようだ。まあ、そりゃそうだろうな。一応俺教師だし。
窓の外を確認するふりをして背後を確認すると、女は携帯に目を落としてニュースを確認している。どうやらこちらへの興味は失ったらしい。
そのままうつむいている菅原のつむじを見下ろしていると、目的の駅に到着した。
女が降りてこないのを確認してから、しばらく並んで歩き、菅原に声をかけた。
「安心しろ。別に誰にも言わんから」
「えっ、あ、あの……」
「だがあれはやめとけ。最近は第三者も目を光らせてるし、もし捕まらなくても同級生や保護者や教師に見つかったら終わりだぞ。世間は意外と狭い」
「は、はい……」
「一応聞くが、いつからやってたんだ?」
「……三ヶ月前から」
「何回くらいやったんだ?」
「三十回くらい」
三ヶ月で三十回か……新人にしちゃまあまあな数だな。いや、待て……。
「お前、全部登校中にやったのか?」
「ち、違います……下校中も……」
「…………」
それはたいして変わらんと思う。まあ、ばれてないことを祈ろう。一応捕まってはいないしな。
とにかく、本題はここからだ。
「なあ、菅原。お前我慢はできそうにないのか?」
「さ、最初は興味本位だったんです……友達の家でお姉さんのお尻にたまたま手が当たって……でも何も言われなくて……その時の気持ちよさが忘れられなくて……」
「そうか。だがな、今まではたまたま上手くいったかもしれないが、今後も大丈夫とは限らない。現にお前は俺に見つかったし、あのOLは多分お前を警察に突き出すつもりだったと思うぞ。あれは美人だが相当気が強そうだ」
俺の言葉に肩をびくつかせた。よしよし、いい感じだ。
「もう一回聞くが菅原……お前、どうしても我慢できそうもないか?」
「多分……無理かも」
「そうか。じゃあいい方法を教えてやる。今日の放課後俺に時間を貸せ」
「え?」
「安心しろ、悪いようにはしない。お前が性癖と折り合いつけれるように俺が手伝ってやる」
「は、はい……」
菅原は自信なさげに頷いた。
どうやら俺はかなり運がいいようだ。
これはうまいこといけば、かなり役立つ協力者を得られるかもしれない。
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