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sideフレディ
恐れていたことが現実に起こりそうな気がしてきた。
使用人の人達にもと姉様が多めに持たせてくれたシュークリームがあっという間に、なくなってしまった。
一番沢山食べたのは、レイモンド先輩なんだけど、公爵夫妻も3個ずつは軽く食べてました。
グレイは5個食べているのを確認。
僕は、出来立てを味見してきたので、美味しいのはわかっているけど、緊張と呆気にとられたため、皿に置かれたシュークリームに手をつけてもいない。
レイモンド先輩が、僕の皿をみて、食べないなら食べても良いかとまで聞いてくる始末。
僕がどうぞというと、それは嬉しそうな笑顔でパクリ。
結局、レイモンド先輩は9個のシュークリームを食べきりました。傷む暇もない。
「すごい、なんて美味しんだ。野菜クッキーも食べてみたい。こちらかな?」
使用人の人に渡しておいた、缶のクッキーがいつの間にか準備されている。
ああ、そうだ説明しないと。
「そちらの缶はカボチャクッキーです。もう一つのはほうれん草クッキーです。
野菜嫌い克服と言うことで、野菜の味はしっかり残ってますが、人参クッキーが食べれていれば、美味しく食べれると思います」
あれ、説明する前にレイモンド先輩食べているよ。
でも、あんなに食べで晩餐のごちそうも食べれるのかな?
「クライブ伯爵令息、私もフレディと呼んでも良いかしら?
息子達の友人だから、もう一人息子が出来たみたいに感じるわ」
「光栄です。はい、ぜひフレディと呼んで下さい」
「フレディと早速呼ばせて貰いますわ。
このシュークリームはいつから、イブで販売かしら、もっと食べたかったのに、レイモンドが全部食べてしまったわ」
多分シュークリームの販売の事も聞かれるからと、姉様に事前に説明を受けておいて良かった。
さすが姉様です。
「このシュークリームは、傷みやすいので、イブでの販売は、今の所考えてないと言ってました。
家族で楽しむだけと言っていましたが、お茶会とかでなければそのうち予約注文で個数限定で考えるかもしれませんね。
中に入っているクリーム作りが大変なのもありますが、シュークリームの皮が上手く膨らまないと美味しくないのよって、姉様が……、いえシェフが言ってまして、大量に作るのが難しいそうです」
しまった、思わず姉様がって言ってしまった。気づかれたかなあ?
「まあ、ではすぐには食べれないのですね。
残念です。レイモンド、私にも野菜クッキーを食べさせて、あら、カボチャの味がするけど、食べやすいわね。
これならレイモンドが食べるのも納得ね」
良かった、僕の言い間違いに気づいてない。
お菓子の話になると、うっかり、姉様の事を話しそうで怖いよ。
早く晩餐の時間にならないかなあ?
早く終わって帰りたい。冷や汗が出てきたよ。
晩餐の時には、お菓子の事ではないが、姉様の事を聞かれてドキッとしてしまった。
ちょうど、姉様が社交界デビューの時期にシェルエント公爵家でパティーを開くそうだ。
その時、公爵家のパティーでデビューしたらどうかと言われたので、よろしくお願いしますと答えておいた。
僕が勝手に答えてしまったが、社交界デビューの話を詳しく聞いてなかったので、一抹の不安はあるが、多分大丈夫だと思うことにした。
深く考えると、胃がますます痛くなるからだ。
公爵閣下の目線が怖いよ。
何か無作法をしてしまったんだろうか?
さっきから、僕を、じっと見ている。
思わず、目線でグレイに助けを求めた。
「父上、お酒に酔われたのですか、フレディをそんなに見つめるもんではないですよ。
フレディが怖がってるではありませんか」
グレイの冗談混じりの言葉で、閣下の視線が離れたのでホッとした。
これ以上、余計な事を、うっかり話さないようにしよう。
僕の失言で、姉様に迷惑をかけたくない。
もう早く家に帰りたいよ。
恐れていたことが現実に起こりそうな気がしてきた。
使用人の人達にもと姉様が多めに持たせてくれたシュークリームがあっという間に、なくなってしまった。
一番沢山食べたのは、レイモンド先輩なんだけど、公爵夫妻も3個ずつは軽く食べてました。
グレイは5個食べているのを確認。
僕は、出来立てを味見してきたので、美味しいのはわかっているけど、緊張と呆気にとられたため、皿に置かれたシュークリームに手をつけてもいない。
レイモンド先輩が、僕の皿をみて、食べないなら食べても良いかとまで聞いてくる始末。
僕がどうぞというと、それは嬉しそうな笑顔でパクリ。
結局、レイモンド先輩は9個のシュークリームを食べきりました。傷む暇もない。
「すごい、なんて美味しんだ。野菜クッキーも食べてみたい。こちらかな?」
使用人の人に渡しておいた、缶のクッキーがいつの間にか準備されている。
ああ、そうだ説明しないと。
「そちらの缶はカボチャクッキーです。もう一つのはほうれん草クッキーです。
野菜嫌い克服と言うことで、野菜の味はしっかり残ってますが、人参クッキーが食べれていれば、美味しく食べれると思います」
あれ、説明する前にレイモンド先輩食べているよ。
でも、あんなに食べで晩餐のごちそうも食べれるのかな?
「クライブ伯爵令息、私もフレディと呼んでも良いかしら?
息子達の友人だから、もう一人息子が出来たみたいに感じるわ」
「光栄です。はい、ぜひフレディと呼んで下さい」
「フレディと早速呼ばせて貰いますわ。
このシュークリームはいつから、イブで販売かしら、もっと食べたかったのに、レイモンドが全部食べてしまったわ」
多分シュークリームの販売の事も聞かれるからと、姉様に事前に説明を受けておいて良かった。
さすが姉様です。
「このシュークリームは、傷みやすいので、イブでの販売は、今の所考えてないと言ってました。
家族で楽しむだけと言っていましたが、お茶会とかでなければそのうち予約注文で個数限定で考えるかもしれませんね。
中に入っているクリーム作りが大変なのもありますが、シュークリームの皮が上手く膨らまないと美味しくないのよって、姉様が……、いえシェフが言ってまして、大量に作るのが難しいそうです」
しまった、思わず姉様がって言ってしまった。気づかれたかなあ?
「まあ、ではすぐには食べれないのですね。
残念です。レイモンド、私にも野菜クッキーを食べさせて、あら、カボチャの味がするけど、食べやすいわね。
これならレイモンドが食べるのも納得ね」
良かった、僕の言い間違いに気づいてない。
お菓子の話になると、うっかり、姉様の事を話しそうで怖いよ。
早く晩餐の時間にならないかなあ?
早く終わって帰りたい。冷や汗が出てきたよ。
晩餐の時には、お菓子の事ではないが、姉様の事を聞かれてドキッとしてしまった。
ちょうど、姉様が社交界デビューの時期にシェルエント公爵家でパティーを開くそうだ。
その時、公爵家のパティーでデビューしたらどうかと言われたので、よろしくお願いしますと答えておいた。
僕が勝手に答えてしまったが、社交界デビューの話を詳しく聞いてなかったので、一抹の不安はあるが、多分大丈夫だと思うことにした。
深く考えると、胃がますます痛くなるからだ。
公爵閣下の目線が怖いよ。
何か無作法をしてしまったんだろうか?
さっきから、僕を、じっと見ている。
思わず、目線でグレイに助けを求めた。
「父上、お酒に酔われたのですか、フレディをそんなに見つめるもんではないですよ。
フレディが怖がってるではありませんか」
グレイの冗談混じりの言葉で、閣下の視線が離れたのでホッとした。
これ以上、余計な事を、うっかり話さないようにしよう。
僕の失言で、姉様に迷惑をかけたくない。
もう早く家に帰りたいよ。
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